果物のおいしさを存分に楽しむなら、知っておきたいのが「旬」の時期です。日本では南北に長い地形と地域ごとの気候を生かし、春のいちごやびわ、夏の桃やさくらんぼ、秋のぶどうや柿、冬のみかんやりんごなど、季節ごとに多彩な果物が出荷されています。一方、ハウス栽培や冷蔵貯蔵、品種改良によって、昔ながらの旬と店頭に並ぶ時期には違いも生まれています。
2026年11月現在、農林水産省の青果物卸売市場調査や各産地の最新出荷情報を見ると、品種や栽培方法によって収穫時期が細かく分かれていることが分かります。青森県のりんご、和歌山県のみかん、奈良県の柿、栃木県のいちごなど、代表的な産地の出荷時期を押さえれば、果物の食べ頃をより具体的に判断できます。
この記事の重要ポイントまとめ
- 旬の果物は月ごとに変わる: 春はいちご・びわ、夏は桃・さくらんぼ、秋はぶどう・柿、冬はみかん・りんごが代表格。
- 産地と品種で出荷時期が違う: 同じ果物でもハウス栽培、露地栽培、標高、気温によって旬が前後する。
- おいしさを長持ちさせるには保存方法も重要: 果皮の状態や重さで選び、果物ごとに適した温度・湿度で保存する。
【基本知識】旬の果物とは?出荷時期・収穫時期・食べ頃の違い

果物の「旬」とは、一般的に収穫量が増え、品質や味わいが充実する時期を指します。ただし、旬にはいくつかの捉え方があります。
旬には3つの意味がある
1. 収穫の旬
果実が樹上で成熟し、農家が収穫する時期です。桃やさくらんぼなど、品種によって収穫期間が限られる果物では特に重要です。
2. 出荷の旬
収穫された果物が選果・包装され、市場やスーパーに多く流通する時期です。収穫後に貯蔵されるりんごやみかんなどは、収穫時期と店頭での旬が必ずしも一致しません。
3. 食べ頃の旬
果実の甘み、酸味、香り、食感などが好みに合う状態になる時期です。キウイや洋なしのように、収穫後の追熟によって食べ頃を迎える果物もあります。
この3つを区別すると、店頭で一年中見かける果物にも、季節ごとの違いがあることが理解できます。
例えば、りんごは秋に収穫される品種が多い一方、適切な低温貯蔵によって冬から春にかけても販売されます。みかんも、ハウス栽培、極早生、早生、普通温州といった区分によって出荷時期が異なります。
つまり、スーパーで販売されている期間が長いからといって、年間を通して同じ品質や味わいとは限りません。
【2026年最新版】旬の果物一覧・月別カレンダー12か月
日本国内で栽培される代表的な果物を中心に、月別の旬を整理しました。
以下は一般的な収穫・出荷時期をまとめた目安です。ハウス栽培や貯蔵品も含むため、すべてがその月に自然条件で収穫されるという意味ではありません。
旬の果物カレンダー(月別一覧)
| 月 | 旬を迎える代表的な果物 | 主な産地・特徴 |
|---|---|---|
| 1月 | いちご、みかん、伊予柑、キウイ | 栃木、福岡、和歌山、愛媛など |
| 2月 | いちご、デコポン、せとか、キウイ | 福岡、愛媛、和歌山など |
| 3月 | いちご、清見オレンジ、甘夏、キウイ | 九州、愛媛、和歌山など |
| 4月 | いちご、ハウスびわ、柑橘類 | 千葉、長崎、和歌山など |
| 5月 | びわ、さくらんぼ、メロン、早生桃 | 千葉、長崎、山形、熊本、山梨など |
| 6月 | さくらんぼ、びわ、すもも、梅、桃 | 山形、千葉、山梨、和歌山など |
| 7月 | 桃、すもも、スイカ、メロン、ブルーベリー、ぶどう | 山梨、長野、北海道、熊本など |
| 8月 | 桃、ぶどう、梨、いちじく、スイカ | 山梨、長野、福島、福岡など |
| 9月 | ぶどう、梨、早生りんご、いちじく、早生柿 | 長野、山梨、青森、福島、奈良など |
| 10月 | りんご、柿、ぶどう、梨、極早生みかん | 青森、長野、奈良、和歌山など |
| 11月 | ふじりんご、富有柿、早生みかん、キウイ、いちご | 青森、鳥取、奈良、和歌山、愛媛など |
| 12月 | みかん、りんご、いちご、キウイ、貯蔵柿 | 和歌山、愛媛、青森、栃木、福岡など |
