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JRA競馬学校とは?2026年最新の受験資格・費用・進路を徹底解説

御厨 美冬 御厨 美冬 • 更新: • 公開: • 読了約 25 分
目次

2026年11月2日現在、日本中央競馬会(JRA)競馬学校は、中央競馬の騎手と厩舎スタッフを育成する専門的な職能訓練校です。騎手課程では約3年間、厩務員課程では原則6か月間の教育を実施し、競走馬に関わる専門技術や知識を身につけます。

2026年10月23日には、2027年度入学予定の騎手課程第46期生の合格者9人が発表されました。応募者は237人で、最終合格者はわずか9人。加えて、2027年度春期の厩務員課程では、2026年11月17日・18日に入学試験が予定されています。受験を考えている人にとって、最新の募集条件や卒業後の進路を把握しておきたい時期です。

競馬学校には「乗馬経験がなくても騎手になれるのか」「体重制限は何キロなのか」「学費は無料なのか」「高校に進学する必要はあるのか」といった疑問が数多くあります。騎手課程と厩務員課程では応募条件も卒業後の進路も大きく異なるため、両者を分けて理解することが大切です。

【基本情報】日本中央競馬会競馬学校とは?一般高校との違いも解説

日本中央競馬会競馬学校

日本中央競馬会競馬学校は、千葉県白井市に所在するJRAの人材育成施設です。

中央競馬を支える騎手や厩舎スタッフを育てることを目的としており、騎手課程と厩務員課程の2つを中心に専門教育を行っています。

競馬学校は一般的な高校や専門学校とは違う

最初に理解しておきたいのが、競馬学校の制度上の位置づけです。

JRAの公式Q&Aによると、競馬学校は学校教育法などに規定される高等学校や専修学校ではなく、職能訓練校のような組織にあたります。

つまり、一般的な高校のように普通科教育を中心とする学校ではありません。将来の職業に直結する技術と知識を習得することに重点が置かれています。

ただし、専門実技だけを学ぶ施設ではありません。

騎手課程では、馬術や競走技術に加え、関係法規、馬学、フィジカルトレーニング、メンタルトレーニング、コミュニケーションなども学習します。

厩務員課程では、競走馬の飼養管理、疾病に関する知識、馬術、競走理論、競馬法規などを習得します。

騎手課程と厩務員課程の役割

2つの課程は、同じ競馬業界を目指すものでも、最終的な職業が異なります。

騎手課程は、競走馬に騎乗してレースに参加するプロの騎手を養成するためのコースです。

一方、厩務員課程は、競走馬の日常管理や調教を支える専門スタッフを養成します。

競馬の華やかな舞台に立つ騎手だけでなく、馬の健康やコンディションを支える厩舎スタッフも、中央競馬の運営に欠かせない存在です。

競馬学校の基本情報

- 運営:日本中央競馬会(JRA)
- 所在地:千葉県白井市根835-1
- 主な課程:騎手課程・厩務員課程
- 騎手課程の教育期間:約3年間
- 厩務員課程の教育期間:原則6か月間
- 教育内容:騎乗訓練、馬学、厩舎作業、競馬法規、体力訓練など

一般高校との大きな違いは、卒業後の職業を明確に想定した教育体系にあります。

中学校卒業後に騎手課程へ進む場合は、通常の高校進学とは異なる進路選択になるため、高校卒業資格を取得したい場合の学習方法についても、受験前に家庭で検討しておく必要があります。

【2026年最新募集要項】騎手課程・厩務員課程の受験資格と年齢・体重制限

競馬学校への入学を考える際、最初に確認すべきなのが課程ごとの応募資格です。

2026年11月2日時点で公表されている最新の募集情報を整理すると、騎手課程と厩務員課程では、年齢や騎乗経験に明確な違いがあります。

① 騎手課程の受験資格・年齢制限

2027年度騎手課程の募集要項では、次の条件が設定されています。

- 入学時に中学校卒業以上の学歴を有すること、または同等以上の学力があること
- 2027年4月1日時点で15歳以上20歳未満であること
- 年齢区分に応じた指定体重以下であること
- 両眼の視力が0.8以上、左右それぞれ0.5以上であること
- 騎手として業務を行うのに支障のない健康状態であること

視力は矯正可能ですが、矯正器具についてはソフトコンタクトレンズのみ使用可能とされています。

また、身長についてはJRAの公式Q&Aで制限がないと説明されています。ただし、騎手は体重管理が必要な職業であるため、身長と筋肉量のバランスも考慮する必要があります。

② 騎手課程の体重制限は何キロ?

