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名古屋大学医学部附属病院の受診ガイド2026|初診予約・費用・診療科・アクセスを徹底解説

葛西 亮介 葛西 亮介 • 更新: • 公開: • 読了約 28 分
目次

名古屋大学医学部附属病院は、愛知県名古屋市昭和区鶴舞町に位置する、名古屋大学の医学部附属病院です。高度で専門的な医療を提供する「特定機能病院」として、一般の医療機関では対応が難しい疾患や専門性の高い治療を担っています。初診を希望する場合は、原則として紹介状が必要であり、患者本人が直接申し込む通常の予約方法とは異なる点に注意が必要です。

2026年11月現在、公式情報では初診予約のFAX受付、紹介状なしで受診する場合の費用、再診予約の変更方法、診療科ごとの受付時間などが案内されています。また、2026年5月には「がん総合診療部」が新設されるなど、診療・相談体制にも動きがありました。この記事では、受診を検討している患者さんやご家族に向けて、予約から受診、入院、アクセスまでの実務情報を整理します。

【まず知っておきたい】名古屋大学医学部附属病院はどんな病院?特定機能病院としての役割

名古屋大学医学部附属病院

名古屋大学医学部附属病院は、名古屋大学医学部・大学院医学系研究科と連携しながら、高度な医療、医学研究、医療人材の育成を担う大学病院です。地域の医療機関と連携し、専門的な診断や治療が必要な患者さんを受け入れています。

1995年2月に特定機能病院として承認

同院は、1995年(平成7年)2月に厚生労働省から特定機能病院として承認されました。

特定機能病院とは、高度な医療の提供、高度医療技術の開発・評価、高度医療に関する研修などを担う医療機関です。一般的な病院や診療所では実施が難しい手術、専門的な検査、先進的な治療などに対応する役割を持っています。

そのため、名大病院は一般的な風邪や軽い体調不良を最初に相談する地域の診療所とは、医療体制上の役割が異なります。

患者さんが受診を希望する場合は、まず地域のかかりつけ医や一般病院で診察を受け、必要に応じて紹介状を作成してもらい、名大病院の専門診療科につないでもらうのが基本的な流れです。

地域の病院から専門医療につなぐ仕組み

特定機能病院という名称から、「大きな病院だから、最初から直接受診したほうがよい」と考える人もいる可能性があります。しかし、同院が重視しているのは地域医療との役割分担です。

例えば、地域の医療機関で検査や診察を受けた結果、専門的な手術や高度な治療が必要と判断された場合、紹介状と検査資料を通じて診療情報を共有します。これにより、同じ検査を繰り返す負担を抑え、専門医が患者さんの状態を把握しやすくなります。

また、名大病院での専門的な治療が終了し、継続的な診察を地域で行える状態になった場合には、紹介元の医療機関などへの転医・転院を提案されることもあります。

つまり、名大病院を受診することは、地域の医療機関との関係を切り離すことではありません。専門治療と日常的な健康管理を、それぞれ適切な医療機関が担うための連携が基本です。

【初診・予約・費用】紹介状なしでも受診できる?2026年の手続きと注意点

名古屋大学医学部附属病院の受診を考えている人が、最初に確認したいのが紹介状と予約方法です。

公式案内では、外来診療は原則予約制で、初診には紹介状(診療情報提供書)が必要とされています。患者本人が直接電話して初診予約を取得することはできません。

初診予約はかかりつけ医からFAXで申し込む

初診の予約は、次の手順で進めます。

  1. 最初に、かかりつけ医や地域の病院で診察を受ける。
  2. 名古屋大学医学部附属病院での専門的な診療が必要か相談する。
  3. 必要に応じて紹介状(診療情報提供書)と検査資料を作成してもらう。
  4. 紹介元の医療機関から名大病院へ診療申込書をFAXしてもらう。
  5. 病院側で予約日時を調整し、患者本人へ受診案内が連絡される。
  6. 予約日に紹介状や保険資格を確認できる書類などを持参して受診する。

予約受付を担当するのは、地域連携・患者相談センターの病診連携室です。

病診連携室の連絡先

  • 電話:052-744-2839
  • FAX:052-744-2780
  • 電話受付:平日9時~16時30分(紹介元医療機関向け案内)

