大会名は「2022年度」だが、実際の開催期間は年をまたいでいる。第101回全国高校サッカー選手権大会は、2022年12月28日に開幕し、2023年1月9日に決勝を実施した。
全国の代表48校が参加するノックアウト方式で、負ければ敗退となるトーナメント戦。優勝するには決勝まで勝ち進む必要があり、PK戦が勝敗を左右する試合も相次いだ。
大会の日程一覧
| 日程 | 試合区分 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 2022年12月28日 | 開幕戦 | 成立学園対津工 |
| 12月29日 | 1回戦 | 全国各地の代表校が登場 |
| 12月31日 | 2回戦 | シード校を含む対戦 |
| 2023年1月2日 | 3回戦 | ベスト8をかけた戦い |
| 1月4日 | 準々決勝 | ベスト4決定 |
| 1月7日 | 準決勝 | 決勝進出2校が決定 |
| 1月9日 | 決勝 | 岡山学芸館対東山 |
大会最終日の決勝は、東京の国立競技場で開催された。日本サッカー協会(JFA)の大会記録でも、開催期間は2022年12月28日から2023年1月9日と記録されている。
高校サッカー速報・得点速報を確認するときの注意点
2026年に2022年大会の結果を調べる場合、検索結果に表示される「速報」という言葉には注意したい。
- 試合結果: 試合終了後に確定した公式スコア。
- 得点速報: 試合中のゴール発生時刻や得点者。
- PK戦: 90分間のスコアとPK戦の結果を分けて確認する。
- トーナメント表: 勝ち上がった学校と敗退した学校の関係を確認する。
特にPK戦では、90分間の試合が引き分けでも、PKの結果によって次のラウンドへ進む学校が決まる。単純な得点だけでは大会の勝敗を正しく理解できない。
【全回戦の試合結果】高校サッカー2022のトーナメントを時系列で振り返る

第101回大会の特徴は、序盤から実力校同士の競争が激しく、優勝候補とされた学校も途中で姿を消したことだ。
ここでは、各回戦の結果を開催日順に整理する。岡山学芸館、東山、神村学園、大津の勝ち上がりにも注目したい。
1回戦:12月28日・29日
| 対戦 | 結果 |
|---|---|
| 成立学園-津工 | 3-2 |
| 尚志-徳島市立 | 3-0 |
| 日大藤沢-西原 | 2-0 |
| 東邦-履正社 | 1-4 |
| 帝京大可児-岡山学芸館 | 0-1 |
| 星稜-東山 | 1-2 |
| 日体大柏-芦屋学園 | 3-1 |
| 前橋育英-日章学園 | 2-1 |
| 日本文理-立正大淞南 | 2-1 |
| 北海-国見 | 1-1(PK5-6) |
| 松本国際-米子北 | 1-2 |
| 盛岡商-帝京第五 | 2-1 |
| 鹿島学園-龍谷 | 2-1 |
| 聖和学園-大分 | 2-0 |
| 丸岡-高知 | 1-1(PK6-5) |
| 羽黒-四国学院大香川西 | 2-3 |
開幕戦は12月28日、成立学園が津工を3-2で下した。
岡山学芸館は帝京大可児に1-0、東山は星稜に2-1で勝利。のちに決勝で対戦する両校は、初戦から勝ち上がりを始めていた。
北海と国見、丸岡と高知の試合ではPK戦に突入。初戦から一発勝負ならではの緊張感が表れた。
2回戦:12月31日
| 対戦 | 結果 |
|---|---|
| 青森山田-広島皆実 | 1-0 |
| 山梨学院-神村学園 | 2-3 |
| 佐野日大-奈良育英 | 1-0 |
| 高川学園-富山第一 | 2-0 |
| 昌平-近江 | 3-1 |
| 鹿島学園-岡山学芸館 | 2-3 |
| 丸岡-日体大柏 | 0-2 |
| 成立学園-日本文理 | 0-1 |
| 近大和歌山-國學院久我山 | 1-3 |
| 明桜-飯塚 | 0-1 |
| 浜松開誠館-大津 | 1-1(PK3-4) |
| 尚志-国見 | 0-0(PK3-4) |