騎手課程で特に注意したいのが体重制限です。

2027年度募集案内では、生年月日によって指定体重が異なります。

- 2009年3月31日以前に生まれた人:49.0kg以下
- 2009年4月1日~2010年3月31日生まれ:48.0kg以下
- 2010年4月1日~2011年3月31日生まれ:47.0kg以下
- 2011年4月1日以降に生まれた人:46.0kg以下

この基準は入学試験だけの条件ではありません。

在学期間中も生年月日に応じた指定体重が適用され、超過は認められていません。

加えて、卒業時の指定体重は全生徒一律49.0kgです。

したがって、受験時に体重条件をクリアできれば終わりというわけではなく、約3年間にわたって健康を維持しながら体重を管理する必要があります。

③ 厩務員課程の受験資格・年齢制限

厩務員課程は、騎手課程とは異なり、乗馬や競走馬の騎乗経験が必要です。

2027年度春期募集の主な応募条件は以下のとおりです。

- 中学校卒業以上の学歴、または同等以上の学力
- 厩舎従業員として働くことに支障のない健康状態
- 競走馬・育成馬・乗馬の騎乗経験が合計1年以上
- 単独騎乗で常歩・速歩・駈歩の3種類の歩法ができること
- 受験回数は5回まで(欠席・辞退を含む)

騎手課程のような15歳以上20歳未満という年齢条件は、厩務員課程の最新募集要項には設けられていません。

体重については、入学試験の身体検査で概ね70kgを超えないことが目安として示されています。

また、競走馬や育成馬を扱う牧場での勤務経験があることが望ましいとされています。

④ 2027年度募集の最新スケジュール

2026年11月2日時点での募集状況も確認しておきましょう。

騎手課程(2027年度・第46期)

- 募集人員:10名程度
- 願書受付:2026年6月8日~7月21日
- 第1次試験:2026年8月12日
- 第2次試験:2026年10月1日~4日
- 合格発表:2026年10月23日

第46期生の合格者はすでに発表されています。

厩務員課程(2027年度春期)

- 募集人員:4月生・7月生それぞれ15名程度
- 願書受付:2026年9月7日~10月13日
- 入学試験:2026年11月17日・18日
- 合格発表:2026年12月下旬頃

こちらは願書受付が終了し、入学試験を控えている段階です。

騎手課程と厩務員課程では募集時期も異なるため、同じ年度の募集情報であっても混同しないようにしましょう。

【入学試験を解説】乗馬経験なしでも合格できる?試験内容と過去問題

競馬学校の入学試験では、学科試験だけでなく、身体能力や騎乗適性、面接などが総合的に評価されます。

特に騎手課程と厩務員課程では、受験者に求められる能力が異なります。

騎手課程は乗馬経験なしでも受験可能

騎手を目指す人にとって大きな疑問が、乗馬経験の必要性です。

JRAは公式Q&Aや募集案内で、騎手課程について乗馬未経験者も受験できると説明しています。

つまり、乗馬クラブに通った経験がない人や、馬に乗ったことがない人でも応募資格を満たせば受験可能です。

第2次試験では騎乗適性検査が行われますが、これは現在の騎乗技術だけを競うものではありません。

未経験者については、その人の経験や能力に応じた方法で騎手としての適性を判断します。

JRAは、松岡正海騎手、原優介騎手、上里直汰騎手など、乗馬未経験で入学した騎手の存在も紹介しています。

この点は、競馬学校の受験を考える中学生や保護者にとって知っておきたいポイントです。

騎手課程の入学試験内容

騎手課程の試験は大きく第1次試験と第2次試験に分かれています。

第1次試験

- 身体検査(体重・身長など)
- 運動機能検査
- 学科試験(国語・社会)
- 本人面接

運動機能検査では、片足つま先立ち、懸垂、しゃがみこみ、サイドステップ、立ち幅跳びなどが実施されます。

学科試験は中学校レベルの国語と社会が中心です。

第2次試験

- 身体検査
- 運動機能検査
- 騎乗適性検査
- 厩舎作業審査
- 本人面接・保護者面接

第2次試験は競馬学校で実施される3泊4日の合宿形式です。

馬との接し方、騎乗適性、身体能力、生活態度など、多方面から適性が評価されます。

なお、スポーツ分野で特に良好な実績を持つ人を対象としたスポーツ特別入試制度もあり、利用が認められた場合は第1次試験の運動機能検査が免除されます。

厩務員課程の入学試験内容

厩務員課程は、すでに一定の騎乗経験がある人を対象としているため、より実務に近い試験が行われます。

主な試験項目は次のとおりです。

- 書類審査
- 身体検査
- 健康診断
- 運動機能検査
- 騎乗適性検査
- 本人面接
- 学科試験
- 性格適性検査

学科試験では、一般教養として国語・社会、さらに競馬一般に関する知識が問われます。

騎乗適性検査では調教鞍を使用し、スリーポイントとツーポイントの姿勢で騎乗能力を確認します。

競馬学校の入学試験過去問題は購入できる?

