ホーム 健康・医療 インフルエンザA型とB型の違いは?症状・重症化リスク・検査と治療を2026年最新情報で徹底比較

インフルエンザA型とB型の違いは?症状・重症化リスク・検査と治療を2026年最新情報で徹底比較

大槻 莉子 大槻 莉子 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

インフルエンザにはA型とB型があり、どちらも高熱や頭痛、関節痛、全身の倦怠感などを引き起こします。しかし、ウイルスの性質や流行の仕方には違いがあり、「A型のほうが重症化しやすいの?」「B型は熱が出にくい?」「一度A型に感染したらB型にはかからない?」と疑問を持つ人も少なくありません。

2026年は、例年より早い8月28日に国内のインフルエンザ流行入りが公表されました。国立健康危機管理研究機構(JIHS)が10月30日に公表した第43週の疫学情報でも、全国の患者報告数は増加しています。A型とB型の基本的な違いから、症状による見分け方、検査を受けるタイミング、抗インフルエンザ薬の使用、再感染の可能性まで、厚生労働省などの最新資料をもとに解説します。

【基礎知識】インフルエンザA型とB型の違いは?ウイルスの特徴を比較

インフルa型とb型の違い

インフルエンザA型とB型は、どちらもインフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。

ウイルスの分類はA型・B型・C型・D型の4種類に分かれますが、人間の間で大きな流行を引き起こすのは主にA型とB型です。

両者の大きな違いは、ウイルスの亜型・系統、変異の特徴、流行の規模やパターンにあります。

A型インフルエンザの特徴

A型は、季節性インフルエンザの大きな流行を引き起こすウイルスです。

A型の特徴は、ウイルス表面にあるタンパク質の組み合わせによって、さまざまな亜型に分類されることです。

代表的なものには、次の2種類があります。

- A(H1N1)亜型: 2009年に世界的な流行を引き起こしたウイルスに由来するタイプ。
- A(H3N2)亜型: 一般に香港型とも呼ばれるタイプ。

A型は遺伝子や抗原性の変化を起こしながら流行するため、過去に感染した経験があっても、別のシーズンに再び感染する可能性があります。

また、A型は人間だけでなく、鳥類や豚などの動物にも感染する性質を持っています。動物由来のウイルスが変化し、人間の間で広がるケースもあるため、公衆衛生上も重要なウイルスです。

B型インフルエンザの特徴

B型もA型と同様に、人間の間で季節性の流行を引き起こします。

B型の大きな特徴は、A型とは異なり、主に人間の間で感染が広がることです。

B型は、遺伝的な特徴によってビクトリア系統などに分類されます。

以前は山形系統も知られていましたが、厚生労働省の2026年度Q&Aによると、山形系統は2020年3月以降、世界的に検出されていません。

B型はA型の流行後に増加する傾向があり、冬の後半から春にかけて患者が増えるシーズンもあります。

ただし、必ずA型の流行が終わってからB型が流行するわけではありません。同じ時期に両方が流行することもあります。

A型とB型はウイルスの性質が違う

A型とB型の違いを理解するうえで重要なのは、型の名前が症状の重さを示しているわけではないという点です。

A型だから重症、B型だから軽症という単純な関係はありません。

実際の症状や経過は、感染したウイルスの種類だけでなく、年齢、免疫状態、持病、ワクチン接種歴などによっても変わります。

【症状・重症度】A型とB型はどっちが重症化しやすい?見分け方を比較

インフルエンザに感染したとき、最も気になるのが症状の違いです。

一般的には、A型は急激な発熱や強い全身症状が目立つと説明されることがあります。一方、B型は発熱の程度が比較的穏やかな場合や、腹痛・下痢などの消化器症状を伴う場合があるとされています。

ただし、こうした傾向には個人差があり、医学的に確実な見分け方として使えるものではありません。

A型とB型の症状比較表

比較項目 A型 B型
主な症状 高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感 発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感
発熱 急激な高熱が目立つことがある 高熱になる場合もある
消化器症状 腹痛や下痢を伴う場合がある 腹痛や下痢を伴う場合がある
ウイルスの分類 H1N1、H3N2などの亜型 ビクトリア系統など
流行時期 秋から冬にかけて流行する場合もある 冬から春にかけて増加する傾向がある
重症化 肺炎などの合併症に注意 肺炎などの合併症に注意
再感染 異なる亜型などで起こり得る A型感染後でも起こり得る

