夜間授乳はいつまで続ければよいのでしょうか。新生児期は夜中に何度も授乳するのが自然ですが、生後6か月、9か月、1歳と成長するにつれて、授乳の回数や必要性は少しずつ変化します。一方、1歳を過ぎても夜間授乳を続けている赤ちゃんもおり、周囲と比べて不安になる保護者も少なくありません。
2026年11月現在、こども家庭庁が公式に掲載している「授乳・離乳の支援ガイド」は2019年3月改定版です。このガイドでは、離乳食の開始から完了までの月齢別の目安が示されていますが、夜間授乳を終了する具体的な月齢は定められていません。大切なのは、月齢だけで判断せず、赤ちゃんの体重増加、離乳食の進み方、日中の栄養摂取、発育状況を総合的に確認することです。
【結論】夜間授乳はいつまで必要?新生児から1歳半までの月齢別目安

夜間授乳の終了時期は、赤ちゃんの成長や栄養状態によって異なります。
一般的には、生後6か月頃から夜間の授乳回数が自然に減る子もいます。生後9〜11か月頃には離乳食が1日3回になり、日中に必要な栄養を摂れるようになるため、夜間断乳を検討する家庭も出てきます。
ただし、これはあくまでも成長に伴う変化の目安です。
生後0〜3か月:夜間授乳が必要な時期
新生児は胃が小さく、一度に飲める母乳やミルクの量が限られています。そのため、昼夜を問わず頻繁に授乳する必要があります。
こども家庭庁のガイドでも、生後間もない赤ちゃんは授乳と睡眠を中心に生活し、成長に伴ってそれぞれのリズムが整ってくると説明されています。
特に授乳リズムが確立するのは生後6〜8週以降が目安とされていますが、個人差があります。
この時期に夜間授乳を無理に減らすことは避けましょう。
母乳育児の場合は、赤ちゃんが欲しがるサインに合わせた授乳が基本です。ミルク育児でも、空腹のサインや飲む量、体重増加を確認しながら対応します。
生後4〜5か月:夜間の授乳間隔が延び始める時期
生後4〜5か月頃になると、一度に飲める量が増え、夜間にまとまって眠る赤ちゃんも出てきます。
一方で、夜中に2〜3回起きて授乳を求める子もいます。
この段階では、夜間授乳の回数が減ったからといって、必ずしも夜間断乳を始める必要はありません。
睡眠時間が長くなっても、授乳量や体重の増加が十分かを確認することが大切です。
生後6か月:離乳食が始まっても夜間授乳は必要?
生後5〜6か月頃は、離乳食を開始する時期です。
しかし、離乳食が始まったからといって、母乳やミルクがすぐに不要になるわけではありません。
こども家庭庁のガイドでは、離乳初期の食事は1日1回が目安であり、母乳や育児用ミルクは赤ちゃんが欲しがるままに与えるとされています。
つまり、生後6か月は夜間授乳をやめるべきタイミングではなく、離乳食と授乳を並行して進める時期です。
生後7〜8か月:授乳と2回食のバランスを整える時期
この時期は離乳食が1日2回になり、食事のリズムを整えていきます。
母乳やミルクは引き続き重要な栄養源です。
夜中に目を覚まして授乳を求める場合も、すぐに夜間断乳をする必要はありません。食事量や発育状況を確認しながら、日中の授乳や離乳食を安定させていきましょう。
生後9〜11か月:夜間断乳を検討する家庭が増える時期
生後9か月頃からは離乳食が1日3回になります。
日中の食事量が増え、栄養摂取が安定してくると、夜間の授乳回数が自然に減る子もいます。
この頃は、夜間断乳を検討する一つのタイミングです。
ただし、3回食になっただけで夜間授乳が不要になるわけではありません。食べる量が少ない場合や、体重増加が十分でない場合は、引き続き授乳による栄養補給が必要になることがあります。
1歳〜1歳半:夜間授乳を卒業するか考える時期
1歳を過ぎると、食事から摂取できる栄養が増えてきます。
こども家庭庁のガイドでは、離乳の完了時期は生後12〜18か月頃が目安です。
