2026年11月1日現在、世界陸上競技選手権大会における最新のフルマラソン結果は、2025年9月に開催された世界陸上2025東京大会の記録です。男子はタンザニアのアルフォンス・フェリックス・シンブが2時間9分48秒、女子はケニアのペレス・ジェプチルチルが2時間24分43秒で優勝しました。
日本代表では、男子の近藤亮太が11位、女子の小林香菜が7位に入っています。また、2026年9月にはデンマークのコペンハーゲンで世界ロードランニング選手権が開催され、ハーフマラソンでも新たな記録が生まれました。フルマラソンとハーフマラソンの違いを含め、最新の大会結果を整理します。
【2026年最新】世界陸上マラソン結果は東京2025大会が最新

世界陸上競技選手権大会は、世界陸連(World Athletics)が主催する陸上競技の国際大会です。2025年大会は9月13日から21日まで東京で開催され、国立競技場を発着点とする男女のマラソンも実施されました。
女子マラソンは9月14日、男子マラソンは9月15日に行われ、いずれも午前7時30分にスタート。暑熱環境への対応が大会前から大きな課題となり、日本陸上競技連盟も暑さを考慮した準備を進めていました。
2026年になっても、世界陸上競技選手権大会のフルマラソン結果を調べる場合、基準となるのはこの東京大会です。
一方、2026年9月にはコペンハーゲンで世界ロードランニング選手権が開催されました。こちらは別の国際大会であり、競技種目は1マイル、5km、ハーフマラソンです。フルマラソンの世界選手権結果と混同しないことが大切です。
【男子マラソン結果】シンブとペトロスが同タイムの歴史的接戦
東京2025の男子マラソンは、最後の最後まで勝者が分からない劇的なレースになりました。
優勝したのはタンザニアのアルフォンス・フェリックス・シンブ(Alphonce Felix Simbu)。記録は2時間9分48秒でした。
2位のドイツ代表アマナル・ペトロスも同じ2時間9分48秒。3位にはイタリアのイリアス・アウアニが2時間9分53秒で入りました。
特筆すべきは、シンブとペトロスの決着です。両選手は国立競技場に入ってからも激しい先頭争いを展開。ペトロスが残り約200mで仕掛けると、シンブも食らいつき、最後は写真判定に持ち込まれました。
World Athleticsの公式レースレポートによると、両者の実際の着差はわずか0.03秒。公式記録が同じ2時間9分48秒と表示されるほどの接戦でしたが、シンブが先着し、タンザニアに世界選手権の金メダルをもたらしました。
男子の上位3選手は次のとおりです。
- 1位:アルフォンス・フェリックス・シンブ(タンザニア)2:09:48
- 2位:アマナル・ペトロス(ドイツ)2:09:48
- 3位:イリアス・アウアニ(イタリア)2:09:53
今回の男子レースは、42.195kmを走り切った後でも、最後の数十メートルの判断と加速が金メダルの行方を左右することを示しました。
【女子マラソン結果】ジェプチルチルがアセファを破り金メダル
女子マラソンも、優勝争いが競技場内まで持ち込まれる接戦となりました。
金メダルを獲得したのはケニアのペレス・ジェプチルチル(Peres Jepchirchir)。記録は2時間24分43秒です。
2位はエチオピアのティグスト・アセファで2時間24分45秒。わずか2秒差で金メダルを逃しました。3位にはウルグアイのジュリア・パテルナインが2時間27分23秒で入りました。
42km地点まで競り合ったジェプチルチルとアセファは、国立競技場に入っても並走。アセファがトラック上で前に出る場面もありましたが、ジェプチルチルは残り100mで再び加速し、先頭でフィニッシュしました。
ジェプチルチルにとって東京は特別な場所でもあります。2021年の東京オリンピックでも女子マラソンの金メダルを獲得しており、今回の世界選手権優勝によって、日本で再び大きな国際タイトルを手にしました。
また、3位のパテルナインはウルグアイにシニア世界選手権初のメダルをもたらしました。ケニアとエチオピアの強豪が注目される中、南米の選手が表彰台に立ったことも東京大会の印象的な出来事です。
女子の上位3選手は次のとおりです。
- 1位:ペレス・ジェプチルチル(ケニア)2:24:43
- 2位:ティグスト・アセファ(エチオピア)2:24:45
- 3位:ジュリア・パテルナイン(ウルグアイ)2:27:23
【日本代表マラソン順位】近藤亮太11位、小林香菜7位の健闘
日本代表の成績で特に注目したいのは、女子の小林香菜が7位入賞を達成したことです。男子では近藤亮太が11位となり、日本勢のトップでフィニッシュしました。
日本陸上競技連盟が公表した東京2025大会のマラソン総括によると、女子は小林の7位入賞が3大会ぶりの日本勢入賞。男子も近藤を筆頭に3選手が完走しています。
大会公式記録と日本陸連の発表をもとに、東京2025の男女結果と2026年のハーフマラソン主要結果を整理すると、次のようになります。