※症状や流行時期は一般的な傾向であり、すべての感染者に当てはまるものではありません。

インフルエンザA型の主な症状

A型に感染すると、比較的急速に症状が現れることがあります。

代表的な症状は以下のとおりです。

- 38℃以上の発熱
- 悪寒や寒気
- 頭痛
- 関節痛
- 筋肉痛
- 強い倦怠感
- 咳や喉の痛み
- 鼻水

突然の高熱と全身の痛みが同時に現れ、普段どおりの生活が難しくなることもあります。

インフルエンザB型の主な症状

B型も基本的な症状はA型とよく似ています。

主な症状には次のものがあります。

- 発熱
- 頭痛
- 筋肉痛
- 関節痛
- 全身の倦怠感
- 咳や喉の痛み
- 鼻水
- 腹痛や下痢などの消化器症状

B型は比較的熱が低いというイメージがありますが、実際には38℃以上の高熱が出るケースもあります。

また、いったん熱が下がった後に再び発熱することもあり、熱の出方だけでB型と判断することはできません。

A型とB型はどっちが重症化しやすい?

結論からいえば、A型とB型のどちらか一方が、常に重症化しやすいとはいえません。

重症化の可能性を左右するのは、感染した型だけではありません。

特に注意が必要なのは、次のような人です。

- 乳幼児や小児
- 高齢者
- 免疫機能が低下している人
- 心臓や呼吸器などに慢性疾患がある人
- 妊婦
- 肥満などの重症化リスクを持つ人

厚生労働省は、子どもではまれに急性脳症、高齢者や免疫力が低下している人では細菌性肺炎などを合併し、重症化する可能性があると説明しています。

特に子どもは、発熱だけでなく意識状態や行動の変化にも注意が必要です。

子どものインフルエンザはA型・B型を問わず注意

子どものインフルエンザで警戒したい合併症の一つが、インフルエンザ脳症です。

急性脳症では、意識障害、けいれん、異常行動などが現れることがあります。

また、インフルエンザに感染した小児・未成年者には、突然走り出す、部屋から飛び出そうとする、落ち着きなく歩き回るといった異常行動が報告されています。

厚生労働省は、抗インフルエンザ薬の服用の有無や種類にかかわらず、発熱後少なくとも2日間は転落などの事故を防ぐ対策を講じるよう呼びかけています。

高熱が続く、呼吸が苦しい、意識がおかしい、水分が取れない、けいれんがあるといった場合は、速やかに医療機関へ相談してください。意識障害や呼吸困難など緊急性の高い症状がある場合は救急対応が必要です。

【2026年最新】インフルエンザA型とB型の流行時期・国内の感染状況

日本では、例年12月から3月にかけてインフルエンザの流行が本格化します。

一般的には、A型が先に広がり、その後B型が増加するパターンが多く見られます。

しかし、2026年は例年と異なる早い流行入りが確認されました。

2026年は8月28日に流行入りを公表

厚生労働省の2026年度Q&Aによると、2026年は8月28日にインフルエンザの流行入りが公表されました。

これは、感染症法が施行された1999年以降で2番目に早い流行入りです。

例年の冬季流行を待たずに感染が広がっており、秋の段階から予防対策が必要な状況となっています。

JIHSが公表した2026年第43週の最新データ

国立健康危機管理研究機構(JIHS)が2026年10月30日に公表した第43週の疫学情報では、次の状況が確認されています。

- 全国の定点当たり報告数:9.49
- 全国の患者報告数:35,440人
- 前週の定点当たり報告数:9.08
- インフルエンザによる入院報告数:931例

前週と比較すると、定点当たりの患者報告数は増加しました。

都道府県別では、愛媛県が22.82、沖縄県が17.39、兵庫県が15.02となっています。

2026年秋はA型が中心

同じ第43週の報告では、直近5週間に国内で検出されたインフルエンザウイルスは次のような内訳でした。

- A(H1N1)pdm09:154件(96%)
- A(H3N2):3件(2%)
- B型:3件(2%)

