2026年の『世にも奇妙な物語』は、シリーズにとって大きな転換点を迎えています。6月27日(土)には、タモリがストーリーテラーを務める地上波『世にも奇妙な物語’26夏の特別編』が放送され、上川隆也、趣里、永尾柚乃、松尾諭、杉野遥亮らが出演する完全新作4作品が登場しました。放送時間は21時から23時10分まで。従来の特別編らしいオムニバス形式で、それぞれ異なる恐怖や人間ドラマが描かれています。
さらに2026年は、地上波だけでは終わりません。フジテレビの動画配信サービスFODでは、番組史上初となる毎月新作配信プロジェクト『世にも奇妙な物語 FODの特別編』が始動。美村里江主演の『明日から来た男』を皮切りに、全12編を2027年5月末まで独占配信する計画です。10月31日には第5編『メモリアー母の記憶ー』も配信されました。地上波4作品のキャスト・あらすじから、FODの配信日程、最新出演者、両者の違いまで整理します。
【2026年最新情報】世にも奇妙な物語は地上波4作品とFOD月1新作の二本立て

2026年の『世にも奇妙な物語』を理解するうえで、まず押さえておきたいのが、地上波とFODという2つの展開です。
フジテレビの公式番組情報によると、地上波の『世にも奇妙な物語’26夏の特別編』は、2026年6月27日(土)21時から23時10分まで放送されました。ストーリーテラーはおなじみのタモリ。今回は4本の完全新作短編が用意され、異なるジャンルの物語が一夜に集結しました。
一方、FODでは6月27日の地上波放送終了後から、別枠のオリジナルエピソードを独占配信。こちらは毎月最終土曜日21時に新作を1編ずつ公開する年間プロジェクトです。2027年5月末までに全12編を届ける計画となっています。
1990年4月にレギュラードラマとして始まった本シリーズは、その後、年2回の特別編を中心に展開してきました。36年目となる2026年は、従来のテレビ特番に加え、動画配信サービスで毎月新作を楽しめる仕組みが加わったことが大きな特徴です。
つまり、2026年版は単に夏の特別編が放送されたという話ではありません。テレビで一夜限りの4作品を楽しみ、FODでは年間を通して新しい物語に出会えるという、シリーズの楽しみ方そのものが広がった年なのです。
【地上波・夏の特別編】6月27日放送の全4作品とあらすじ・キャスト
2026年6月27日の地上波特別編では、上川隆也、趣里、永尾柚乃、松尾諭、杉野遥亮という個性の異なる俳優陣が集まりました。刑事ミステリー、家族の不穏なドラマ、奇妙な変身譚、ネットオークションを題材にした物語と、作品ごとに設定が大きく異なります。
1.上川隆也主演「遺体は一体……」
主演:上川隆也
出演:髙橋洋、樋口幸平ほか
脚本:我人祥太/演出:紙谷楓
本作は、ベテラン刑事・桜庭孝夫を演じる上川隆也が、不可解な事件に巻き込まれていくミステリーです。
ある一軒家を訪れた桜庭。現場には後輩の係長・栗山道人(髙橋洋)と若手刑事・新藤玲也(樋口幸平)が到着しており、2階の寝室には男女の遺体が横たわっていました。
ところが、桜庭が植え込みの中から血の付いた包丁を見つけ、手袋を取りに寝室へ戻ると、先ほどまで存在したはずの女性の遺体が消えています。
さらに不可解なのは、ほかの刑事たちが遺体など最初からなかったと主張すること。見つけたはずの凶器や階段の血痕まで消えてしまいます。
