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授乳中の頭痛薬は何を選ぶ?カロナール・イブ・ロキソニンを2026年最新情報で徹底比較

藤堂 遥 藤堂 遥 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
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授乳中に突然頭痛が起きたとき、「市販の頭痛薬を飲んでも赤ちゃんに影響しない?」「カロナールやイブ、ロキソニンは母乳に移行するの?」と不安になる人は少なくありません。育児中は睡眠不足や疲労、ホルモンバランスの変化などで頭痛が起こりやすい一方、薬の成分が母乳に移行する可能性を考えると、服用をためらってしまうこともあります。

2026年11月時点で確認できる国立成育医療研究センターの公開資料では、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンはいずれも「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」の一覧に掲載されています。ただし、成分単体の評価と市販薬の商品全体の評価は別です。母乳への移行量、添付文書の注意事項、赤ちゃんの月齢を踏まえて、選び方を整理します。

【先に結論】授乳中の頭痛薬は何を選べばよい?3つの有効成分を解説

授乳中頭痛薬

授乳中の頭痛薬を選ぶ際、最初に確認したいのは商品名ではなく有効成分です。

国立成育医療研究センターの「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」には、次の3成分が掲載されています。

  • アセトアミノフェン(代表的な商品名:カロナール)
  • イブプロフェン(代表的な商品名:ブルフェン)
  • ロキソプロフェン(代表的な商品名:ロキソニン)

同センターの一覧は、国内外の医学研究や乳汁移行に関するデータをもとに専門医が評価したものです。2025年8月に改訂され、2012年から2022年3月までに寄せられた授乳電話相談7,398件の分析なども反映されています。

ここで注意したいのは、一覧への掲載が、すべての商品を無条件で服用できるという意味ではないことです。実際の使用では、投与量、使用期間、配合成分、母親の持病、赤ちゃんの健康状態なども考慮します。国立成育医療研究センター「授乳中の薬の使用について」

アセトアミノフェン:授乳中の代表的な選択肢

アセトアミノフェンは、解熱鎮痛薬として広く使用されている成分です。代表的な医療用医薬品がカロナールです。

痛みや発熱を抑える作用があり、授乳中の母親にも使用できると考えられています。米国国立衛生研究所のLactMedでも、授乳中の鎮痛・解熱薬として適した選択肢と評価されています。

2026年4月15日更新のLactMedのデータでは、アセトアミノフェン650mgを服用した授乳婦12人の調査が紹介されています。母乳中の濃度は服用後1〜2時間でピークとなり、12時間後には測定限界未満となりました。推定された乳児の摂取量は、母親の投与量の平均0.14%でした。

このように、母乳中に成分が移行することと、赤ちゃんが実際に影響を受けることは同じではありません。移行量と乳児の体内への吸収量を分けて考える必要があります。米国国立医学図書館 LactMed「Acetaminophen」、2026年4月15日更新

イブプロフェン:母乳への移行量が非常に少ない成分

イブプロフェンは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類される鎮痛成分です。痛みや炎症、発熱を抑える作用があります。

代表的な医療用医薬品はブルフェンで、市販薬ではイブシリーズなどに配合されています。

LactMedは、イブプロフェンについて母乳中への移行量が極めて少なく、半減期も短いことから、授乳中の鎮痛薬として好ましい選択肢と評価しています。

研究データでは、母親の体重あたりの投与量に対する乳児の相対的な摂取量(RID)は0.38%未満と推定されています。また、母親がイブプロフェンを使用しながら授乳した少なくとも23例で、乳児への有害な影響は報告されていません。

ただし、イブプロフェンが含まれていれば、どの市販薬でも同じように使えるわけではありません。イブAのような複合成分製剤は、別の成分も確認する必要があります。LactMed「Ibuprofen」、2025年8月15日更新

ロキソプロフェン:授乳中の使用が検討できるが、研究規模に注意

ロキソプロフェンは、ロキソニンの有効成分として知られるNSAIDsです。頭痛や歯痛、生理痛などに使用されます。

国立成育医療研究センターの一覧にも掲載されており、授乳中の使用を検討できる成分です。

ロキソプロフェンの母乳移行については、2014年に日本医療薬学会の学術誌にヒトを対象とした研究が掲載されました。

この研究では、授乳婦4人にロキソプロフェン60mgを1回投与し、服用後0分、30分、90分、150分、330分に血液と母乳を採取しています。その結果、母乳中のロキソプロフェン濃度は、すべての測定時点で検出限界の0.1μg/mL未満でした。