ここで注意したいのは、離乳の完了とは母乳や育児用ミルクを完全に飲まなくなることではないという点です。
食事から栄養の大部分を摂取できるようになっても、母乳やミルクを続けることはできます。
【月齢別一覧】夜間授乳の回数・離乳食・夜間断乳の目安を比較
ここまでの成長段階を、判断しやすいように整理しました。
以下は公的な離乳食の目安と、赤ちゃんの睡眠・授乳に関する情報を組み合わせた参考表です。夜間授乳の回数を一律に定めた医学的基準ではありません。
| 月齢 | 離乳食・授乳の目安 | 夜間授乳の考え方 |
|---|---|---|
| 新生児〜1か月 | 母乳・ミルク中心 | 必要に応じて夜間も授乳 |
| 2〜3か月 | 乳汁中心。授乳リズムが整い始める | 欲しがれば授乳する |
| 4〜5か月 | 乳汁中心 | 睡眠が長くなる子もいる |
| 6か月 | 離乳食1回 | まだ授乳が重要 |
| 7〜8か月 | 離乳食2回 | 夜間授乳を急いでやめない |
| 9〜11か月 | 離乳食3回 | 条件が整えば夜間断乳を検討 |
| 12〜18か月 | 3回食と必要に応じた補食 | 日中の栄養が十分なら段階的に減らせる |
出典:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月改定)。
公的ガイドが示す離乳食の進行と授乳の関係
月齢別の目安を正しく理解するには、離乳食の回数だけでなく、母乳・ミルクとの関係も確認する必要があります。
| 成長段階 | 離乳食の回数 | 母乳・育児用ミルク |
|---|---|---|
| 生後5〜6か月 | 1回 | 欲しがるままに与える |
| 生後7〜8か月 | 2回 | 母乳は欲しがるまま、ミルクは1日3回程度 |
| 生後9〜11か月 | 3回 | 母乳は欲しがるまま、ミルクは1日2回程度 |
| 生後12〜18か月 | 3回+必要に応じた補食 | 離乳の進み方に合わせて与える |
この表から分かるのは、離乳食が進んでも、母乳やミルクを段階的に続けることが想定されているということです。
また、ミルクの回数は日中も含めた目安であり、夜間に何回飲ませるべきかを示す数字ではありません。
【判断基準】夜間断乳はいつから?体重増加と3回食で確認したい5つの条件
夜間断乳を考える際、最も大切なのは赤ちゃんの栄養状態です。
生後6か月になった、1歳になったという理由だけで決めるのではなく、日中の食事や授乳で必要な栄養を確保できているかを確認しましょう。
小児科医が監修する花王メリーズの子育て相談でも、夜間断乳を始める条件として、発育状況、3回食の摂取、日中の水分摂取などが挙げられています。
1.体重が成長曲線に沿って増えている
最初に確認したいのは体重増加です。
母子健康手帳に掲載されている乳幼児身体発育曲線を使い、これまでの体重の推移を確認します。
重要なのは、単純に体重が重いか軽いかではありません。
- 成長曲線に沿って体重が増えている
- 最近、体重の伸びが大きく鈍っていない
- 授乳後の機嫌がよく、普段の活動も安定している
こうした点を総合的に見ます。
こども家庭庁のガイドでも、出生体重や出生週数、栄養方法などを踏まえ、成長曲線、授乳量、排尿・排便の回数、機嫌などを総合的に評価することが示されています。
体重増加が止まっている場合や、成長曲線から大きく外れている場合は、夜間断乳より先に小児科へ相談しましょう。
2.離乳食を1日3回食べられている
夜間断乳を考えるうえで、離乳食の進み方は重要な判断材料です。
特に生後9〜11か月頃は、3回食への移行期に当たります。
ただし、3回食という形式になっていても、実際に食べる量が少なければ十分な栄養を確保できていない可能性があります。
確認したいのは次のポイントです。
- 朝・昼・夕の食事リズムができている
- 主食・野菜・たんぱく質を組み合わせている