タイトルの「遺体は一体……」には、遺体の数を問う意味と、状況そのものへの疑問を重ねた仕掛けがあります。上川隆也にとって同シリーズ初出演となる作品で、ベテラン刑事という役柄と、現実が少しずつ崩れていく展開の組み合わせが見どころです。
脚本は我人祥太、演出は紙谷楓。刑事ドラマとして始まりながら、何が本当なのか分からなくなるシリーズらしい不安感が組み込まれています。
2.趣里主演「実家じまい」
主演:趣里
出演:佐伯日菜子、伊勢志摩ほか
脚本:吉井三奈子/演出:松木創
「実家じまい」は、母親を亡くした女性が、思い出の残る家を片付けようとするところから始まる物語です。
趣里が演じるのは、30代の会社員・夏目沙耶。唯一の家族だった母・恵美子(佐伯日菜子)の葬儀を終え、古い団地にある実家の整理に取り掛かります。
しかし、沙耶にとって母との思い出は決して温かなものばかりではありません。過干渉だった母への複雑な感情があり、母が手作りした品々も処分することにします。
ところが、ゴミを出して家に戻ると、捨てたはずの品物がすべて元の場所に戻っていました。そこには「捨てるな!」「バチあたり!」という貼り紙まであります。
翌週末には、母の友人・松野さとみ(伊勢志摩)が手作りクッキーを持って訪問。母の味だと気づいた沙耶に対し、松野は異常なほど喜びます。
亡くなった母の思い出を整理するという身近な出来事が、次第に説明のつかない恐怖へ変わっていく構成です。
趣里にとって本シリーズでの初主演作品でもあります。単純な怪奇現象だけでなく、親子関係や思い出との向き合い方を描いている点にも注目したいところです。
3.永尾柚乃・松尾諭主演「おじさんになりたい」
主演:永尾柚乃、松尾諭
出演:姜暢雄、映美くらら、諸林めいほか
原作:やうやうと『おじさんになりたい』(トーチweb)
脚本:寺腰玄/演出:淵上正人
8歳の少女・縫川小春(永尾柚乃)は、本物そっくりの「おじさん」になれる不思議な着ぐるみを持っています。その着ぐるみを着ると、松尾諭が演じる男性と同じ姿になれるのです。
小春は2歳下の妹・千夏(諸林めい)にファスナーを閉めてもらい、おじさんの姿で公園へ向かいます。その目的は、帰宅途中の父・真守(姜暢雄)に大人として話しかけることでした。
実は、父親は娘たちを溺愛している一方で、妻の聡子(映美くらら)には冷たく接することがあります。パートに応募しようとする妻をなじる父の姿を目撃した小春は、ある決意を固めます。
子どもが大人の姿になって家族の問題に向き合うという、ユーモラスでありながら考えさせられる設定が特徴です。
原作は、やうやうとによる同名作品。永尾柚乃と松尾諭が同一人物の姿を共有するというキャスティングも、作品の大きな見どころになっています。
4.杉野遥亮主演「マザーズオークション」
主演:杉野遥亮
出演:青木さやか、大堀こういち、大水洋介(ラバーガール)、名村辰ほか
脚本:伊達さん/演出:細川徹
杉野遥亮が演じるのは、26歳の岸田亮。実家にある物を勝手にネットオークションへ出品し、高値が付けば売却することを繰り返しているニートの青年です。
ある日、いつものようにオークションサイトを眺めていた亮は、信じられない出品ページを発見します。
そこに掲載されていたのは、自分の母親・信子(青木さやか)の写真。そして出品タイトルには「母親、やります!」という言葉が記されていました。
しかも、母親自身が「子育て、今度は成功させます」というメッセージを掲げています。最近ではネットオークションで自分自身を出品する人も増え、亮の友人も新しい母親を落札したというのです。