母乳への移行が少ない可能性を示す結果ですが、対象者は4人と限られています。したがって、母乳にまったく移行しない、あるいはどのような条件でも赤ちゃんに影響しないと解釈することはできません。日本医療薬学会「Mammary Transfer of Loxoprofen (Loxonin®) in Humans」、2014年

【徹底比較】カロナール・イブプロフェン・ロキソニンの母乳移行量と特徴

授乳中の頭痛薬を比較するときは、母乳への移行量だけでなく、乳児への影響に関する研究の蓄積も重要です。

以下は、国立成育医療研究センターの評価、LactMedのデータ、日本国内のロキソプロフェン研究を整理した比較です。

比較項目 アセトアミノフェン イブプロフェン ロキソプロフェン
代表的な商品 カロナール ブルフェン、イブシリーズ ロキソニン
薬の分類 解熱鎮痛薬 NSAIDs NSAIDs
センターの掲載 あり あり あり
母乳移行の情報 母乳中濃度の研究あり 極めて少ない 4人を対象とした研究で検出限界未満
乳児への影響に関する情報 有害事象はまれと評価 使用中の授乳で有害事象の報告なしの症例あり 母乳移行研究は限定的
主な注意点 過量服用や重複服用 胃腸・腎機能などへの影響、配合成分 研究規模、胃腸・腎機能などへの影響
選択時の考え方 代表的な選択肢 有力な選択肢 医師・薬剤師に確認して検討

この表で押さえたいのは、3成分とも国立成育医療研究センターの一覧に掲載されている一方、母乳移行について得られているデータの種類や量が異なる点です。

特に、イブプロフェンの0.38%未満という数値と、アセトアミノフェンの0.14%という数値を、そのまま単純比較して安全性の順位をつけることはできません。研究条件や測定方法、投与量が異なるためです。

授乳中の頭痛薬はどれが向いている?判断基準

アセトアミノフェン:授乳中に使用する鎮痛薬の候補として、まず検討しやすい成分です。特に、単一成分の製品を選びたい場合に医師や薬剤師へ相談する価値があります。

イブプロフェン:母乳への移行量が非常に少ないことが研究で示されています。炎症を伴う痛みなども含めて鎮痛薬を選びたい場合の候補です。ただし、胃潰瘍や腎臓病、鎮痛薬による喘息の既往などがある人は注意が必要です。

ロキソプロフェン:授乳中の使用を検討できる成分ですが、ヒトでの母乳移行研究は少数例です。市販のロキソニンSを購入する場合も、授乳中であることを伝えて薬剤師に確認してください。

薬の選択は、母乳移行量の小ささだけで決めるものではありません。母親の持病、頭痛の種類、痛みの強さ、服用する期間、赤ちゃんの状態を含めた総合的な判断が必要です。

【市販薬の落とし穴】イブA・ロキソニンS・カロナールAは何が違う?

授乳中に特に気をつけたいのが、市販の頭痛薬です。

医療用医薬品の成分名だけを調べて「授乳中でも使える」と判断してしまうと、配合されている別の成分を見落とす可能性があります。

イブAはイブプロフェン単体の薬ではない

イブA錠には、次の3成分が配合されています。

  • イブプロフェン:150mg
  • アリルイソプロピルアセチル尿素:60mg
  • 無水カフェイン:80mg

上記は2錠中の配合量です。製造販売元の2024年10月改訂の添付文書にも記載されています。

イブプロフェンそのものは授乳中に使用できると考えられている成分ですが、イブA錠はそれだけで構成されているわけではありません。

アリルイソプロピルアセチル尿素は鎮静成分で、服用後に眠気が出る可能性があります。添付文書でも、授乳中の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談するよう記載されています。

また、無水カフェインも含まれているため、コーヒーや紅茶、緑茶などから摂取するカフェインとの合計量にも注意が必要です。

つまり、イブA錠を「イブプロフェンが入っているから授乳中でも問題ない」と判断するのは適切ではありません。エスエス製薬「イブA錠」添付文書、2024年10月改訂

ロキソニンSは授乳中に飲める?