| 日大藤沢-米子北 | 2-1 |
| 盛岡商-履正社 | 0-6 |
| 東山-聖和学園 | 4-0 |
| 前橋育英-四国学院大香川西 | 6-1 |
2回戦では、優勝候補の一角だった神村学園が山梨学院を3-2で撃破。岡山学芸館も鹿島学園との接戦を3-2で制した。
東山は聖和学園に4-0と快勝。大津は浜松開誠館と1-1で90分を終え、PK戦を4-3で制して次のラウンドへ進んだ。
また、履正社が盛岡商を6-0で破るなど、得点差のついた試合もあった。
3回戦:2023年1月2日
| 対戦 | 結果 |
|---|---|
| 日大藤沢-神村学園 | 1-1(PK3-5) |
| 佐野日大-履正社 | 1-1(PK5-4) |
| 日体大柏-飯塚 | 1-0 |
| 昌平-前橋育英 | 1-2 |
| 青森山田-国見 | 1-1(PK4-2) |
| 岡山学芸館-國學院久我山 | 0-0(PK5-3) |
| 高川学園-東山 | 0-2 |
| 日本文理-大津 | 0-3 |
3回戦では、神村学園が日大藤沢とのPK戦を制した。
岡山学芸館は國學院久我山と0-0で引き分けたものの、PK戦を5-3で制して準々決勝進出を決めた。
東山も高川学園を2-0で撃破。大津は日本文理に3-0で勝利した。
一方、青森山田は国見と1-1でPK戦に突入し、4-2で勝利。前回王者も着実に勝ち上がっていた。
準々決勝:1月4日
ベスト4を決めた4試合
| 対戦 | 結果 |
|---|---|
| 佐野日大-岡山学芸館 | 0-4 |
| 前橋育英-大津 | 0-0(PK4-5) |
| 青森山田-神村学園 | 1-2 |
| 東山-日体大柏 | 0-0(PK4-3) |
このラウンドで大会の勢力図が大きく変わった。
最大の注目カードは、前回王者の青森山田と神村学園の対戦だった。青森山田が先制したものの、神村学園が逆転。2-1で勝利し、準決勝へ進出した。
岡山学芸館は佐野日大に4-0と快勝。攻守の安定感を示し、優勝候補としての存在感を強めた。
大津は前橋育英と0-0でPK戦に入り、5-4で勝利。東山も日体大柏とのPK戦を4-3で制した。
この結果、準決勝は神村学園対岡山学芸館、東山対大津という組み合わせになった。
【トーナメント表・勝ち上がり比較】岡山学芸館、東山、神村学園、大津の関係
第101回大会の終盤を理解するには、ベスト4の4校がどのような経路で勝ち上がったのかを比較すると分かりやすい。
特に注目すべきなのは、準決勝で神村学園と大津が敗退した一方、岡山学芸館と東山が決勝まで進んだ点だ。
ベスト4の勝ち上がり一覧
この4校の関係から見えてくるのは、準々決勝以降の試合では、90分間の得点だけで勝ち上がりを判断できなかったことだ。
岡山学芸館と東山は、いずれも準決勝をPK戦で突破している。神村学園と大津も最後まで優勝争いに食い込んだが、PK戦で涙をのんだ。
つまり、決勝に進んだ2校は、得点力だけでなく、接戦を勝ち切る力も示していた。
【準決勝速報】神村学園は惜敗、大津も東山にPK戦で敗れる
2023年1月7日、国立競技場で準決勝の2試合が開催された。
両試合とも90分間で決着がつかず、PK戦によって決勝進出校が決まった。第101回大会を象徴する重要な一日だった。
神村学園3-3岡山学芸館(PK1-4)
鹿児島県代表の神村学園と岡山県代表の岡山学芸館による第1試合は、両チームが激しく得点を奪い合う展開になった。
JFAの大会レポートによると、前半6分、岡山学芸館は岡本温叶の左サイドからのボールを田口裕真が決めて先制した。
その後、神村学園も反撃。試合は3-3のまま90分間を終え、PK戦に突入した。
PK戦では岡山学芸館が4-1で勝利。神村学園を退け、初の決勝進出を決めた。
神村学園にとっては、準々決勝で前回王者の青森山田を破った勢いを決勝までつなげられなかったことが悔やまれる結果となった。
ただし、強豪校を相手に3得点を挙げ、最後まで勝負を諦めなかった戦いぶりは大会を盛り上げた。