母親をネットオークションに出品するという、現実にはあり得ない設定から、家族の価値や親子の関係を問い直す物語へと展開します。
杉野遥亮にとって同シリーズ初主演作品です。ネットオークションという日常的なサービスを、奇妙な世界の入り口に変える発想が印象的です。
【2026年最新キャスト・出演者一覧】地上波4作品とFOD5作品の関係を整理
2026年の『世にも奇妙な物語』では、地上波とFODで出演者の顔ぶれが大きく異なります。地上波は知名度の高い俳優を中心とした4本の短編、FODは俳優、アイドルグループ、声の出演者など幅広いキャスティングが特徴です。
以下は、2026年11月1日時点で公表されている主要作品と出演者の一覧です。
| 区分・配信日 | 作品名 | 主演・主要出演者 | 物語の中心・関係性 |
|---|---|---|---|
| 地上波・6月27日 | 遺体は一体…… | 上川隆也、髙橋洋、樋口幸平 | 刑事たちが遭遇する不可解な遺体消失事件 |
| 地上波・6月27日 | 実家じまい | 趣里、佐伯日菜子、伊勢志摩 | 母を亡くした娘と、母の友人をめぐる怪異 |
| 地上波・6月27日 | おじさんになりたい | 永尾柚乃、松尾諭、姜暢雄、映美くらら | おじさんに変身する少女と家族の問題 |
| 地上波・6月27日 | マザーズオークション | 杉野遥亮、青木さやか、大堀こういち、大水洋介、名村辰 | 母親がネットオークションに出品される奇妙な世界 |
| FOD第1編・6月27日 | 明日から来た男 | 美村里江、細田善彦、佐野史郎、龍之介、朝倉ふゆな | 時間が過去へ逆流すると主張する謎の男 |
| FOD第2編・7月25日 | 下請け | IMP.、林和義、椿原愛ほか | 裏社会に広がる仕事の丸投げ構造 |
| FOD第3編・8月29日 | 復讐 | 葉山奨之、筒井真理子 | 年齢も性別も異なる男女の身体の入れ替わり |
| FOD第4編・9月26日 | 人権逆転裁判 | 市原隼人、梵そよぎ、内田慈、瀬口寛之 | AI搭載スマートスピーカーが被告となる法廷劇 |
| FOD第5編・10月31日 | メモリアー母の記憶ー | 草地稜之、赤間麻里子、中込佐知子ほか | 母親との思い出を売ることになった青年の物語 |
地上波4作品のストーリーテラーはタモリです。各作品は独立した短編として構成されており、上川隆也の刑事役、趣里の家族ドラマ、永尾柚乃と松尾諭の変身譚、杉野遥亮のブラックユーモアと、それぞれ異なる魅力があります。
FODでは美村里江、IMP.、葉山奨之と筒井真理子、市原隼人、草地稜之といった多彩な出演者が登場。地上波でおなじみの俳優だけでなく、グループ全員でドラマに出演するIMP.や、音声AIキャラクターの梵そよぎまで参加しています。
このように、2026年は出演者の幅そのものがシリーズの新しい魅力になっています。
【FODの特別編は全12編】配信日程と10月31日公開の第5編までを解説
2026年の最大の新展開が、FOD独占の『世にも奇妙な物語 FODの特別編』です。フジテレビの発表では、2026年6月27日から2027年5月末まで、1年間をかけて完全新作オリジナルエピソードを全12編配信する計画です。
初回作品は地上波の夏の特別編が終わった後の23時10分から配信され、2編目以降は毎月最終土曜日の21時に新作が公開されています。
FODの配信日程一覧
- 第1編・6月27日:『明日から来た男』/主演・美村里江
- 第2編・7月25日:『下請け』/主演・IMP.