※産地や品種、栽培方法によって時期は変動します。
このカレンダーは、JAグループの旬カレンダー、各県の農業関連情報、産地の出荷情報などを参考に整理しています。農林水産省の統計は出荷実績を確認する資料として、JAや自治体の情報は品種別の収穫時期を確認する資料として役立ちます。
春(3月〜5月):いちご・びわ・柑橘類
春は冬から続くいちごの出荷に加え、柑橘類やびわが登場する季節です。
いちごはハウス栽培によって冬から春まで流通します。3月から5月にかけても出荷が続き、甘みと香りを楽しめます。
びわは春から初夏にかけて旬を迎える果物です。千葉県の房州びわは南房総地域を中心に生産され、露地栽培の収穫・出荷時期はおおむね5月下旬から6月下旬。ハウス栽培では4月中旬から5月下旬に出荷されます。
柑橘類では甘夏や清見オレンジなども楽しめます。
夏(6月〜8月):さくらんぼ・桃・ぶどう
夏は果汁の多い果物が充実します。
山形県のさくらんぼは6月中旬から7月上旬が主な出荷時期です。桃は山梨県を代表する果物で、温室栽培から露地栽培まで品種ごとに収穫時期が異なります。
山梨県のJA山梨中央会によると、代表的な桃の出荷時期は次のようになっています。
- 日川白鳳:温室5月上旬〜6月下旬、露地7月上旬〜8月上旬
- 白鳳:温室5月下旬〜7月上旬、露地7月中旬〜8月中旬
- 浅間白桃:温室6月上旬〜7月中旬、露地7月下旬〜8月中旬
- 川中島白桃:露地7月中旬〜9月上旬
ぶどうも夏から秋にかけて出荷が増え、品種によって異なる香りや甘みを楽しめます。
秋(9月〜11月):りんご・柿・ぶどう・梨
秋は国産果物の種類が特に豊富になる時期です。
青森県では、早生種のつがるから中生種、晩生種のふじへと収穫が進みます。長野県では巨峰、ナガノパープル、シャインマスカットなどのぶどうが代表的です。
柿は奈良県や和歌山県などが主要産地。刀根早生や平核無から富有へと品種が移り、秋の深まりとともに甘柿が充実します。
冬(12月〜2月):みかん・いちご・りんご・キウイ
冬の代表的な果物は温州みかんです。
和歌山県産のみかんは、極早生から早生、普通温州へと出荷が移り変わります。普通温州は貯蔵によって翌年3月初旬まで出荷されます。
いちごも冬から春にかけて出荷が増える果物です。キウイは国内産が11月から翌春にかけて流通し、冬の果物売り場を彩ります。
【産地別・2026年最新】果物の出荷時期と旬の関係を徹底比較
果物の旬を正確に知るには、果物の名前だけでなく産地も確認する必要があります。
同じ果物でも、気候や標高、品種、栽培設備によって収穫時期が変わるためです。
代表的な果物と主な産地・出荷時期
りんご:青森県・長野県
青森県は日本を代表するりんご産地です。
青森県りんご対策協議会によると、品種によって収穫時期は大きく異なります。
- つがる:9月上旬〜中旬
- 早生ふじ:10月上旬
- ふじ:11月上旬ごろ
- 王林:11月上旬ごろ
2026年10月23日に青森県が発表した「りんご生産情報第13号」では、黒石市におけるふじの収穫開始見込みを、有袋果は10月27日頃、無袋果は11月1日頃と公表しました。
また、10月21日時点の熟度は平年より3日程度進んでおり、王林も10月25日頃から収穫が始まる見込みとされました。
2026年11月のりんご選びでは、こうした品種別の出荷情報が参考になります。
みかん:和歌山県・愛媛県・静岡県
温州みかんの旬は秋から冬が中心ですが、栽培方法によっては春から夏にも出荷されます。
JAわかやまが紹介する和歌山県産温州みかんの出荷時期は次のとおりです。
- ハウスみかん:4月下旬〜9月下旬
- 極早生みかん:9月中旬〜10月下旬
- 早生みかん:11月上旬〜11月下旬
- 普通温州:12月上旬〜翌年3月上旬
つまり、みかんの旬は一つの時期だけではありません。品種や栽培方法を変えながら出荷が続く仕組みです。
柿:奈良県・和歌山県・鳥取県
柿は品種によって旬が明確に分かれます。
奈良県の主な出荷時期は次のとおりです。
- 刀根早生:9月中旬〜10月末頃
- 平核無:10月中旬〜11月10日頃
