AKB48の名物イベントとして知られる「じゃんけん大会」。2010年に初開催され、内田眞由美の「チャンスの順番」、篠田麻里子の「上からマリコ」、島崎遥香の「永遠プレッシャー」など、数々の話題曲やスター誕生のきっかけを生み出してきた。2017年からはメンバーが自由に結成したユニット同士の対抗戦へと姿を変え、2018年にはFortune cherryが優勝している。
では、2026年現在もAKB48のじゃんけん大会は開催されているのだろうか。実は、2018年のユニット大会以降、従来の大規模な定例大会は途切れている。一方、2025年4月には約7年ぶりに公認企画として復活した。ここでは2010年から2018年までの歴代優勝者、楽曲、優勝特典、ルールの変遷を整理し、2026年11月1日時点の最新状況まで解説する。
【2026年最新】AKB48のじゃんけん大会は今も開催されている?

最初に答えを整理すると、2010年から2018年まで続いたAKB48グループの定例じゃんけん大会は、現在も毎年開催されているわけではない。
最後の大規模なユニットじゃんけん大会は2018年9月23日に開催された第2回大会だ。2019年以降、同じ規模・形式で毎年実施されるイベントとしての継続は確認できない。
2025年4月、約7年ぶりに公認企画として復活
ただし、じゃんけん大会そのものが完全になくなったわけではない。
2025年4月30日、都内で開催された「UP-T 新CM発表会」において、AKB48グループの名物企画を引き継ぐじゃんけん大会が実施された。日刊スポーツによると、2018年以来、約7年ぶりの公認開催となった。
今回の大会は、AKB48、SKE48、NMB48、そしてアイドルグループのラフ×ラフから代表者が1人ずつ参加する4人制のトーナメントだった。
出場者は次の4人。
- AKB48:千葉恵里
- SKE48:熊崎晴香
- NMB48:塩月希依音
- ラフ×ラフ:日比野芽奈
決勝ではAKB48の千葉恵里とラフ×ラフの日比野芽奈が対戦。日比野がパーを出して勝利し、優勝を飾った。獲得した特典は街頭大型ビジョンでのCM放映権だった。
ここで注目したいのは、2017年・2018年のようなメンバーが自由にユニットを結成する大会でも、優勝ユニットがメジャーデビューする大会でもなかった点だ。企業の新CM発表会に組み込まれた特別企画という位置づけである。
したがって、2025年の復活をもって従来型のじゃんけん大会が完全復活したと考えるのは正確ではない。イベント企画としての復活と、年間恒例の選抜イベントとしての復活は別物なのだ。
2026年11月1日時点の開催状況
2026年11月1日時点で確認できるAKB48公式ニュースの最新掲載情報には、2026年の大規模なじゃんけん大会の開催告知は見当たらない。
AKB48の公式サイトでは劇場公演、シングル発売、コンサート、各種イベントなどの情報が更新されているが、2018年までのような全グループ参加型のじゃんけん大会については、開催日や会場を含む公式発表が確認できない状況だ。
つまり、2026年の現状は「毎年開催されている」ではなく、「過去の大型大会は終了状態にあり、2025年には別形式の公認企画が実施された」と整理するのが適切である。
なお、今後の新企画や特別イベントによる再開催の可能性まで否定するものではない。2026年の正式な開催決定と、過去の大会映像・記録を振り返ることは分けて考えたい。
【2010〜2018年】AKB48じゃんけん大会の歴代優勝者と楽曲一覧
AKB48のじゃんけん大会は、2010年から2018年まで毎年開催され、合計9大会の歴史を持つ。
初期は個人戦でAKB48のシングル選抜メンバーを決める方式だったが、2014年にはソロデビュー争奪戦、2016年にはユニットシングル、2017年以降は自由結成ユニットによる対抗戦へと変化している。
以下が歴代優勝者と代表的な優勝特典の一覧だ。日刊スポーツの大会記録、AKB48公式ディスコグラフィー、公式大会情報、オリコンの当時の報道をもとに整理した。
| 開催年 | 優勝者・ユニット | 優勝関連楽曲 | 主な優勝特典・内容 |
|---|---|---|---|
| 2010年 | 内田眞由美 | チャンスの順番 | 19thシングルのセンター・選抜枠 |