- 第3編・8月29日:『復讐』/主演・葉山奨之、筒井真理子
- 第4編・9月26日:『人権逆転裁判』/主演・市原隼人
- 第5編・10月31日:『メモリアー母の記憶ー』/主演・草地稜之(ENJIN)
11月1日時点では、全12編のうち5編が配信されています。残る7編についても、2027年5月末まで毎月1編ずつ届ける計画です。
第1編「明日から来た男」美村里江が時間の逆行に挑む
6月27日23時10分から配信された第1編は、美村里江主演の『明日から来た男』です。
美村が演じるのは、臨床心理センターで働く心理療法士・朝見智華。上司の精神科教授・由良義彦(佐野史郎)から、怪我を負って発見された謎の男・橘奎(細田善彦)の診察を任されます。
橘は、自分の人生は未来ではなく昨日に向かって進んでいると主張。これから起こる出来事を警告するなど、時間の流れをめぐる不可解な現象が物語の軸になります。
脚本・演出は落合正幸。1990年の番組開始当初から演出を担当した人物の一人で、14年ぶりに同シリーズの演出を担当しました。時間と運命をテーマにした、シリーズらしい心理ミステリーです。
第2編「下請け」IMP.メンバー7人が全員出演
7月25日21時に配信された『下請け』は、IMP.のメンバー7人全員が主演する作品です。
物語の舞台は裏社会。組織から依頼された仕事が上の立場から下の立場へと次々に丸投げされていく様子を、企業社会の元請け・下請け構造になぞらえたブラックコメディです。
出演者は佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我。ほかに林和義、椿原愛、武裕美が参加しています。
IMP.にとって、メンバー全員がそろってドラマに出演するのは初めての機会。グループ活動とは異なる俳優としての一面を楽しめる作品です。演出は小林義則、脚本は湯田美帆が担当しています。
第3編「復讐」葉山奨之と筒井真理子の入れ替わりサスペンス
8月29日21時に公開された第3編『復讐』は、葉山奨之と筒井真理子がダブル主演を務める作品です。
妻を殺された35歳の男性・安藤陸斗(葉山奨之)は、犯人が見つからないことに苦しみながら、残された娘の未来を守ろうとしています。
そんな彼のもとに、他人との身体の入れ替わりを人工的に引き起こせるという施設の案内が届きます。そこで出会うのが、60歳の女性・田中誠子(筒井真理子)。安藤は、他人の身体を使って復讐するという選択をします。
年齢も性別も違う2人の入れ替わりを通じて、復讐心と人生の選択が描かれます。演出は都築淳一です。
第4編「人権逆転裁判」市原隼人と音声AIキャラクターが対決
9月26日21時に配信された第4編は、市原隼人主演の『人権逆転裁判』です。
市原が演じる裁判長・神崎の前に現れるのは、AI搭載スマートスピーカー「アレテ」。持ち主の増田孝彦(瀬口寛之)が死亡した事件で、アレテ自身が殺害を自白するという異例の裁判が始まります。
検事の高瀬由理(内田慈)は家電の誤作動による事故として製造元の責任を問おうとしますが、アレテは自分を人間として裁くよう要求。神崎は、AIを人間と仮定して審理を進めます。
特に注目したいのは、アレテの声を担当する梵そよぎです。声優・梶裕貴の声と言葉をもとに生まれた音声AIキャラクターで、番組史上初めて音声AIキャラクターが出演する試みとなりました。
市原隼人にとっては17年ぶりの同シリーズ出演でもあります。AIに人権を認めるべきなのかという問いを、法廷ミステリーの形で描いています。
第5編「メモリアー母の記憶ー」10月31日配信の最新作
2026年10月31日21時に配信が始まった第5編は、草地稜之(ENJIN)主演の『メモリアー母の記憶ー』です。
物語の舞台は、記憶の売買が合法化されて6年が経過した世界。27歳の山田健太(草地稜之)は、突然のリストラによって仕事を失い、再就職先も見つからない状況に陥っています。
健太は、体験した出来事を記憶として抽出し、商品化して他人の人生に移植する記憶買取会社「MEMORIA」を知ります。運動会で1位になった記憶や卒業式の思い出などを売り、お金に換えていきます。
しかし、母・和子が心臓病で倒れ、高額な手術費用が必要になります。売った記憶は自分の中から完全に消えてしまう。それを知りながらも、健太は母の命を救うため、母と過ごした20年間の思い出をすべて手放す決断をします。
手術は無事に成功します。しかし、母親を前にした健太の胸に残ったものは何だったのか。記憶を失うことと、大切な人を思う気持ちをどう結び付けるのかが物語の焦点です。
脚本・演出を担当するのは小椋久雄。1990年の番組開始当初から演出に携わってきた人物で、今回初めて本シリーズの脚本にも挑戦しています。
出演者は草地稜之のほか、赤間麻里子、中込佐知子、岩本淳、佐藤まんごろう、桜川みゅう、松長ゆり子など。記憶を売る人と買う人、2つの物語が交差する構成も見どころです。
