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神戸学院大学附属中学校高等学校とは?偏差値・評判・学費と114年の歴史を徹底解説

大槻 莉子 大槻 莉子 • 更新: • 公開: • 読了約 27 分
目次

神戸学院大学附属中学校高等学校は、兵庫県神戸市中央区のポートアイランドに校舎を構える、男女共学の私立中学校・高等学校です。大学附属校としての進学環境、中高一貫教育、国際教育などを特徴とし、2026年現在も神戸市内で中学受験・高校受験を考える家庭から関心を集めています。

その歴史は、1912年(明治45年)に森わさが創立した森裁縫女学校にまでさかのぼります。女子教育を出発点とした学校は、神戸森高等学校、神戸学院女子高等学校という時代を経て、2001年に神戸学院大学附属高等学校として男女共学化。さらに2016年のポートアイランド移転、2017年の附属中学校開校によって、現在の中高一貫教育体制へと発展しました。

【学校概要】神戸学院大学附属中学校高等学校はどんな学校?

神戸学院大学附属中学校高等学校

神戸学院大学附属中学校高等学校は、学校法人神戸学院が運営する私立の中学校・高等学校です。現在の所在地は兵庫県神戸市中央区港島中町4-6-3。神戸新交通ポートライナーの「みなとじま駅」から徒歩約1分という立地にあります。

学校の大きな特徴は、中学校から高校までの6年間を見通した教育と、神戸学院大学との連携を両立していることです。単に大学名を冠した高校というだけではなく、中学校段階から基礎学力、思考力、表現力を育て、将来の大学進学や社会での活躍につなげる教育を掲げています。

現在の学校基本情報

  • 正式名称:神戸学院大学附属中学校・高等学校
  • 所在地:兵庫県神戸市中央区港島中町4-6-3
  • 設置者:学校法人神戸学院
  • 学校区分:私立・男女共学
  • 中学校:2017年4月開校
  • 高等学校:全日制普通科
  • 教育の特色:中高一貫教育、大学連携教育、探究学習、英語教育
  • 最寄り駅:ポートライナー「みなとじま駅」

校舎は2016年にポートアイランドへ移転しました。神戸学院大学のキャンパスにも近く、大学の教育環境や専門的な学びに触れられることが立地上の強みです。

神戸市中央区という都市部にありながら、ポートアイランドの開放的な環境で学校生活を送れる点も特徴です。三宮方面からポートライナーでアクセスできるため、神戸市内の広い範囲から通学を検討できます。

女子教育から男女共学へと変わった学校

現在の学校像だけを見ると、神戸学院大学との関係を中心に設立された学校だと思われがちです。しかし、その起源は大学の開学より半世紀以上も前にあります。

もともとは女子教育を目的に創立された学校であり、時代の変化に合わせて教育内容や学校名を変えてきました。女子教育の伝統を持ちながら、現在は男女がともに学ぶ教育機関へと発展した点が、学校の成り立ちを理解するうえで重要です。

【114年の歴史】森裁縫女学校から神戸学院大学附属校への変遷

神戸学院大学附属中学校高等学校の歴史を理解するには、1912年の創立から現在までを時系列で整理する必要があります。

その出発点となったのが、創立者・森わさによる森裁縫女学校です。神戸学院大学が誕生した1966年、2001年の共学化、そして2017年の中学校開校という節目が、現在の学校の形をつくりました。

森わさが1912年に創立した森裁縫女学校

学校法人神戸学院の公式沿革によると、1912年1月、森わさが兵庫県五宮町(現在の神戸市兵庫区五宮町)に私立森裁縫女学校を創立しました。学校の創立記念日は1月23日です。

当時の女子教育において、裁縫などの実用的な技能を身につけることは大切な教育課題でした。しかし、森わさが目指したのは技術の習得だけではありません。

学校公式の建学の精神では、森わさが目標とした人物像について「腹のできた底力のある人間」「真に社会に役立つ人間」という考え方が紹介されています。

つまり、実生活に役立つ知識や技能だけでなく、人間としての内面的な強さや社会に貢献する姿勢を育てることが、創立時からの教育理念だったのです。

神戸学院女子高等学校から大学附属校への転換

学校の大きな転換点は1966年です。この年、森わさの長男である森茂樹が関わる形で神戸学院大学が開学し、系列の高校・中学校も神戸学院女子高等学校、神戸学院女子中学校へと名称を変更しました。