| 2011年 | 篠田麻里子 | 上からマリコ | 24thシングルのセンター |
| 2012年 | 島崎遥香 | 永遠プレッシャー | 29thシングルのセンター |
| 2013年 | 松井珠理奈 | 鈴懸なんちゃら | 34thシングルのセンター |
| 2014年 | 渡辺美優紀 | やさしくするよりキスをして | ソロデビュー |
| 2015年 | 藤田奈那 | 右足エビデンス | ソロデビュー |
| 2016年 | 田名部生来 | 逆さ坂 | 7人組ユニットのセンター |
| 2017年 | fairy w!nk 荒巻美咲・運上弘菜 |
天使はどこにいる? | ユニットでメジャーデビュー |
| 2018年 | Fortune cherry 多田京加・松田祐実 |
ひまわりのない世界 | ユニットでメジャーデビュー |
2010〜2013年の大会はAKB48のシングル選抜を決めることが中心だった。2014年・2015年には優勝者のソロデビューへと特典が変わり、2016年は7人組ユニットのセンター争いとなった。
2017年と2018年には、個人の順位ではなくユニットそのものが優勝する方式になっている。この変化が、じゃんけん大会の歴史を理解するうえで要点だ。
2010年:内田眞由美「チャンスの順番」
初代優勝者はAKB48チームKの内田眞由美だった。
2010年9月21日、日本武道館で開催された第1回大会。選抜常連だった大島優子らが次々と敗退する中、内田眞由美が勝ち上がり、初代じゃんけん女王の座を獲得した。
優勝によって19thシングル「チャンスの順番」のセンターを担当。2010年12月8日に発売された同曲は、AKB48のデビュー5周年記念日に登場した作品でもある。
この大会が注目された最大の理由は、人気や知名度だけではセンターの座を決められないという仕組みを、実際の結果で示したことだ。
2011年:篠田麻里子「上からマリコ」
第2回大会の優勝者は篠田麻里子。
2011年9月20日に日本武道館で開催された大会で勝ち上がり、24thシングル「上からマリコ」のセンターを獲得した。
同曲は2011年12月7日に発売。楽曲タイトルに篠田の名前が使われたこともあり、じゃんけん大会の優勝特典が作品そのものの話題性につながった代表例となった。
当時の報道では、デビュー以来シングル選抜に入り続けていた前田敦子が初戦で敗退したことも大きく取り上げられた。じゃんけんという単純な勝負が、既存の序列を覆すイベントとして認識された時期だった。
2012年:島崎遥香「永遠プレッシャー」
2012年9月18日に開催された第3回大会では、島崎遥香が優勝した。
制服姿で登場した島崎は、強豪メンバーを破って決勝へ進出。決勝で仁藤萌乃を下し、29thシングル「永遠プレッシャー」のセンターを獲得した。
当時は次世代センター候補として注目されていたものの、選抜の中心を担う存在としての評価はまだ発展途上だった。じゃんけん大会の優勝が、島崎遥香の知名度と存在感を高める転機になった。
2013年:松井珠理奈「鈴懸なんちゃら」
第4回大会は2013年9月18日、日本武道館で開催された。
優勝したのは、SKE48とAKB48を兼任していた松井珠理奈。全7試合をすべてパーで勝ち抜いたという印象的な結果を残した。
優勝特典はAKB48の34thシングルの単独センター。正式タイトルは「鈴懸の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」という非常に長いものだった。
ファンやメディアの間では「鈴懸なんちゃら」という通称で親しまれている。
2014年:渡辺美優紀「やさしくするよりキスをして」
2014年9月17日の第5回大会では、NMB48とSKE48を兼任していた渡辺美優紀が優勝した。
この年の大会は「拳で勝ち取れ!1/300ソロデビュー争奪戦」というコンセプトで、参加者は112人。決勝では小嶋陽菜を破り、ソロデビューの権利を獲得した。
2014年12月24日に発売された「やさしくするよりキスをして」は、80年代のアイドルソングを思わせる王道のアイドルポップス。グループ内でのセンター争いから、個人としてのソロ活動へ特典の方向性が変わった大会だった。
2015年:藤田奈那「右足エビデンス」
2015年9月16日、横浜アリーナで開催された第6回大会では藤田奈那が優勝した。