10月31日の第5編は、単に最新作というだけでなく、番組初期からシリーズを支えてきた小椋久雄が新たな形で参加するという意味でも注目されています。
【地上波とFODの違いを比較】どちらを見るべき?楽しみ方と選び方
2026年の『世にも奇妙な物語』を楽しむ際に気になるのが、地上波とFODの違いです。両者は同じシリーズに属していますが、作品の構成や配信ペース、キャスティングの方向性が異なります。
地上波は一夜完結型、FODは毎月継続型
地上波の夏の特別編は、6月27日の21時から23時10分までに4作品をまとめて放送する特番形式です。タモリのストーリーテラーを軸に、短い時間で異なる世界観を連続して楽しめます。
対してFODは、完全新作のオリジナルエピソードを毎月1編ずつ配信する方式です。2026年6月から2027年5月まで、年間を通じて全12編を楽しめます。
地上波とFODの主な違い
- 作品数:地上波は夏の特別編の新作4作品、FODは年間計12作品。
- 視聴形式:地上波はテレビ放送、FODは動画配信サービスでの独占配信。
- 公開ペース:地上波は特別番組として放送、FODは毎月最終土曜日に新作を追加。
- ストーリーテラー:地上波はタモリが担当。FODの各作品は独立したオリジナルエピソードとして展開。
- 出演者:地上波は上川隆也、趣里、杉野遥亮らが中心。FODは美村里江、IMP.、市原隼人、草地稜之ら多彩な顔ぶれ。
地上波がおすすめの人
短時間で複数の物語を楽しみたい人には、地上波の特別編が向いています。
特に、タモリのストーリーテラーを含めた従来の番組スタイルが好きな人や、上川隆也、趣里、杉野遥亮などの出演作品をまとめて見たい人に適しています。
FODがおすすめの人
毎月新しい作品を楽しみたい人や、1作品ごとの設定や仕掛けをじっくり味わいたい人にはFODが適しています。
IMP.のメンバー全員が出演する『下請け』、AIの人権をテーマにした『人権逆転裁判』、記憶の売買を描く『メモリアー母の記憶ー』など、地上波とは違った題材の作品がそろっています。
また、公開時期が毎月決まっているため、次の作品を待つ楽しみが生まれるのも特徴です。
注意したいのは、FODの全12編は地上波4作品の続編ではないという点です。FODでは別のキャストと設定による完全新作が制作されており、地上波の作品を見ていなくても独立して楽しめる構成になっています。
【2026年版の見どころを分析】36年目に広がる「奇妙な物語」の新しい方向性
2026年の作品群を並べてみると、単なるホラーや怪談だけではなく、人間関係や社会の仕組みを少しだけ変化させることで恐怖を生み出していることが分かります。
家族の関係が奇妙な世界へ変わる地上波作品
「実家じまい」では、母親を亡くした娘が実家を整理するという現実的な出来事が、不可解な現象へと変わっていきます。「おじさんになりたい」では、少女が大人の姿になることで、家庭内の問題に向き合おうとします。
「マザーズオークション」も、母親という存在をネットオークションに出品する設定から、親子の関係や家族の価値を問いかけます。
いずれも、身近な家族という存在を出発点に、普通では起こり得ない出来事を重ねる構成です。
FODでは社会問題やテクノロジーにも踏み込む
FOD作品では、題材の幅がさらに広がっています。
「下請け」は仕事の丸投げという社会的な構造を裏社会の組織に置き換えています。「人権逆転裁判」はAIの人格や権利を法廷で問う作品です。「メモリアー母の記憶ー」は、記憶を商品として売買できる世界を通じて、人間を形作る思い出の価値を描いています。
「明日から来た男」も時間の流れを逆転させる設定によって、未来と過去の関係を揺さぶります。
このように、2026年のFOD作品は、従来の怪奇現象だけに頼らず、仕事、AI、記憶、時間といった現代的なテーマを物語の仕掛けに取り込んでいます。
毎月新作配信がシリーズにもたらす変化
これまでの特別編は、放送日が近づくと出演者や作品情報が発表され、一夜の放送を楽しむスタイルが中心でした。
しかし、FODで毎月新作を公開する形式になれば、視聴者がシリーズと接する機会は大幅に増えます。1年を通して異なる俳優や脚本家、演出家による作品を楽しめるため、従来のテレビ特番とは異なるファン層への広がりも期待できます。
特に第5編の『メモリアー母の記憶ー』では、シリーズ初期を支えた小椋久雄が脚本に初挑戦しました。過去のシリーズを知る制作者と、新しい世代の出演者が組み合わさることは、36年続く作品ならではの強みです。
2026年は、テレビ番組としての伝統を維持しながら、配信という新しい発表の場を本格的に取り入れた節目といえます。
【世にも奇妙な物語2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:世にも奇妙な物語2026年の夏の特別編はいつ放送されましたか?