その後、2001年4月には高校が神戸学院大学附属高等学校へと改称され、男女共学に移行します。学校法人の公式沿革にも、同年の改称と共学化が記録されています。

この変更は単なる校名変更ではありません。女子教育を中心としてきた学校が、大学との連携を軸に、男女双方を対象とする教育機関へと方向性を広げた節目でした。

神戸学院大学附属中学校の開校で6年間の教育体制へ

次の大きな節目は2016年から2017年にかけて訪れます。2016年4月、高等学校がポートアイランドへ移転。翌2017年4月には神戸学院大学附属中学校が新設されました。

これによって、現在の中学校・高等学校が一体となった教育環境が整いました。中学校の設置は、大学附属校としての連携を中学段階から活用し、より長期的な教育を実現するための発展でもあります。

学校の歴史を整理した年表

年代 出来事 学校史における意味
1912年 森わさが森裁縫女学校を創立 現在の学校の起源
1918年 森女学校へ改称 学校名称の変更
1923年 森高等女学校の設置認可 高等女学校として発展
1936年 会下山に新校舎が完成 教育環境の拡充
1948年 学制改革により神戸森高等学校を設置 新制高校への移行
1949年 神戸森中学校・神戸森高等学校へ改称 法人・校名の再編
1966年 神戸学院大学開学、神戸学院女子高等学校へ改称 大学との系列関係が形成
2001年 神戸学院大学附属高等学校へ改称、男女共学化 現在の高校名と共学体制が成立
2016年 ポートアイランドへ校舎移転 大学に近接した教育環境を整備
2017年 神戸学院大学附属中学校が開校 現在の中高一貫教育体制へ

この年表から分かるのは、神戸学院大学附属中学校高等学校が、大学設立と同時に生まれた学校ではないということです。1912年の女子教育を出発点とし、時代ごとの教育制度や社会の変化に対応しながら発展してきました。

【中高一貫教育の特徴】6年間の学びと神戸学院大学との関係

神戸学院大学附属中学校の教育は、中学3年間だけで完結するものではありません。高校段階までを見通した6年間の学習計画を設け、基礎力から応用力、進路選択へと段階的につなげています。

基礎学力と英語教育を重視するカリキュラム

学校公式の「6年間の学びの流れ・特色」では、国語・数学・英語を中心に、日常的な学習習慣を身につける教育が紹介されています。

英語ではネイティブ講師とのチームティーチングを実施。会話練習や英作文、小テストなどを通して、知識を実際に使う力を育成します。

国語では音読の録画やグループ学習、発表活動などを取り入れ、読む力・聞く力・伝える力を養います。

数学では基本問題の反復練習や小テストを通じて基礎を定着させ、中高一貫用教材を活用して発展的な問題にも取り組みます。

また、長期休業中の特別授業なども設けられ、学習内容を積み重ねる仕組みが用意されています。

6年間を通して育てる3つの力

教育の柱として掲げられているのは、基礎力・思考力・実践力です。

  • 基礎力:知識を身につけ、物事の本質を理解する力。
  • 思考力:さまざまな情報を組み合わせ、主体的に考えて判断する力。
  • 実践力:考えたことや学んだことを、表現し実現する力。