- 富有:11月〜12月上旬
- 冷蔵柿:12月中旬〜翌年2月
刀根早生と平核無は渋柿ですが、渋抜き処理をしてから出荷されるため、生食できます。
一方、富有は代表的な甘柿で、果肉の甘みと歯ごたえが特徴です。
2026年10月30日には、JA鳥取西部が南部町の富有柿について出荷開始を発表しました。11月5日に初選果式を行い、選果した柿は11月6日に初売りされる予定です。
11月の柿選びでは、こうした地域別の出荷開始日にも注目したいところです。
いちご:栃木県・福岡県・奈良県
いちごは冬の果物という印象がありますが、露地栽培とハウス栽培では収穫時期が異なります。
栃木県の栽培例では、9月にハウスへ定植し、10月下旬に開花。開花後およそ30日で年内の収穫が始まり、翌年5月まで出荷が続きます。
そのため、冬のいちごはハウス栽培によるものが中心です。
露地栽培では春から初夏が主な収穫期となります。
その他の代表的な産地
- さくらんぼ:山形県。6月中旬〜7月上旬が主な出荷時期。
- びわ:千葉県・長崎県。4月中旬〜6月下旬ごろ。
- 桃:山梨県・福島県。6月〜9月ごろ。
- ぶどう:山梨県・長野県。8月〜11月ごろ。
- キウイ:愛媛県・福岡県・和歌山県。11月〜翌年4月ごろ。
これらの時期は、各自治体やJAが公表する品種別・地域別の情報をもとにした目安です。
【旬がずれる理由】地域・天候・ハウス栽培で変わる果物の食べ頃
同じ果物でも、産地によって収穫時期が異なるのはなぜでしょうか。
主な理由は、気温、日照時間、標高、品種、栽培方法の違いです。
1. 気温と地域の違い
日本は北海道から沖縄まで南北に長く、地域によって気温や日照条件が異なります。
一般に暖かい地域では果実の生育が進みやすく、寒冷地では成熟までに時間がかかることがあります。
ただし、単純に南の産地ほど早いとは限りません。標高や品種、栽培管理によっても変化します。
2. 標高による成熟時期の違い
山梨県のJAフルーツ山梨管内では、標高差が約300〜800メートルあります。
このような地形条件を生かし、桃は6月下旬から9月中旬、ぶどうは8月上旬から11月上旬まで出荷されています。
同じ県内でも標高や園地の条件によって収穫時期が異なるため、産地全体で長い出荷期間を確保できます。
3. ハウス栽培と露地栽培の違い
ハウス栽培は温度や水分などの環境を管理できるため、自然の季節より早い時期に果物を出荷できる場合があります。
例えば、山梨県の桃は温室栽培と露地栽培で収穫時期が異なります。
千葉県のびわも、ハウス栽培は4月中旬から5月下旬、露地栽培は5月下旬から6月下旬が収穫・出荷の目安です。
4. 気候変動と収穫時期の変化
果樹の生育には、長期的な気温の変化も影響します。
農研機構の研究では、過去30〜40年間の温暖化によって、りんごの発芽・開花時期が前進し、成熟期の気温上昇によって果実の酸含量が減少するなど、品質面にも変化が生じていることが報告されています。
また、農林水産省も高温対策として、りんごやみかんの着色不良、ぶどうの着色対策、かんきつ類の浮皮などを挙げています。
2026年の青森県のりんご生産情報でも、ふじの熟度が平年より3日程度進んでいることが示されました。
ただし、これは2026年の個別産地における生育状況であり、すべての地域や果物で同じ変化が起きているわけではありません。
旬の情報を調べるときに役立つ公的データ
2026年の出荷状況を把握するには、次の資料が参考になります。
- 農林水産省「作況調査(果樹)」:収穫量、出荷量、結果樹面積などを確認できる。
- 農林水産省「青果物卸売市場調査」:旬別・品目別・産地別の市場流通状況を確認できる。
- 各都道府県の農業関連情報:地域別の生育状況や収穫時期を確認できる。
- JAグループの旬カレンダー:果物の出荷最盛期や品種の特徴を調べられる。
なお、2026年11月3日時点で、農林水産省の令和8年青果物卸売市場調査の旬別データは10月中旬まで掲載されています。11月の実際の市場動向は、今後公表されるデータも合わせて確認する必要があります。
【失敗しない選び方】果物の見分け方・食べ頃のポイント