決勝の相手は中西智代梨。長いあいこの末に藤田が勝利し、ソロデビューを勝ち取った。
楽曲は「右足エビデンス」。2015年12月23日に発売されたソロデビューシングルで、藤田が得意とするダンスパフォーマンスを前面に押し出した作品となった。
この優勝は大会の理念を象徴する出来事としても記憶されている。日刊スポーツの大会総括では、知名度の高くない藤田と中西が決勝に進んだことが取り上げられ、人気や知名度に左右されない勝負の意味が改めて論じられた。
2016年:田名部生来「逆さ坂」
第7回大会は2016年10月10日、神戸ワールド記念ホールで開催された。
優勝者はAKB48の田名部生来。2016年は従来のソロシングル争奪戦とは異なり、A〜Gの7ブロックで勝ち上がったメンバーがユニットを構成する方式が採用された。
その後、上位7人によるセンター決定戦が行われ、田名部が湯本亜美を破ってセンターを獲得した。
誕生したユニットの名前は「じゃんけん民」。2016年12月21日に「逆さ坂」が発売され、田名部生来がセンターを務めた。
AKB48公式ディスコグラフィーにも、表題曲の歌唱メンバー7人が記録されている。単純な個人優勝ではなく、複数人で作品を作る方向に大会が進み始めた節目だった。
2017年:fairy w!nk「天使はどこにいる?」
2017年9月24日に開催された第8回大会は、ユニットじゃんけん大会として大きく形式を変えた。
優勝したのは、HKT48の荒巻美咲と運上弘菜による2人組ユニット「fairy w!nk」。決勝でNMB48の矢倉楓子と村瀬紗英による「ふぅさえ」を破った。
優勝特典はメジャーデビュー。2017年12月13日に「天使はどこにいる?」が発売された。
AKB48公式発表でも、自由に結成したユニットによる初の対抗戦であったことが紹介されている。グループの垣根を越えてメンバーが組める点が、それまでの大会との大きな違いだった。
2018年:Fortune cherry「ひまわりのない世界」
2018年9月23日、東京・片柳アリーナで第2回ユニットじゃんけん大会が開催された。
優勝したのは、AKB48の多田京加とHKT48の松田祐実による「Fortune cherry」。2人はともに福井県出身のドラフト3期生だった。
決勝の相手はNGT48の16人組ユニット「2ki」。Fortune cherryは代表者の多田京加が勝利し、メジャーデビューの権利を獲得した。
2018年12月19日に発売されたデビューシングルが「ひまわりのない世界」だ。加入から半年ほどの新人研究生コンビが大型イベントで優勝し、CDデビューまで実現したことは、じゃんけん大会の魅力を象徴する結果となった。
オリコンの当時の報道でも、129組が参加したユニット大会の優勝として紹介されている。2018年大会は、歴代の大型じゃんけん大会の中でも、ユニットという新しい可能性を示した大会だった。
【ルールの変遷】個人戦からユニットじゃんけん大会へ変わった理由
AKB48のじゃんけん大会は、単に毎年じゃんけんをするだけのイベントではなかった。大会の目的や優勝後の特典に合わせて、ルールそのものが変化してきた。
2010〜2013年:シングル選抜16人を決める個人トーナメント
初期の大会では、メンバー同士が1対1でじゃんけんを行い、勝者が次の試合に進むトーナメント方式が採用された。
基本的には勝ち残った上位16人がシングル選抜メンバーとなり、その中でも優勝者がセンターを務める仕組みだった。
人気投票や運営側の選抜判断とは異なり、試合で勝ち進むことが選抜入りの条件になる。そのため、普段は選抜常連ではないメンバーにも大きなチャンスがあった。
また、姉妹グループや研究生については予備戦が設けられ、本戦に出場するメンバーを決める方式も採用された。
2014〜2015年:優勝者のソロデビューを争う形式
2014年には優勝特典が大きく変更され、優勝者がソロデビューできる方式になった。
2014年の渡辺美優紀、2015年の藤田奈那は、それぞれ大会での優勝をきっかけにソロシングルを発売している。
これは、グループ内での選抜ポジションを獲得するだけでなく、個人の名前やパフォーマンスを作品として打ち出す仕組みだった。
2016年:7人のユニットを結成する方式