単に知識を暗記するのではなく、課題を発見し、自分なりに考え、解決へ向けて行動するという流れを重視しています。

校訓「報恩感謝・自治勤労」と現在の教育理念

神戸学院大学附属中学校高等学校の歴史を調べる際、特に注目したいのが「報恩感謝」「自治勤労」という言葉です。

これは森わさが創立時に掲げた校訓であり、学校の教育理念の根幹に位置づけられています。

「報恩感謝」は、周囲の人や社会から受ける恩恵に感謝し、それに応えて生きる姿勢を表します。「自治勤労」は、自らを律し、自主的に努力を続ける姿勢を意味します。

一方、現在の学校公式サイトで校訓として掲げられている言葉は、「照顧脚下」と「切磋琢磨」です。

「照顧脚下」は、自分自身の言動や日常を振り返り、着実に成長すること。「切磋琢磨」は、友人と互いに励まし合いながら成長し、社会を築くことを表しています。

したがって、「報恩感謝・自治勤労」は創立時から受け継がれる教育精神、「照顧脚下・切磋琢磨」は現在の学校が示す校訓として整理すると、両者の関係を正確に理解できます。

神戸学院大学へ全員が進学できるわけではない

大学附属校という名称から、卒業後は全員が神戸学院大学へ進学できると考える人もいます。しかし、実際には一定の推薦基準を満たすことが必要です。

学校公式の入学案内Q&Aによると、学習意欲を持ち、学校生活をまじめに送り、所定の推薦基準をクリアした生徒が特別入試を利用できます。

一方、他大学への進学も可能です。中学校のQ&Aでは、神戸学院大学の内部推薦を確保したうえで、一定の成績基準を満たせば国公立・私立大学を受験できる仕組みも説明されています。

2026年3月卒業生について、学校公式の進学実績では神戸学院大学への進学者は82人でした。法学部、経済学部、経営学部、人文学部、心理学部、薬学部など、複数の学部に進学しています。

この数字は、附属大学への進学ルートが実際に機能していることを示す一方、全卒業生が内部進学するわけではないことも理解しておく必要があります。

【偏差値・評判を検証】神戸学院大学附属中学校高等学校の評価は?

受験校を選ぶ家庭にとって、偏差値と評判は気になる情報です。ただし、偏差値は模試の実施団体によって算出方法や受験者層が異なります。口コミも投稿者の学年や個人的な経験によって評価が変わります。

神戸学院大学附属中学校の偏差値

2027年度入試に向けた日能研関西の予想R4偏差値(2026年9月22日版)では、神戸学院大学附属中学校は次の水準です。

  • 男子:34〜37
  • 女子:35〜37

これは合格可能性80%の目安となるR4偏差値です。入試回によって数値が変わり、同じ学校でも受験日や科目によって難度が異なります。

一方、民間の学校情報サイト「みんなの中学校情報」では、2026年度の偏差値を46〜47と掲載しています。日能研関西のR4とは算出方法が異なるため、数字だけを横並びにして優劣を判断することはできません。

中学受験では、学校全体の偏差値だけでなく、受験する入試回の科目、配点、過去の合格最低点などを確認することが大切です。

神戸学院大学附属高校の偏差値

高校については、「みんなの高校情報」の2026年度版で偏差値52〜57と掲載されています。

高校は特進文理コース、特進グローバルコース、総合進学コースの3コースを設けており、志望進路や学習目的によって教育内容が異なります。

偏差値を調べる際には、学校全体の数値だけでなく、希望するコースの募集要項や入試方式を併せて確認する必要があります。

中学校の口コミから見える評判

「みんなの中学校情報」に掲載されている神戸学院大学附属中学校の口コミ評価は、5点満点中3.74点(9件)です。

項目別では、施設やアクセスに比較的高い評価が付いています。

  • 施設:4.61
  • 治安・アクセス:4.74
  • 制服:4.55
  • 学習環境:3.82
  • 部活動:3.00
  • 進学実績・学力レベル:2.82
  • いじめの少なさ:3.08

2025年入学の在校生による口コミでは、勉強・部活動・学校生活を両立しやすいという評価が見られます。また、2025年入学の保護者からは、少人数で落ち着いた環境や、勉強以外のさまざまな体験をさせる学校の取り組みを評価する投稿もあります。

一方、進学実績や部活動の評価は施設・アクセスほど高くありません。学校の設備が整っていることと、大学受験での実績や部活動の競技力は別の評価軸として考える必要があります。