- 食事をある程度安定して食べられる
- 食後の授乳も含めて必要な栄養を摂取できている
食事量にむらがある場合は、無理に夜間授乳をやめる必要はありません。
3.日中に必要な栄養と水分を摂取できている
夜間断乳を進める場合は、日中の栄養摂取が安定していることも重要です。
離乳食だけでなく、母乳やミルクも含めて1日の摂取状況を確認しましょう。
特に暑い時期や発熱・下痢などで水分を失いやすい状況では、夜間授乳を減らすことよりも水分補給を優先します。
4.夜中に起きる理由が空腹だけではない
夜泣きと夜間授乳は密接に関係していますが、赤ちゃんが夜中に泣く理由は空腹だけではありません。
例えば、次のような理由が考えられます。
- 睡眠の浅いタイミングで目を覚ました
- 抱っこや授乳による安心感を求めている
- 歯が生える時期の不快感がある
- 暑さや寒さ、おむつの不快感がある
- 日中の刺激や生活リズムの変化が影響している
日本小児保健協会の2024年の資料でも、9〜10か月頃の夜泣きは乳児期の発達過程として異常ではないと説明されています。
夜中に泣いたら必ず授乳しなければならない、というわけではありません。一方、空腹のサインがあれば無理に授乳を我慢させないことも大切です。
5.保護者が夜間断乳に取り組める状況にある
夜間断乳は、赤ちゃんだけでなく保護者の生活にも影響します。
仕事への復帰、慢性的な睡眠不足、体調不良などがあれば、授乳方法を見直す理由になります。
ただし、夜間断乳を始めることで一時的に泣く回数が増える場合もあります。
家族の協力を得られるか、体調が安定しているか、無理なく継続できるかも確認しておきましょう。
【母乳とミルクの違い】夜間授乳の必要性と夜泣きの関係を解説
夜間授乳について考える際、母乳育児とミルク育児では、授乳の進め方に違いがあります。
ただし、どちらの方法が夜間断乳に向いているという単純な優劣はありません。
母乳育児の場合
母乳育児では、赤ちゃんが欲しがるタイミングに合わせて授乳することが基本です。
母乳の分泌量は赤ちゃんが吸う回数や母親の状態などにも影響されます。
こども家庭庁のガイドでは、母乳の授乳回数を減らすことによって、母乳分泌が減少し、母乳育児の継続が難しくなる場合もあると説明されています。
そのため、夜間授乳を減らしたい場合は、母乳の分泌状態や日中の授乳状況も確認することが大切です。
また、1歳を過ぎても母乳を続けることに問題はありません。
WHOとユニセフは、最初の6か月間の完全母乳育児と、その後の適切な補完食を取り入れながら2歳以降まで母乳育児を続けることを推奨しています。
ミルク育児の場合
ミルク育児では、1回に飲んだ量や1日の総量を把握しやすいという特徴があります。
こども家庭庁のガイドでも、育児用ミルクの場合は授乳回数だけでなく、1日の摂取量を中心に考えるよう示されています。
そのため、夜間授乳を減らす際は、夜中に飲んでいた分の栄養が日中の授乳や食事で確保できているかが重要です。
なお、寝る前に多く飲ませれば必ず朝まで眠るわけではありません。英国の国民保健サービス(NHS)も、1回に多く飲ませても次の授乳までの間隔が必ず長くなるわけではないと説明しています。
1歳を過ぎても夜間に起きるのはなぜ?
1歳を過ぎても夜中に起きる赤ちゃんはいます。
これは必ずしも栄養不足を意味するわけではありません。
睡眠の発達には個人差があり、成長の過程で一時的に夜泣きが増えることもあります。
WHOの2026年8月4日付の乳幼児栄養に関するファクトシートでは、母乳は生後6〜12か月では子どものエネルギー必要量の半分以上、12〜24か月では約3分の1を供給できる重要な栄養源とされています。
このことからも、1歳を過ぎたからといって母乳が栄養的に不要になるわけではないと分かります。
夜間断乳と卒乳・断乳は何が違う?