2016年はA〜Gの各ブロックを勝ち抜いた7人がユニットを組み、最終的にセンターを決める形式となった。
優勝者の田名部生来がセンターを担当し、残るメンバーも「逆さ坂」の歌唱に参加した。
個人の運だけで決まる仕組みを維持しながら、複数のメンバーが一緒に作品を作る方向へ移行した年といえる。
2017〜2018年:人数・グループの枠を越えた自由なユニット戦
2017年には、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48のメンバーが自由にユニットを組める方式が正式に導入された。
AKB48公式の開催案内によると、出場資格のあるメンバーは所属グループや人数に関係なくユニットを結成でき、ソロでの参加も認められた。また、1人が参加できるユニットは1つまでとされた。
予備戦ではユニットの人数別に本戦出場枠が設けられた。ソロ、2人組、3人組、4人組など、規模の異なるユニットが本戦への出場権を争う仕組みだった。
本戦ではユニットの代表者がじゃんけんを行い、対戦ごとに代表者を変更することも可能だった。つまり、ユニット内で誰が勝負に出るのかという判断も見どころになった。
2018年の第2回大会でもユニット対抗戦が続き、Fortune cherryのような少人数ユニットから、大人数のユニットまでが参加した。
この形式変更によって、メンバー同士の仲の良さやグループを越えた交流、ユニット名や衣装、コンセプトなども大会の楽しみになった。
【徹底比較】じゃんけん大会と選抜総選挙は何が違う?
AKB48の歴史を振り返ると、じゃんけん大会と並んで重要なイベントだったのが選抜総選挙だ。
どちらもシングルの選抜やセンターに関係するイベントだったが、決定方法はまったく異なる。
選抜総選挙はファンの支持を順位に反映する仕組み
選抜総選挙は、ファンが応援するメンバーに投票し、その得票数によって順位を決めるイベントだった。
投票権は、対象CDの購入者や公式ファンクラブ会員などに付与される仕組みが採用されていた。2017年の公式案内では、対象コンサートのチケットに当日投票権を1票付与する制度も案内されている。
つまり、ファンがどれだけ応援し、投票という形で支持を示したかが結果に反映される。
じゃんけん大会はメンバー自身の対戦結果で決まる
一方、じゃんけん大会では、ファンがメンバーに投票する必要はない。
メンバー自身が舞台上で対戦し、勝ち上がった者が優勝する。選抜常連かどうか、ファンからどれほど支持されているかは、勝敗を決める直接の条件ではなかった。
両者の違いを整理すると次のようになる。
- 選抜総選挙:ファンの投票によってメンバーの人気や支持を順位に反映する。
- じゃんけん大会:メンバー同士の勝負によって選抜や優勝特典を獲得する。
- 総選挙の注目点:得票数、順位、ファンの応援、順位の変動。
- じゃんけん大会の注目点:対戦カード、勝負服、勝ち上がり、予想外の優勝者。
選抜総選挙では、ファンの支持を得るための活動や認知度が結果に影響する。一方、じゃんけん大会は、普段は目立つ機会が少ないメンバーにもセンターやデビューの可能性が開かれていた。
日刊スポーツが2015年の大会総括で紹介した秋元康総合プロデューサーの説明によれば、じゃんけん大会は、ファン投票でもなお平等ではないという指摘を受け、メンバー本人の運で選抜を決める発想から生まれた企画だった。
この背景を知ると、じゃんけん大会が単なるバラエティ企画ではなく、AKB48の選抜制度に対する一つの挑戦だったことが分かる。
【歴代大会の見どころ】優勝者と楽曲が残したAKB48のドラマ
じゃんけん大会の魅力は、優勝者の名前や発売された楽曲だけではない。大会を通じて、メンバーの新しい魅力が見つかったことにも大きな意味があった。
内田眞由美が証明した無名メンバーにも訪れるチャンス
初代優勝者の内田眞由美は、当時の選抜常連メンバーとは異なる立場からセンターを獲得した。
「チャンスの順番」という楽曲タイトルも、大会のコンセプトと重なる。知名度や人気が高くなくても、勝負に勝てばセンターになれるという仕組みを、最も分かりやすく示した優勝だった。
篠田麻里子・島崎遥香・松井珠理奈が残したセンターの記憶
2011年から2013年の優勝者は、それぞれ違った個性を持つメンバーだった。