受験対策として注目したいのが過去問題です。

JRAでは、騎手課程と厩務員課程それぞれについて、過去5年間の入学試験問題を有料で頒布しています。

購入方法は次のとおりです。

1. JRA指定の過去問題申込書を入手する。
2. 希望する課程と年度を記入する。
3. 年度ごとの販売金額を確認する。
4. 普通為替証書または定額小為替証書で代金を用意する。
5. 申込書と証書を競馬学校に郵送する。

年度や課程によって価格が異なるため、申し込み前の確認が必要です。

一般公開された無料ダウンロード問題だけで対策する形式ではありません。

受験する課程に合わせて過去問を確認し、騎手課程なら中学校レベルの国語・社会、厩務員課程なら一般教養や競馬一般の知識を重点的に学習するとよいでしょう。

【合格率・倍率の真相】2027年度は237人中わずか9人が合格

競馬学校の騎手課程は、非常に狭き門です。

JRAの公式Q&Aでは、騎手課程の最終合格率は例年おおむね5~10%程度と説明されています。

しかし、2027年度第46期の実績は、それをさらに下回りました。

2027年度騎手課程の実際の応募状況

2026年10月23日にJRAが公表した入学試験結果は以下のとおりです。

選考段階 人数
応募者 237人
第1次試験受験者 223人
第1次試験合格者 32人
第2次試験受験者 32人
最終合格者 9人

この結果から、応募者237人に対する最終合格率は約3.8%です。

応募者数と最終合格者数を単純比較すると、約26.3倍の競争率になります。

また、第1次試験を受験した223人のうち32人が通過しており、一次通過率は約14.3%でした。

第2次試験では32人から9人に絞られています。

この数字から分かるのは、学科や体力の試験だけを突破すればよいわけではないということです。

最終段階では騎乗適性や厩舎作業、面接なども評価されるため、騎手としての総合的な適性が大切です。

合格率だけで判断してはいけない理由

競馬学校の合格率は、年度によって変わります。

JRAが公表している5~10%という数字は過年度の一般的な目安であり、毎年同じ割合で合格するわけではありません。

2027年度のように応募者237人から9人が選ばれる年もあります。

また、騎手課程と厩務員課程では応募資格も募集人数も異なるため、両者を同じ倍率で比較することはできません。

厩務員課程については、騎手課程と同じ形式の年度別合格率が公表されていないため、具体的な倍率を断定することはできません。

競馬学校に向いている人の特徴

受験を検討する際には、単に競馬が好きかどうかだけではなく、職業として続けられるかを考える必要があります。

騎手課程に向いている人

- 厳しい体重管理と健康管理を継続できる人
- 早朝からの規則正しい生活に適応できる人
- 身体能力を高める努力を続けられる人
- 馬の動きや状態を注意深く観察できる人
- 安全を最優先し、指導を素直に吸収できる人

厩務員課程に向いている人

- 馬の世話や健康管理が好きな人
- 乗馬技術を一定以上身につけている人
- 競走馬の飼養管理や調教に関心がある人
- 地道な作業を継続できる人
- 厩舎というチームの中で協力できる人

反対に、華やかなレースだけに憧れている人や、早朝勤務・体力仕事・規律ある集団生活に強い抵抗がある人は、実際の仕事内容を十分に理解してから判断する必要があります。

【学費・寮生活の実態】授業料無料でも必要になる費用とは?