ロキソニンSの有効成分はロキソプロフェンナトリウム水和物です。製品の特徴として、眠くなる鎮静催眠成分を含まないことが挙げられます。

一方、第一三共ヘルスケアの公式製品情報では、授乳中の人は服用前に医師、歯科医師または薬剤師に相談するよう案内されています。

この記載は、ロキソプロフェンが授乳中に絶対使用できないという意味ではありません。国立成育医療研究センターの評価一覧にはロキソプロフェンが掲載されています。

添付文書上の注意と専門機関による授乳中の安全性評価は、異なる目的で作られています。両方を確認し、個別の状況に合わせて判断することが大切です。

カロナールとカロナールAは同じ?

ここは間違えやすいポイントです。

医療用医薬品のカロナールと、市販薬のカロナールAは、どちらもアセトアミノフェンを有効成分としますが、製品としての使用説明や相談方法を同一視してはいけません。

第一三共ヘルスケアの公式FAQでは、カロナールAについて授乳中でも使用可能と案内しています。そのうえで、乳児への影響をできるだけ避けるため、服用後3〜4時間ほど授乳を控えること、授乳直後の服用を勧めることも説明しています。

この3〜4時間という案内は、カロナールAについてメーカーが示している製品別の説明です。すべてのアセトアミノフェン製剤や、すべての頭痛薬に共通する授乳間隔ではありません。

医療用カロナールを処方されている場合は、処方医の指示を優先してください。第一三共ヘルスケア「カロナールAを授乳中に服用できますか?」

【服用後の授乳】何時間空ける?母乳を搾って捨てる必要はある?

授乳中に頭痛薬を飲む際、よくある疑問が「薬を飲んだ後、何時間空ければ授乳できるのか」というものです。

答えは、すべての薬に共通する時間は決まっていない、ということです。

授乳直後に服用する方法は有効?

薬の血中濃度や母乳中濃度が時間とともに変化するため、薬の性質によっては授乳直後に服用することで、次の授乳までの間に母体内の薬物濃度が低下することが期待できます。

ただし、これは薬の半減期や服用回数、赤ちゃんの授乳頻度などによって変わります。

例えば、アセトアミノフェンは服用後1〜2時間で母乳中濃度がピークになるという研究があります。一方、イブプロフェンは母乳への移行量そのものが非常に少ないと評価されています。

したがって、どの薬でも授乳後に飲めば安心という単純な話ではありません。

服薬後に搾乳して捨てる必要はある?

授乳中に使用可能と判断された薬について、毎回搾乳して母乳を捨てる必要があるわけではありません。

国立成育医療研究センターは、母乳への移行量が少ない薬も多く、薬を使用するために必ずしも授乳を中止する必要はないと説明しています。

また、一時的に授乳を中断すると、母乳分泌量が低下し、その後の母乳育児の継続が難しくなる可能性もあります。

授乳を中止するかどうかは、薬ごとの情報と母親・赤ちゃん双方の状況から判断する必要があります。自己判断で長期間授乳を中断したり、必要のない搾乳を繰り返したりすることは避けましょう。

添付文書に「授乳を避ける」と書かれている場合は?

添付文書の記載を見て不安になる人もいますが、授乳中の薬の使用については、添付文書だけでは判断できない場合があります。

国立成育医療研究センターによると、2019年から添付文書の「授乳婦」に関する記載が変更され、多くの薬で「治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること」という趣旨の表現が使われるようになりました。

これは、授乳中だから一律に薬を避けるのではなく、治療の必要性と母乳栄養のメリットを考慮して判断するという考え方です。

添付文書に注意事項がある場合は、医師や薬剤師にその意味を確認してください。国立成育医療研究センター「授乳と薬について知りたい方へ」

【赤ちゃんへの影響】月齢・新生児・早産児で注意するポイント

同じ薬を同じ量だけ母親が服用しても、赤ちゃんの状態によって影響の受けやすさは異なります。

母乳への移行量だけでなく、赤ちゃん自身が薬を分解・排泄できるかどうかも重要だからです。

新生児や生後間もない赤ちゃんは慎重な判断が必要

生まれたばかりの赤ちゃんや早産児は、肝臓や腎臓の働きが発達途中にあります。そのため、母乳を介して薬を摂取した場合、月齢の大きい乳児よりも薬の影響を受けやすい場合があります。

特に次のような赤ちゃんは、服薬前に医師や薬剤師へ具体的な情報を伝えることが大切です。

  • 生後間もない新生児
  • 早産で生まれた赤ちゃん
  • 出生体重が小さかった赤ちゃん
  • 腎臓や肝臓などに基礎疾患がある赤ちゃん
  • 現在、何らかの薬による治療を受けている赤ちゃん

月齢が大きくなると薬の影響はどう変わる?