A1:2026年6月27日(土)21時から23時10分まで、フジテレビ系の土曜プレミアム枠で放送されました。タモリがストーリーテラーを務め、全4作品が登場しました。
Q2:2026年の地上波作品は全部で何話ですか?
A2:全4作品です。「遺体は一体……」「実家じまい」「おじさんになりたい」「マザーズオークション」が放送されました。
Q3:タモリは2026年版にも出演していますか?
A3:はい。6月27日放送の地上波『世にも奇妙な物語’26夏の特別編』でストーリーテラーを担当しています。
Q4:FODの特別編は全何話ですか?
A4:完全新作のオリジナルエピソード全12編です。2026年6月27日から2027年5月末まで、毎月1編ずつ独占配信する計画です。
Q5:FODの第5話「メモリアー母の記憶ー」はいつ配信されましたか?
A5:2026年10月31日(土)21時から配信が始まりました。主演はENJINの草地稜之、脚本・演出は小椋久雄です。
Q6:美村里江が出演するFOD作品のタイトルは何ですか?
A6:第1編の『明日から来た男』です。美村里江が心理療法士・朝見智華を演じ、時間が過去へ逆流していると主張する謎の男を細田善彦が演じています。
Q7:地上波の4作品とFODの12作品は同じ内容ですか?
A7:異なる作品です。地上波は6月27日に放送された完全新作4作品、FODは独立した完全新作オリジナルエピソード全12編です。それぞれ別のキャストやストーリーが用意されています。
Q8:FODの第6話はいつ配信されますか?
A8:公式に発表されている基本スケジュールは毎月最終土曜日21時の新作配信です。第6編以降の個別タイトルや出演者については、フジテレビおよびFODの最新発表を確認する必要があります。
まとめ:世にも奇妙な物語2026は地上波4作品とFOD12編で新たな展開へ
2026年の『世にも奇妙な物語』は、6月27日の地上波『夏の特別編』4作品と、FODで展開される年間12編の完全新作という二本立てになりました。
地上波では上川隆也の「遺体は一体……」、趣里の「実家じまい」、永尾柚乃と松尾諭の「おじさんになりたい」、杉野遥亮の「マザーズオークション」が登場。タモリのストーリーテラーとともに、シリーズならではの多彩な世界を楽しめる内容でした。
一方、FODでは美村里江主演の「明日から来た男」から始まり、IMP.主演の「下請け」、葉山奨之・筒井真理子の「復讐」、市原隼人主演の「人権逆転裁判」、そして10月31日配信の草地稜之主演「メモリアー母の記憶ー」まで、すでに5作品が公開されています。
今後の注目は、2027年5月末まで続くFODの残り7作品です。どのような俳優や脚本家が参加し、どんな奇妙な世界が描かれるのか。毎月の新作発表によって、シリーズを楽しむ機会はさらに増えていきます。
一夜で4作品を楽しみたいなら地上波、毎月新しい物語に触れたいならFOD。両方をチェックすることで、36年続く『世にも奇妙な物語』の2026年版をより深く楽しめます。
主な事実確認資料: フジテレビ公式番組情報、フジテレビの2026年夏の特別編発表、FOD INFOの各作品配信発表(2026年6月~10月31日)、共同テレビの番組概要。