なお、患者本人が予約を直接申し込む仕組みではないため、最初の相談先は現在受診している医療機関になります。

2026年3月31日でWEB予約サービス「やくばと」は終了

初診予約については、2025年2月3日から腎臓内科、消化器内科、整形外科、産婦人科の4診療科で、病診連携ツール「やくばと」が試験導入されていました。

しかし、病院公式の紹介方法に関する案内によると、このサービスは2026年3月31日をもって利用終了となっています。現在は従来どおりFAXによる申し込みを受け付けています。

過去の案内や古い記事にWEB予約の説明が残っている場合がありますが、2026年11月時点で初診予約を検討する際は、現在のFAX受付方式を基準に考える必要があります。

紹介状なしの場合の費用は7,700円

「紹介状がないと絶対に診察を受けられないのか」という疑問も多いところです。

名大病院の公式案内では、紹介状を持たない患者さんは原則として診療を受けられないとされています。ただし、診療科の判断などによって受診できる場合があり、その際には通常の診療費とは別に特別の料金が発生します。

2026年11月時点で公式案内に掲載されている初診時の特別料金は7,700円(税込み)です。

これは健康保険による通常の診療費とは別に負担する費用であり、紹介状がないまま来院すれば必ず診察してもらえるという意味ではありません。

特に乳腺・内分泌外科は完全予約制で、紹介状がなければ受診できないと案内されています。ほかの診療科についても、診療科の判断で受診を断られる可能性があります。

費用を抑えるためだけでなく、適切な診療につなげるためにも、まずはかかりつけ医に相談して紹介状を用意する方法が現実的です。

初診時に準備しておきたい持ち物

  • 健康保険の資格を確認できるもの(マイナンバーカードなど)
  • 各種医療証・公費負担医療受給者証
  • 紹介状(診療情報提供書)
  • 各種検査資料・画像データ(持っている場合)
  • お薬手帳
  • 名大病院の診療券(すでに持っている場合)

予約のある初診患者は、予約時刻の30分前までに外来棟1階の初診受付窓口に到着するよう案内されています。受付後は、予約時刻の10分前までに診療科の受付へ必要書類を提出し、到着確認を受けます。

なお、初診予約の申し込みに関する運用や診療科ごとの条件は変更される場合があるため、紹介元の医療機関と事前に確認しておくと安心です。

【診療科・受付時間】何科を受診できる?外来の一覧と重要な基本情報

名古屋大学医学部附属病院には、内科系・外科系を中心に幅広い診療科が設置されています。特定の臓器や疾患に関する専門診療だけでなく、小児、周産期、精神医療、リハビリテーションなどにも対応しています。

内科系の診療科

  • 血液内科
  • 循環器内科
  • 消化器内科
  • 呼吸器内科
  • 糖尿病・内分泌内科
  • 腎臓内科
  • 精神科
  • 親と子どもの心療科
  • 小児科
  • 放射線科
  • 老年内科
  • 脳神経内科
  • 総合診療科
  • 救急科

外科系の診療科

  • 血管外科
  • 移植外科
  • 消化器・腫瘍外科(肝胆膵)
  • 消化器・腫瘍外科(消化管)
  • 乳腺・内分泌外科
  • 整形外科
  • リウマチ科
  • 手の外科
  • 産婦人科
  • 眼科
  • 皮膚科
  • 泌尿器科
  • 耳鼻いんこう科
  • 麻酔科
  • 歯科口腔外科
  • 脳神経外科
  • 呼吸器外科
  • 心臓外科
  • 形成外科
  • 小児外科
  • リハビリテーション科

これらに加え、検査部、手術部、放射線部、輸血部、病理部、化学療法部、総合周産期母子医療センター、脳卒中医療管理センターなど、専門的な診療を支える部門もあります。

ただし、診療科が設置されていることと、希望する日に初診を受けられることは別です。診療科によって担当曜日や予約条件が異なります。

診療時間と初診受付時間の違い

公式サイトでは、基本となる診療時間と窓口の受付時間が別々に案内されています。混同しやすいため、次のように整理しておきましょう。

項目 時間・条件 確認ポイント
基本診療時間 9時~17時 診療科によって実際の診療日・時間が異なる
診療科受付時間 8時30分~16時30分 各診療科の受付状況を確認
初診受付時間 8時30分~11時 11時までに受付番号を取得する
再診受付機 7時50分~17時 予約時刻の10分前までに受付
休診日 土曜・日曜・祝日 年末年始は12月29日~1月3日
初診予約 原則予約制 紹介元医療機関からFAXで申し込み

