2026年11月2日現在、アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかは、2027年3月28日に開催される卒業式をもってグループを卒業する予定だ。2026年10月1日に自身の公式Xなどで卒業を発表し、10月26日には仮面女子の公式YouTubeで卒業式の日程も明らかになった。2018年の事故によって脊髄を損傷し、車いすでの生活を送りながらステージに復帰した猪狩にとって、大きな節目となる。
今回の卒業で注目したいのは、その理由と卒業後の活動だ。本人はTBSテレビの取材に対し、アイドル活動に区切りをつける時期について「体力や年齢を考え、今が最適」と説明している。一方、芸能界を引退するわけではなく、今後もクリーブラッツ所属タレントとして活動する方針だ。過去には2020年に発表した卒業を2021年に撤回した経緯もある。事故から現在までの歩みと、今回の決断に至る背景を時系列で整理する。
【2026年最新】猪狩ともかの現在は?仮面女子卒業と今後の日程

猪狩ともかは2026年11月現在、仮面女子の現役メンバーとして活動している。2026年10月1日に卒業を発表したが、発表と同時にグループを離れたわけではない。
卒業時期は当初「来春」と案内されていたが、10月26日に公開された仮面女子の公式YouTube動画「猪狩ともか卒業 #3」で、卒業式の日程が2027年3月28日(日)に決定したと発表された。
2026年10月1日の卒業発表で何を伝えた?
猪狩は自身の公式Xで卒業を報告し、直筆のメッセージも公開した。
「私、猪狩ともかは来春 仮面女子を卒業します。たくさん悩み、この決断をしました。」
メッセージでは、2014年に芸能活動を始め、2018年以降は車いす生活になりながらも「仮面女子の猪狩ともか」として活動できたことへの感謝を伝えている。
また、所属事務所のクリーブラッツも公式発表で、本人が思い描く未来を大切にし、卒業後の新しい道を応援する姿勢を示した。
今回の発表で重要なのは、卒業が芸能活動そのものの終了を意味していない点だ。猪狩はグループを離れた後も、同事務所に所属するタレントとして活動を続ける。
卒業までの主なスケジュール
2026年11月2日時点で公表されている主な予定は次のとおりだ。
- 2026年11月4日:ジュリアナの祟りとのツーマンライブ
- 2026年11月8日:寄居ふるさとの祭典市
- 2026年11月14日:BDSバイクセンサー秋の祭典
- 2026年11月17日:劇場SL公演
- 2026年11月19日:Zepp Shinjukuで仮面女子ワンマンライブ「Genesis」
- 2026年11月20日:ミーグリ
- 2026年11月24日:日向なおの生誕祭
- 2027年3月28日:猪狩ともか卒業式
これらの予定は、本人が10月24日に更新した公式ブログの11月予定まとめなどに掲載されている。
特に注意したいのは、11月19日の「Genesis」が最後のワンマンライブであり、正式な卒業式は2027年3月28日だということ。最後のワンマンライブとグループ卒業の日は別である。
したがって、2026年11月に仮面女子を離れるわけではなく、2027年春まで活動を続ける予定となっている。
【卒業理由を検証】なぜ2027年春に仮面女子を卒業するのか?
今回の卒業発表で、多くの人が気にしているのが決断の理由だ。
10月1日に公開された直筆メッセージでは「たくさん悩み、この決断をしました」と説明されていたが、本人はその後、TBSテレビの独自取材に対して、より具体的な理由を明かしている。
本人が語った卒業理由は「体力や年齢を考え、今が最適」
2026年10月3日配信のTBS NEWS DIGによると、猪狩は卒業を決めた理由について次のように回答した。
「アイドル活動に区切りをつけるとしたら、体力や年齢を考え、今が最適だと思った為です」
つまり、今回の卒業は突然の活動休止や芸能界引退ではなく、長年続けてきたアイドル活動に自ら区切りをつける判断と受け取れる。
1991年生まれの猪狩は、2026年11月現在34歳。10年以上にわたってアイドルとして活動してきた経験を踏まえ、今後の働き方を考えたうえでの決断だ。
