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【結論】佐々木麟太郎はソフトバンクではなくマーリンズを選んだ

葛西 亮介 葛西 亮介 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

2026年11月2日現在、佐々木麟太郎選手の所属先は、MLBのマイアミ・マーリンズです。

2025年のNPBドラフトでソフトバンクが交渉権を獲得したものの、翌2026年のMLBドラフトでマーリンズから指名されたことを受け、本人はアメリカでプロ野球選手としてのキャリアを始める道を選択しました。

ここで押さえておきたいのは、ソフトバンクのドラフト1位指名は、入団が確定したことを意味しなかったという点です。

NPBのドラフトで球団が獲得するのは選手との交渉権です。佐々木選手には、アメリカの大学に残る道も、ソフトバンクと契約する道もありました。

MLB公式の報道によると、佐々木選手は2026年7月19日(米国時間)、自身のSNSでマーリンズと契約する意思を発表。その後、7月23日付の球団の移籍記録にも契約が登録されています。

本人が発表した決断の言葉には、挑戦への覚悟が表れていました。

「この道が結果として失敗だったとしても、私自身、後悔は一切したくありません」

出典:2026年7月19日、本人のSNSに掲載された声明を報じたMLB.com

この決断は、単に日本とアメリカのどちらでプレーするかという問題ではありません。高校時代から掲げてきたメジャーリーグへの目標を、どのルートで実現するかというキャリア選択だったのです。

【原点】花巻東高校からスタンフォード大学へ進んだ理由

佐々木麟太郎ソフトバンク行くのか

佐々木麟太郎選手は2005年4月18日生まれ、岩手県出身の内野手です。右投左打で、主な守備位置は一塁手。花巻東高校時代に高校通算140本塁打を記録した大型スラッガーとして知られています。

花巻東高校といえば、大谷翔平選手や菊池雄星選手を輩出した岩手県の強豪校です。佐々木選手も同校で1年春からベンチ入りし、野球界から早くから注目されていました。

2023年、プロ志望届を出さずアメリカを選択

高校卒業後の進路を決める際、佐々木選手には日本のプロ野球に進む選択肢がありました。

実際、2023年のドラフトでは1位指名候補として名前が挙がるほどの評価を受けていました。しかし、本人はプロ志望届を提出せず、アメリカの大学への進学を選びます。

2024年2月にはスタンフォード大学への進学が公表されました。

この決断には、野球の技術だけではなく、大学での学業や将来の可能性を広げたいという考えもありました。

2026年7月に公開されたTENTIALの本人インタビューでは、当時の選択について、スタンフォード大学なら野球と学業を両立でき、日米双方のドラフトに挑戦できることが魅力だったと振り返っています。

加えて、野球選手としてのキャリアを終えた後の人生も見据えていたことを明かしています。

スタンフォード大学での成績はどうだった?

アメリカでの2年間は、佐々木選手にとって実力を証明する重要な期間でした。

MLB公式のドラフト関連記事によると、大学1年目と2年目の打撃成績には次のような変化がありました。

項目 1年目・2025年 2年目・2026年
本塁打 7本 16本
OPS .790 .952
四球 公表資料で確認できず 45
三振 公表資料で確認できず 50
評価 米国野球への適応 長打力と選球眼が向上

2026年は54試合に出場し、打率.262、16本塁打、47打点を記録しました。

特に注目したいのが、16本塁打という長打力に加え、50三振に対して45四球を選んだことです。

長距離打者でありながら、ボールを見極める能力も示したことが、MLB球団から評価される材料になりました。

【時系列】ソフトバンク1位指名からマーリンズ入団までの全経緯

今回の進路決定で重要だったのは、NPBとMLBのドラフトが異なる時期に行われたことです。

佐々木選手は2025年10月にソフトバンクから1位指名を受けましたが、その時点では大学野球での活動も残っており、MLBドラフトの対象になる時期も翌年に控えていました。