特に注意したいのが、初診受付の11時という時間です。通常の診療時間が17時までだからといって、初診受付も夕方まで可能というわけではありません。

また、予約のある初診患者については、予約時刻の30分前までの来院が案内されています。11時以降の受付番号発券についても通常とは扱いが異なるため、病院から案内された受診時刻と当日の手続きを確認してください。

診療科ごとの担当医・休診情報も確認

公式サイトには、外来診療科担当医師一覧表と休診表が掲載されています。受診を予定している診療科の担当医や休診情報を事前に確認することで、当日の行き違いを防ぎやすくなります。

また、厚生労働省の医療情報ネットでも、精神科・児童精神科、乳腺・内分泌外科、手の外科などの完全予約制や、診療曜日に関する特記事項が案内されています。

症状だけで受診先を決められない場合は、かかりつけ医に相談し、適切な診療科への紹介を依頼する方法がよいでしょう。

【再診・セカンドオピニオン・入院】受診後に必要になる手続きを整理

名大病院では、初診後も原則として予約に基づく外来診療が行われます。再診予約の変更やセカンドオピニオン、入院手続きなどは、それぞれ窓口や必要書類が異なります。

再診予約の変更方法と電話番号

継続して通院している患者さんは、診察時に医師と相談して次回予約を取得します。再診も原則として完全予約制であり、予約日時に合わせて来院する必要があります。

やむを得ず予約を変更したい場合は、次の窓口に連絡します。

  • 予約日の前日まで:予約センター
  • 電話番号:052-744-2937
  • 受付時間:平日12時~16時
  • 予約日以降:各診療科の外来受付へ連絡
  • 代表電話:052-741-2111

予約変更の際には診療券を手元に用意してください。変更には主治医の確認が必要になる場合があり、希望日時に変更できないこともあります。

加えて、公式案内では予約当日の変更は原則不可とされています。当日の体調不良などについては代表電話へ相談するよう案内されています。

再診当日は、外来棟1階にある再診受付機で手続きを行います。予約時刻の10分前までに診療券を入れ、受付票を受け取って診療科受付へ提出してください。

セカンドオピニオンは55,000円(税込み)

現在ほかの医療機関で治療を受けている患者さんが、名大病院の専門医から別の視点による意見を聞きたい場合は、セカンドオピニオン外来を利用できます。

これは、現在の診断や治療方針について専門医が意見や助言を提供し、患者さん自身が治療方法を選ぶための参考にする制度です。

2026年1月1日以降の相談料は55,000円(税込み)に改定されています。

主な利用条件は次のとおりです。

  • 完全予約制
  • 健康保険は使用できず、自由診療となる
  • 相談時間は報告書作成を含めて約1時間が目安
  • 原則として患者本人が相談する
  • 同意書があれば家族による相談も可能
  • 現在の主治医による診療情報提供書や検査資料が必要

重要なのは、セカンドオピニオンは新たな診断や治療を受けるための一般外来とは異なる点です。新しい検査や治療、診断書・証明書の発行は行われません。

また、最初から名大病院への転院を希望する場合は、セカンドオピニオンではなく一般外来の受診を検討することになります。

問い合わせ・予約受付は病診連携受付が担当しています。

  • 電話:052-744-2825
  • 受付時間:8時30分~17時
  • FAX:052-744-2803

入院手続きに必要な書類と当日の流れ

入院が決まった場合は、入院案内センターまたは診療科から渡された入院申込書を記入し、入院当日に持参します。

入院受付は病棟1階にあり、受付開始時間は8時30分です。特別な時間指定がない場合は、午前10時を目安に来院するよう案内されています。

主な必要書類は以下のとおりです。

  • 入院申込書
  • レンタルセット(CSセット)利用申込書
  • 健康保険の資格を確認できるもの
  • 診療券
  • 公費負担医療受給者証など(該当者のみ)
  • 介護保険被保険者証や退院証明書など(該当者のみ)

入院手続きが遅れる場合は、午前10時までに病棟へ電話連絡する必要があります。連絡がない場合、当日の昼食代が請求される可能性があるため注意してください。

保険資格を確認できる書類の提出が遅れると、一時的に全額自己負担となる場合もあります。入院日が決まった段階で必要書類をまとめておくことが大切です。

【アクセス・駐車場】JR中央線・地下鉄鶴舞線の鶴舞駅から何分?