競馬学校への進学を検討する家庭にとって、費用は重要な判断材料です。

JRAの公式Q&Aによると、騎手課程・厩務員課程ともに入学金や授業料などの修学費用はかかりません。

ただし、完全に自己負担ゼロというわけではありません。

騎手課程の学費・費用

2027年度騎手課程の募集案内では、教育にかかる費用は原則無償とされ、在学中の食事代の一部を負担する仕組みになっています。

2026年度の募集案内では、3年間の食事代の目安として約120万円が示されていました。

この金額は2026年度案内における参考値であり、2027年度の確定請求額ではありません。

また、休日やトレーニング・センターでの実習期間など、競馬学校の寮食堂で食事が提供されない日は、自分で食事を用意する必要があります。

騎手課程の受験料は無料です。

厩務員課程の学費・費用

2027年度春期の募集要項では、次のような費用体系になっています。

- 入学金:無償
- 授業料:無償
- 入学試験受験料:1,900円
- 6か月間の食事代:上限72,000円
- 騎乗装具:日本調教師会から支給

食事代については、日本調教師会から給付金を受けられる場合があります。

このため、従来の厩務員課程の費用目安をそのまま現在の募集に当てはめるのは適切ではありません。

2025年9月から募集要項が変更され、厩務員課程の修学費用も軽減されています。

騎手課程の寮生活は朝5時から始まる

競馬学校の生活を理解するうえで、JRAが紹介している通常の日課は参考になります。

騎手課程の生徒は、一般的な高校生とは大きく異なる生活リズムで毎日を過ごします。

主なスケジュールは以下のとおりです。

- 5時00分:起床・検量
- 5時30分:厩舎作業・担当馬の世話
- 7時00分:朝食
- 7時30分:騎乗訓練などの実技
- 12時00分:昼食
- 13時15分:学科授業
- 15時15分:担当馬の手入れ・厩舎作業
- 17時00分:夕食・自由時間・自習
- 20時00分:馬の健康チェック
- 22時00分:消灯

