仮面ライダークローズエボルの初登場作品は、2019年公開のVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』です。テレビシリーズ『仮面ライダービルド』の最終回後を描く正統な続編で、主人公は万丈龍我。テレビシリーズの戦いを経た龍我が、新たな脅威に立ち向かう物語です。
東映の公式作品紹介によると、舞台は桐生戦兎が創造した新世界。人々が以前の世界の記憶を失い、平和に暮らすなか、龍我は過去の記憶を持つ女性・由衣と出会います。そこに現れるのが、エボルトの兄であるキルバスです。
キルバスはエボルトをも上回る力を持つ存在として描かれ、龍我たちの前に立ちはだかります。加えて、かつての敵であるエボルトも物語に関わり、龍我と奇妙な共闘関係を築くことになります。
クローズエボルが必要になった理由
クローズエボルの誕生を理解するには、キルバスとの戦力差が重要です。
龍我は元格闘家であり、エボルトの遺伝子を体内に持つ特殊な存在です。テレビシリーズでも、その遺伝子によってハザードレベルが急激に上昇するなど、通常の人間とは異なる能力を発揮していました。
しかし、キルバスとの戦いでは従来のクローズの力だけでは十分ではありません。そこで登場するのが、龍我の能力を限界まで引き出すマッスルギャラクシーフルボトルです。
クローズエボルは、龍我の肉体的な強さとエボルトに由来する力を一つにまとめた、映画オリジナルの最終強化形態として位置付けられています。
【変身者と変身方法】万丈龍我とマッスルギャラクシーフルボトルの関係

変身者:
演:
使用アイテム: マッスルギャラクシーフルボトル
使用ベルト: ビルドドライバー
クローズエボルに変身するのは、テレビシリーズから一貫して仮面ライダークローズとして戦ってきた万丈龍我です。
東映の公式キャラクター紹介では、龍我は元格闘家で、桐生戦兎の相棒として戦う熱血漢とされています。また、出生にエボルトが関係しており、その遺伝子の一部を有していることも明記されています。
マッスルギャラクシーフルボトルとは?
マッスルギャラクシーフルボトルは、クローズエボルへの変身に使用する専用アイテムです。
名前には、龍我を象徴する「マッスル」と、エボルトの宇宙的な力を連想させる「ギャラクシー」が組み込まれています。両者の特徴を一つにまとめたネーミングも、このフォームのコンセプトをよく表しています。
2018年10月3日付のMANTANWEBの記事では、DXマッスルギャラクシーフルボトルとVシネクストのBlu-ray・DVDを組み合わせた商品展開が発表されました。玩具はDXビルドドライバーと連動する仕様で、変身音声や必殺技の音声も収録されています。
クローズエボルへの変身手順
変身の基本的な流れは、ビルドドライバーとマッスルギャラクシーフルボトルを組み合わせる方式です。
マッスルギャラクシーフルボトルを起動する
龍我が専用フルボトルを使用し、変身の準備を整えます。
ビルドドライバーに装填する
通常のクローズ系フォームとは異なる専用の変身音声が発動します。
龍我とエボルトの力が融合する
変身演出では、龍我のクローズ側の力にエボルトの力が加わり、両者の特徴を併せ持つ姿が形成されます。
仮面ライダークローズエボルが完成する
変身音声は「銀河無敵の筋肉野郎!クローズエボル!パネーイ!マジパネーイ!」です。
この変身で重要なのは、エボルトの力を単純に借りるだけではない点です。龍我自身が持つ強靱な肉体と特殊な遺伝子が変身の基盤になっています。
【能力と必殺技】クローズエボルの戦闘スタイルは何が違う?
