2026年現在、名古屋市立名古屋商業高等学校は、商業教育を基盤に、会計・IT・国際ビジネスの専門知識を身につけられる名古屋市立の公立高校です。地元では「CA(Commercial Academy)」の愛称でも知られ、1884年(明治17年)の開校から続く歴史を持っています。
受験生や保護者にとって特に注目したいのが、2027年度(令和9年度)の募集人員変更です。名古屋市教育委員会が2026年10月13日に発表した募集計画では、名古屋商業高校の全日制募集人員が従来の280人から240人へ40人減少しました。オフィスビジネス科の募集枠も160人から120人に変更されています。学校の特色や入試難易度、資格取得、進路実績を確認したうえで志望校を選ぶことが大切です。
この記事の重要ポイントまとめ

- 3つの専門学科: オフィスビジネス科・ITビジネス科・グローバルビジネス科を設置。
- 2027年度募集人員: 280人から240人に変更。学科別の目安はオフィス120人、IT80人、グローバル40人。
- 偏差値・倍率: 2026年度版の偏差値は48。2026年度入試の一般選抜倍率は2.50倍。
- 資格取得: 日商簿記、ITパスポート、基本情報技術者、英検、中国語検定など幅広い資格に挑戦できる。
- 進路: 大学・専門学校への進学と、金融・IT・製造・小売など幅広い業界への就職に対応。
- アクセス: 地下鉄名城線の自由ヶ丘駅1番出口から徒歩約1分。
【学校の特徴】名古屋商業高校は1884年創立の伝統ある公立高校
名古屋市立名古屋商業高等学校は、愛知県名古屋市千種区自由ヶ丘にある男女共学の公立高校です。
1884年6月28日、愛知県名古屋商業学校として開校しました。その後、1890年に名古屋市へ管理が移管され、現在につながる市立商業高校として発展してきました。
2026年には創立142年を迎えています。
「CA」と呼ばれる学校の歴史と校風
名古屋商業高校を語るうえで欠かせないのが「CA」という呼び名です。
これはCommercial Academyの頭文字を取ったもので、単に商業を学ぶ学校ではなく、実社会で役立つ専門的な知識や技能を身につける教育機関という意味が込められています。
学校が掲げる校風三則は次の3つです。
- 三恩ヲ感謝スベシ
- 商士道ヲ発揮セヨ
- 世界ハ我市場ナリ
特に「世界ハ我市場ナリ」という言葉には、国内だけでなく世界を視野に入れて活躍する人材を育てたいという教育理念が表れています。
現在の教育内容にも、この考え方は引き継がれています。
従来の簿記や商業実務に加え、情報通信ネットワーク、プログラミング、マーケティング、外国語によるコミュニケーションなど、時代に合わせた専門教育を展開しています。
2022年度から新しい3学科体制へ
現在の3学科は、2022年度(令和4年度)入学生からスタートしました。
それまでの商業科・情報処理科・国際経済科という学科構成から、オフィスビジネス科・ITビジネス科・グローバルビジネス科へと再編されています。
この変更の要点は、商業教育を単なる事務処理の学習にとどめず、会計、デジタル技術、国際ビジネスという専門分野に発展させたことです。
大学進学を目指す生徒にも、卒業後すぐに就職したい生徒にも、専門知識を将来につなげやすい教育環境が整えられています。
【学科・コース徹底比較】3つの専門分野で何を学べる?