赤ちゃんの月齢が進み、離乳食が始まったり、ミルクとの混合栄養になったりすると、母乳を通して摂取する薬の総量は少なくなる傾向があります。

国立成育医療研究センターも、母乳を飲む量が減れば、薬の影響はより少なくなると説明しています。

ただし、生後6か月を過ぎたから何でも服用できる、生後1歳なら心配ないという一律の基準はありません。月齢だけでなく、健康状態や授乳量を考慮する必要があります。

服薬後に確認したい赤ちゃんの様子

医師や薬剤師の判断で薬を使用する場合も、赤ちゃんの普段の様子を確認しておきましょう。

  • 母乳やミルクをいつもどおり飲めているか
  • 普段より極端に眠そうではないか
  • 機嫌や泣き方に大きな変化がないか
  • 嘔吐や下痢が起きていないか
  • 発疹など皮膚の変化がないか

普段と明らかに違う症状があれば、小児科に相談してください。強い反応や呼吸の異常、意識の異常があれば、速やかに医療機関を受診する必要があります。

【専門家に相談】薬剤師・国立成育医療研究センターを活用する方法

授乳中の頭痛薬について判断に迷った場合は、薬剤師や医師に相談することが有効です。

特に市販薬を購入する際には、商品名だけでなく成分名と配合量を確認してもらうことが重要です。

薬局で薬剤師に伝えるべき情報

薬局では、単に「授乳中です」と伝えるだけでなく、赤ちゃんの状態や自分の症状も説明すると、より具体的な判断につながります。

  • 赤ちゃんの月齢と出生時の状況
  • 母乳のみか、混合栄養か
  • 頭痛が始まった時期と痛みの程度
  • 現在使用している薬やサプリメント
  • 胃潰瘍、腎臓病、肝臓病、喘息などの既往歴
  • 過去に鎮痛薬で副作用が出た経験

薬剤師には、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの単一成分製剤と、複数の成分を含む市販薬の違いも確認してもらいましょう。

国立成育医療研究センターの授乳中のお薬相談

専門的な判断を希望する場合は、国立成育医療研究センターの妊娠と薬情報センターが実施する「授乳中のお薬相談」も利用できます。

2026年11月時点で公開されている案内では、次のような相談体制が設けられています。

  • 対象:授乳中の薬の使用について不安がある出産後の人
  • 相談方法:電話またはTeamsによるオンライン相談
  • 相談時間:20分
  • 相談料金:2,200円(税込)
  • 予約可能日:毎週火曜日・木曜日・金曜日
  • 予約時間:13時30分、14時、14時30分、15時

予約は事前申し込み制で、原則として前日の午前11時59分までに申し込む必要があります。相談時には、母子手帳やお薬手帳を手元に用意するとスムーズです。

また、赤ちゃんの生年月日、在胎週数、出生時体重、現在の体重、基礎疾患の有無などを確認するため、事前に情報を整理しておくとよいでしょう。

なお、この相談は薬に関する助言や指導を行うもので、診断を行うものではありません。国立成育医療研究センター「授乳中のお薬相談」

薬より先に医療機関を受診すべき頭痛もある

授乳中の頭痛をすべて睡眠不足や疲労のせいにするのは危険です。

特に出産後の時期は、産後高血圧や脳血管障害など、緊急性のある病気が頭痛の原因になっている可能性があります。

次の症状がある場合は、市販薬を飲んで様子を見るのではなく、速やかに医療機関を受診してください。

  • 突然起きた、今まで経験したことのない激しい頭痛
  • 手足のしびれや麻痺を伴う頭痛
  • 意識がもうろうとする、言葉が出にくい
  • 発熱や首の強いこわばりを伴う頭痛
  • 視界がぼやける、光が見えるなどの視覚異常
  • 産後の高血圧や強い頭痛が続いている

また、無痛分娩や帝王切開後に、立ち上がると悪化して横になると軽くなる頭痛が起きた場合は、硬膜穿刺後頭痛の可能性もあります。

日本産婦人科医会は、産褥期の頭痛について、突然の激しい頭痛や神経症状、発熱を伴う頭痛などを緊急性の高い症状として挙げています。症状によっては救急対応が必要です。日本産婦人科医会「分娩中・産褥期に起こり得る症状」

【よくある質問】授乳中の頭痛薬に関する疑問を解決

Q1:授乳中にカロナールを飲んでも大丈夫ですか?