似た言葉ですが、それぞれ意味が異なります。
| 用語 | 意味 | 日中の授乳 |
|---|---|---|
| 夜間断乳 | 夜間の授乳をやめること | 続けてもよい |
| 断乳 | 保護者の判断で授乳を終了すること | 終了する |
| 卒乳 | 赤ちゃんが自然に授乳を卒業すること | 自然に終了していく |
夜間断乳をしたからといって、母乳育児そのものを終了する必要はありません。
例えば、夜間は授乳をやめて、朝や日中、寝る前だけ母乳を続ける方法もあります。
保護者と赤ちゃんの双方が納得できる方法を選ぶことが大切です。
【実践方法】夜間断乳の進め方と無理のない5つのステップ
夜間断乳を決めたら、突然すべての授乳をやめるのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら段階的に進めることが大切です。
特に母乳育児の場合、急に授乳を減らすと乳房の張りや痛みなどのトラブルにつながることがあります。
STEP1:数日間、夜間授乳の状況を記録する
まずは3〜5日程度、夜間の授乳状況を記録してみましょう。
記録したい項目は次のとおりです。
- 夜中に起きる時間
- 授乳した回数
- 授乳時間やミルクの量
- 授乳後にすぐ眠るか
- 日中の食事量や授乳量
毎晩同じ時間に起きているのか、それとも日によって異なるのかを把握すると、授乳の必要性を考えやすくなります。
STEP2:日中の食事と授乳を整える
夜間断乳を進める前に、日中の栄養摂取を安定させます。
特に3回食に進んでいる赤ちゃんは、朝・昼・夕の食事リズムを整えましょう。
ただし、夜間の授乳分を無理に日中の食事へ詰め込む必要はありません。
赤ちゃんの食欲や発達に合わせて、食事量や授乳量を調整します。
STEP3:授乳以外の寝かしつけを取り入れる
夜間授乳を減らすためには、授乳以外にも安心して眠れる方法を増やすことが役立ちます。
例えば、
- 背中やお腹を優しくさする
- 抱っこして落ち着かせる
- 静かな声で話しかける
- 絵本や子守歌を取り入れる
- 毎晩同じ順番で寝る準備をする
といった方法です。
授乳しながら眠る習慣がある場合は、授乳と入眠のタイミングを少しずつ分けてみるのも一つの方法です。
STEP4:夜間の授乳を少しずつ減らす
赤ちゃんの状態が安定している場合は、夜間授乳を一度に全部やめるのではなく、回数や時間を段階的に調整します。
例えば、夜中に2回授乳している場合は、まず1回分について、授乳時間を少しずつ短くするなどの方法があります。
ミルクの場合も、飲む量や日中の摂取量を確認しながら調整します。
ただし、月齢や健康状態によって適切な方法は異なります。栄養不足が心配な場合は、自己判断で授乳量を減らさないようにしましょう。
STEP5:赤ちゃんの様子を見て継続・中断を判断する
夜間断乳を始めた後は、次の点を確認します。
- 日中の機嫌が大きく崩れていないか
- 食事や授乳を普段どおり摂れているか
- おしっこの回数が普段より明らかに減っていないか
- 体重が順調に増えているか
- 保護者の体調に問題がないか
体調不良や食欲低下が見られた場合は、無理に続けず、必要に応じて授乳を再開したり小児科へ相談したりしましょう。
母乳育児の場合は、乳房の張りや痛みにも注意が必要です。急な授乳中止による乳房トラブルを避けるため、助産師や母乳外来に相談しながら進める方法もあります。
【注意点】夜間断乳を急がない方がよい赤ちゃんと相談の目安
夜間断乳は、すべての赤ちゃんに同じように適しているわけではありません。
月齢だけを基準に進めると、必要な栄養や水分が不足する可能性があります。
早産・低出生体重で生まれた赤ちゃん
早産児や低出生体重児は、通常よりも栄養管理に配慮が必要な場合があります。
成長や体重増加の状況によっては、夜間にも授乳が必要になることがあります。
一般的な月齢別の目安だけで判断せず、主治医の指示を優先してください。
体重の増加が十分でない赤ちゃん
母子健康手帳の成長曲線から大きく外れている場合や、体重の伸びが鈍くなっている場合は、夜間授乳を減らす前に小児科へ相談しましょう。
食事量が少ない、授乳量が十分でない、排尿回数が減っているといった状況も確認が必要です。
離乳食をあまり食べない赤ちゃん
3回食の時期になっていても、実際にはほとんど食べられない赤ちゃんもいます。
離乳食の回数だけで栄養が十分だと判断するのは危険です。
こども家庭庁のガイドでも、離乳食の進行は子どもの食欲、摂食行動、成長・発達に合わせて調整することが基本とされています。
保護者の睡眠不足や体調不良が深刻な場合
夜間授乳によって保護者の睡眠が確保できず、心身の負担が大きくなっている場合も、授乳方法を見直す理由になります。
ただし、夜間断乳だけが解決策ではありません。
家族に夜間の抱っこや寝かしつけを分担してもらう、ミルクを活用する、産後ケアや助産師の相談を利用するといった方法もあります。
こども家庭庁のガイドも、母親の気持ちや負担を受け止め、父親や家族による支援を進めることを重視しています。
【夜間授乳はいつまで?】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:夜間授乳は生後6か月になったらやめてもよいですか?
