国立競技場ライブ歴代の出演アーティストを振り返ると、SMAP、DREAMS COME TRUE、嵐、L'Arc〜en〜Ciel、ももいろクローバーZといった日本の音楽史を代表する顔ぶれが並びます。新国立競技場に生まれ変わってからも、矢沢永吉、Ado、Snow Manなどが大舞台に立ち、2026年にはONE OK ROCK、櫻坂46、Mrs. GREEN APPLE、TWICE、=LOVE、Stray Kidsへと出演者の幅が広がりました。
歴代最多の有観客公演日数を誇るのは嵐で、旧国立競技場では2008年から2013年まで6年連続で公演を開催しています。さらに2026年1月からは「MUFGスタジアム」という新しい呼称が採用され、ライブ会場としても転換期を迎えています。旧国立競技場と新国立競技場の違い、歴代アーティストの開催年、無観客配信と有観客ライブの違いまで、2026年11月1日時点の情報を整理します。
【まず結論】国立競技場ライブ歴代アーティストと最多記録は?

国立競技場のライブ史を理解するうえで、最初に押さえたいのが旧国立競技場と新国立競技場の区分です。同じ場所にあるスタジアムでも、建物の歴史とライブ開催の時代背景は異なります。
旧国立競技場で単独コンサートの歴史を切り開いたのは2005年のSMAPです。その後、DREAMS COME TRUE、嵐、L'Arc〜en〜Ciel、ももいろクローバーZ、AKB48が続きました。
一方、新国立競技場では2020年の嵐による収録配信が新しい時代の幕開けとなりました。その後、2022年に矢沢永吉が有観客ライブを実施。2024年のAdo、2025年のSnow Manを経て、2026年には複数の大型公演が実現しています。
歴代アーティストの主な顔ぶれ
- 旧国立競技場:SMAP、DREAMS COME TRUE、嵐、L'Arc〜en〜Ciel、ももいろクローバーZ、AKB48。
- 新国立競技場:嵐(無観客収録配信)、矢沢永吉、めいちゃん、Ado、Snow Man。
- 2026年:ONE OK ROCK、櫻坂46、Mrs. GREEN APPLE、TWICE、=LOVE、Stray Kids。
なお、2025年のMUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPANのような複数アーティスト出演型の音楽イベントもあります。単独公演と音楽フェスを同じ基準で数えると、歴代出演者数や開催回数に違いが生まれるため、区別して見る必要があります。
【旧国立競技場】SMAPから嵐、L'Arc〜en〜Cielまでの歴史
旧国立競技場は、1958年に竣工した国立霞ヶ丘競技場です。1964年東京オリンピックの主会場としても使用され、日本のスポーツ史を象徴する施設でした。
音楽ライブの歴史が大きく動いたのは2005年です。それまでスポーツの聖地という印象が強かった場所に、SMAPが単独コンサートを持ち込みました。
2005~2007年:SMAPとDREAMS COME TRUE
2005年9月3日・4日、SMAPが「SMAPとイク? SMAP SAMPLE TOUR FOR 62 DAYS」の公演を開催しました。国立競技場で行われたアーティスト単独コンサートの先駆けとなる出来事です。
翌2006年にもSMAPが「Pop up! SMAP」ツアーで9月9日・10日に公演を実施。2年連続で大規模なライブを成功させました。
2007年9月22日・23日にはDREAMS COME TRUEが「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007」を開催しました。ドームやアリーナとは異なるスタジアム規模の演出を展開し、国立競技場での音楽イベントの可能性を広げました。
2008~2013年:嵐が6年連続開催を達成
旧国立競技場の歴史を語るうえで欠かせない存在が嵐です。
2008年9月5日・6日に「ARASHI AROUND ASIA 2008」を開催。その後も毎年公演を続け、2009年には初の3日間公演、2010年には同一ツアーで4日間の公演を実現しました。
2012年にはファンのリクエストを取り入れた「アラフェス NATIONAL STADIUM 2012」を開催。2013年には「アラフェス'13 NATIONAL STADIUM 2013」で旧国立競技場最後の公演を飾りました。
単に大勢の観客を集めただけではなく、フライング演出、巨大ステージ、花火など、スタジアムならではのスケールを生かした公演が特徴でした。
2012~2014年:L'Arc〜en〜Ciel、ももクロ、AKB48