クローズエボルの最大の特徴は、龍我の格闘能力とエボルト由来の特殊能力を併用できることです。
従来のクローズは、パンチやキックを中心とした肉弾戦を得意としていました。一方、エボルトはブラックホールなどを利用する特殊な戦闘能力を持っています。クローズエボルは、こうした異なる戦闘特性を一つのフォームにまとめた存在です。
代表的な3種類の必殺技
マッスルギャラクシーフルボトルとDXビルドドライバーの連動音声では、3種類の必殺技が確認できます。MANTANWEBやマイナビニュースでも、これらの技名が玩具の収録音声として紹介されています。
1. マッスルフィニッシュ
龍我の肉体的な強さを前面に押し出した攻撃。クローズらしいパワフルな格闘能力を象徴する技です。
2. ギャラクシーフィニッシュ
エボルト由来の力を生かした攻撃。ブラックホールを利用した空間移動など、通常の格闘型フォームとは異なる戦闘表現が特徴です。
3. マッスルギャラクシーフィニッシュ
クローズとエボル、両方の力を合わせた最大級の必殺技。作品のクライマックスを象徴する決め技です。
クローズエボルの能力と特徴
戦闘能力を整理すると、注目すべき要点は次の4つです。
- 高い身体能力: 龍我の格闘家としての身体能力をベースにした強力な打撃。
- エボルト由来の能力: 通常のクローズ系フォームにはない特殊な力を使用できる。
- 空間操作: ブラックホールを活用した移動や攻撃が特徴。
- 複合必殺技: クローズ側とエボル側のエネルギーを組み合わせた攻撃が可能。
特に注目したいのは、攻撃力だけでなく戦い方の選択肢が増えていることです。パワー勝負だけでは対応しにくい敵に対しても、特殊能力を組み合わせて戦える点が強みになっています。
【スペック比較】パンチ力・キック力から見るクローズエボルの強さ
クローズエボルのスペックを調べる際に注意したいのが、公式図鑑に掲載されている数値と、ファン向け資料・二次資料で流通している数値の違いです。
東映の仮面ライダー図鑑では、クローズ、クローズチャージ、クローズマグマ、グレートクローズのスペックが掲載されています。一方、クローズエボルについては同じ形式の公式スペックページで数値を確認できません。
クローズエボルの参考スペック
二次資料で広く紹介されている数値は以下のとおりです。公式図鑑に掲載された確定値と同列に扱わず、参考情報として見る必要があります。
仮面ライダークローズエボル・参考値
身長200.0cm
体重125.5kg
パンチ力67.4t
キック力73.9t
ジャンプ力90.8m
走力1.0秒
歴代クローズ系フォームとのスペック比較
比較対象には、テレビシリーズに登場する基本フォーム、強化フォーム、そして新世界での戦いに関わるグレートクローズを選びました。
この比較から、参考値を前提とすればクローズエボルはクローズマグマを上回るパンチ力・キック力を持つことが分かります。
ただし、数字だけで勝敗を決めることはできません。ハザードレベルによる変動があるほか、特殊能力や敵との相性も戦闘結果に関係するからです。
【歴代フォーム比較】クローズチャージ・クローズマグマ・グレートクローズとの違い
万丈龍我は、テレビシリーズを通じて複数の強化形態へと変身してきました。それぞれのフォームは単純な上位互換ではなく、使用する変身アイテムや戦闘コンセプトに違いがあります。
仮面ライダークローズ
龍我が最初に変身した基本フォームです。ビルドドライバー、クローズドラゴン、ドラゴンフルボトルを使用します。
元格闘家の龍我に合わせた格闘能力が特徴で、蒼炎をまとったパンチやキック、ビートクローザーによる斬撃を得意とします。初登場はテレビシリーズ第11話「燃えろドラゴン」です。
仮面ライダークローズチャージ
クローズチャージは、スクラッシュドライバーとドラゴンスクラッシュゼリーを使用するフォームです。
青く透明な装甲が特徴で、格闘攻撃に加えてツインブレイカーによる打撃も得意とします。闘争心を高める機能があり、戦闘を続けるほど能力が上昇する設計です。初登場は第17話です。
仮面ライダークローズマグマ
クローズマグマは、ビルドドライバーにクローズマグマナックルとドラゴンマグマフルボトルを組み合わせて変身します。
高熱を利用した格闘戦が特徴で、炎のパンチや紅炎をまとったキックを繰り出します。加えて、最大8体のマグマライズドラゴンを出現させて連携攻撃を行うこともできます。
初登場は第31話「ほとばしれマグマ!」。クローズエボルと比べる際の要点は、マグマが高熱と格闘能力を中心に強化されているのに対し、クローズエボルはエボルト由来の特殊能力も組み合わせている点です。
仮面ライダーグレートクローズ
グレートクローズは、ビルドドライバー、グレートクローズドラゴン、グレートドラゴンエボルボトルを使うフォームです。
テレビシリーズ第37話「究極のフェーズ」で初登場しました。エボルトの遺伝子を失った龍我が、グレートドラゴンエボルボトルの作用によって再び変身可能になるという経緯が特徴です。
未知の物質によって装甲の耐久性が高められており、グレートクローズドラゴン・ブレイズを実体化させる能力も備えています。
4形態とクローズエボルの違いを整理
- クローズ:龍我本来の格闘能力を生かす基本形態。
- クローズチャージ:スクラッシュドライバーによる強化と、戦闘継続による能力上昇が特徴。
- クローズマグマ:高熱と炎を使った圧倒的な格闘戦が得意。
- グレートクローズ:グレートドラゴンエボルボトルによる装甲強化と再変身が特徴。
- クローズエボル:龍我とエボルトの力を融合させ、身体能力と特殊能力を併せ持つ形態。
つまり、クローズエボルは単なるマグマフォームの色違いや強化版ではありません。エボルトとの関係を含め、龍我の物語そのものが反映されたフォームなのです。
【強さを徹底分析】クローズエボルは本当に最強クラスなのか?