なお、口コミ9件という母数は決して多くありません。投稿者の個人的な経験を学校全体の評価と同一視するのは避けたいところです。

高校の口コミ評価も確認しておきたい

高校については、同じ学校情報サイトで2026年度の口コミ評価が2.53点(134件)と掲載されています。中学校の評価とは数値に差がありますが、対象となる学年や投稿者、評価対象が異なります。

中学校と高校では、授業の進め方、コース、部活動、進路指導なども異なるため、口コミを比較するときは、どちらの学校段階についての投稿なのかを確認することが欠かせません。

評判を判断する際は、校舎の設備、通学の利便性、授業の理解度、進学指導、部活動の活動状況など、自分が重視する項目に分けて見ることが重要です。

【2027年度入試情報】中学校・高等学校の募集人数と試験日

2026年11月現在、神戸学院大学附属中学校高等学校では2027年度入試の要項が公開されています。中学校は小学6年生、高等学校は中学校卒業見込みの受験生が対象です。

中学校の2027年度入試情報

2027年度の中学校募集人員は60名(男女)です。1次A・1次B・2次・3次の複数日程が用意されています。

試験日程は次のとおりです。

  • 1次A入試:2027年1月16日
  • 1次B入試:2027年1月16日午後
  • 2次入試:2027年1月17日
  • 3次入試:2027年1月24日

試験科目は、1次Aが国語・算数・理科の3教科、または国語・算数の2教科を300点換算する方式です。1次B・2次・3次は国語と算数の2教科となっています。

受験料は20,000円で、インターネット出願です。出願開始は2026年12月14日午前7時からとなっています。

自己推薦枠も設けられている

1次A入試には一般選抜枠のほか、若干名の自己推薦枠があります。

対象となるのは、スポーツ、楽器演奏、絵画などの習い事で顕著な実績がある人や、英語検定・漢字検定などの資格取得に積極的に取り組んできた人です。入学後も継続して努力する意思があることが大切です。

2026年度のエントリー書類提出期間は11月20日から12月3日までです。自己推薦枠の審査に通らなかった場合でも、1次A入試の一般選抜枠で受験できます。

自己推薦枠へのエントリーは合格を確約するものではなく、あくまでその枠に出願する資格を審査する制度です。

高等学校の2027年度入試情報

高等学校の2027年度募集人員は、全日制普通科の外部募集200名です。内訳は次のようになっています。

  • 特進文理コース:40名
  • 特進グローバルコース:30名
  • 総合進学コース:130名

このほか、内部進学予定者60名(2クラス)が予定されています。

試験日は2027年2月10日。受験料は20,000円で、インターネット出願を利用します。

出願サイトの開設期間は2026年12月14日から2027年1月22日まで。受験料の支払いは2027年1月8日から可能で、正式な出願期間は1月8日から1月22日までです。

試験はコースによって科目と配点が異なります。特進文理コースは国語・英語・数学に加えて理科または社会を選択する4教科型。特進グローバルコースは英語を重視した配点、総合進学コースは国語・英語・数学の3教科型です。

専願受験者には30点の加算があります。第1志望のコースで合格点に届かなかった場合でも、第2志望の総合進学コースの合格点に達していれば、そのコースで合格する仕組みです。

受験前に確認したいポイント

中学・高校とも、募集要項は年度ごとに変更される可能性があります。特に出願期間、試験科目、配点、合格発表日、入学手続きの期限は、受験年度の公式資料で確認する必要があります。

2027年度入試を検討している家庭は、学校説明会や個別相談も活用し、実際の授業内容やコース選択について確認しておくと、入学後のミスマッチを防ぎやすくなります。

【学費を解説】中学校・高等学校の初年度費用はいくら?