生後6か月になっただけで夜間授乳をやめる必要はありません。この時期は離乳食が始まったばかりで、栄養の多くを母乳やミルクから摂取しています。体重増加や離乳食の進み方を確認しましょう。
Q2:1歳を過ぎても夜間授乳を続けて大丈夫ですか?
問題ありません。1歳を過ぎても母乳やミルクを続けることはできます。WHOも母乳育児を2歳以降まで続けることを推奨しています。夜間授乳を続けるかどうかは、赤ちゃんの栄養状態や保護者の希望を踏まえて判断しましょう。
Q3:夜間断乳は何か月から始めるのがおすすめですか?
一律の開始月齢はありません。生後9〜11か月頃は3回食への移行期であり、体重増加や食事量が安定していれば検討する家庭もあります。心配な場合は小児科医に相談してください。
Q4:夜間授乳をやめると夜泣きもなくなりますか?
必ずしもなくなるわけではありません。夜泣きには空腹だけでなく、睡眠の発達や不快感、安心感を求める気持ちなども関係します。授乳を減らしても夜中に目覚めることはあります。
Q5:夜間断乳をすると母乳が出なくなりますか?
夜間の授乳回数が減ることで、母乳の分泌量が減少する可能性はあります。ただし、日中の授乳状況などによっても異なります。母乳育児を続けたい場合は、助産師や母乳外来に相談しながら進めると安心です。
Q6:3回食になれば夜間のミルクは必要ありませんか?
3回食になっただけでは判断できません。実際の食事量、日中のミルク量、体重増加、発育状況を確認する必要があります。栄養が十分に確保できているかを小児科医に相談することも大切です。
Q7:1歳半になっても夜間授乳をしているのは遅いですか?
遅いとは限りません。離乳の完了時期は生後12〜18か月頃が目安ですが、離乳の完了は母乳やミルクを飲まなくなることを意味しません。親子の状況に合わせて授乳を続けることができます。
まとめ:夜間授乳は月齢より赤ちゃんの成長と栄養状態で判断する
夜間授乳は、何か月になったら必ず終了しなければならないというものではありません。
新生児期は昼夜を問わず授乳が必要であり、生後6か月頃は離乳食を始めながら母乳やミルクを続ける時期です。生後9〜11か月頃になると3回食への移行が進み、体重増加や日中の栄養摂取が安定していれば、夜間断乳を検討する選択肢も出てきます。
1歳から1歳半頃になっても夜間授乳が続いている場合、必ずしも問題があるわけではありません。
2026年の判断基準として押さえたいのは、次の3点です。
1. 母子健康手帳の成長曲線に沿って体重が増えているか。
2. 離乳食3回と日中の授乳で必要な栄養を摂取できているか。
3. 赤ちゃんと保護者の双方に無理のない授乳方法になっているか。
夜間授乳を続けることも、夜間断乳を選ぶことも、親子の状況によって適切な選択になり得ます。
周囲の赤ちゃんと比較して焦る必要はありません。赤ちゃんの成長を確認しながら、必要に応じて小児科医や助産師の支援を受け、親子に合ったペースで夜間授乳の卒業を目指しましょう。