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【2026年11月場所の現在地】若隆景は西十両5枚目から再出発

藤堂 遥 藤堂 遥 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
目次

2026年11月場所・公式番付

日本相撲協会の力士プロフィールによると、若隆景は2026年11月場所で西十両5枚目に位置している。最高位は関脇であり、幕内優勝経験者が十両から再起を目指す状況だ。

今回の番付変動を理解するには、2026年の3場所を追う必要がある。

- 2026年5月場所:東小結、12勝3敗で幕内優勝
- 2026年7月場所:東関脇、0勝0敗15休
- 2026年9月場所:東前頭12枚目、0勝0敗15休
- 2026年11月場所:西十両5枚目

5月場所の優勝によって関脇に復帰したものの、その直後に左脚を負傷。7月と9月の2場所連続全休によって、11月場所では十両まで番付を下げることになった。

なお、2026年11月2日時点では11月場所の取組結果はまだなく、日本相撲協会の公式プロフィールも0勝0敗と掲載している。したがって、現段階では11月場所の成績ではなく、発表済みの番付を示す数字だ。

注目したいのは、今回の十両降格が単純な実力低下によるものではない点だ。2026年5月場所で優勝した直後の負傷と長期休場が、番付に大きく影響している。

【若隆景のプロフィール】本名は大波渥、荒汐部屋所属の31歳

若隆景渥


若隆景 渥(わかたかかげ・あつし)

日本相撲協会公式プロフィール掲載情報

31歳


1994年12月6日生まれ
最高位・関脇

若隆景は福島県福島市出身。東洋大学を卒業後、2017年3月場所に三段目100枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。

本名は大波渥。所属は荒汐部屋で、四股名は入門以来「若隆景」を名乗っている。2026年11月時点の日本相撲協会公式プロフィールでは、身長183センチ、体重138キロと紹介されている。

基本情報を整理すると、次のとおりだ。

項目 内容
四股名 若隆景 渥
読み方 わかたかかげ・あつし
本名 大波渥
生年月日 1994年12月6日
年齢 31歳
出身地 福島県福島市
所属部屋 荒汐部屋
身長 183cm
体重 138kg
初土俵 2017年3月場所
新十両 2018年5月場所
新入幕 2019年11月場所
新三役 2021年7月場所
最高位 関脇
得意技 右四つ・寄り

これらのプロフィールは日本相撲協会が公開している公式情報に基づく。

若隆景の特徴は、単に体格やパワーで相手を圧倒するタイプではないことだ。本人が東洋大学のインタビューで語っているように、相撲の基本に据えているのは「下からの攻め」と前に出る姿勢である。

日本相撲協会のプロフィールでも得意技は右四つ・寄りとされている。加えて、本人が自分の強みとして挙げているのがおっつけだ。相手の腕を制し、低い姿勢から攻める技術が持ち味となっている。