この期間に確認されたウイルス検出では、A(H1N1)pdm09が大部分を占めています。

ただし、この割合は病原体サーベイランスで検出されたウイルスの内訳です。国内の感染者全体に占めるA型・B型の患者割合を直接示す数字ではありません。

また、入院報告931例の年齢別内訳を見ると、80歳以上が300例、70代が179例、5~9歳が120例、1~4歳が111例でした。

高齢者だけでなく、子どもの入院にも注意が必要な状況です。

A型の後にB型が流行するとは限らない

A型とB型の流行時期には一定の傾向がありますが、毎年同じ順番になるわけではありません。

A型が流行している最中にB型が検出される場合もあり、同じ地域でも時期によって流行株の割合は変わります。

そのため、A型が減少してきたからといって、インフルエンザ全体の流行が終わったと判断するのは早計です。

2026年の感染状況を把握するには、厚生労働省の発生状況とJIHSの週ごとの疫学情報を確認することが大切です。

【感染・検査】潜伏期間は何日?A型とB型の見分け方と検査のタイミング

インフルエンザに感染した可能性があるとき、気になるのが潜伏期間と検査を受けるタイミングです。

発熱した直後に検査を受けても、陰性になる場合があるため、検査結果の読み方にも注意が必要です。

インフルエンザの潜伏期間は1~3日程度

インフルエンザの潜伏期間は、一般的に1~3日程度です。

感染してすぐに症状が現れるとは限らず、感染から数日後に発熱や頭痛、倦怠感などが出ることがあります。

また、厚生労働省によると、発症前日から発症後3~7日間は、鼻や喉から感染性のあるウイルスを排出するとされています。

つまり、自分ではまだ体調に問題がないと思っていても、周囲の人に感染させる可能性があります。

症状だけでA型とB型を見分けられる?

A型とB型の症状は非常によく似ています。

例えば、次のような判断は正確ではありません。

- 高熱が出たからA型
- 腹痛や下痢があるからB型
- 熱が低いからB型
- 関節痛が強いからA型

大阪府が2026年10月に公開したA型・B型のQ&Aでも、両者の主な症状はよく似ており、症状だけで見分けることは困難と説明されています。

症状の出方には個人差があり、流行している型を知っていても、それだけで自分の感染した型を判断することはできません。

インフルエンザ迅速抗原検査とは?

医療機関で一般的に使用される検査の一つが、迅速抗原検査です。

鼻の奥などから採取した検体を使い、ウイルスに特有のタンパク質である抗原を検出します。

検査結果が比較的短時間で分かるため、インフルエンザの診断に広く利用されています。

ただし、迅速抗原検査には注意点があります。

発症直後は体内のウイルス量が十分でなく、実際には感染していても陰性になることがあるためです。

日本臨床検査専門医会の2025年10月公開資料でも、インフルエンザの抗原検査は症状が始まってから24時間以内だと陽性にならない場合があると説明されています。

インフルエンザ検査はいつ受けるべき?

検査のタイミングを考える際には、発症時刻と症状の程度が重要です。

目安として、次の点を意識してください。

- 発症直後:ウイルス量が少なく、陰性になる可能性がある。
- 発症から時間が経過した段階:抗原検査で検出できる可能性が高まる。
- 陰性だった場合:症状や周囲の流行状況によっては、医師が再検査や別の検査を検討することがある。

ただし、全員が発症後24時間まで受診を待つべきという意味ではありません。

乳幼児、高齢者、持病のある人、症状が強い人などは、検査のタイミングを待たずに医療機関へ相談することが大切です。

また、抗原検査より少ないウイルス量を検出できるPCRなどの核酸検出検査もあります。

検査結果が陰性だったからといって、必ずしもインフルエンザではないとは限りません。症状と検査結果を合わせて医師が判断します。

【治療・予防】抗インフルエンザ薬は48時間以内?再感染を防ぐ方法

インフルエンザの治療では、症状を和らげる対症療法と、必要に応じた抗インフルエンザウイルス薬による治療が行われます。

A型とB型では基本的な治療方針に大きな違いはありません。

抗インフルエンザ薬の種類

厚生労働省の2026年度Q&Aでは、主な抗インフルエンザ薬として以下が紹介されています。

- オセルタミビル(タミフルなど)
- ザナミビル(リレンザ)
- ペラミビル(ラピアクタ)
- ラニナミビル(イナビル)
- バロキサビル(ゾフルーザ)