2012年5月26日・27日にはL'Arc〜en〜Cielが「20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL」を開催しました。世界ツアーの日本公演として実施されたこのライブは、海外にも活動を広げるバンドの存在感を示す機会になりました。
2014年3月15日・16日には、ももいろクローバーZが「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会」を開催しました。それまで女性グループによる単独公演の前例がなかった旧国立競技場で、女性グループとして新しい歴史を刻みました。
続いて3月21日・22日にはL'Arc〜en〜Cielが再び登場。360度客席を開放し、2日間で16万人を動員したと公式記録に残っています。
3月29日にはAKB48が単独コンサートを開催しました。ただし、翌30日に予定されていたAKB48グループ総出演の公演は荒天のため中止されています。予定された公演日と実際に開催された公演日は区別しておきたいところです。
【新国立競技場】2020年の嵐から2025年のSnow Manまで
旧国立競技場は2014年に56年の歴史に幕を閉じ、建て替え工事を経て新しい国立競技場が誕生しました。
新国立競技場は2019年11月30日に竣工。東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据えて整備された施設で、旧競技場とは観客席や設備の規模が大きく変わっています。
2020年:嵐「アラフェス2020」は無観客収録配信
新国立競技場で最初に大きな話題となった音楽ライブは、2020年11月3日の嵐「アラフェス 2020 at NATIONAL STADIUM」です。
この公演は新型コロナウイルスの影響を受け、通常の観客を入れたライブではなく、事前収録した映像をオンラインで配信する形で実施されました。
嵐にとっては旧国立競技場時代から続く歴史を、新しい競技場でもつなぐ特別な公演でした。ただし、観客を入れたコンサートとは開催形式が異なります。
2022年:矢沢永吉が新国立初の有観客音楽ライブ
2022年8月27日・28日、矢沢永吉がデビュー50周年記念ツアー「EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR『MY WAY』」の国立競技場公演を開催しました。
新国立競技場で初めて実施された有観客の音楽ライブとして、大きな節目になった公演です。
8月27日にはMISIA、28日にはB'zの松本孝弘と稲葉浩志がスペシャルゲストとして出演。矢沢永吉の50周年を祝うステージに、豪華な共演が加わりました。
2023~2025年:配信ライブから大型スタジアム公演へ
2023年4月29日には、めいちゃんが無料配信ライブ「追い風」を開催しました。男性ソロアーティストによる国立競技場での配信ライブとして注目された公演です。
2024年4月27日・28日にはAdoが「Ado SPECIAL LIVE 2024『心臓』」を開催。女性ソロアーティストとして初の国立競技場ワンマンライブとなり、2日間で14万人以上を動員しました。
初音ミクとの共演や、B'zの松本孝弘を迎えた演出も話題になりました。Adoの公式関連資料では、全26曲を収録したライブ映像作品も発表されています。
2025年4月19日・20日にはSnow Manが「Snow Man 1st Stadium Live~Snow World~」を開催しました。グループ初のスタジアムライブとして、新国立競技場の歴史に加わりました。
同年12月13日・14日には「2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN」も開催されました。Snow Manがスペシャルゲストを務め、国内外のアーティストが参加する大型音楽イベントとなりました。
【歴代ライブ年表】旧国立・新国立の開催年とアーティスト一覧
ここまでの開催実績を年代順に整理しました。旧国立競技場から新国立競技場への移行、さらに2026年のMUFGスタジアムでの開催状況までを一度に確認できます。
なお、2026年11月1日を基準とし、実施済みの公演と今後の開催予定を分けています。
| 開催年・日程 | 会場 | アーティスト・公演 | 開催形式・備考 |
|---|---|---|---|
| 2005年9月3・4日 | 旧国立 | SMAP | 初の単独コンサート |