名古屋商業高校には3つの学科があります。
同じ商業高校でも、学科によって学習内容や取得を目指す資格、将来の進路には違いがあります。
1.オフィスビジネス科:簿記・会計・マーケティングを学ぶ
オフィスビジネス科では、企業活動や経済の仕組みを理解するための商業教育を基礎から学習します。
会計ビジネスコースと流通ビジネスコースがあり、それぞれ専門性の異なる授業を展開しています。
会計ビジネスコース
企業のお金の流れを把握する簿記や会計、財務分析、ファイナンスを重点的に学びます。
2年次には財務会計を週5時間設定し、少人数授業を通じて専門知識を深めます。3年次には財務諸表の分析や個人の将来設計に関わる金融知識も学びます。
愛知大学や名古屋商科大学との高大連携によるケースメソッド授業、金融機関やメーカーの担当者による特別授業も特色です。
取得を目指す資格には、次のものがあります。
- 日商簿記検定2級
- 全商簿記実務検定1級
- 全商財務諸表分析検定
- BATIC(国際会計検定)
- ファイナンシャル・プランナー検定3級
- 秘書検定2級・3級
公認会計士や税理士などを目標に、日商簿記1級に挑戦する生徒もいます。
流通ビジネスコース
商品が売れる仕組みや消費者の購買行動、マーケティング、広告、商品開発などを学びます。
例えば、なぜ特定の商品が人気を集めるのか、どのような広告が消費者の購買意欲につながるのかといったテーマを、ビジネスの視点から考えます。
取得を目指す資格は、日商リテールマーケティング(販売士)検定、全商商業経済検定、全商ビジネス文書実務検定などです。
将来、販売・営業・商品企画・経営などの分野に興味がある生徒に適した学習内容です。
2.ITビジネス科:プログラミングや情報処理を実践的に学ぶ
ITビジネス科では、コンピューターを使いこなすだけでなく、ITをビジネスに活用する能力を養います。
主な学習分野は次のとおりです。
- 情報リテラシー
- プログラミング
- アルゴリズム
- 文書処理技術
- グラフィックデザイン
- 情報システム
- データ活用
- ビジネスプランの企画・提案
特に特徴的なのは、プログラミングの知識を身につけるだけでなく、大学や地域との連携を通じて、地域活性化をテーマにしたビジネスプランを提案する実践的な学習です。
取得を目指す資格には、以下があります。
- 全商情報処理検定(ビジネス情報)1級
- 全商情報処理検定(プログラミング)1級
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- Microsoft Office Specialist(Excel)
- CGクリエイター検定
- マルチメディア検定
IT企業や情報システム関連の仕事に関心がある人はもちろん、デジタル技術を使って新しいサービスを考えたい人にも向いています。
3.グローバルビジネス科:英語・中国語と国際交流が特色
グローバルビジネス科は、外国語と国際的なビジネス知識を組み合わせて学ぶ学科です。
英語と中国語による会話、異文化理解、貿易、観光、国際経済などを扱います。
特徴的なのは海外の姉妹校との交流です。
学校は台湾の高雄高級商業職業學校、アメリカのガーディナ高校、オーストラリアのチェリーブルック工科高校など、世界4か国・計5校と姉妹校提携しています。
2年次にはイングリッシュキャンプ、冬には台湾への海外修学旅行を実施しています。
また、海外の高校との合同授業、外国人留学生との交流、オンライン英会話、国際プレゼンテーション大会への参加など、教室の外で外国語を使う機会も設けられています。
取得を目指す資格は次のとおりです。
- 実用英語技能検定2級・準2級
- 全商英語検定1級・2級
- 中国語検定4級
- HSK3級・2級
- 全商簿記実務検定2級
- 全商ビジネスコミュニケーション検定
外国語を使った仕事、貿易、観光、海外とのビジネス交流に関心がある生徒に適した学科です。
3学科の特徴と進路の関係
| 学科・分野 | 主な学習内容 | 目指せる資格・検定 | 将来の方向性 |
|---|---|---|---|
| オフィスビジネス科・会計 | 簿記、財務会計、金融 | 日商簿記2級、FP3級 | 経理、金融、会計 |
| オフィスビジネス科・流通 | マーケティング、商品開発、広告 | 販売士、商業経済検定 | 営業、販売、企画 |
| ITビジネス科 | プログラミング、情報処理、デザイン | ITパスポート、基本情報技術者 | IT、情報システム |
| グローバルビジネス科 | 英語、中国語、国際経済、貿易 | 英検、HSK、中国語検定 | 国際ビジネス、観光 |
3学科に共通するのは、資格取得と実践的な学習を通して、社会で使える専門能力を育てることです。
なお、2027年度の募集要項では、3学科を合わせて募集し、2年次におおむね各学科の人数に区分する方式が示されています。入学時点で学科別に独立した募集枠があると誤解しないようにしましょう。
【偏差値48・入試倍率2.50倍】難易度と2027年度の入試を解説
名古屋商業高校の受験を考える際、偏差値だけでなく、推薦選抜・特色選抜・一般選抜の違いを理解する必要があります。
2026年度の偏差値は48
2026年度版の「みんなの高校情報」では、名古屋商業高校の偏差値は48と掲載されています。
この数値は模試集計会社のデータをもとにした参考値で、2025年4月入学生の模試結果や入試結果を集計し、2025年秋に掲載されたものです。
偏差値は模試の種類や集計方法によって変わるため、48という数字だけで合否を判断することはできません。
また、偏差値は教育内容の優劣を示す指標ではありません。商業・IT・国際ビジネスという専門教育に魅力を感じるかどうかも、志望校選びでは大切です。
2026年度の入試倍率はどうだった?