私立中学校・高等学校への進学では、授業料だけでなく、入学金、施設設備費、制服代、教材費、修学旅行積立金なども含めて家計への負担を考える必要があります。

神戸学院大学附属中学校高等学校の2027年度入試要項に記載された金額を整理すると、次のようになります。

中学校の入学時に必要な費用

  • 入学金:300,000円
  • 施設設備費:100,000円
  • 宿泊研修費等:約40,000円
  • 制服・体操服等:約145,000円

入学時に必要な費用は、合計で約585,000円です。制服や体操服は、購入する種類や枚数によって金額が変わります。

中学校の毎月の校納金

  • 授業料:38,000円
  • 教育充実費:11,000円
  • 学習費・修学旅行積立金:16,000円
  • 生徒会費:1,000円
  • 育友会費:1,500円

毎月の合計は67,500円です。これを12か月分として計算すると810,000円になります。

入学時の費用585,000円と合わせると、初年度の概算は約139万5,000円です。別途、4月のみ同窓会費1,000円が必要です。

高等学校の入学時費用と毎月の校納金

高校の入学手続き時に必要な費用は次のとおりです。

  • 入学金:300,000円
  • 施設設備費:100,000円
  • 教科書・制服・体操服等:約130,000円
  • 宿泊研修費等:約40,000円

合計は約570,000円です。

毎月の校納金は、授業料38,000円、教育充実費11,000円に加え、学習費5,000円、生徒会費1,000円、育友会費1,500円、修学旅行積立金が必要です。

修学旅行積立金は、特進文理・総合進学コースが月額13,000円、特進グローバルコースが月額40,000円です。したがって、毎月の合計は通常の2コースで69,500円、特進グローバルコースで96,500円となります。

12か月換算で入学時費用を加えると、初年度の概算は次のようになります。

  • 特進文理・総合進学コース:約140万4,000円
  • 特進グローバルコース:約172万8,000円

特進グローバルコースは語学留学を伴うため、修学旅行積立金が高く設定されています。実際の金額は留学内容や経済状況などによって変更される場合があります。

奨学金・授業料減免制度も確認したい

学校独自の支援制度として、溝口奨励金や森わさ記念育英奨学金があります。いずれも給付年額162,000円です。

また、家庭状況が急変した場合の授業料減免制度もあり、免除額は月額13,500円とされています。

高校では国の高等学校等就学支援金制度なども利用できる場合があります。実際の負担額は、世帯の所得や制度の適用条件、年度ごとの制度変更によって異なります。

私立学校の費用を比較するときは、入学時の納入金だけで判断せず、毎月の預り金や修学旅行積立金、留学費用なども含めて6年間・3年間の総額を試算することが大切です。

【プロの結論】神戸学院大学附属中学校高等学校に向いている人・向いていない人

学校の評価を考える際には、偏差値や口コミの点数だけでなく、教育方針と本人の希望が合っているかを確認する必要があります。

向いていると考えられる生徒

1. 中学から高校まで落ち着いて学びたい人

6年間を見通した学習計画のもとで、基礎学力から応用力まで段階的に伸ばしたい生徒には、中高一貫教育という環境が選択肢になります。

2. 神戸学院大学との連携を活用したい人

大学の教育環境や専門分野に早い段階から触れたい人にとって、大学に近接する附属校という特徴は魅力です。大学進学を考える際にも、内部推薦という選択肢を持てます。

3. 英語や探究活動に興味がある人

ネイティブ講師との授業、英会話、グループ学習、課題解決型の学びなどに積極的に取り組みたい生徒にも適した教育環境です。

4. 勉強と学校生活の両立を目指したい人

学習だけに偏らず、友人関係や学校行事、部活動なども含めて充実した6年間を過ごしたい場合には、実際の学校生活を見学したうえで検討する価値があります。

慎重に検討したい生徒・家庭

1. 最難関大学への進学実績だけを重視する場合

難関国公立大学や最難関私立大学への進学を第一の目標とする場合は、特進文理コースのカリキュラムや最新の大学合格実績を他校と比較することが大切です。

2. 大学附属だから自動的に内部進学できると考えている場合

神戸学院大学への進学には推薦基準があります。成績や学校生活への取り組みが重要になるため、入学すれば無条件で大学に進めるという理解は正確ではありません。

3. 家庭の教育費に大きな制約がある場合

私立中高一貫校では、授業料以外にもさまざまな費用が発生します。特に中学校から入学する場合は6年間の支出を見積もり、奨学金や減免制度の対象になるかも確認しておきたいところです。