これらはウイルスの増殖を抑える働きを持つ薬です。

薬の種類によって服用方法や投与方法、使用できる年齢などが異なるため、医師の判断に基づいて使用します。

なお、アマンタジンはA型にのみ有効ですが、耐性ウイルスが多いため、現在は使用機会が限られています。

なぜ48時間以内の服用が重要なのか

抗インフルエンザ薬は、発症から48時間以内に使用を開始することが重要です。

厚生労働省によると、適切な時期に治療を開始した場合、通常は発熱期間が1~2日短縮され、鼻や喉から排出されるウイルス量も減少します。

一方、発症から48時間を過ぎてから使用を開始した場合、十分な効果が期待できないことがあります。

ただし、48時間以内に服用しなければならないからといって、すべての患者に薬が必要というわけではありません。

抗インフルエンザ薬は、高齢者、免疫不全者、小児など重症化リスクの高い人に対して、重症化予防の効果が期待されています。

実際に使用するかどうかは、年齢、基礎疾患、症状、発症からの経過時間などを踏まえて医師が判断します。

A型に感染した後でもB型に再感染する?

一度インフルエンザに感染したからといって、同じシーズンはもう感染しないというわけではありません。

例えば、次のような感染パターンがあります。

1. 最初にA型に感染する。
2. 回復後、別の時期にB型に感染する。
3. A型の異なる亜型に再び感染する。

A(H1N1)亜型とA(H3N2)亜型のように異なる亜型が同じシーズンに流行している場合、A型に複数回感染する可能性もあります。

大阪府の2026年度Q&Aでも、A型に感染した後のB型感染や、異なるA型亜型による再感染について注意を促しています。

一度治ったからといって、感染対策をやめないことが大切です。

2026年のインフルエンザワクチンはA型・B型の両方に対応

2026年度の厚生労働省Q&Aでは、国内で広く用いられている不活化インフルエンザワクチンについて、A型2種類とB型1種類を含む3価ワクチンと説明されています。

対象となるウイルス株は以下のとおりです。

- A(H1N1)株
- A(H3N2)株
- B型ビクトリア系統株

A型とB型の両方に対する効果が期待され、感染後の発病予防だけでなく、重症化を防ぐ効果も期待されています。

ただし、ワクチンを接種しても感染や発病を完全に防げるわけではありません。

また、ワクチンに含まれる株は、そのシーズンに流行すると予測されるウイルスをもとに選ばれています。前年に接種した人も、その年のワクチンについて検討することが推奨されています。

日常生活でできる予防対策

A型・B型のどちらにも共通して有効な予防対策があります。

- 外出後や食事前の手洗い
- 室内の定期的な換気
- 咳やくしゃみが出るときのマスク着用
- 人混みでの感染対策
- 十分な睡眠と休養
- バランスの取れた食事
- 適度な湿度の維持
- ワクチン接種の検討

特に家庭内では、感染者と接触する機会が多くなります。

タオルの共用を避ける、換気を行う、症状がある人は周囲への飛沫感染を防ぐといった工夫も有効です。

インフルエンザに感染したらいつまで外出を控える?