【若隆景の経歴】三段目付け出しから関脇、そして2度の幕内優勝へ

若隆景の出世は、大学相撲での実績を土台にしたものだった。

東洋大学時代には全国学生相撲選手権大会の団体戦で優勝し、個人戦でも準優勝。大学4年時には格付け出しの資格を獲得し、2017年3月場所に角界入りした。

入門後は順調に番付を上げ、2018年5月場所に新十両、2019年11月場所に新入幕を果たす。2021年7月場所には新小結となり、三役の仲間入りをした。

その後、2022年3月場所に東関脇として初優勝。関脇という高い地位で幕内最高優勝を達成したことで、大関候補としても注目される存在になった。

主な経歴と転換点を時系列で整理する。



2017年3月:初土俵

三段目100枚目格付け出しでデビュー。


2018年1月:幕下優勝

7戦全勝で幕下の頂点に立つ。


2018年5月:新十両

関取への昇進を果たす。


2019年11月:新入幕

幕内力士として本場所に出場。


2021年7月:新小結

初めて三役に昇進。


2022年3月:初の幕内優勝

関脇で12勝3敗。優勝決定戦を制する。


2023年:右膝の大けが

長期休場を余儀なくされ、幕下まで降格。


2024年:幕下・十両で連続優勝

幕下から関取、幕内への復帰を実現。


2026年5月:2度目の幕内優勝

12勝3敗で25場所ぶりの賜杯。


2026年11月:西十両5枚目

左脚の手術と2場所連続全休を経て、新たな出発点に立つ。

特に重要なのは2023年の大けがから2024年にかけての復活だ。一度は幕下まで番付を落としたものの、そこで終わらず、再び幕内上位へ戻っている。

2024年1月場所では西幕下筆頭で7戦全勝の幕下優勝。同年3月場所は十両で9勝6敗、5月場所は14勝1敗で十両優勝を達成した。その後、7月場所に幕内へ復帰して11勝4敗を記録している。

この一連の成績は、若隆景が長期休場後にも上位で戦える力を持っていたことを示す重要な実績だ。

【幕内優勝2回の実績】2026年5月場所の星取表と得意技を分析



幕内最高優勝

2回




技能賞

7回




通算成績

420勝



若隆景の実績を語るうえで欠かせないのが、2022年3月場所と2026年5月場所の2度の幕内優勝だ。

2022年3月場所:関脇で初優勝

2022年3月場所は新関脇として迎えた場所だった。若隆景は12勝3敗を記録し、優勝決定戦で高安を破って初めて幕内最高優勝を達成した。

技能賞も獲得し、技巧派力士としての評価を高めた場所でもある。関脇での優勝は、その後の大関候補としての期待につながった。

2026年5月場所:25場所ぶりの2度目の優勝

2026年5月場所は東小結として出場し、12勝3敗を記録した。

千秋楽の本割を終えた段階で若隆景と大関・霧島がともに12勝3敗で並び、優勝決定戦に進出。最後は若隆景が霧島を押し出しで破り、25場所ぶりとなる2度目の幕内優勝を決めた。

2022年3月場所以来、約4年2カ月ぶりの賜杯だった。さらに技能賞も受賞している。右膝の大けがを乗り越えて再び優勝したという点でも、キャリアの中で特別な意味を持つ場所となった。

2026年5月場所の星取表

日本相撲協会の公式プロフィールに掲載された15日間の星取は次のとおりだ。


2026年5月場所・東小結


12勝3敗


幕内優勝・技能賞


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{s}


{i+1}日目


{/each}

本割15日間の星取。千秋楽後の優勝決定戦でも霧島に勝利。

3敗を喫したのは5日目、9日目、11日目。特に11日目の霧島戦で敗れた後も、残りの本割を全勝し、優勝決定戦まで勝ち抜いた点が印象的だ。

公式プロフィールの優勝記録では、幕内優勝2回のほか、十両優勝1回、幕下優勝2回、三段目優勝1回を記録。三賞は技能賞7回、殊勲賞1回となっている。

若隆景の得意技は右四つ・寄り

若隆景の取り口を理解するうえで注目したいのは、低い姿勢から相手の懐に入り、前へ出る攻めだ。

主な特徴は次の3点に整理できる。

- 右四つ:右腕を差して組み、相手の体勢を崩しながら攻める。
- 寄り:相手に圧力をかけ、土俵際まで前進して勝負を決める。
- おっつけ:相手の差し手や腕を制して、低い体勢を保ちながら攻める。

日本相撲協会の決まり手傾向では、過去6場所の取組において寄り切りが42%、押し出しが21%、突き落としが8%となっている。

この数字からも、若隆景は組んで前に出る相撲を軸にしながら、押し出しや突き落としも使い分ける力士だと分かる。体格だけに頼らず、相手の重心や腕の位置を制御する技術が持ち味となっている。