進研ゼミの高校入試情報サイトが掲載する育伸社の資料では、名古屋商業高校の入試倍率は次のようになっています。
| 入試年度 | 推薦倍率 | 一般選抜倍率 |
|---|---|---|
| 2024年度(令和6年度) | 1.01倍 | 2.19倍 |
| 2025年度(令和7年度) | 1.05倍 | 2.77倍 |
| 2026年度(令和8年度) | 1.00倍 | 2.50倍 |
2026年度の一般選抜は2.50倍で、2025年度の2.77倍から低下しました。
一方、2027年度は募集人員が280人から240人へ変更されるため、前年の倍率をそのまま当てはめることはできません。
募集人員の減少だけで倍率が上昇すると決まるわけではなく、志願者数の動向によって結果は変わります。
2027年度の募集人員は240人に変更
2026年10月13日、名古屋市教育委員会は令和9年度の市立高校募集計画を発表しました。
名古屋商業高校については、次の変更が決定しています。
| 項目 | 2026年度 | 2027年度 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 280人 | 240人 | 40人減 |
| オフィスビジネス科 | 160人 | 120人 | 40人減 |
| ITビジネス科 | 80人 | 80人 | 変更なし |
| グローバルビジネス科 | 40人 | 40人 | 変更なし |
重要なのは、2027年度は全体の募集人員が40人減少し、その減少分がオフィスビジネス科の人数に反映されているという点です。
また、市の募集要項では3学科を一括募集とし、2年次におおむね120人・80人・40人に区分する方式が示されています。
この変更は、特にオフィスビジネス科を希望する受験生にとって、出願前に把握しておきたい情報です。
推薦選抜の条件と選抜方法
2027年度の推薦選抜では、中学校長の推薦を受けたうえで出願します。
学校が重視する生徒像には、次のようなものがあります。
- 運動や文化・芸術活動で優れた実績を持つ生徒
- 部活動や生徒会活動に積極的に取り組んだ生徒
- ボランティア活動などに継続的に取り組んだ生徒
- 英語・情報・簿記・珠算などで優れた実績を持つ生徒
- ビジネスへの強い関心と学習意欲を持つ生徒
推薦選抜の合格者数は、募集人員の30~45%程度とされています。
2027年度の面接は2月4日で、学校の実施要項では集団面接とされています。合格発表は2月8日です。
特色選抜はどんな受験生に向いている?
特色選抜では、名古屋商業高校の教育内容を理解し、明確な進路目標と強い学習意欲を持つ生徒を求めています。
特に重視されるのは、次の3点です。
1. 最新の知識や技術に関心を持ち、目的意識を持って学習できること。
2. 自分の目標に向かって資格取得や学習に自主的に取り組めること。
3. 生徒会活動や部活動などに積極的に参加できること。
2027年度の特色選抜は、2月4日に実施されます。
検査内容は集団面接と基礎学力検査です。基礎学力検査は国語・数学・英語の基礎的な内容で、英語の聞き取り検査はありません。
なお、特色選抜の定員は2027年度の募集人員発表後に公表する予定と学校の要項に記載されています。
2027年度の入試日程
| 選抜区分 | 出願期間 | 検査日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 推薦選抜 | 1月25日~2月1日 | 2月4日 | 2月8日 |
| 特色選抜 | 1月25日~2月1日 | 2月4日 | 2月8日 |
| 一般選抜 | 2月8日~2月16日 | 2月24日 | 3月8日 |
日程は2026年に公表された愛知県教育委員会および名古屋市の令和9年度入試資料に基づいています。
推薦選抜と特色選抜は併願できません。どちらを受験するかは、自分の活動実績や学習目標、学校が求める生徒像との適合性を踏まえて検討する必要があります。
合格ラインは何点?内申点はどれくらい必要?