特に2018年の事故以降は、車いすでの移動やライブ活動を続けてきた。活動を継続するには、本人の身体状況に合わせた環境や準備も必要になる。
ただし、本人が卒業理由として公表したのは体力と年齢を考慮したタイミングの判断であり、事故の後遺症が直接の原因だと説明したわけではない。
卒業後も講演会やパラスポーツ関連の活動を継続
TBSテレビの取材では、卒業後の活動についても具体的な考えを明かしている。
本人が挙げたのは、講演会やパラスポーツイベントへの出演、さらに仮面女子を裏側から支える活動だ。
これまでの経験を生かしながら、アイドルという立場とは異なる形で社会との接点を広げていく方向性が見えている。
ここで押さえておきたいのは、卒業後もクリーブラッツ所属タレントとして活動するという本人の発表だ。所属事務所を退所する発表も、芸能界引退の発表も出ていない。
今回の卒業と事故を直接結び付けるのは正確ではない
猪狩ともかの卒業ニュースでは、2018年の看板事故と車いす生活が大きく取り上げられている。そのため、事故が卒業の原因なのではないかと考える人もいるだろう。
しかし、本人がTBSテレビに説明した卒業理由は、体力や年齢を考慮したタイミングの判断だ。
事故によって活動の形が変わったことは事実だが、事故そのものを今回の卒業理由とする説明はされていない。両者を混同しないことが、今回の発表を理解するうえで大切だ。
【経歴・プロフィール】猪狩ともかの年齢・生年月日とアイドル活動の軌跡
猪狩ともかは、埼玉県出身のタレント・アイドル。2014年に芸能活動を開始し、研究生グループから仮面女子の主要ユニットへと活動の場を広げてきた。
基本プロフィール
- 名前:猪狩ともか(いがりともか)
- 生年月日:1991年12月9日
- 年齢:34歳(2026年11月2日時点)
- 出身地:埼玉県
- 芸能活動開始:2014年
- 所属事務所:クリーブラッツ
- 主な所属グループ:仮面女子
- 過去の所属ユニット:スライムガールズ、スチームガールズ
- 現在の活動:アイドル、タレント、執筆、講演など
猪狩ともかの経歴・転換点を時系列で整理
活動歴を振り返ると、芸能界入り、事故、ステージ復帰、卒業発表という複数の転換点がある。
| 時期 | 出来事・関係する人物や組織 | 内容・意味 |
|---|---|---|
| 1991年12月9日 | 猪狩ともか | 埼玉県で生まれる。 |
| 2014年 | スライムガールズ | 仮面女子研究生グループで芸能活動を開始。 |
| 2017年2月 | スチームガールズ | 仮面女子のユニットへ昇格。 |
| 2018年4月11日 | 湯島聖堂の看板事故 | 強風で倒れた案内板の下敷きとなり、脊髄損傷などの重傷を負う。 |
| 2018年8月26日 | 仮面女子 | 車いすでライブステージに復帰。 |
| 2020年2月 | 仮面女子 | グループ卒業と個人活動への移行を発表。 |
| 2021年9月 | 仮面女子 | 卒業を撤回し、グループ活動の継続を決断。 |
| 2026年10月1日 | 本人公式X・仮面女子 | 2027年春の卒業を発表。 |
| 2026年10月26日 | 仮面女子公式YouTube | 卒業式を2027年3月28日に開催すると発表。 |
| 2027年3月28日 | 仮面女子・クリーブラッツ | 仮面女子の卒業式を予定。以降は所属タレントとして活動する方針。 |
この経歴で注目したいのは、2018年の事故を境に活動の形が変わっても、本人がアイドルとしてのキャリアを終わらせなかったことだ。
事故以前は通常のアイドル活動を中心としていたが、事故後は車いすでのステージ出演に加え、障がい理解やパラスポーツに関する発信にも活動領域を広げていった。
単に所属ユニットが変わったという経歴ではなく、本人の経験を生かして活動の意味そのものを広げてきた点に特徴がある。
【2018年の事故】湯島聖堂の看板事故と脊髄損傷、車いすでのステージ復帰
猪狩ともかの人生を大きく変えたのが、2018年4月11日に東京都文京区の湯島聖堂で発生した看板事故だ。
本人の公式ブログに掲載された2018年5月7日の報告には、事故当時の状況や負傷内容が詳しく記されている。
事故の経緯:強風で倒れた案内板の下敷きに
事故当日、猪狩は普段どおり歩道を歩いていた。ところが、強風によって建物に設置されていた大きな看板が倒れ、避ける間もなく下敷きになったという。