| 2006年9月9・10日 | 旧国立 | SMAP | 2年連続開催 |
| 2007年9月22・23日 | 旧国立 | DREAMS COME TRUE | WONDERLAND 2007 |
| 2008年9月5・6日 | 旧国立 | 嵐 | ARASHI AROUND ASIA 2008 |
| 2009年8月28~30日 | 旧国立 | 嵐 | 5×10・3日間公演 |
| 2010年8月21・22日、9月3・4日 | 旧国立 | 嵐 | Scene・4日間公演 |
| 2011年9月3・4日 | 旧国立 | 嵐 | Beautiful World |
| 2012年5月26・27日 | 旧国立 | L'Arc〜en〜Ciel | 20th L'Anniversary WORLD TOUR |
| 2012年9月20・21日 | 旧国立 | 嵐 | アラフェス2012 |
| 2013年9月21・22日 | 旧国立 | 嵐 | アラフェス'13・旧国立最後の公演 |
| 2014年3月15・16日 | 旧国立 | ももいろクローバーZ | 女性グループ初の単独公演 |
| 2014年3月21・22日 | 旧国立 | L'Arc〜en〜Ciel | 2日間で16万人動員 |
| 2014年3月29日 | 旧国立 | AKB48 | 単独公演。30日のグループ公演は荒天中止 |
| 2020年11月3日 | 新国立 | 嵐 | アラフェス2020・無観客収録配信 |
| 2022年8月27・28日 | 新国立 | 矢沢永吉 | 新国立初の有観客音楽ライブ |
| 2023年4月29日 | 新国立 | めいちゃん | 無料配信ライブ「追い風」 |
| 2024年4月27・28日 | 新国立 | Ado | 心臓・2日間で14万人以上 |
| 2025年4月19・20日 | 新国立 | Snow Man | 1st Stadium Live |
| 2025年12月13・14日 | 新国立 | MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN | 複数アーティスト出演型イベント |
| 2026年4月4・5日 | MUFGスタジアム | ONE OK ROCK | UVERworld、YOASOBIとの共演イベント |
| 2026年4月11・12日 | MUFGスタジアム | 櫻坂46 | 5th YEAR ANNIVERSARY LIVE |
| 2026年4月18・19日、7月4・5日 | MUFGスタジアム | Mrs. GREEN APPLE | ゼンジン未到とイ/ミュータブル~間奏編~・7月はFC限定 |
| 2026年4月25・26・28日 | MUFGスタジアム | TWICE | THIS IS FOR WORLD TOUR追加公演 |
| 2026年6月20・21日 | MUFGスタジアム | =LOVE | =LOVE STADIUM LIVE |
| 2026年8月29・30日 | MUFGスタジアム | Stray Kids | RUN IT JAPAN |
| 2026年12月12・13日 | MUFGスタジアム | MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN 2026 | 開催予定・11月1日時点 |
この年表から読み取れるのは、旧国立競技場では特定の大物アーティストによる限られた開催が中心だったのに対し、新国立競技場ではジャンルや出演形態が広がっていることです。
特に2026年は、ロック、アイドル、K-POP、ポップスという異なるジャンルのアーティストが同じ会場に集まり、国立競技場の音楽興行として新しい局面に入っています。
【歴代最多は嵐】国立競技場で何回ライブをした?
国立競技場で最も多く有観客ライブを開催したアーティストは嵐です。
2008年から2013年まで6年連続で公演を実施し、旧国立競技場だけで合計15公演日を記録しています。
嵐の国立競技場公演回数
- 2008年:2公演
- 2009年:3公演
- 2010年:4公演
- 2011年:2公演
- 2012年:2公演
- 2013年:2公演
合計すると15公演日です。特に2010年は8月21日・22日と9月3日・4日の計4日間を実施。同一ツアーでの4日間公演という、当時の国立競技場でも異例の規模でした。
2009年には国立競技場で初となる3日間連続公演も実現しています。こうした実績が、嵐と国立競技場の結びつきを特別なものにしました。
2020年のアラフェスは16回目に含める?