受験生が気になるのが、当日の学力検査で何点取れば合格できるのかという問題です。
しかし、偏差値48という情報や過去の倍率だけから、確実な合格点を算出することはできません。
合格ラインは年度ごとの志願者層や選抜方法によって変動します。学校が公式に固定された合格最低点を公表しているわけでもありません。
一般選抜を目指す場合は、国語・数学・英語・社会・理科の5教科をバランスよく学習し、愛知県の過去問を活用して得点力を高めることが基本です。
推薦・特色選抜を希望する場合は、学力だけでなく、中学校での活動、志望理由、将来の目標を整理しておくことも大切です。
【資格取得・進路実績】大学進学も就職も目指せる理由
名古屋商業高校の大きな特徴は、専門資格の取得と卒業後の進路を結びつけた教育です。
資格取得に力を入れる教育環境
各学科では、専門分野に応じた検定・国家試験への挑戦を目指します。
例えば、オフィスビジネス科では簿記や財務会計、ITビジネス科では情報処理やプログラミング、グローバルビジネス科では英語や中国語の資格が中心になります。
資格取得のメリットは、知識の習得だけではありません。
就職活動では専門能力を示す材料になり、大学や専門学校への進学後も、会計・情報・語学の基礎知識を活用できます。
ただし、資格は取得すれば自動的に希望の就職先や大学に進めるというものではありません。日々の学習や実習を積み重ねることが前提です。
進学実績:国公立大学から私立大学、専門学校まで
学校公式サイトの進学実績には、幅広い大学・専門学校が掲載されています。
四年制大学では、次のような大学が挙げられています。
国立大学
- 山口大学
私立大学
- 愛知大学
- 愛知学院大学
- 愛知工業大学
- 愛知淑徳大学
- 中京大学
- 中部大学
- 南山大学
- 名古屋外国語大学
- 名古屋商科大学
- 名城大学
- 椙山女学園大学
- 金城学院大学
このほか、短期大学や看護・医療系、情報系、観光系、ビジネス系などの専門学校への進学先も掲載されています。
ここで注意したいのは、公式サイトの掲載校が2016年度以降の卒業生の進学先をまとめたものだという点です。
特定の年度に何人が合格したかを示す最新の大学別合格者数とは異なります。大学進学を目指す場合は、希望大学への進学状況や指定校推薦の有無なども学校説明会で確認するとよいでしょう。
就職実績:金融・IT・製造業など幅広い業界
名古屋商業高校の就職実績も特徴的です。
学校公式サイトでは、卒業生の内定先として、次のような企業・団体が紹介されています。
金融・証券
- 東海東京フィナンシャル・ホールディングス
- 愛知信用金庫
- 瀬戸信用金庫
- 東海労働金庫
電気・ガス・IT
- 中部電力パワーグリッド
- 東邦ガス
- デンソー
- 日本システム開発
- TKC
製造・自動車
- 日本製鉄
- 三菱電機
- アイリスオーヤマ
- トヨタ自動車
小売・サービス
- イオンリテール
- ウエルシア薬局
- 名古屋三越
- 名鉄百貨店
交通・物流
- JR東海
- 名古屋鉄道
- 日本郵便
- 日本通運
加えて、会計事務所、税理士法人、ホテル、食品関連企業なども掲載されています。
就職先が特定の業種に限定されていないことから、商業高校で学ぶ簿記・情報処理・ビジネス実務がさまざまな業界で活用されていることが分かります。
なお、こちらの就職先一覧も2016年度以降の卒業生の内定先をまとめた資料です。直近1年間の採用人数や就職率を示すものではありません。
【口コミ・学校生活】制服・部活動・学校祭の評判は?