厚生労働省の2026年度Q&Aによると、インフルエンザは発症前日から発症後3~7日間、ウイルスを排出するとされています。

学校保健安全法施行規則では、インフルエンザによる出席停止期間は、原則として次のように定められています。

- 発症した後5日を経過していること。
- かつ、解熱した後2日を経過していること。
- 幼児については、解熱後3日を経過していること。

両方の条件を満たす必要があります。

社会人の出勤再開については勤務先の規定なども確認しましょう。解熱したからといって、すぐに周囲へ感染させる可能性がなくなるわけではありません。

【プロの結論】A型とB型の違いを知るうえで本当に重要な判断基準

A型とB型の違いを理解するとき、最も注意したいのは、ウイルスの型と症状の重さを混同しないことです。

A型は感染力が強く、B型は軽症というイメージを持たれることがありますが、実際の重症化リスクはそれほど単純ではありません。

重要なのは、感染した型を推測することよりも、症状の程度と本人の健康状態を適切に判断することです。

判断基準1:型よりも症状と重症化リスクを優先する

高熱、強い倦怠感、関節痛などがあれば、A型・B型を問わずインフルエンザの可能性を考えます。

特に乳幼児、高齢者、基礎疾患がある人は、症状が軽く見えても早めの相談が大切です。

判断基準2:検査の陰性結果だけで安心しない

発症直後の迅速抗原検査では、偽陰性が起こる可能性があります。

検査が陰性でも症状が続く場合は、医師に再相談してください。

判断基準3:発症時刻を把握して早めに受診する

抗インフルエンザ薬の効果を期待するうえでは、発症から48時間以内という時間が重要です。

発熱が始まった時刻や症状の経過を記録しておくと、受診時の判断にも役立ちます。

判断基準4:A型に感染した後もB型への対策を続ける

A型に感染した後でもB型に感染する可能性があります。

同じシーズンに複数の型や亜型が流行することがあるため、回復後も手洗いや換気などの予防を続けましょう。

【よくある質問】インフルエンザA型とB型の違いに関するFAQ

Q1:インフルエンザA型とB型はどちらがつらいですか?

A1:A型は急激な高熱や強い全身症状が目立つことがありますが、B型でも高熱や強い倦怠感が生じます。どちらがつらいかは個人差が大きく、型だけで判断することはできません。

Q2:インフルエンザB型は熱が出ないことがありますか?

A2:B型でも発熱します。ただし、発熱の程度には個人差があり、比較的低い熱で経過する人もいます。発熱がない、または微熱だからといって、B型を否定することはできません。

Q3:A型にかかった後、同じシーズンにB型にも感染しますか?

A3:感染する可能性があります。A型とB型は異なるウイルスの型であり、A型から回復してもB型に対する十分な免疫が得られるわけではありません。

Q4:インフルエンザの検査は発熱してすぐ受けても大丈夫ですか?

A4:受診は可能ですが、発症直後は迅速抗原検査が陰性になる場合があります。症状や重症化リスクに応じて医師が検査時期や再検査の必要性を判断します。

Q5:インフルエンザの薬は48時間を過ぎたら効きませんか?

A5:発症から48時間以内の開始が効果的ですが、48時間を過ぎた場合でも、症状や重症化リスクなどによって治療方針が変わります。自己判断で治療を諦めず、医師に相談してください。

Q6:2026年はインフルエンザがいつから流行していますか?

A6:厚生労働省は2026年8月28日に流行入りを公表しました。1999年以降で2番目に早い流行入りです。JIHSの2026年第43週の報告でも、全国の患者報告数は35,440人となっています。

Q7:インフルエンザワクチンはA型とB型の両方に効きますか?

A7:はい。2026年度に国内で広く使用されている3価ワクチンには、A型のH1N1株とH3N2株、B型のビクトリア系統株が含まれています。発病や重症化を防ぐ効果が期待されますが、すべての感染を防ぐものではありません。

まとめ:インフルエンザA型とB型の違いを正しく理解して2026年の流行に備える

インフルエンザA型とB型は、ウイルスの分類や性質、流行パターンに違いがあります。しかし、発熱や頭痛、関節痛、倦怠感などの症状はよく似ており、見た目や症状だけで正確に見分けることはできません。

また、A型のほうが必ず重症化しやすいわけではなく、B型でも肺炎やその他の合併症が起こる可能性があります。特に乳幼児、高齢者、持病のある人は注意が必要です。

2026年は8月28日に流行入りが公表され、10月末時点でも全国的に患者報告が続いています。感染後は発症から48時間以内の抗インフルエンザ薬の開始が効果的であること、迅速抗原検査は発症直後に偽陰性となる場合があることも覚えておきたいポイントです。

最も大切なのは、A型かB型かを自己判断することではなく、症状に応じて適切に受診し、治療と感染対策を進めることです。

厚生労働省のインフルエンザQ&AやJIHSの週ごとの流行情報を確認しながら、ワクチン接種、手洗い、換気などの基本的な対策を続けましょう。

参考にした公的・専門機関の資料

- 厚生労働省「令和8年度冬季 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「2026年第43週 インフルエンザ疫学情報」
- 大阪府「インフルエンザ(A型・B型)に関するQ&A」(2026年10月更新)
- 日本臨床検査専門医会「インフルエンザ・新型コロナウイルスの検査」
- 厚生労働省「インフルエンザ総合ページ」

同じカテゴリの記事

大槻 莉子
コンテンツディレクター 大槻 莉子
プロフィールを見る →

人物プロフィール担当として9年以上の取材経験。profile領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

おすすめの関連記事