名古屋大学医学部附属病院の所在地は、愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65番地です。名古屋市中心部からアクセスしやすい場所にあり、最寄り駅はJR中央本線と名古屋市営地下鉄鶴舞線の鶴舞駅です。

JR中央本線・鶴舞駅から徒歩約3分

公共交通機関を利用する場合、JR中央本線の鶴舞駅が便利です。

  • JR中央本線:鶴舞駅の名大病院口側から徒歩約3分
  • 地下鉄鶴舞線:鶴舞駅から徒歩約8分
  • 市バス:栄から栄18系統「妙見町」行きに乗車し、「名大病院」で下車

JRと地下鉄では徒歩時間が異なります。初めて訪れる場合や、検査資料などを持って移動する場合は、余裕を持った行動がおすすめです。

駐車場は約550台分、すべて有料

自動車で来院する患者さん向けには、外来棟南側に約550台分の駐車スペースが用意されています。

ただし、病院公式サイトは駐車場の収容台数に限りがあり、混雑する場合があるとして、JR・地下鉄・バスなどの公共交通機関の利用を推奨しています。

駐車場はすべて有料で、入院中の患者さんによる駐車は認められていません。入院患者さんの送迎で利用する場合は、病棟1階の入退院受付で証明の手続きを受けられる案内があります。

なお、駐車料金は通常の診療費とは別に必要です。料金体系や検印の条件は変更される可能性があるため、来院前に病院の最新の駐車料金案内を確認してください。

初診患者は移動時間だけでなく受付時間も逆算する

アクセス面で見落としやすいのが、駅から病院までの移動時間と初診受付時間の関係です。

初診受付は午前11時までに受付番号を取得する必要があります。駅から徒歩3分で到着できるJRを利用する場合でも、院内で受付窓口を探したり、必要書類を提出したりする時間が必要です。

初診予約のある患者さんは予約時刻の30分前までに初診受付窓口へ到着するよう案内されています。電車の遅延や乗り換えも考慮して、余裕のある移動計画を立ててください。

【2026年最新情報・口コミ評判】がん医療の新体制と病院選びの判断材料

2026年の名古屋大学医学部附属病院では、がん診療の組織体制や感染対策、公式ウェブサイトの運用などに更新がありました。特に患者さんに関係する動きとして注目したいのが、がん総合診療部の新設です。

2026年5月1日「がん総合診療部」が運用開始

名大病院は2026年5月1日、がん患者への診療と相談支援を強化するため、「がん総合診療部」を新設しました。

その下に成人がんセンター、小児がんセンター、希少がんセンターを設置し、複数のがん関連部門を横断的に統括する体制が始まっています。

従来は、がんに関する各センターや拠点事業が個別に運営されていた部分がありました。今回の組織再編では、病院全体として診療や相談支援の方針を共有し、部門間の連携を強化することが目指されています。

また、AYA世代を含む幅広い年代への対応や、治療と仕事の両立、経済的・心理的な支援も重点分野です。

がん治療は、手術や薬物療法だけで完結するものではありません。治療中の生活、就労、家族の負担、治療後の生活など、複数の課題が重なります。診療部門と相談支援部門を横断的につなぐ組織の設置は、こうした課題に対応するための取り組みといえます。

がん相談・緩和ケアは治療中の患者と家族も対象

同院には、がん相談や緩和ケアに関する支援体制があります。

緩和ケアは、終末期だけに行う医療ではありません。がんに伴う痛み、息苦しさ、吐き気、食欲低下などの身体症状に加え、不安や気分の落ち込みといった精神的な負担を軽減することも目的としています。