高校選びでは、偏差値や進路実績だけでなく、毎日の学校生活も重要です。
名古屋商業高校では、授業や資格取得に加えて、部活動や学校祭などの課外活動にも取り組めます。
口コミサイトでの評判と評価
「みんなの高校情報」では、名古屋商業高校の口コミ評価は3.84点(51件)と掲載されています。
項目別の評価では、次の数字が示されています。
| 評価項目 | 口コミ評価 |
|---|---|
| 総合評価 | 3.84 |
| 部活動 | 4.26 |
| 進学 | 4.23 |
| 制服 | 4.04 |
| イベント | 3.90 |
| 校則 | 2.97 |
特に部活動や進学に関する項目が比較的高く、校則については総合評価より低い数字になっています。
ただし、これらは口コミ投稿者による評価であり、学校が実施した公式アンケートではありません。
また、口コミには以前の在校生や卒業生による投稿も含まれます。2025年度入学生から制服が変更されていることなど、学校の制度や環境が変化している点にも注意が必要です。
口コミを参考にするときは、投稿年度と現在の学校の状況を照らし合わせることが大切です。
制服は2025年度入学生から新しくなった
名古屋商業高校では、2025年度(令和7年度)入学生から制服が新しくなりました。
学校公式サイトには制服紹介のパンフレットも掲載されています。
制服は3年間の学校生活で日常的に着用するものです。デザインだけでなく、夏服・冬服の着用方法や購入費用、着こなしのルールなども確認しておきたいところです。
学校見学の際には、実際の制服を確認すると入学後のイメージをつかみやすくなります。
部活動は運動部・文化部ともに多彩
名古屋商業高校では、運動部と文化部の両方が活動しています。
主な部活動には次のようなものがあります。
運動部
- 水泳部
- ソフトボール部
- 新体操部
- バレーボール部
- ホッケー部
- 陸上競技部
- ソフトテニス部
- ハンドボール部
文化部
- 珠算・電卓部
- 簿記部
- コンピュータ部
- ワープロ部
- 合唱部
- 美術部
- 茶華道部
- 演劇部
- ESS部
- 吹奏楽部
- 軽音楽部
- 書道部
商業高校らしい特色が見られるのが、簿記部、珠算・電卓部、コンピュータ部などです。
簿記部では上位資格の取得や競技会への参加、コンピュータ部では全商情報処理検定やITパスポート、基本情報技術者試験などの資格取得に取り組んでいます。
学科で学ぶ内容を部活動でも深められるのは、専門高校ならではの魅力です。
一方、ホッケー部やバレーボール部、陸上競技部など、スポーツに打ち込める環境もあります。
2026年の学校祭は文化祭・体育祭ともに盛況
学校生活を知るうえで注目したいのが、2026年10月に開催された学校祭です。
学校公式サイトの10月26日付の記事では、文化祭2日目の様子が紹介されています。
クラス企画やPTAバザー、キッチンカーのほか、軽音楽部のライブや書道部のパフォーマンスが行われました。
特に軽音楽部は、学校祭2日目に20バンドが出演したと報告されています。
さらに10月28日付の学校公式記事では、学校祭3日目の体育祭についても紹介されました。
長縄、綱引き、玉入れ、障害物競争、リレー、部対抗リレーなどが行われ、ブロックアピールや後夜祭の有志発表、花火大会も実施されました。
授業や資格取得だけでなく、生徒同士が協力して学校行事を作り上げる機会もあることが分かります。
【アクセス・通学環境】自由ヶ丘駅から徒歩1分の好立地
名古屋商業高校は、名古屋市千種区自由ヶ丘にあります。
所在地は次のとおりです。
- 住所:愛知県名古屋市千種区自由ヶ丘2丁目11番48号
- 最寄り駅:地下鉄名城線・自由ヶ丘駅
- 最寄り出口:1番出口
- 駅からの所要時間:徒歩約1分
地下鉄で通学しやすい立地は、毎日の通学を考えるうえで大きなメリットです。
市バスを利用する場合
市バスでもアクセスできます。
- 名古屋駅から:猪高車庫行き(基幹2号系統)に乗車し、自由ヶ丘3丁目で下車
- 池下駅から:猪高車庫・光ヶ丘行き(池下11号系統)に乗車し、地下鉄自由ヶ丘で下車
- 星ヶ丘駅から:地下鉄自由ヶ丘行き(星丘11号系統)に乗車し、終点で下車
バス停からも徒歩で通学できます。
学校見学や体験入学に参加する場合は、利用する交通機関と集合場所を事前に確認しておきましょう。
2026年度の学校見学会・体験入学
学校公式サイトでは、2026年度の学校見学会・体験入学について、次の日程が案内されていました。
- 第1回学校見学会:5月30日
- 第2回学校見学会:8月7日
- 体験入学:10月10日
申し込みは学校公式サイトから行う方式です。
実際の授業や施設、部活動の様子を確認することは、入学後のミスマッチを防ぐうえでも役立ちます。
【プロの結論】名古屋商業高校が向いている人・慎重に検討したい人
名古屋商業高校の魅力は、専門的な知識を身につけながら、進学と就職の両方を視野に入れられることです。
一方で、普通科高校とは学習内容が異なります。専門科目や資格取得に関心があるかどうかが、学校選びの重要な判断材料になります。
名古屋商業高校が向いている人
1.簿記や会計に興味がある人
企業のお金の流れや経営の仕組みを理解したい人には、オフィスビジネス科の会計ビジネスコースが適しています。
2.ITやプログラミングを学びたい人
情報処理やプログラミングを実践的に学びたい人には、ITビジネス科が選択肢になります。
3.英語や中国語を使った仕事に興味がある人
国際交流や外国語、貿易・観光などに関心がある人には、グローバルビジネス科が向いています。
4.高校在学中から資格を取得したい人
簿記、情報処理、語学など、自分の専門分野に関係する資格に挑戦したい人にも適しています。
5.進学と就職の両方を検討したい人
卒業後の進路を一つに限定せず、学習や資格取得を通じて将来の選択肢を広げたい人にも魅力があります。
慎重に検討したい人
一方で、次のような人は入学前に学習内容をよく確認しておきましょう。
- 商業・会計・IT・国際ビジネスにあまり興味がない人
- 資格取得や検定試験に向けた学習を負担に感じる人
- 専門科目よりも普通科中心の学習を希望する人
- 海外交流や実習など、専門学科ならではの活動に関心がない人
大切なのは、偏差値だけで学校を決めないことです。
自分が高校3年間で何を学び、卒業後にどのような進路を選びたいのかを考えると、学科選びの方向性が明確になります。
【FAQ】名古屋市立名古屋商業高等学校に関するよくある質問
Q1:名古屋商業高校の2026年度の偏差値はいくつですか?