東山1-1大津(PK4-2)
第2試合は京都府代表の東山と熊本県代表の大津が対戦した。
大津は前回大会の準優勝校。前年の悔しさを晴らすため、再び決勝の舞台を目指していた。
試合は大津が先に得点したものの、東山が終盤に追いつく展開となり、1-1で90分間が終了した。
PK戦では東山が4-2で勝利。準々決勝に続くPK戦での勝利となり、決勝進出を果たした。
大津は準々決勝の前橋育英戦に続き、再び接戦を演じたが、あと一歩届かなかった。
これにより、決勝は岡山学芸館対東山に決定。両校とも選手権初優勝をかけて国立競技場で戦うことになった。
【決勝結果を解説】岡山学芸館が東山を3-1で破り初優勝
2023年1月9日、国立競技場で行われた決勝戦は、岡山学芸館が東山を3-1で破った。
JFAの公式記録によると、前半は1-1、後半は岡山学芸館が2得点を挙げる展開だった。観客数は50,868人。両校にとって初めての選手権優勝をかけた一戦となった。
決勝の得点経過
| 時間 | 得点チーム | 得点者・内容 | スコア |
|---|---|---|---|
| 前半25分 | 岡山学芸館 | オウンゴール | 1-0 |
| 前半44分 | 東山 | 真田蓮司 | 1-1 |
| 後半7分 | 岡山学芸館 | 木村匡吾 | 2-1 |
| 後半40分 | 岡山学芸館 | 木村匡吾 | 3-1 |
※JFA公式記録では最後の得点は85分。上表の後半40分は試合経過上の概数表記ではなく、正確には後半40分に入る直前の85分である。
前半25分:岡山学芸館が先制
試合が動いたのは前半25分だった。
岡山学芸館の攻撃から生まれたボールが東山の守備に当たり、そのままゴールへ。記録上はオウンゴールとなり、岡山学芸館が先制した。
東山も簡単には引き下がらない。ボールを動かしながら攻撃のリズムを作り、岡山学芸館の守備を揺さぶった。
前半44分:東山の真田蓮司が同点ゴール
東山が反撃したのは前半終了間際の44分。
北村圭司朗からのパスを受けた真田蓮司が、ペナルティーエリア外からシュートを決めた。
このゴールで試合は1-1。前半のうちに東山が追いつき、勝負は振り出しに戻った。
後半7分:木村匡吾のヘディングで勝ち越し
後半に入って流れを引き寄せたのは岡山学芸館だった。
後半7分、左サイドから送られたクロスにMF木村匡吾が頭で合わせ、ゴール。
2-1と勝ち越しに成功した。
この得点は、試合の流れを決定づける重要なゴールになった。
後半85分:木村匡吾が追加点、勝負を決める
そして後半85分、再び木村匡吾が得点する。
岡山学芸館はロングスローから相手ゴール前に攻め込み、こぼれ球を木村が右足でボレーシュート。これが決まって3-1となった。
木村は決勝で2ゴールを記録。後半の2得点によって東山を突き放した。
最終的に岡山学芸館が3-1で勝利し、岡山県勢として初めて全国高校サッカー選手権を制覇した。
岡山学芸館の優勝が持つ歴史的な意味
岡山県勢にとって、この優勝は単なる全国大会のタイトル獲得ではなかった。
RSK山陽放送の報道によると、岡山県勢の決勝進出は作陽以来16年ぶり。長く待たれていた県勢の頂点への挑戦を、岡山学芸館が優勝という形で結実させた。
また、岡山学芸館と東山はいずれも勝てば初優勝という状況だった。
全国的な知名度や過去の優勝実績だけでは測れない、両校の現在の実力がぶつかった決勝だった。
【プロの結論】第101回大会から読み解く勝敗を分けた3つのポイント
第101回全国高校サッカー選手権大会を振り返ると、岡山学芸館の優勝には、単純な得点力だけでは説明できない要素があった。
特に注目したいのは、試合中の修正、接戦への対応、そして得点機会を確実にものにする力だ。
1. 岡山学芸館の強みは接戦で崩れないこと
岡山学芸館は3回戦で國學院久我山に0-0、準決勝で神村学園に3-3と、異なる形の難しい試合を経験した。
3回戦はPK戦で勝ち、準決勝もPK戦で突破した。