名大病院の緩和ケアチームは、医師、看護師、薬剤師など複数の職種が連携して支援する体制です。入院患者だけでなく外来通院中の患者も相談対象となっています。

利用を希望する場合は、まず主治医または看護師に相談し、チームへの依頼につなげてもらう方法が案内されています。

がん相談については、地域がん診療連携拠点病院や希少がんセンターの案内も確認できます。診断直後の不安、治療方法の選択、療養生活、仕事との両立など、医療行為以外の悩みについても相談先を確認しておくとよいでしょう。

2026年7月から院内のマスク着用ルールを変更

感染対策については、2026年7月から院内のマスク着用ルールが変更されました。

病院公式発表によると、患者さんや来院者のマスク着用は原則として個人の判断となっています。ただし、咳、くしゃみ、鼻水などの呼吸器症状がある場合は着用が大切です。また、診療上必要な場面では、職員から着用を依頼されることがあります。

感染症の流行期には、病棟や診療エリアでマスク着用が求められる場合もあります。来院時には当日の院内案内に従ってください。

2026年10月には公式サイトの公開を一時停止・再開

2026年10月21日17時から、名古屋大学医学部や附属病院などのウェブサイトは、システムで利用しているプログラミング言語PHPの重大な脆弱性への対策のため、一時的に公開を停止しました。

病院の公式発表では、必要な安全対策を終え、10月22日11時30分ごろに公開を再開したと説明されています。

この停止は不正アクセスを受けたためではなく、予防的な安全対策として実施したものです。病院側は情報漏えいやシステム被害は確認されていないと公表しています。

2026年11月現在、病院の公式サイトでは通常どおり診療案内やお知らせを確認できます。

口コミ・評判はどう判断する?

名古屋大学医学部附属病院の口コミや評判を調べる場合、インターネット上の個別投稿だけで病院全体を評価しないことが大切です。

大学病院では、診療科、疾患の種類、治療内容、通院頻度によって患者さんの経験が大きく異なります。専門的な治療を受ける患者さんと、定期検査を受ける患者さんでは、病院に求めるものも異なります。

特に口コミを読むときには、次のような点を分けて考えると参考になります。

  • 医療面:希望する疾患の専門診療や治療に対応しているか。
  • 説明面:診断や治療方針について納得できる説明を受けられるか。
  • 外来運営:予約方法や待ち時間、検査の流れが自分の生活に合うか。
  • 相談支援:がん相談、緩和ケア、地域連携など必要な支援を利用できるか。
  • 通院環境:交通アクセスや駐車場、通院頻度に無理がないか。

客観的な参考情報としては、厚生労働省の医療情報ネットがあります。同院については、2026年4月1日更新の医療機関情報に、前年度の1日平均外来患者数として2,116人が掲載されています。

この数字は患者数の規模を把握する材料になりますが、待ち時間や医療の質を直接示すものではありません。来院者が多いことと、個々の診療の満足度は区別する必要があります。

同ネットには患者満足度調査の実施と結果提供についても記載されています。口コミサイトの評価点だけでなく、こうした公的情報や病院の診療実績、専門分野を併せて確認することが、納得できる病院選びにつながります。

名大病院を選ぶメリットと事前に考えたい注意点

名大病院は、次のような患者さんにとって受診を検討する意義がある医療機関です。

  • 地域の医療機関から高度な専門診療が必要と判断された人
  • 専門性の高い手術や治療について相談したい人
  • 複数の診療科や専門部門の連携が必要な人
  • がん診療や希少がんなどの専門的な支援を希望する人
  • 現在の治療方針について専門医の意見を聞きたい人

一方、次のような場合は、受診前に注意が必要です。

  • 紹介状を持たず、予約なしで直接受診しようとしている人
  • 一般的な初期診療や日常的な健康相談を希望している人
  • 再診予約の変更を当日に行いたい人
  • 長時間の移動や通院が難しく、近隣での診療が可能な人

名大病院の強みは、あらゆる患者さんにとって最も便利な病院であることではなく、専門性の高い医療を必要とする患者さんに対応する機能を持っていることです。症状や治療段階に合わせて、地域の医療機関との連携を含めて選択する視点が大切です。

【よくある質問】名古屋大学医学部附属病院の受診に関するFAQ

Q1:名古屋大学医学部附属病院は紹介状なしでも受診できますか?
A1:紹介状なしの場合、原則として診療を受けられません。ただし、診療科の判断などによって受診できる場合があり、その場合は通常の診療費とは別に7,700円(税込み)の特別料金が必要です。まずはかかりつけ医に相談して紹介状を用意することをおすすめします。