本人の説明によれば、通行人が看板を持ち上げて救助し、その後、救急車で病院へ搬送された。
緊急手術を受けた後、集中治療室(ICU)、高度治療室(HCU)を経て一般病棟で治療を受けた。
負傷した部位は複数に及んでいた。
- まぶたの裂傷
- 頭部の挫創
- 脚の骨折
- 肋骨の骨折
- 胸椎・腰椎の骨折
- 脊髄損傷による両下肢麻痺
特に深刻だったのが脊髄損傷だ。両脚を自分の意思で動かすことが難しくなり、歩行ができない状態となった。
本人は当時のブログで、今後は車いすでの生活を余儀なくされると説明している。
車いす生活を受け入れるまでの葛藤
事故直後、猪狩はすぐに自分の将来を理解できたわけではなかった。
本人のブログによると、当初は数か月で回復する可能性を考え、再びファンの前に立つことや始球式への参加を思い描いていたという。
しかし、医師からの説明やリハビリを通じて、脊髄損傷による両下肢麻痺と向き合う必要があることを理解していった。
事故によって、それまで当たり前だった生活やアイドル活動の方法は大きく変わった。それでも本人は、ファンの前に戻るという目標を持ち続けた。
2018年8月26日、車いすでライブステージに復帰
事故から約4か月半後の2018年8月26日、猪狩は東京の仮面女子カフェで開催されたライブに登場した。
当日はライブのフィナーレに姿を見せ、車いすでの活動再開を果たした。
これは単にイベントに顔を出したというだけではない。本人にとって、事故後にアイドルとして再びステージに立つための大きな一歩だった。
その後も車いすユーザーとして仮面女子の活動を続け、ライブ出演やイベント、講演などを通じて自身の経験を発信していった。
事故後に広がった社会活動
猪狩の活動は、アイドルの枠内だけにとどまらなかった。
東京2020パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会のメンバーに選ばれたほか、東京都のパラ応援大使なども務め、パラスポーツの普及や障がいへの理解を促す活動に関わってきた。
車いすでステージに立つ姿そのものが、多様な人が同じ場所で活動することの意味を伝える機会にもなっていた。
【過去の卒業撤回】2020年に卒業を発表した猪狩ともかが2021年に残留を決めた理由
猪狩ともかが仮面女子の卒業を発表したのは、2026年が初めてではない。
2020年2月にも卒業を発表しており、その後、2021年に決断を撤回した経緯がある。今回の卒業発表を理解するうえで、この過去の判断は要点だ。
2020年2月:グループに頼らず個人で活動したいと発表
2020年2月、猪狩は自身の公式ブログで仮面女子からの卒業を発表した。
当時のブログでは、卒業を決めた理由について、今後はグループに頼ることなく個人で頑張っていきたいという考えを明かしている。
大きな事故を経験した後も、仮面女子は本人にとって活動を再開できる大切な居場所だった。一方で、車いすで活動するアイドルとして注目されたことが、新しい個人活動の可能性にもつながっていた。
そのため、グループを離れた後はタレントとして個人活動を続ける方向で考えていた。
2021年9月:卒業を撤回した背景
ところが、予定されていたワンマンライブの延期やアルバム発売などを経て、卒業に対する気持ちが変化していった。
本人は2021年10月25日付の公式ブログ「辞めるの止めます。」で、卒業を撤回したことを報告している。
そこで説明された大きな理由が、仮面女子としてステージに立つことの意味だった。
「ダイバーシティ(多様性)」
「心のバリアフリー」
本人は、車いすに乗っている人もグループの一員として自然に活動する姿を通じて、多様性や心のバリアフリーを表現できると考えた。
障がいのある人とない人が一緒に活動することを特別扱いせず、自然な光景として伝えたい。その理想を実現できる場所が仮面女子だったという。
また、車いすで活動する姿を見て、ライブに行きやすくなった人や、自分もアイドルを目指したいと考え直した人がいたことも、本人にとって大きな意味を持っていた。
こうした思いから、2021年9月の生誕祭で卒業撤回を発表。その後も仮面女子のメンバーとして活動を続けた。
2021年と2026年の決断は何が違う?