ここは数え方に注意が必要です。
2020年11月3日の「アラフェス2020」は新国立競技場を舞台にした無観客の収録・配信公演です。旧国立競技場での15公演日とは開催形態が異なります。
そのため、記録を整理する際には次のように区別するのが適切です。
- 有観客ライブ:旧国立競技場で15公演日。
- 無観客収録配信:新国立競技場で2020年に1つの公演企画。
つまり、通常の有観客ライブの日数で比較するなら嵐の15公演日が最多です。2020年の配信公演は、国立競技場との歴史を示す別枠の実績として考えると分かりやすくなります。
最多動員数と最多公演回数は別の記録
もう一つ混同されやすいのが、動員数と公演回数です。
L'Arc〜en〜Cielの2014年公演は、公式記録で2日間16万人を動員したとされています。これは2日間の動員規模として大きな記録ですが、開催日数が最も多いという意味ではありません。
嵐の15公演日は開催日数の記録、L'Arc〜en〜Cielの16万人は動員数の記録です。それぞれ異なる指標として比較する必要があります。
【旧国立と新国立を比較】ライブ開催が少ない理由と会場の変化
国立競技場のライブは、東京ドームや大規模アリーナと比べても開催実績が限られてきました。その背景には、会場の本来の用途とスタジアム運営の事情があります。
旧国立競技場と新国立競技場の基本比較
- 旧国立競技場:1958年竣工。収容人員54,224人。陸上競技やサッカーなどを中心に使用。
- 新国立競技場:2019年11月30日竣工。収容人数67,750席。3層スタンドを備える大型施設。
新国立競技場は旧施設よりも約13,500席多く、観客席の規模が拡大しました。車いす席も約500席設けられています。
ただし、67,750席という数字は施設の観客席数であり、すべてのライブで同じ人数を収容できるわけではありません。ステージの位置、アリーナ席の配置、機材スペース、視界の制約によって実際の販売席数は変わります。
理由1:陸上競技場としての機能を維持する必要がある
国立競技場は、コンサート専用の施設ではありません。
新国立競技場にも400メートルの陸上トラックがあり、フィールドには天然芝が採用されています。スポーツ大会での使用を前提に設計されているため、ライブを行う際には芝生や競技設備への配慮が欠かせません。
大規模なステージや客席を設置する場合、床面の養生、機材の搬入、設営、撤去、芝生の回復など、通常のホールやアリーナとは異なる準備が必要です。
理由2:周辺環境と観客動線への対応
国立競技場は東京都新宿区の神宮外苑エリアに位置しています。大規模ライブでは数万人単位の来場者が集中するため、周辺道路や駅、歩行者動線の安全確保が重要になります。
加えて、屋外会場では音響設備の設置場所、音量、終演後の退場、周辺への配慮なども含めて調整しなければなりません。
こうした運営上の負担が、一般的な屋内コンサート会場とは異なる特徴です。
理由3:2025年から運営体制が変わった
大きな転換点となったのが、2025年4月1日です。
この日から株式会社ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメントが国立競技場の運営事業を開始しました。同社は国内外のアーティストの興行誘致を進め、スポーツイベントや音楽ライブを中心に年間最大130日のイベント開催を目標に掲げています。
これは単なる施設管理ではなく、スポーツと音楽の双方でスタジアムの稼働を高める方針です。
2026年に複数の大型アーティストが続けて公演を実施している背景には、こうした運営体制の変化もあります。ただし、年間130日は目標であり、音楽ライブだけの開催日数を示す数字ではありません。
2026年1月からMUFGスタジアムへ
2026年1月1日から、国立競技場の呼称は「MUFGスタジアム」となりました。
三菱UFJフィナンシャル・グループとのネーミングライツ契約によるもので、正式名称としての「国立競技場」は維持されています。
そのため、歴代ライブを調べる際には、次のように理解すると混乱しません。
- 2005~2014年:旧国立競技場(国立霞ヶ丘競技場)。
- 2019年以降:新国立競技場(正式名称は国立競技場)。
- 2026年1月以降:呼称はMUFGスタジアム。
名前が変わっても、同じ場所にある国立競技場の歴史が引き継がれている点は変わりません。
【2026年最新】MUFGスタジアムのライブ開催実績を総まとめ
2026年は、MUFGスタジアムの音楽興行にとって特に動きの多い年です。ONE OK ROCKからStray Kidsまで、異なるジャンルのアーティストが相次いでスタジアム公演を実施しました。