【若隆景の休場の経緯】2023年の右膝負傷と2026年の左脚手術

若隆景のキャリアには、2度の大きな負傷と長期休場がある。特に2023年の右膝の負傷と、2026年の左脚の負傷は、番付や復帰計画に大きく影響した。

2023年:右膝前十字靱帯と半月板を損傷

2023年3月場所、関脇だった若隆景は13日目の琴ノ若戦で右膝を負傷した。

その後、日本相撲協会に提出された診断書では、右膝前十字靱帯損傷、右外側半月板損傷、骨挫傷、右外側側副靱帯損傷が確認された。4月初旬には右膝前十字靱帯の再建手術を受けている。

この負傷によって2023年5月、7月、9月場所を3場所連続で全休。関脇から幕下まで番付を落とすことになった。

しかし、若隆景は復帰を諦めなかった。

2023年11月場所に幕下で復帰すると5勝2敗。翌2024年1月場所には7戦全勝で幕下優勝を果たし、3月に十両へ戻った。そして5月場所では14勝1敗で十両優勝。7月には幕内復帰を実現している。

一度は幕下まで降格した力士が、幕下優勝と十両優勝を経て再び幕内上位に戻ったことは、若隆景のキャリアを語るうえで欠かせない出来事だ。

2026年:左太ももの負傷で緊急手術

2026年の大きな転換点

2026年は、5月場所で2度目の幕内優勝を達成した直後に、再び大きなけがに見舞われた。

日刊スポーツの2026年7月10日付報道によると、若隆景は7月1日の稽古中に左太ももを負傷。大腿コンパートメント症候群と診断され、緊急手術を受けて入院した。

この症状は筋肉を包む筋膜などで区画された部分の内圧が上昇し、血流や神経に影響する可能性がある病態だ。報道では、医師から緊急性を指摘されるほどの激しい痛みがあったとされている。

そのため、5場所ぶりに関脇へ復帰する予定だった2026年7月場所は全休となった。

さらに9月場所も休場。9月11日付の日刊スポーツは、本人が復帰時期を未定としながらも、回復状況については経過が良好だと説明していたことを報じている。

そして、2場所連続全休の結果、2026年11月場所は西十両5枚目となった。

ここで重要なのは、2023年の右膝と2026年の左脚は別の負傷だということ。どちらも長期休場につながったが、同じけがが再発したという話ではない。

2026年11月場所で実際に土俵へ戻れるか、そして15日間を通して相撲を取れるかが、今後の番付回復を左右する大きなポイントになる。

【若隆景・若元春・若隆元の兄弟関係】大波三兄弟の絆と現在

若隆景を語る際に外せないのが、兄の若元春と若隆元の存在だ。3人は福島県福島市出身の実の兄弟で、相撲界では「大波三兄弟」と呼ばれている。

長男が若隆元、次男が若元春、三男が若隆景という順番だ。3人とも荒汐部屋に所属してきた力士であり、兄弟で同じ部屋の稽古に取り組んできた。

大波三兄弟のプロフィール比較

続柄 四股名・本名 主な実績・状況 長男 若隆元(大波渡) 最高位は幕下7枚目。2026年5月に引退し、若者頭へ転身。 次男 若元春(大波港) 最高位は関脇。荒汐部屋所属の現役力士。 三男 若隆景(大波渥) 最高位は関脇。幕内優勝2回。

兄弟関係について興味深いのは、実の兄弟であると同時に、相撲部屋では兄弟子と弟弟子という関係にもなることだ。

2022年の日刊ゲンダイのインタビューで、若隆景は兄2人との関係について、立場が変わっても接し方に大きな変化はなく、心強い存在だと語っている。

若元春は若隆景の次兄にあたり、2人は関脇まで昇進した実績を持つ。長兄の若隆元も長く幕下で相撲を取り、弟たちを支えてきた。

兄・若隆元は2026年に現役引退

2026年には三兄弟にも大きな変化があった。

デイリースポーツの2026年5月27日付報道によると、長兄の若隆元は現役を引退し、若者頭に転身した。最高位は幕下7枚目で、関取昇進には届かなかったものの、長く角界で活動した。