A1:アセトアミノフェンは国立成育医療研究センターの「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」に掲載されています。LactMedでも授乳中の鎮痛・解熱薬として適した選択肢とされています。ただし、処方薬と市販のカロナールAでは製品ごとの説明が異なるため、服用方法を確認してください。

Q2:授乳中にイブプロフェンを飲んでも赤ちゃんに影響しませんか?

A2:イブプロフェンは母乳への移行量が非常に少なく、授乳中に使用できると考えられています。ただし、イブAのように鎮静成分やカフェインなどを含む製品は、イブプロフェン単体とは分けて判断する必要があります。

Q3:授乳中にロキソニンSを飲んでもよいですか?

A3:有効成分のロキソプロフェンは、国立成育医療研究センターの安全性評価リストに掲載されています。ただし、ロキソニンSの公式説明では、授乳中の人は服用前に薬剤師などへの相談が必要です。自己判断で購入・服用するのではなく、赤ちゃんの月齢や健康状態も伝えて確認してください。

Q4:頭痛薬を飲んだら何時間授乳を空ければよいですか?

A4:薬の成分や製品によって異なるため、一律の授乳間隔はありません。例えば、カロナールAのメーカーFAQでは服用後3〜4時間ほど授乳を控える方法を案内していますが、これはすべての鎮痛薬に共通する基準ではありません。処方医や薬剤師に確認してください。

Q5:頭痛薬を飲んだ後は母乳を搾って捨てるべきですか?

A5:授乳中に使用できると判断された薬について、毎回搾乳して捨てる必要があるわけではありません。薬の種類によって対応が異なるため、医師の指示に従いましょう。

Q6:赤ちゃんが生後1か月でも頭痛薬を飲めますか?

A6:母親が服用する薬によっては授乳と両立できるものがあります。ただし、新生児は薬の代謝・排泄機能が未熟なため、早産児や低出生体重児、基礎疾患のある赤ちゃんでは特に慎重な判断が必要です。服用前に医師または薬剤師へ相談してください。

Q7:授乳中に頭痛薬と風邪薬を一緒に飲んでも大丈夫ですか?

A7:自己判断で併用することは避けてください。風邪薬には鎮痛成分やカフェイン、抗ヒスタミン成分などが含まれる場合があり、成分の重複や授乳中の注意事項を確認する必要があります。薬剤師に両方の製品を見せて相談しましょう。

Q8:授乳中に頭痛が何度も起きる場合はどうすればよいですか?

A8:繰り返す頭痛は、単に市販薬で対処するだけでなく、原因を調べることが大切です。睡眠不足、脱水、肩や首の緊張、片頭痛などが関係することもあります。頻繁に鎮痛薬を必要とする場合は、頭痛外来や脳神経内科などで相談してください。

まとめ:授乳中の頭痛薬は成分・母乳移行・赤ちゃんの状態で選ぶ

授乳中だからといって、頭痛薬をすべて我慢する必要はありません。国立成育医療研究センターの2025年8月改訂の公開資料では、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンが「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」に掲載されています。

特にアセトアミノフェンとイブプロフェンは、母乳移行に関する研究が蓄積されており、授乳中の鎮痛薬として検討しやすい成分です。ロキソプロフェンも使用を検討できるものの、母乳移行に関するヒトの研究は限られています。

一方、市販薬では、イブAのように鎮痛成分以外の成分が含まれている商品もあります。カロナールAやロキソニンSについても、各メーカーの製品別の説明や添付文書を確認することが欠かせません。

薬を選ぶ際に押さえたいのは、次の5つです。

  • 商品名だけでなく、有効成分と配合成分を確認する。
  • 母乳への移行量と赤ちゃんへの影響を区別して考える。
  • 新生児・早産児・基礎疾患のある赤ちゃんは慎重に判断する。
  • 服薬後の授乳間隔や搾乳の必要性は薬ごとに確認する。
  • 頭痛が強い、繰り返す、異常な症状を伴う場合は医療機関を受診する。

母親の健康を守ることも、赤ちゃんの健やかな成長を支える大切な要素です。痛みを無理に我慢するのではなく、医師や薬剤師と相談しながら、必要な治療と授乳を両立できる方法を選びましょう。

2026年の授乳中の頭痛薬選びでは、「授乳中だから薬を飲まない」ではなく、「どの成分を、どの量で、どのような状況で使うか」という視点が大切です。

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藤堂 遥
デジタルマーケター 藤堂 遥
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美容・ファッション担当として8年以上の取材経験。beauty領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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