4月:ONE OK ROCK、櫻坂46、Mrs. GREEN APPLE、TWICE
4月4日・5日:ONE OK ROCK
「docomo presents THE MUSIC STADIUM 2026 organized by ONE OK ROCK」が開催されました。ONE OK ROCKを中心とする大型イベントで、4日はUVERworld、5日はYOASOBIが共演しました。
単独公演というよりも、人気アーティストが集結するスタジアムイベントとしての性格が強い企画です。
4月11日・12日:櫻坂46
櫻坂46は「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を開催しました。グループの5周年を記念する公演で、坂道グループの国立競技場進出という点でも注目されました。
公式サイトでは有観客公演に加え、配信チケットも案内されていました。会場に観客を入れるライブとオンライン視聴は、必ずしも二者択一ではありません。
4月18日・19日:Mrs. GREEN APPLE
「ゼンジン未到とイ/ミュータブル~間奏編~」を開催。国立競技場で2日間の公演を実施しました。
さらに7月4日・5日にも同じツアーの東京公演が組まれ、こちらはファンクラブ限定公演として実施されました。
4月25日・26日・28日:TWICE
TWICEは「THIS IS FOR WORLD TOUR IN JAPAN」の追加公演を開催しました。
国立競技場での公演は4月25日、26日、28日の3日間。海外アーティストによる大型スタジアム公演として、2026年の重要な実績の一つになっています。
6月:=LOVEがスタジアムライブを開催
6月20日・21日:=LOVE
=LOVEは「=LOVE STADIUM LIVE」をMUFGスタジアムで開催しました。
アリーナやホールを中心に活動してきたアイドルグループが、約6万7,000席規模のスタジアムに挑戦した点が特徴です。
アイドルシーンの中でも、国立競技場という会場が大型公演の新しい目標として認識されていることがうかがえます。
8月:Stray Kidsが国立競技場公演を実施
8月29日・30日:Stray Kids
Stray Kidsは「Stray Kids World Tour RUN IT JAPAN」の東京公演をMUFGスタジアムで開催しました。
世界的な人気を持つK-POPグループが国立競技場を舞台に2日間の公演を実施したことで、国内アーティストだけではない国際的な音楽興行の広がりも示されました。
2026年11月1日時点の開催日数
上記6組の公演日を数えると、2026年1月から11月1日までに実施された有観客ライブは、合計15公演日です。
- ONE OK ROCK関連イベント:2日
- 櫻坂46:2日
- Mrs. GREEN APPLE:4日
- TWICE:3日
- =LOVE:2日
- Stray Kids:2日
この15日間には、Mrs. GREEN APPLEのファンクラブ限定公演も含まれます。また、ONE OK ROCKのイベントは共演者を迎えた形式です。アーティスト単独のワンマン公演だけを数えた数字ではありません。
2026年12月にはMUSIC BANKも開催予定
加えて、2026年12月12日・13日には「2026 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN」がMUFGスタジアムで開催される予定です。
11月1日時点では今後の開催予定に当たり、実施済みの公演数には含めていません。
2025年に続いて大型音楽イベントが予定されていることからも、MUFGスタジアムが国内外のアーティストを迎える音楽会場として存在感を高めていることが分かります。
【有観客と無観客配信】国立競技場ライブの違いと見分け方
国立競技場の歴代ライブを検索すると、無観客配信と有観客公演が同じ一覧に掲載されている場合があります。しかし、この2つは開催形式が大きく異なります。
有観客ライブとは?
有観客ライブは、チケットを購入した観客が実際にスタジアムへ入場し、アーティストのパフォーマンスを会場で楽しむ形式です。
SMAP、DREAMS COME TRUE、嵐の旧国立公演、矢沢永吉、Ado、Snow Man、2026年の各アーティストの公演などが該当します。
観客の歓声やペンライト、会場全体の一体感など、スタジアムならではの体験が特徴です。
無観客配信とは?