| 大会・区分 | 選手・関係者 | 順位 | 記録・実績 |
|---|---|---|---|
| 東京2025男子 | アルフォンス・フェリックス・シンブ | 1位 | 2:09:48 |
| 東京2025男子 | アマナル・ペトロス | 2位 | 2:09:48 |
| 東京2025男子 | イリアス・アウアニ | 3位 | 2:09:53 |
| 東京2025男子・日本 | 近藤亮太 | 11位 | 2:10:53 |
| 東京2025男子・日本 | 小山直城 | 23位 | 2:13:42 |
| 東京2025男子・日本 | 吉田祐也 | 34位 | 2:16:58 |
| 東京2025女子 | ペレス・ジェプチルチル | 1位 | 2:24:43 |
| 東京2025女子 | ティグスト・アセファ | 2位 | 2:24:45 |
| 東京2025女子・日本 | 小林香菜 | 7位 | 2:28:50 |
| 東京2025女子・日本 | 佐藤早也伽 | 13位 | 2:31:15 |
| 東京2025女子・日本 | 安藤友香 | 28位 | 2:35:37 |
| コペンハーゲン2026男子ハーフ | アンドレアス・アルムグレン | 1位 | 58:06 |
| コペンハーゲン2026女子ハーフ | アグネス・ジェベト・ネゲット | 1位 | 1:05:15・女子単独世界記録 |
女子7位の小林香菜が示した日本勢の存在感
小林香菜は大塚製薬所属の日本代表選手です。東京大会では2時間28分50秒でフィニッシュし、世界の強豪が集まる中で7位に入りました。
特に注目したいのは、上位争いだけでなく、世界選手権という独特のレース環境で入賞を達成した点です。一般的な記録狙いのロードレースとは異なり、世界選手権では各国の代表選手が勝負を優先するため、集団の駆け引きや終盤の展開が結果を左右します。
男子は近藤亮太が日本勢トップ
男子では三菱重工所属の近藤亮太が2時間10分53秒で11位となりました。小山直城は23位、吉田祐也は34位です。
近藤は世界のトップ10にあと一歩届かなかったものの、世界選手権の男子マラソンで11位という結果を残しました。日本勢の順位を確認するときは、優勝者だけでなく、入賞圏との距離や各選手の記録も合わせて見ることが重要です。
【歴代世界陸上マラソン結果】過去大会と優勝タイムを比較
東京2025の結果をより深く理解するには、過去の世界選手権との比較も欠かせません。
世界陸上の男女マラソンは、1983年の第1回ヘルシンキ大会から実施されてきました。大会ごとに開催地や気象条件が異なり、単純なタイム比較だけでは選手の実力を評価できません。
直近の主要大会では、次の選手たちが世界王者となっています。
2022年オレゴン大会では、男子がエチオピアのタミラト・トラで2時間5分36秒、女子が同じくエチオピアのゴティトム・ゲブレシラシエで2時間18分11秒でした。どちらも大会記録となる優勝タイムです。
日本勢では、男子の西山雄介が13位、女子の松田瑞生が9位に入りました。
2023年ブダペスト大会では、男子がウガンダのビクター・キプランガットで2時間8分53秒、女子がエチオピアのアマネ・ベリソで2時間24分23秒でした。
日本勢は男子の山下一貴が11位、女子の松田瑞生が13位。東京2025では女子の小林香菜が7位に入り、日本女子の入賞につながっています。
これらの記録から分かるのは、世界陸上のマラソンでは大会記録と当該大会の優勝タイムを区別する必要があるということです。
2026年11月時点でも、2022年オレゴン大会で記録された男子2時間5分36秒、女子2時間18分11秒が世界選手権の大会記録として残っています。東京2025の男子2時間9分48秒、女子2時間24分43秒は優勝タイムですが、大会記録の更新には至っていません。
また、マラソンはコースの高低差、気温、湿度、風、給水環境などに左右されます。世界選手権では、自己ベストの更新だけを目指すのではなく、メダルを獲得するためのレース運びが重視される点も特徴です。
【世界陸上2026年最新情報】コペンハーゲンのハーフマラソン結果
2026年9月19日から20日まで、デンマークのコペンハーゲンで世界ロードランニング選手権(World Athletics Road Running Championships Copenhagen 26)が開催されました。
競技は1マイル、5km、ハーフマラソンの3種目。世界各国のトップランナーが出場し、一般ランナーも参加できる大会として実施されました。
ここで押さえておきたいのは、ハーフマラソンは21.0975km、フルマラソンは42.195kmという違いです。コペンハーゲン大会のハーフマラソン結果は世界ロードランニング選手権の記録であり、東京2025のフルマラソン結果を更新するものではありません。
男子ハーフマラソンはアルムグレンが欧州記録で優勝
男子ハーフマラソンでは、スウェーデンのアンドレアス・アルムグレンが58分06秒で優勝しました。