そのため、すぐに日本のプロ野球へ進むのではなく、大学でのシーズンを終えてから複数の選択肢を比較することになったのです。

佐々木麟太郎の進路選択・転換点一覧

時期 出来事 進路への影響 2023年秋 花巻東高校卒業後、プロ志望届を提出せず米国大学進学を表明 日本のプロ入りを見送り 2024年2月 スタンフォード大学への進学が公表される 米国大学野球へ進出 2025年10月23日 NPBドラフトでソフトバンクとDeNAが1位指名。抽選でソフトバンクが交渉権獲得 日本球界入りの選択肢が浮上 2026年6月29日 米国から一時帰国し、進路について会見 大学残留、NPB、MLBの3択を説明 2026年7月1〜2日 ソフトバンクと面談、球団施設を見学 育成方針や起用法を確認。背番号1の提示も受ける 2026年7月12日(日本時間13日) MLBドラフト8巡目、全体235位でマーリンズが指名 MLB球団からの正式な指名を獲得 2026年7月19日(米国時間) 本人がマーリンズ入りの意思をSNSで発表 メジャー挑戦を決断 2026年7月23日 マーリンズとの契約が球団の公式移籍記録に登録 米国でのプロ契約が成立 2026年9月17日 ロサンゼルスで取材対応。ビザ変更の手続き状況を説明 本格的なプロ活動は2027年に持ち越しの見通し

この年表で特に重要なのは、2025年のソフトバンク指名と2026年のマーリンズ指名が、同じ契約交渉ではないという点です。

ソフトバンクはNPBのドラフトで交渉権を獲得し、マーリンズはMLBのドラフトで指名しました。佐々木選手はそれぞれの制度のもとで選択肢を持っていたのです。

ソフトバンクはどこまで本気だったのか?

ソフトバンク側の対応も非常に積極的でした。

2025年の指名時、球団は佐々木選手を将来のチームの中心を担う選手として評価していました。

2026年7月1日には、城島健司CBOら球団幹部と約3時間にわたる面談を実施。球団の歴史や育成方針、起用方法などについて説明しました。

加えて、球団は背番号「1」を提示しています。

孫正義オーナーや王貞治球団会長からのビデオメッセージもあり、ソフトバンクが獲得に強い熱意を示していたことが分かります。

佐々木選手も球団のデータ分析や育成環境を高く評価し、施設見学後には充実した野球生活を送れる環境だと感じた旨を語りました。

ただし、球団側の説明によれば、7月1日の面談では契約条件の交渉は行われていません。中心だったのは、球団の環境や育成方針についての説明でした。

【徹底比較】佐々木麟太郎はなぜソフトバンクよりMLBを選んだ?

今回の進路選択を理解するには、ソフトバンクとMLBのどちらが優れているかではなく、佐々木選手が何を目標にしていたかを考える必要があります。

ソフトバンク入団のメリット

ソフトバンクには、国内トップクラスのプロ野球環境があります。

- NPBでプロキャリアをスタートできる。
- 球団の育成方針やデータ分析を活用できる。
- 日本語でコミュニケーションを取りながら競技に集中できる。
- 1位指名という球団からの高い期待を受けられる。

特に佐々木選手に対しては、球団が詳細なプレー分析資料を準備していました。

本人も自分の課題と球団の分析内容が一致する部分があったと話しており、ソフトバンクの育成システムに一定の魅力を感じていたことがうかがえます。

マーリンズ入団のメリット

一方、マーリンズを選ぶ最大の意味は、MLBを目指すキャリアをアメリカで直接スタートできることです。

日本のプロ野球に入団した場合、将来的にMLBへ移籍するには、ポスティングシステムなどを利用する道があります。

しかし、海外の大学からMLBドラフトに参加して指名を受ければ、MLB球団と直接契約することができます。

佐々木選手は以前からメジャーリーグでプレーすることを目標にしており、今回の選択はその目標に沿ったものでした。

2つの進路を比較すると?

比較項目 ソフトバンク マーリンズ
所属リーグ NPB MLB傘下
スタート地点 日本のプロ野球 米国のマイナーリーグ
育成環境 球団独自の育成・分析体制 MLB球団の育成組織
主な目標 NPBで主力選手を目指す マイナーからメジャー昇格
言語・生活環境 日本語中心 英語・米国生活への適応
本人の選択 入団せず 契約を決断