Q2:初診の予約は患者本人が電話で取れますか?
A2:通常の初診予約は患者本人から直接申し込むことができません。かかりつけ医などの紹介元医療機関から、診療申込書と紹介状をFAXで送ってもらう方法が基本です。2026年3月31日でWEB予約サービス「やくばと」の試験導入は終了しており、現在はFAXによる申し込みが案内されています。

Q3:初診の受付時間は何時までですか?
A3:初診受付時間は平日8時30分から11時までです。11時までに受付番号を取得する必要があります。予約のある患者さんは予約時刻の30分前までに初診受付窓口へ到着するよう案内されています。

Q4:再診予約の変更はどこに電話すればよいですか?
A4:予約日の前日までは予約センター(052-744-2937)へ連絡します。受付時間は平日12時~16時です。予約日以降は各診療科の外来受付に問い合わせてください。予約当日の変更は原則できません。

Q5:鶴舞駅から病院までは徒歩何分ですか?
A5:JR中央本線の鶴舞駅からは名大病院口側を利用して徒歩約3分、地下鉄鶴舞線の鶴舞駅からは徒歩約8分です。外来患者用の駐車場も約550台分ありますが、すべて有料で混雑する場合があります。

Q6:セカンドオピニオンの費用はいくらですか?
A6:2026年1月1日以降の相談料は55,000円(税込み)です。健康保険は使用できず、完全予約制となっています。相談は約1時間が目安で、現在の主治医からの紹介状や検査資料が必要です。

Q7:がん患者や家族が相談できる窓口はありますか?
A7:がん相談や緩和ケアの支援体制があります。2026年5月にはがん総合診療部が新設され、成人がんセンター、小児がんセンター、希少がんセンターを横断的に連携する体制が始まりました。緩和ケアを希望する場合は、主治医または看護師に相談してください。

まとめ:名古屋大学医学部附属病院を受診する前に確認したいこと

名古屋大学医学部附属病院は、1995年2月に特定機能病院として承認された高度専門医療の中核施設です。多くの診療科や専門部門を備え、地域の医療機関と連携しながら、高度な診断・治療を必要とする患者さんを受け入れています。

2026年の受診で特に押さえておきたいのは、初診が原則紹介状・予約制であること、紹介状なしの場合に7,700円の特別料金が発生すること、初診受付が午前11時までであることです。初診予約は患者本人から直接申し込むのではなく、紹介元医療機関からFAXで手続きを進めます。

また、再診予約の変更には専用窓口があり、セカンドオピニオンは55,000円(税込み)。入院時には申込書や保険資格を確認できる書類などが必要です。交通面ではJR中央本線の鶴舞駅から徒歩約3分と便利ですが、駐車場には台数制限があるため、公共交通機関の利用が推奨されています。

2026年5月に新設されたがん総合診療部も、今後のがん診療・相談支援体制を考えるうえで重要な動きです。がん相談や緩和ケアなど、治療そのもの以外の支援にも目を向けることで、患者さんと家族が利用できる選択肢は広がります。

【プロの結論】

名古屋大学医学部附属病院を受診する際に最も大切なのは、「大学病院だから直接行く」という考え方ではなく、「自分の症状や治療段階に、本当に高度な専門医療が必要なのか」をかかりつけ医と確認することです。

紹介状は単なる受診資格のための書類ではありません。これまでの診察内容、検査結果、治療経過を専門医に伝え、医療機関同士の連携を円滑にするための重要な情報です。

受診を検討している人は、まず紹介状の準備、診療科の確認、FAXによる初診予約、当日の受付時間、交通手段の5点を整理してください。加えて、受診直前には公式サイトの担当医一覧や休診情報を確認しておくと、予定変更や受付での行き違いを防ぎやすくなります。

高度な医療を必要とする患者さんにとって、名大病院は専門的な診療を受けるための重要な選択肢です。地域のかかりつけ医との連携を活用しながら、自分に適した医療を納得して選ぶことが、安心して治療に向き合う第一歩になります。

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葛西 亮介

アイドル・グラビア担当として4年以上の取材経験。idol領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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