クローズエボルの強さを考えるうえで、最も重要なのはキルバスとの最終決戦です。
キルバスはエボルトの兄であり、作中でも非常に高い戦闘能力を持つ存在です。東映の公式作品紹介でも、エボルトとの関係や、龍我たちがキルバスの脅威に立ち向かう物語が紹介されています。
強さを支える3つのポイント
1. 龍我自身の身体能力
クローズエボルの土台にあるのは、万丈龍我の肉体的な強さです。元格闘家という経歴があり、パンチやキックを主体とする戦闘スタイルと相性が良いフォームです。
2. エボルトの遺伝子に由来する力
龍我はエボルトの遺伝子を持つ特殊な存在です。この設定が、通常の人間では到達できないハザードレベルや能力につながっています。
3. 格闘能力と特殊能力の組み合わせ
クローズマグマのような格闘主体のフォームと比較すると、クローズエボルはエボルト由来の能力を利用できる点で戦術の幅が広がっています。力押しだけではなく、空間操作などを組み合わせられることが大きな強みです。
よくある誤解と正しい理解
| よくある認識 | 実際の設定 |
|---|---|
| エボルトが変身したライダー | 変身者は万丈龍我 |
| エボルそのものと同一 | クローズとエボルトの力が融合した形態 |
| クローズマグマと同じ能力 | 格闘能力に加えて特殊能力も持つ |
| 数値だけで最強と断定できる | 能力・戦闘状況・敵との相性も関係する |
| テレビ本編のフォーム | Vシネクストのオリジナルフォーム |
とりわけ重要なのが、クローズエボルと仮面ライダーエボルを混同しないことです。名前に共通する「エボル」が含まれているものの、変身者も物語上の立場も異なります。
どんな視点で評価すると面白い?
クローズエボルの強さを理解するなら、次の3つの視点で見ると特徴が分かりやすくなります。
- 数値を重視する人: パンチ力・キック力・走力などの参考値を歴代フォームと比較する。
- 能力を重視する人: ブラックホールなどの特殊能力と格闘能力の組み合わせに注目する。
- ストーリーを重視する人: 龍我とエボルトの因縁、キルバスとの決戦を通してフォーム誕生の意味を考える。
特にストーリーを重視する人には、テレビシリーズを先に視聴してからVシネクストを見る順番がおすすめです。クローズエボルの誕生が、単なるパワーアップではなく、龍我とエボルトの関係の延長線上にあることを理解しやすくなります。
【よくある質問】仮面ライダークローズエボルに関するFAQ
Q1:仮面ライダークローズエボルの変身者は誰ですか?
A1:万丈龍我です。俳優の赤楚衛二が演じています。マッスルギャラクシーフルボトルを使用し、ビルドドライバーで変身します。
Q2:クローズエボルはどの作品に登場しますか?
A2:2019年公開のVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』です。テレビシリーズの最終回後を描く作品で、エボルトの兄キルバスとの戦いが中心になります。
Q3:クローズエボルの必殺技は何ですか?
A3:マッスルフィニッシュ、ギャラクシーフィニッシュ、マッスルギャラクシーフィニッシュの3種類が代表的です。最後の技はクローズ側とエボル側の力を組み合わせた必殺技です。
Q4:クローズエボルのパンチ力とキック力はいくつですか?
A4:二次資料で広く紹介されている参考値は、パンチ力67.4t、キック力73.9tです。ただし、東映公式図鑑で確認できる掲載値ではないため、公式確定スペックとは区別する必要があります。
Q5:クローズマグマとクローズエボルはどちらが強いですか?
A5:参考スペックではクローズエボルのパンチ力・キック力が上回っています。また、エボルト由来の特殊能力も使える点が大きな違いです。ただし、戦闘能力は数値だけで決まるものではありません。
Q6:クローズエボルは仮面ライダーエボルと同じですか?
A6:同じではありません。エボルはエボルトが変身する仮面ライダーで、クローズエボルは万丈龍我が変身する姿です。エボルトの力を取り込んでいるという関係があります。
まとめ:仮面ライダークローズエボルの魅力は龍我とエボルトの力の融合
仮面ライダークローズエボルは、万丈龍我がマッスルギャラクシーフルボトルを使って変身する、Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』のオリジナル強化形態です。
最大の特徴は、龍我が持つ格闘能力とエボルト由来の特殊能力を融合させていること。マッスルフィニッシュ、ギャラクシーフィニッシュ、マッスルギャラクシーフィニッシュという3種類の必殺技も、そのコンセプトを象徴しています。
歴代フォームと比較すると、クローズチャージは闘争心を生かした強化、クローズマグマは高熱を利用した格闘戦、グレートクローズは装甲の耐久性と再変身の設定が特徴です。それらに対してクローズエボルは、龍我とエボルトの関係を戦闘能力そのものに反映したフォームといえます。
2026年に改めて作品を振り返る際も、単純なスペックの高さだけで評価するのではなく、テレビシリーズから続く龍我の成長とエボルトとの関係を踏まえて見ることが、このフォームの魅力を理解するポイントです。
クローズエボルの登場するVシネクストを視聴すれば、なぜこの姿が誕生したのか、そして龍我がどのようにしてキルバスに立ち向かったのかを、物語の流れとともに楽しめます。