決勝でも東山に追いつかれたが、後半に2得点を挙げて勝ち切った。
一度リードを失っても、試合を立て直す力が優勝につながったと分析できる。
2. 木村匡吾の決定力が決勝の明暗を分けた
決勝の最大の注目選手は木村匡吾だった。
後半7分のヘディング、85分のボレーという異なる形のゴールで2得点を記録した。
特に2点目は、試合終盤の追加点として大きな意味を持った。
東山が同点に追いつく可能性を残していた時間帯にリードを広げたことが、岡山学芸館の勝利を決定づけた。
3. PK戦の結果もトーナメントを左右した
この大会では準々決勝以降、PK戦が何度も登場した。
- 岡山学芸館は神村学園とのPK戦を4-1で勝利。
- 東山は大津とのPK戦を4-2で勝利。
- 大津は前橋育英とのPK戦を5-4で勝利。
トーナメント方式では、90分間の試合内容が拮抗していても、最後に勝者と敗者が明確に分かれる。
その意味で、第101回大会はPK戦への対応力も優勝争いを左右する重要な要素だった。
よくある誤解:2022年大会の決勝は2022年に行われた?
これは間違いだ。
大会名は2022年度の第101回大会だが、決勝戦は2023年1月9日に行われた。
また、岡山学芸館対東山の3-1は90分間の最終スコアであり、PK戦の結果ではない。
こうした違いを整理しておけば、検索結果や過去の大会記録を比較するときにも混乱しにくい。
【高校サッカー選手権2022】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2022年の高校サッカー選手権で優勝した高校はどこ?
岡山県代表の岡山学芸館高校。2023年1月9日の決勝で京都府代表の東山高校を3-1で破り、初優勝を達成した。
Q2:岡山学芸館対東山の決勝結果は?
岡山学芸館が3-1で勝利した。岡山学芸館はオウンゴールで先制し、木村匡吾が後半に2得点。東山は真田蓮司のゴールで一度同点に追いついた。
Q3:神村学園は何位だった?
神村学園はベスト4。準決勝で岡山学芸館と3-3で引き分け、PK戦を1-4で落として敗退した。
Q4:大津高校の試合結果は?
大津はベスト4まで進出した。準々決勝では前橋育英をPK戦で下したが、準決勝では東山に1-1からPK戦で敗れた。
Q5:第101回全国高校サッカー選手権大会はいつ開催された?
2022年12月28日に開幕し、2023年1月9日に決勝が行われた。大会期間は年をまたいでいる。
Q6:2022年大会の決勝で2得点した選手は誰?
岡山学芸館のMF木村匡吾。後半7分と85分にゴールを決め、チームの初優勝に大きく貢献した。
Q7:2022年大会の公式トーナメント結果はどこで確認できる?
日本サッカー協会(JFA)の第101回大会公式記録や、高校サッカードットコムの大会日程・結果で確認できる。得点者やPK戦の記録を調べる場合は、JFAの公式記録が特に参考になる。
まとめ:岡山学芸館の初優勝で幕を閉じた第101回大会
第101回全国高校サッカー選手権大会は、岡山学芸館高校が東山高校を3-1で破り、岡山県勢初の優勝を果たして幕を閉じた。
大会を通じて印象的だったのは、神村学園が青森山田を撃破した準々決勝、大津と東山の粘り強い戦い、そして岡山学芸館がPK戦を含む難しい試合を勝ち抜いたことだ。
優勝を決めた決勝では、木村匡吾が2ゴールを記録。東山の反撃を受けながらも後半に試合を決める追加点を奪い、歴史的なタイトルを手にした。
2026年に過去の大会結果を調べる際は、次の3点を押さえておきたい。
- 大会期間は2022年12月28日~2023年1月9日。
- 決勝は岡山学芸館3-1東山。
- 準決勝は神村学園と大津が敗退し、岡山学芸館と東山が決勝へ進出。
速報の数字だけでなく、各回戦の勝ち上がりとPK戦の経過を追うことで、第101回大会の全体像がより鮮明になる。岡山学芸館の優勝は、冬の高校サッカー史に残る岡山県勢初の快挙となった。