過去の卒業撤回と今回の卒業発表を比較すると、本人の活動に対する考え方の変化が見えてくる。
2021年当時は、仮面女子のステージに立つこと自体が、自身の経験を伝える重要な手段だった。一方、2026年の決断では、アイドル活動に区切りをつけ、講演会やパラスポーツ関連の活動などへ役割を広げていく方向が示されている。
これは、過去の考えを否定するものではない。仮面女子で活動を続けたからこそ得られた経験を、次の仕事や社会活動に生かしていく選択とも考えられる。
過去に一度卒業を撤回した事実だけを根拠に、今回も必ず撤回すると判断することはできない。今回は2027年3月28日の卒業式の日程まで公式に発表されている。
【現在の活動と関係性】仮面女子・クリーブラッツ・SNSでの発信を整理
猪狩ともかの現在を理解するには、仮面女子のメンバーとしての活動と、個人タレントとしての活動を分けて考える必要がある。
仮面女子との関係:グループ卒業後もつながりは続く
仮面女子は、複数のユニットを展開してきたアイドルグループだ。猪狩は2014年に研究生グループのスライムガールズで活動を始め、2017年2月にスチームガールズへ昇格した。
その後、2018年の事故を経てもグループに復帰し、長年にわたって仮面女子のメンバーとして活動してきた。
今回の卒業は、こうしたグループ活動に区切りをつけるものだが、所属事務所であるクリーブラッツとの関係まで終了するわけではない。
クリーブラッツとの関係:卒業後もタレント活動を継続
本人が2026年10月1日の卒業メッセージで明らかにしたのは、卒業後もクリーブラッツ所属タレントとして活動するという方針だ。
今後は、講演会、パラスポーツ関連イベント、仮面女子を裏側から支える活動などが候補として挙げられている。
つまり、仮面女子の卒業は芸能界からの引退でも、所属事務所からの独立でもない。活動の中心をグループでのアイドル活動から個人のタレント活動へ移す節目と考えるのが適切だ。
SNS・公式Xで最新情報を確認する方法
猪狩ともかの最新情報を知りたい場合は、本人の公式Xや公式ブログが主な確認先となる。
- 公式X:@igari_tomoka3。卒業発表や本人からのメッセージ、日常の活動報告など。
- 公式ブログ:イベント・メディア出演予定、活動報告、本人の考えなど。
- Instagram:写真を中心とした活動発信。
- YouTube:本人や仮面女子関連の動画コンテンツ。
- 仮面女子公式YouTube:卒業に関する公式動画やグループの活動情報。
特に卒業日程やイベント情報は変更される可能性もあるため、本人の公式発信と仮面女子の公式発表を合わせて確認するとよい。
なお、仮面女子の歴代メンバーに関心がある人は、研究生グループから各ユニット、グループ全体へと進んだ猪狩の経歴を追うことで、グループ内での活動の変化も理解しやすくなる。
【よくある質問】猪狩ともかの現在・卒業・事故に関するFAQ
Q1:猪狩ともかは現在何歳?生年月日は?
A1:1991年12月9日生まれ。2026年11月2日時点で34歳。2026年12月9日に35歳になる。
Q2:猪狩ともかの仮面女子卒業はいつ?
A2:2027年3月28日(日)に卒業式を開催する予定。2026年11月19日のZepp Shinjukuでの「Genesis」が、仮面女子として最後のワンマンライブとなる。
Q3:猪狩ともかの卒業理由は何?
A3:本人はTBSテレビの取材に対し、アイドル活動に区切りをつけるなら体力や年齢を考えて今が最適だと説明している。事故による車いす生活が直接の卒業理由だとは発表していない。
Q4:猪狩ともかは芸能界を引退する?
A4:引退しない。仮面女子卒業後もクリーブラッツ所属タレントとして活動する予定。講演会やパラスポーツ関連イベントへの出演などを考えている。
Q5:猪狩ともかはなぜ車いす生活になった?
A5:2018年4月11日、東京都文京区の湯島聖堂で強風により倒れた案内板の下敷きになり、脊髄を損傷したため。両下肢麻痺となったが、リハビリを経て同年8月26日にステージ復帰を果たした。
Q6:猪狩ともかは以前にも卒業を発表していた?
A6:はい。2020年2月に卒業を発表したが、2021年9月に撤回した。車いすで仮面女子のステージに立つことが、多様性や心のバリアフリーを伝える手段になると考えたためだ。
まとめ:猪狩ともかの卒業は引退ではなく、新しい活動への転換点
猪狩ともかは2026年10月1日、2027年春の仮面女子卒業を発表した。その後、10月26日に卒業式が2027年3月28日に決定したことも明らかになっている。
今回の卒業理由については、本人がTBSテレビの取材で体力や年齢を考慮したタイミングの判断だと説明している。単に「たくさん悩んだ」という発表だけではなく、本人の考えをより具体的に知ることができる情報だ。
2018年の湯島聖堂の看板事故では脊髄を損傷し、車いす生活を余儀なくされた。しかし、約4か月半のリハビリを経てステージに戻り、その後もアイドル活動と社会的な啓発活動を続けてきた。
2020年には一度卒業を発表しながらも、2021年に撤回した過去がある。その背景には、仮面女子で活動することが多様性や心のバリアフリーを伝える機会になるという本人の思いがあった。
今回の卒業後も、クリーブラッツ所属タレントとして活動を続ける方針は変わらない。講演会やパラスポーツ関連イベント、仮面女子へのサポートなど、これまでの経験を生かした新しい活動が期待される。
猪狩ともかの歩みを振り返ると、今回の卒業は芸能活動の終わりではなく、アイドルとして築いてきた経験を次のステージにつなげる決断だ。2027年3月28日の卒業式まで、仮面女子のメンバーとしてどのような姿を見せるのか、そして卒業後にどのような活動を展開するのかが注目される。
主な確認資料: TBS NEWS DIGの2026年10月3日独自取材、猪狩ともか本人の公式ブログ、仮面女子公式YouTube、日刊スポーツ、スポニチアネックス。