無観客配信は、一般観客を入れずに会場で収録・配信を行う形式です。
代表的な例が2020年の嵐「アラフェス2020」と2023年のめいちゃん「追い風」です。
大規模なスタジアムを使った演出を映像として届けられる一方、観客が現地で参加する通常のコンサートとは性質が異なります。
ライブ配信があれば無観客とは限らない
注意したいのが、2026年の櫻坂46のように、有観客公演とオンライン配信チケットが併存するケースです。
この場合、会場では観客を入れて通常のライブを開催し、その模様を別途オンラインでも視聴できる仕組みになっています。
つまり、配信が実施されたという事実だけでは、無観客ライブだったとは判断できません。
歴代公演を調べる際は、次の3点を確認すると間違いを防げます。
- 現地の観客向けにチケットが販売されたか。
- 公式発表で無観客収録・配信と説明されているか。
- 有観客公演とは別にオンライン視聴が用意されていたか。
この区別を理解しておけば、嵐の2020年公演と2026年の有観客ライブを同じ基準で数えてしまう混乱も避けられます。
【国立競技場ライブ歴代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:国立競技場で初めてライブを開催したアーティストは誰ですか?
A1:SMAPです。2005年9月3日・4日に「SMAP SAMPLE TOUR FOR 62 DAYS」の公演を開催しました。旧国立競技場でのアーティスト単独コンサートの先駆けです。
Q2:国立競技場で最も多くライブを開催したアーティストは誰ですか?
A2:嵐です。旧国立競技場で2008年から2013年まで6年連続で公演し、有観客ライブは合計15公演日となりました。2020年には新国立競技場で無観客収録配信も行っています。
Q3:新国立競技場で最初に有観客ライブを開催したのは誰ですか?
A3:矢沢永吉です。2022年8月27日・28日にデビュー50周年記念ツアー「MY WAY」を開催しました。2020年の嵐の公演は無観客収録配信だったため、有観客音楽ライブとしては矢沢永吉が最初です。
Q4:国立競技場でライブを開催した女性グループは誰ですか?
A4:旧国立競技場では、2014年のももいろクローバーZとAKB48が代表的です。新国立競技場では、2026年までに櫻坂46、TWICE、=LOVEなどが公演を実施しています。
Q5:2026年の国立競技場ライブは何組が開催しましたか?
A5:2026年11月1日時点で、今回整理した有観客公演の実施アーティストは6組です。ONE OK ROCK、櫻坂46、Mrs. GREEN APPLE、TWICE、=LOVE、Stray Kidsで、合計15公演日となります。
Q6:国立競技場とMUFGスタジアムは別の会場ですか?
A6:別の会場ではありません。2026年1月1日から国立競技場に「MUFGスタジアム」という呼称が採用されています。正式名称は国立競技場のままです。
Q7:国立競技場のライブはなぜ開催数が少ないのですか?
A7:陸上競技場としての機能、天然芝の保護、ステージ設営・撤去、周辺交通や観客動線など、通常のコンサート会場とは異なる運営上の条件があるためです。2025年以降は運営体制も変わり、音楽興行の誘致が進められています。
まとめ:国立競技場ライブの歴史は2026年から新しい時代へ
国立競技場ライブ歴代を振り返ると、2005年のSMAPから始まり、DREAMS COME TRUE、嵐、L'Arc〜en〜Ciel、ももいろクローバーZ、AKB48へと、時代を代表するアーティストが歴史を築いてきました。
特に嵐の6年連続開催と15公演日は、旧国立競技場を象徴する記録です。
新国立競技場では、2020年の嵐の無観客配信を経て、矢沢永吉が2022年に初の有観客音楽ライブを実施。AdoやSnow Manも大規模公演を成功させました。
そして2026年は、MUFGスタジアムという新しい呼称のもと、ONE OK ROCK、櫻坂46、Mrs. GREEN APPLE、TWICE、=LOVE、Stray Kidsが相次いで公演を開催しています。
今後、国立競技場のライブ史を調べる際には、次の3つを基準にすると正確に理解できます。
- 会場の区別:旧国立競技場と新国立競技場を分ける。
- 開催形式の区別:有観客ライブ、無観客収録配信、複数アーティスト出演イベントを分ける。
- 記録の区別:公演回数、開催日数、動員数を混同しない。
スポーツの聖地として歩んできた国立競技場は、いまや国内外の音楽シーンを代表するアーティストが集まる舞台へと進化しています。2026年12月のMUSIC BANK GLOBAL FESTIVALをはじめ、今後どのアーティストが新たな歴史を刻むのかにも注目です。
主な事実確認資料: 日本スポーツ振興センターの施設・歴史資料、各アーティスト公式公演情報、国立競技場運営会社の発表、日刊スポーツ、リアルサウンドなどを参照しています。