A1:2026年度版の「みんなの高校情報」では偏差値48と掲載されています。ただし、模試データをもとにした参考値であり、合格を保証する数字ではありません。
Q2:名古屋商業高校の2027年度の募集人数は何人ですか?
A2:全日制の募集人員は240人です。2026年度の280人から40人減少しました。学科別の目安はオフィスビジネス科120人、ITビジネス科80人、グローバルビジネス科40人です。
Q3:名古屋商業高校の2026年度の一般入試倍率は?
A3:育伸社の資料を掲載する進研ゼミの高校入試情報では、2026年度の一般選抜倍率は2.50倍です。2027年度の倍率とは異なります。
Q4:推薦選抜と特色選抜の違いは何ですか?
A4:推薦選抜は中学校長の推薦を受けて出願する選抜で、部活動や学習活動などの実績が評価対象になります。特色選抜は学校の教育内容を理解し、明確な進路目標と強い学習意欲を持つ生徒を対象とし、集団面接と基礎学力検査を行います。両者の併願はできません。
Q5:名古屋商業高校ではどんな資格を取得できますか?
A5:日商簿記検定、全商簿記実務検定、ITパスポート、基本情報技術者試験、英検、中国語検定、HSKなどを目指せます。取得を目指す資格は学科によって異なります。
Q6:名古屋商業高校は大学進学できますか?
A6:できます。愛知大学、中京大学、南山大学、名城大学などの大学や、短期大学、専門学校への進学実績が掲載されています。就職だけでなく進学も選択できる学校です。
Q7:名古屋商業高校の最寄り駅はどこですか?
A7:地下鉄名城線の自由ヶ丘駅です。1番出口から徒歩約1分で到着します。
Q8:制服は新しくなっていますか?
A8:2025年度入学生から新しい制服が導入されています。制服紹介パンフレットが学校公式サイトで公開されています。
まとめ:2027年度の定員変更を踏まえて、自分に合う学科を選ぼう
名古屋市立名古屋商業高等学校は、1884年創立の歴史を持ち、会計・IT・国際ビジネスという3つの専門分野を学べる公立高校です。
2026年度版の偏差値は48、2026年度の一般選抜倍率は2.50倍とされていますが、受験では数値だけでなく、自分の内申点や学力、志望理由を総合的に考える必要があります。
特に注目したいのは、2027年度の募集人員が280人から240人に変更されたことです。オフィスビジネス科の目安となる人数も160人から120人に減少しています。一方、ITビジネス科とグローバルビジネス科は、それぞれ80人、40人の区分が示されています。
また、資格取得を目指す授業、大学進学と就職の両方に対応した進路指導、部活動や学校祭などの学校生活も魅力です。
受験を検討している中学生は、偏差値や倍率だけで判断せず、3学科の授業内容、資格取得の目標、卒業後の進路まで比較してみてください。
2027年度入試では、募集人員の変更を踏まえた最新の募集要項と選抜実施要項を確認し、自分の将来につながる学科を選ぶことが、納得できる高校受験への第一歩です。
主な参照資料: 名古屋市教育委員会「令和9年度名古屋市立高等学校入学者募集要項」、名古屋商業高校公式サイト(学科・コース、推薦・特色選抜実施要項、進学・就職実績、学校祭・部活動)、愛知県教育委員会の令和9年度入試日程、進研ゼミ高校入試情報、みんなの高校情報。