篠田麻里子は「上からマリコ」で名前そのものを楽曲タイトルに残し、島崎遥香は「永遠プレッシャー」で次世代センターとしての存在感を高めた。
松井珠理奈は「鈴懸なんちゃら」で単独センターを獲得。全試合でパーを出して勝ち進んだという記録的な展開も、当時の大会を象徴するエピソードになった。
渡辺美優紀と藤田奈那が切り開いたソロデビュー
2014年と2015年は、ソロ活動への道を開いた大会だった。
渡辺美優紀は「やさしくするよりキスをして」で、王道アイドル路線のソロ作品を発表。藤田奈那は「右足エビデンス」でダンスパフォーマンスを生かした作品を発表した。
同じソロデビューという特典でも、優勝者によって作品の方向性が異なったことは興味深い。
fairy w!nkとFortune cherryが示したユニットの可能性
2017年と2018年の大会では、個人の知名度だけでは測れないユニットの魅力が前面に出た。
fairy w!nkは荒巻美咲と運上弘菜による2人組。対照的な雰囲気を持つ2人がユニットとして優勝し、「天使はどこにいる?」でメジャーデビューを果たした。
Fortune cherryは多田京加と松田祐実の福井県出身コンビ。加入から間もない研究生が、グループの先輩たちや大人数ユニットを破って優勝した。
特に2018年の大会は、メンバー同士の関係性やユニットの組み合わせそのものが勝負の見どころになっていた。
個人の人気を競うだけではなく、誰と組むか、どんな名前を付けるか、どのような作品を作るか。じゃんけん大会は、こうした新しい魅力を発掘する場にもなっていた。
【誤解を検証】じゃんけん大会は完全終了?八百長説や2025年復活の真相
じゃんけん大会を検索すると、「もう開催されないのか」「過去の大会は本当に公平だったのか」といった疑問も見られる。
ここでは、過去の報道と公式記録から、特に混同されやすいポイントを整理する。
誤解1:2018年以降、じゃんけん大会は一度も行われていない
これは正確ではない。
2018年の大型ユニット大会以降、同じ形式の定例大会は確認できないが、2025年4月30日には公認のじゃんけん大会企画が実施された。
ただし、4グループの代表者4人によるCM発表会内の勝負であり、2017年・2018年のような大規模なユニット大会とは異なる。
したがって、「2018年が最後の大規模な定例大会」という説明と、「2025年に公認企画が復活した」という説明は両立する。
誤解2:2025年の復活によって2026年も定期開催される
2025年の開催実績だけで、2026年以降の定例化が決まったわけではない。
2025年の大会は企業のCM発表会に付随する企画であり、優勝特典もCDデビューではなく街頭大型ビジョンでのCM放映権だった。
従来の大会と目的や規模が異なるため、2026年も同じイベントが開催されると判断する根拠にはならない。
誤解3:人気メンバーが優勝していたから八百長だった
過去には、人気メンバーが優勝する展開が続いたことから、大会の公平性について疑問を持つ声が報道で取り上げられたこともある。
しかし、そうした疑念が報じられたことと、不正が事実として証明されたことは別問題だ。
2015年には藤田奈那と中西智代梨という、当時の選抜常連とは異なる2人が決勝に進出した。日刊スポーツの大会総括も、この結果を大会本来の趣旨に沿った展開として取り上げている。
公開された大会記録から確認できるのは、対戦結果と優勝者、そしてその後の楽曲や特典である。噂だけを根拠に過去の優勝を否定することはできない。
じゃんけん大会の最新情報を見分ける3つの基準
今後、新しいじゃんけん大会の情報が出た場合は、次の3点を確認すると、過去の大会との違いを判断しやすい。
- 公式開催発表:AKB48公式サイトや各グループの公式ニュースで開催日・会場が発表されているか。
- 参加形式:全メンバー参加型なのか、代表者だけのイベント企画なのか。
- 優勝特典:シングル選抜、ソロデビュー、ユニットデビュー、CM出演権など、何を獲得できるのか。
この3点を見れば、過去の大会の単なる再現なのか、新しい形式のイベントなのかを区別できる。
【AKB48のじゃんけん大会】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:AKB48のじゃんけん大会で最初に優勝したのは誰?