夏季には、7月中旬から9月上旬にかけて4時起床、21時就寝という日課になります。

特に注目したいのは、騎乗訓練だけでなく、担当馬の管理も日常生活に組み込まれている点です。

生徒はそれぞれ2頭の馬を担当し、馬房の清掃、健康チェック、飼い付けなどを行います。

寮には管理栄養士が常勤し、栄養バランスや体重管理を考慮した食事が提供されています。

また、夕方以降の自由時間も、フィジカルトレーニングや木馬を使用した騎乗姿勢の練習、学科の勉強などに使われます。

競馬学校の寮生活は、単なる集団生活ではありません。騎手として必要な体力、自己管理能力、馬への責任感を身につけるための教育環境です。

厩務員課程の教育内容と訓練期間

厩務員課程は、原則6か月間の短期集中型カリキュラムです。

前期3か月では基本馬術を中心に学び、後期3か月では競走馬術や実践的な調教技術を身につけます。

主な学習内容は次のとおりです。

- 基本馬術
- 競走馬の騎乗訓練
- 走路騎乗
- 馬の飼養管理
- 馬体の構造と疾病
- 護蹄に関する知識
- 競馬法規
- 競走理論
- 厩務作業

騎乗技術が特に優秀と校長が認めた場合には、前期課程が免除され、訓練期間が3か月に短縮される制度もあります。

ただし、短縮には条件があり、学科の補習なども必要です。

【卒業後の進路】騎手免許試験・厩務員採用試験の仕組み

競馬学校への入学は、競馬業界で働くための大きな一歩です。

しかし、卒業すれば自動的に騎手や厩務員になれるわけではありません。

それぞれの職業に応じた試験や採用選考があります。

騎手課程の卒業後は騎手免許試験に合格する必要がある

騎手課程の教育期間は約3年間です。

その間、基礎課程と実践課程を段階的に学びます。

基礎課程:約1年半

競馬学校で馬術の基本、走路騎乗、厩舎作業、フィジカルトレーニング、馬学、競馬法規などを学びます。

実践課程・前期:約1年間

美浦または栗東トレーニング・センターの厩舎に配属され、調教師の指導を受けながら実際の競走馬の調教に携わります。

実践課程・後期:約半年

競馬学校に戻り、模擬レースなどを通じて実際のレースで必要となる騎乗技術を磨きます。

その後、JRAが実施する騎手免許試験に合格しなければなりません。

試験では、学力、筆記・口頭面接、騎乗技術、身体検査、人物考査などが確認されます。

免許を取得して初めて、中央競馬のプロ騎手としてデビューできます。

厩務員課程の卒業後は日本調教師会の採用試験へ

厩務員課程を卒業した人は、日本調教師会の採用試験を受験します。

加えて、採用試験に合格するだけでなく、実際に中央競馬所属の調教師に採用される必要があります。

主な進路は次の2つです。

厩務員

担当する競走馬の飼養管理、健康状態の確認、馬体の手入れなどを行います。

競走馬が良好なコンディションでレースに出走できるよう、日々の管理を担う仕事です。

調教助手

調教師の指示を受けて競走馬の調教を補助し、騎乗技術や競走馬の状態を把握する専門職です。

競走馬の能力を引き出すために、調教師や厩務員と連携しながら業務を進めます。

なお、卒業後に厩務員の求人がない場合、採用枠が生じるまで待機となる可能性もあります。

競馬学校で学んだことが、そのまま就職を保証するわけではない点は重要です。

騎手と厩務員の働き方・収入の違い

両者は同じ競馬業界で働いていても、雇用形態や収入構造が異なります。

JRAの公式Q&Aによると、騎手は基本的に個人事業主であり、レースの騎乗手当や騎乗馬の入賞による賞金の一部などが主な収入になります。

調教師と騎乗契約を結んでいる場合には、騎乗契約料が発生することもあります。

一方、厩務員は調教師に雇用され、基本的には調教師から給与を受け取ります。

担当馬が入賞した際には賞金の一部が収入になる場合もありますが、給与形態は雇用する調教師によって異なります。

つまり、騎手は競技者としての実績が収入に反映されやすい職業であり、厩務員は厩舎に所属して競走馬を支える専門職という違いがあります。

【よくある質問】日本中央競馬会競馬学校に関するFAQ

Q1:競馬学校は乗馬経験なしでも入学できますか?

騎手課程であれば、乗馬経験がなくても受験できます。第2次試験では騎乗適性検査がありますが、未経験者についても経験に応じた方法で適性を評価します。一方、厩務員課程では合計1年以上の騎乗経験と、常歩・速歩・駈歩の単独騎乗が必要です。

Q2:競馬学校の学費は完全無料ですか?

入学金と授業料は両課程とも無償です。ただし、騎手課程では寮の食事代の一部、厩務員課程では食事代や受験料1,900円などが必要です。厩務員課程には食事代の給付制度もあります。

Q3:競馬学校は高校卒業資格を取得できますか?

競馬学校は一般的な高等学校ではなく、JRAが運営する職能訓練校のような施設です。高校の卒業資格取得を目的とする学校ではないため、中学校卒業後に進学する場合は、高校資格の取得方法も別途検討する必要があります。

Q4:厩務員課程には年齢制限がありますか?

2027年度春期の募集要項では、騎手課程のような15歳以上20歳未満という年齢上限は記載されていません。ただし、中学校卒業以上の学歴、健康状態、1年以上の騎乗経験などの条件があります。

Q5:競馬学校の入学試験の過去問題は入手できますか?

JRAでは過去5年間の騎手課程・厩務員課程の入学試験問題を有料で頒布しています。所定の申込書と為替証書などを用意して申し込む方式です。年度によって価格が異なります。

まとめ:JRA競馬学校を目指すなら募集条件と卒業後の進路を確認

日本中央競馬会競馬学校は、中央競馬の未来を担う騎手と厩舎スタッフを育成する専門的な職能訓練校です。

騎手課程は約3年間の教育を通じてプロ騎手を目指すコースであり、乗馬未経験者にも受験の道が開かれています。ただし、年齢別の体重制限や厳しい身体能力の審査があり、入学後も継続的な自己管理が大切です。

厩務員課程は、騎乗経験1年以上を条件とする原則6か月間の訓練コースです。競走馬の飼養管理や調教技術を学び、卒業後は日本調教師会の採用試験を経て厩舎スタッフを目指します。

2026年11月2日時点では、2027年度騎手課程の第46期生9人が決定し、厩務員課程の2027年度春期入学試験も目前に迫っています。

受験を考えている人は、次の3点を優先して確認してください。

1. 応募資格を確認する: 年齢、体重、視力、騎乗経験など、自分が希望する課程の条件を満たしているか。
2. 教育期間と生活を理解する: 騎手課程の約3年間、厩務員課程の約6か月間の訓練と寮生活に適応できるか。
3. 卒業後の進路を考える: 騎手免許試験や日本調教師会の採用試験を含め、目指す職業への道筋を理解しているか。

競馬学校は、競馬が好きという気持ちだけで進める場所ではありません。馬と向き合い、専門技術を磨き、長期的に努力を続ける覚悟が必要です。

募集要項の数字だけで判断するのではなく、実際の教育内容や卒業後の仕事まで理解したうえで進路を選ぶことが、将来の大きな一歩につながります。

記事の根拠となるJRA公式資料

- 2027年度騎手課程募集要項・年齢・体重・試験日程:
- 2027年度第46期の合格実績(応募237人・合格9人):
- 2027年度春期厩務員課程募集要項・費用・試験内容:
- 競馬学校の制度、受験資格、学費、合格率:
- 騎手課程の寮生活・教育スケジュール:
- 卒業後の騎手免許・厩務員採用制度:
- 入学試験過去問題の販売制度:

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御厨 美冬

スポーツ担当として7年以上の取材経験。sports領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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