ここで注意したいのは、マーリンズに入団したからといって、すぐにメジャーリーガーになれるわけではないことです。

MLB球団と契約した選手の多くは、傘下のマイナーリーグからスタートします。

実戦で結果を残し、球団の評価を高め、段階的に上のカテゴリーへ昇格する必要があります。

つまり、佐々木選手が手にしたのはメジャーリーグでプレーする権利そのものではなく、そこへ進むための直接的な挑戦機会なのです。

【決断の理由】佐々木麟太郎がマーリンズを選んだ本当の背景

本人の発言を整理すると、マーリンズを選んだ理由は大きく3つに分けられます。

1. 幼い頃からのメジャーリーグ志向

最も大きな理由は、MLBでプレーするという長年の目標です。

2026年7月のマーリンズ入団に関する取材で、佐々木選手はメジャーリーグの舞台にできるだけ早く到達したいという思いを語っています。

スタンフォード大学への進学も、この目標と無関係ではありませんでした。

高校卒業時にNPB入りを選ばず、アメリカの大学を選択したこと自体が、将来のMLB挑戦を見据えたキャリア設計だったからです。

2. 3つの選択肢を公平に比較した

佐々木選手の進路には、次の3つがありました。

- スタンフォード大学に残ってプレーする。
- 福岡ソフトバンクホークスと契約する。
- マイアミ・マーリンズと契約する。

2026年7月13日のTENTIALインタビューで、佐々木選手は進路選択について、短期的な視点と長期的な視点の両方を考慮し、納得できる道を選びたいという考えを明かしています。

これは単純に契約金や球団の知名度だけで判断したわけではないことを示しています。

大学に残る道にも成長の可能性があり、ソフトバンクにも充実した育成環境がありました。そのうえで、自分がどこからキャリアを始めたいのかを重視したのです。

3. 8巡目指名でも夢を優先した

2026年MLBドラフトでの指名順位は、8巡目・全体235位でした。

1巡目指名ではなかったため、アメリカでの評価について疑問を持つ人もいる可能性があります。

しかし、ドラフト順位と将来の成功は同じではありません。

MLBドラフトは、球団が将来性や選手としての特徴、育成可能性などを考慮して指名する制度です。8巡目で指名されたことだけで、選手の将来が決まるわけではありません。

MLB公式の報道によれば、佐々木選手の契約金は21万200ドル。8巡目235位のスロットバリューは23万9200ドルでした。

それでも本人が選んだのは、幼い頃からの目標だったメジャーリーグへの挑戦です。

【2026年11月最新】佐々木麟太郎の現在とマーリンズでの活動状況

2026年11月2日現在

ここからは、入団後の動きについて整理します。

マーリンズとの契約が成立したことで、佐々木選手のアメリカでのプロキャリアは正式に始まりました。

しかし、2026年シーズン中にマイナーリーグで本格的な実戦出場を果たしたわけではありません。

ビザ変更の手続きが進最初に、プロ活動は2027年へ

2026年9月17日、佐々木選手はロサンゼルスで報道陣の取材に応じました。

共同通信などの報道によると、7月のマーリンズ入団後、ビザ変更の手続きが進最初に、球団の全体練習には参加できていませんでした。

フロリダ州の球団キャンプ地で約2か月間過ごし、個人でトレーニングを続けていたといいます。

本人は、2027年2月からスプリングトレーニングに臨む見通しを説明しました。

「普段通りにオフを過ごし、来年2月からスプリングトレーニングに臨む形になると思う」

出典:2026年9月18日配信・共同通信

このため、2026年11月時点では、プロ契約後の本格的な実戦デビューは翌シーズンに持ち越された状況です。

現在の所属と成績は?

MLB傘下の公式選手データでは、佐々木選手はルーキーリーグのFCL Marlinsに所属する選手として掲載されています。

一方、同選手のMiLB公式プロフィールには、現時点でマイナーリーグの公式成績は掲載されていません。

したがって、2026年11月現在の状況は次のように整理できます。

確認項目 2026年11月現在
所属球団 マイアミ・マーリンズ
契約 2026年7月成立
指名順位 MLBドラフト8巡目・全体235位
登録上の所属 FCL Marlins
MLB公式戦出場 成績掲載なし
マイナー公式成績 掲載なし
今後の予定 2027年2月のスプリングトレーニングを予定