A1:2010年の第1回大会で優勝した内田眞由美です。優勝特典として19thシングル「チャンスの順番」のセンターを務めました。
Q2:AKB48のじゃんけん大会で最後に優勝したのは誰?
A2:2018年の第2回ユニットじゃんけん大会で優勝したFortune cherryです。AKB48の多田京加とHKT48の松田祐実による2人組ユニットで、「ひまわりのない世界」でメジャーデビューしました。なお、2025年には別形式の公認企画が開催されています。
Q3:AKB48のじゃんけん大会は2026年に開催される?
A3:2026年11月1日時点で、従来型の大規模なじゃんけん大会の公式開催発表は確認できません。2025年4月には約7年ぶりに公認企画が実施されましたが、2026年の定例開催が決まったわけではありません。
Q4:じゃんけん大会の優勝者には何が与えられた?
A4:大会によって異なります。2010〜2013年はシングル選抜とセンター、2014〜2015年はソロデビュー、2016年は7人組ユニットのセンター、2017〜2018年は優勝ユニットのメジャーデビューが主な特典でした。
Q5:選抜総選挙とじゃんけん大会の違いは?
A5:選抜総選挙はファンの投票によって順位を決めるイベントです。一方、じゃんけん大会はメンバー同士が対戦し、その勝敗によって選抜やデビューの権利を決めるイベントでした。
Q6:2017年と2018年の優勝ユニットは?
A6:2017年はHKT48の荒巻美咲と運上弘菜によるfairy w!nk、2018年はAKB48の多田京加とHKT48の松田祐実によるFortune cherryです。
まとめ:AKB48じゃんけん大会は歴史的な選抜企画として今も記憶されている
AKB48のじゃんけん大会は、2010年の内田眞由美による初優勝から2018年のFortune cherryまで、9年間にわたって異なるドラマを生み出してきた。
初期の大会では「チャンスの順番」「上からマリコ」「永遠プレッシャー」といったシングルのセンターを決め、2014年・2015年にはソロデビューの権利を争う形式へ変化した。
さらに2016年の「逆さ坂」、2017年の「天使はどこにいる?」、2018年の「ひまわりのない世界」では、複数のメンバーがユニットとして作品を発表する新しい形が生まれた。
2026年11月1日現在、過去のような大規模な定例大会の開催は確認できない。一方、2025年には約7年ぶりに公認企画が実施されており、じゃんけん大会という企画自体が完全に消滅したわけではない。
じゃんけん大会の最大の価値は、普段の人気や選抜順位とは違う基準で、メンバーに新しいチャンスを与えたことにある。
内田眞由美、藤田奈那、田名部生来、fairy w!nk、Fortune cherry。歴代優勝者の顔ぶれを振り返ると、このイベントが単なる運試しではなく、AKB48グループの多様な才能を発見する舞台だったことが分かる。
今後、再び大規模な大会が開催されるなら、次はどんなメンバーが勝ち上がり、どんな楽曲やユニットが誕生するのか。過去の歴史を知っておくことで、新しいじゃんけん大会の発表も、より深く楽しめるはずだ。