これにより、現在は次兄の若元春と三男の若隆景が現役力士として土俵に立つ兄弟となっている。

大波三兄弟は、単に同じ部屋に所属する兄弟というだけではない。東日本大震災の際には、若元春と若隆景が東京で避難生活を送り、その際に長兄の若隆元が所属していた荒汐部屋で約1カ月を過ごしたことも報じられている。

その後、若隆景と若元春はともに三役へ昇進。兄弟が同じ部屋で切磋琢磨してきた歩みは、荒汐部屋の歴史を彩るエピソードの一つとなっている。

【プロの結論】若隆景の11月場所で注目すべき3つのポイント

若隆景の2026年11月場所を評価する際には、単純に何勝できるかだけでなく、復帰の内容にも注目したい。

特に重要なのは、次の3つだ。

1. 15日間を戦える状態に戻っているか

2023年の右膝の負傷に続き、2026年には左脚の緊急手術を経験した。過去にも長期休場から復活した実績はあるが、今回は異なる部位の負傷である。

そのため、番付を急いで戻すことよりも、継続して土俵に立てる状態を取り戻せるかが重要になる。

2. 得意の右四つ・寄りが維持されているか

若隆景の最大の武器は、相手の懐に入る低い攻めとおっつけだ。復帰後もこの形を作れるかは、今後の成績を占う重要な判断材料となる。

特に立ち合いから相手の腕を制し、自分の体勢を崩さず前に出られるかに注目したい。

3. 十両から幕内へ戻るための勝ち越し

西十両5枚目という位置は、幕内復帰を目指すうえで重要な番付だ。ただし、幕内への再昇進は場所ごとの成績や他力士の番付変動にも左右される。

まずは安定して勝ち越せるか。その先に幕内復帰、三役復帰という目標が見えてくる。

2026年5月場所で12勝3敗の優勝を達成した実力は、すでに証明されている。今後の焦点は、その実力を負傷後の土俵でどこまで発揮できるかだ。

【若隆景渥に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:若隆景の現在の番付は何枚目ですか?
A1:2026年11月場所の番付は西十両5枚目です。2026年7月と9月の2場所を全休したことが番付降下につながりました。

Q2:若隆景の幕内優勝は何回ですか?
A2:幕内最高優勝は2回です。2022年3月場所に初優勝し、2026年5月場所には12勝3敗で2度目の優勝を達成しました。

Q3:若隆景と若元春、若隆元はどのような関係ですか?
A3:3人は実の兄弟です。長男が若隆元、次男が若元春、三男が若隆景で、大波三兄弟と呼ばれています。若隆元は2026年5月に引退し、若者頭に転身しました。

まとめ:若隆景は再び幕内・三役へ戻れるのか

若隆景渥は、荒汐部屋所属の実力派力士であり、関脇まで昇進し、幕内最高優勝を2回達成している。2023年には右膝の大けがで幕下まで降格したものの、幕下優勝、十両優勝を経て幕内へ復帰した。

そして2026年5月場所には、12勝3敗で25場所ぶりの優勝を果たした。しかし、その直後に左脚を負傷して緊急手術を受け、7月・9月場所を連続全休。11月場所は西十両5枚目からの再出発となった。

今後の最大の注目点は、再び土俵で若隆景らしい低い攻めと右四つ・寄りを見せられるかどうかだ。

2度の幕内優勝、関脇への昇進、そして過去の大けがからの復活。これまでの歩みを振り返れば、若隆景には再び上位を目指すだけの実績がある。2026年11月場所は、その新たな挑戦を見届ける重要な場所となる。

日本相撲協会の公式番付と星取表を追いながら、十両から幕内、そして再び三役を目指す若隆景の今後に注目したい。

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藤堂 遥
デジタルマーケター 藤堂 遥
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美容・ファッション担当として8年以上の取材経験。beauty領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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