学校選びで重視すべき3つの判断基準

神戸学院大学附属中学校高等学校を検討する際は、次の3点を確認すると判断しやすくなります。

  • 教育内容:6年間のカリキュラム、英語教育、探究活動、学習サポートが本人の希望に合うか。
  • 進路実績:神戸学院大学への内部進学だけでなく、国公立・私立の他大学への進学状況も確認する。
  • 費用と通学:6年間の学費総額、通学時間、部活動や学校行事との両立を考える。

偏差値は受験の目安、口コミは在校生や卒業生の経験を知るための参考情報です。どちらか一方だけで学校を評価せず、実際の教育内容や進路指導を確認することが、納得できる学校選びにつながります。

【よくある質問】神戸学院大学附属中学校高等学校に関するFAQ

Q1:神戸学院大学附属中学校の偏差値はいくつですか?
A1:2027年度入試に向けた日能研関西の予想R4偏差値では、男子34〜37、女子35〜37です。民間サイトでは46〜47と掲載される例もありますが、算出方法が異なるため、同じ基準の数値として比較することはできません。

Q2:神戸学院大学附属中学校は中高一貫校ですか?
A2:はい。2017年に附属中学校が開校し、高校までの6年間を見通した中高一貫教育を実施しています。中学段階から基礎学力、英語力、思考力、表現力を育成するカリキュラムが特徴です。

Q3:神戸学院大学附属中学校から神戸学院大学へ全員が進学できますか?
A3:全員が自動的に進学できるわけではありません。所定の推薦基準を満たす必要があります。また、内部推薦を確保しながら他大学への受験を目指す進路も用意されています。

Q4:神戸学院大学附属中学校の学費はいくらですか?
A4:2027年度入試要項では、入学金30万円、施設設備費10万円、宿泊研修費等約4万円、制服・体操服等約14万5,000円です。毎月の校納金は合計6万7,500円で、12か月換算の初年度費用は約139万5,000円が目安です。

Q5:神戸学院大学附属高等学校はいつ共学になりましたか?
A5:2001年4月です。それまでの神戸学院女子高等学校から神戸学院大学附属高等学校へ改称され、男女共学となりました。

Q6:神戸学院大学附属中学校高等学校の創立はいつですか?
A6:起源となる森裁縫女学校が創立されたのは1912年1月23日です。創立者は森わさで、創立時の校訓は「報恩感謝」「自治勤労」でした。

まとめ:神戸学院大学附属中学校高等学校は歴史と大学連携を持つ中高一貫校

神戸学院大学附属中学校高等学校は、1912年に森わさが創立した森裁縫女学校を起源とする、長い歴史を持つ私立学校です。

神戸森高等学校、神戸学院女子高等学校という変遷を経て、2001年には大学附属化と男女共学化を実現。2016年のポートアイランド移転、2017年の中学校開校によって、現在の中高一貫教育体制が整いました。

創立時の「報恩感謝・自治勤労」という精神は、現在の「照顧脚下」「切磋琢磨」という教育理念にもつながっています。長い歴史を持ちながら、英語教育、探究活動、大学との連携など、現在の教育ニーズに対応した取り組みを進めている点が特徴です。

2026年現在、受験を検討する家庭にとっては、2027年度の入試日程、コース別の募集人数、学費、内部進学の条件を具体的に確認が必要です。

学校名に神戸学院大学が付いていることだけで進学先を決めるのではなく、6年間で何を学べるのか、卒業後にどのような進路を選べるのかまで考えることが大切です。

114年にわたる女子教育の伝統を土台に、大学附属校としての教育環境と中高一貫教育を組み合わせた学校。それが、現在の神戸学院大学附属中学校高等学校です。

主な参照資料: 学校法人神戸学院の公式沿革、学校公式の建学の精神・教育方針、2027年度中学校・高等学校入学試験要項、学校公式進学実績、日能研関西の入試予想R4、学校口コミ情報。

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