2位はケニアのニコラス・キプコリルで58分11秒、3位はウガンダのジョシュア・チェプテゲイで58分26秒でした。
アルムグレンの58分06秒は欧州記録です。終盤にキプコリルを振り切って獲得した金メダルであり、トラック競技からロード競技へと活動の幅を広げてきた選手の実績としても注目されました。
日本代表の男子は、西澤侑真が26位で1時間1分17秒、荻久保智也が27位で1時間1分28秒、佐藤大介が34位で1時間1分47秒、並木寧生が69位で1時間3分21秒でした。
日本男子は団体戦で6位、合計3時間4分32秒を記録しています。
女子ハーフマラソンはネゲットが女子単独世界記録
女子ハーフマラソンでは、ケニアのアグネス・ジェベト・ネゲットが1時間5分15秒で優勝しました。
この記録は女子単独レースにおける世界記録です。従来の女子単独レースの記録1時間5分16秒を1秒更新し、コペンハーゲン大会の大きな話題となりました。
2位は同じケニアのベロニカ・ロレオで1時間6分05秒、3位はルワンダのフローレンス・ニヨンクルで1時間6分08秒でした。
ネゲットはスタート直後から積極的に先頭に立ち、5km地点で15分12秒、10km地点で30分39秒というペースでレースを進めました。後続との差を徐々に広げ、最後までリードを守り切っています。
日本女子は吉川美香が25位で1時間9分34秒、高橋侑奈が44位で1時間11分12秒、樺沢和佳奈が52位で1時間11分56秒、清水梨紗が62位で1時間13分07秒でした。
女子団体では日本が8位、合計3時間32分42秒となっています。
フルマラソンとハーフマラソンを混同しないためのポイント
検索時に間違えやすいのが、世界陸上競技選手権大会と世界ロードランニング選手権の違いです。
前者はトラック、フィールド、ロードなど幅広い種目を実施する世界陸上競技選手権大会で、東京2025では男女フルマラソンが行われました。
一方、2026年のコペンハーゲン大会はロード競技に特化した別の世界選手権です。ハーフマラソンの結果を調べている場合はこちらが対象になります。
そのため、検索する際には「世界陸上マラソン男子結果」「世界陸上マラソン女子結果」「世界陸上ハーフマラソン結果」のように種目を明確にすると、目的の記録を見つけやすくなります。
【世界陸上マラソン結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:世界陸上のフルマラソンで最新の優勝者は誰ですか?
A1:2026年11月時点で最新の世界陸上競技選手権大会のフルマラソン優勝者は、男子がアルフォンス・フェリックス・シンブ、女子がペレス・ジェプチルチルです。いずれも2025年の東京大会で優勝しました。
Q2:東京2025のマラソンで日本代表の最高順位は何位ですか?
A2:女子の小林香菜が2時間28分50秒で7位、男子の近藤亮太が2時間10分53秒で11位でした。日本勢ではこの2人が男女それぞれの最高順位です。
Q3:2026年の世界陸上マラソンではフルマラソンが開催されましたか?
A3:2026年のコペンハーゲン世界ロードランニング選手権では、フルマラソンではなく、1マイル、5km、ハーフマラソンが実施されました。ハーフマラソンの男子優勝者はアンドレアス・アルムグレン、女子優勝者はアグネス・ジェベト・ネゲットです。
まとめ:東京2025の優勝タイムと2026年最新結果を正しく確認
世界陸上マラソン結果を2026年最新情報で整理すると、フルマラソンの基準となる大会は東京2025です。
男子はアルフォンス・フェリックス・シンブが2時間9分48秒で優勝し、アマナル・ペトロスとの0.03秒差の決着が大会を象徴する名勝負となりました。女子はペレス・ジェプチルチルが2時間24分43秒で優勝し、ティグスト・アセファとの2秒差を制しています。
日本勢では小林香菜の7位入賞、近藤亮太の11位が主要な成果です。女子の佐藤早也伽、安藤友香、男子の小山直城、吉田祐也も、それぞれ世界の舞台で順位を残しました。
さらに2026年のコペンハーゲンでは、男子のアルムグレンが58分06秒、女子のネゲットが1時間5分15秒でハーフマラソンを制しました。特にネゲットの女子単独世界記録は、ロードランニングの競技水準を示す重要な記録です。
世界陸上の結果を調べる際は、フルマラソンとハーフマラソン、通常の世界陸上競技選手権大会とロードランニング選手権を区別することがポイントです。大会名、開催年、距離、公式順位をセットで確認すれば、過去の優勝記録と2026年の最新動向を正確に把握できます。
参照した主な公式記録・報道資料
- World Athletics:東京2025男子・女子マラソン公式結果、レースレポート
- 日本陸上競技連盟:東京2025マラソン総括・日本代表順位
- World Athletics:コペンハーゲン2026男子・女子ハーフマラソン公式結果、団体順位、レースレポート
- World Athletics:2022年オレゴン大会、2023年ブダペスト大会の公式結果