ここで大切なのは、マーリンズとの契約成立と、MLBデビューを混同しないことです。

2026年はプロ契約を結んだ年であり、実戦での本格的な評価は2027年以降に持ち越されています。

2027年に注目したい3つのポイント

① 木製バットへの対応

大学野球とプロ野球では投手のレベルや球質が異なります。木製バットを使用したプロの試合で、大学時代の長打力をどこまで再現できるかが注目されます。

② 一塁手としての守備力

佐々木選手の最大の武器は打撃ですが、プロで出場機会を増やすためには守備面の成長も必要です。一塁手としての安定感は、昇格を判断するうえで重要な要素になります。

③ マイナーリーグでの昇格

FCLからシングルA、ハイA、2A、3Aといった段階を経て、メジャーリーグを目指すことになります。

最初の目標はメジャー昇格ではなく、まずプロの実戦に適応し、結果を残すことです。

【プロの結論】佐々木麟太郎の選択から読み解くメジャー挑戦の意味

今回の進路選択で最も注目すべきなのは、佐々木麟太郎選手が一貫して自分の目標から逆算して進路を選んできたことです。

2023年には日本のプロ野球ではなくアメリカの大学を選びました。

2025年にはソフトバンクから1位指名を受けましたが、大学での挑戦を続けました。

そして2026年、マーリンズから8巡目指名を受け、最終的にMLB球団との契約を決断しました。

この流れを見ると、今回のマーリンズ入団は突然の方向転換ではありません。

高校時代から掲げていた目標を、大学での経験を経て具体的な行動に移したものです。

今回の進路選択で誤解してはいけないこと

- ソフトバンクを嫌って断ったわけではない。 球団との面談では育成環境を評価し、背番号1の提示も受けていた。
- 8巡目指名だから評価が低いと決まったわけではない。 指名順位はプロとしての将来の成績を保証するものではない。
- マーリンズ入団とメジャー昇格は別の段階。 まずマイナーリーグで結果を残す必要がある。
- 2026年にプロ生活が本格始動したわけではない。 ビザ変更の手続きの遅れにより、実戦への本格参加は2027年の見通しとなった。

特に重要なのは、選手の進路を評価する際、契約した球団だけを見るのではなく、その選択によって何を実現しようとしているのかを見ることです。

佐々木選手の場合、NPBで早くから活躍できる可能性を選ぶよりも、MLBに直接つながる環境で挑戦することに価値を見いだしたと考えられます。

ただし、その選択が正しかったかどうかを判断するには、2027年以降の実績を待つ必要があります。


【佐々木麟太郎のソフトバンク進路】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:佐々木麟太郎はソフトバンクに入団したのですか?

佐々木選手はソフトバンクには入団していません。2025年のNPBドラフトで1位指名を受けましたが、2026年7月にマイアミ・マーリンズとの契約を決断しました。

Q2:佐々木麟太郎はなぜソフトバンクを断ったのですか?

本人が以前からメジャーリーグでプレーすることを目標にしていたためです。ソフトバンクの育成環境にも魅力を感じていましたが、最終的にはMLBへの直接的な挑戦を選びました。

Q3:佐々木麟太郎はMLBドラフトで何位に指名されましたか?

2026年7月のMLBドラフトで、マイアミ・マーリンズから8巡目、全体235位で指名されました。

Q4:ソフトバンクは佐々木麟太郎に背番号を提示しましたか?

はい。2026年7月1日の面談で、ソフトバンクは背番号1を提示しました。球団幹部との面談では育成方針や起用方法についても説明されています。

Q5:佐々木麟太郎は2026年にマーリンズで試合に出場しましたか?

2026年11月2日現在、公式MiLB選手ページにはマイナーリーグの成績が掲載されていません。ビザ変更の手続きが進最初に、2026年は全体練習にも参加できなかったと報じられています。

Q6:佐々木麟太郎のプロ生活はいつ本格的に始まりますか?

本人は2027年2月からのスプリングトレーニングに臨む見通しを示しています。実戦デビューやマイナーリーグでの昇格時期は、今後の状況次第です。


まとめ:佐々木麟太郎はソフトバンクではなくMLBへの道を選択

「佐々木麟太郎はソフトバンクに行くのか」という疑問に対する答えは、2026年11月現在、明確になっています。佐々木選手はソフトバンクには入団せず、マイアミ・マーリンズとの契約を選びました。

2025年のNPBドラフト1位指名、2026年のソフトバンクとの面談、背番号1の提示、そしてMLBドラフト8巡目でのマーリンズ指名。複数の選択肢を比較した末に、本人は幼い頃からの夢だったメジャーリーグへの挑戦を決断しました。

一方、2026年はビザ変更の手続きが遅れた影響で、本格的なプロ活動は2027年に持ち越されています。今後の焦点は、春季キャンプでの調整、マイナーリーグでの実戦デビュー、そして上位カテゴリーへの昇格です。

高校通算140本塁打を記録した花巻東のスラッガーが、アメリカのプロ野球でどこまで成長するのか。ソフトバンクが獲得を熱望した逸材の新たな挑戦は、まだ始まったばかりです。

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葛西 亮介

アイドル・グラビア担当として4年以上の取材経験。idol領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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