旬の果物を購入しても、熟し具合によって味わいは変わります。
購入時には、果皮の色だけでなく、重さ、張り、香り、軸やヘタの状態なども確認しましょう。
りんご:重さと果皮の張りを確認
おいしいりんごを選ぶ要点は次のとおりです。
- 持ったときにずっしりと重い
- 果皮に張りがある
- 軸がしっかりしている
- 品種に応じた色づきがある
- 傷やへこみが少ない
赤いりんごは全体の色づきも参考になりますが、王林など緑色系の品種は色だけで判断できません。
ふじは甘みと酸味のバランス、果汁の多さが特徴です。蜜入りの有無だけで品質を判断せず、果実全体の状態を見ることが大切です。
みかん:皮の薄さと果実の締まり
おいしい温州みかんを選ぶ際は、次の点を確認します。
- 果皮の色が濃い
- 皮が薄く、果肉に密着している
- 大きすぎず、適度な重さがある
- 表面に張りがある
- 傷やカビがない
特に皮と果肉の間に隙間があるものは、食感が悪くなっている場合があります。
柿:ヘタと果皮の状態が重要
柿を選ぶ際の要点は次のとおりです。
- ヘタと果実の間に隙間がない
- 果皮全体が均一に色づいている
- 皮にツヤと張りがある
- 持ったときに重量感がある
- ヘタが傷んでいない
硬めの食感が好きなら、果実に張りがあるものを選びます。柔らかい食感が好みなら、熟度が進んだものが適しています。
いちご:ヘタと先端までの色づき
おいしいいちごを選ぶには、果実全体の色づきとヘタの状態を確認します。
- 鮮やかな赤色でツヤがある
- ヘタが濃い緑色でピンとしている
- ヘタの近くまで赤く色づいている
- 果実に張りがある
- 傷や押しつぶされた部分がない
特にヘタの近くまで赤く色づいているものは、熟度を判断する目安になります。
ぶどう:白い果粉と粒の張り
ぶどうは粒の表面に白い粉が付いていることがあります。
これはブルームと呼ばれる天然の果粉で、果実を乾燥などから守る役割があります。
- 粒がふっくらしている
- 粒の大きさがそろっている
- 軸がしっかりしている
- 表面にブルームが残っている
- 傷やしわが少ない
軸が青々としているものは、鮮度を判断する参考にもなります。
桃:香りと丸みをチェック
桃は強く押すと傷みやすいため、指で押して硬さを確かめる方法は避けましょう。
- ふっくらと丸みがある
- 甘い香りがする
- 目立つ傷や変色がない
- 果皮に自然なうぶ毛が残っている
購入後、硬い場合は常温で追熟させ、食べる直前に冷やすと香りを楽しみやすくなります。
キウイ:軽い弾力が食べ頃のサイン
キウイは収穫後に追熟する果物です。
指で優しく触れ、少し弾力を感じる程度が食べ頃の目安です。硬いものはまだ熟していない可能性があります。
強く押すと傷むため、手のひらで軽く包むように確認しましょう。
【鮮度を長持ちさせる】果物の保存方法と注意点
果物は種類によって適した保存温度や湿度が違います。
農研機構の「青果物の最適貯蔵条件」では、温度と湿度に加え、エチレンの発生量や感受性も保存の重要な要素として整理されています。
果物別の基本的な保存方法
りんご
りんごは冷蔵庫の野菜室など、低温の場所で保存するのがおすすめです。
乾燥を防ぐため、ポリ袋に入れて口を閉じます。りんごはエチレンの発生量が多い果物なので、ほかの果物や野菜とは分けて保存すると、熟成が進みすぎるのを防ぎやすくなります。
みかん
みかんは風通しのよい涼しい場所で保存します。
農林水産省は、8〜10℃程度を保存の目安として紹介しています。段ボールで購入した場合は、傷んだ果実がないか確認し、重ねすぎないようにしましょう。
いちご
いちごは傷みやすいため、購入後は早めに食べるのが基本です。
洗わずに冷蔵し、食べる直前に洗います。保存する場合は、キッチンペーパーなどを敷いた容器に並べ、果実同士が強く接触しないようにすると傷みにくくなります。
柿
柿はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
柔らかくなる速度を抑えたい場合は、ヘタに湿らせたティッシュなどを当て、ヘタを下にして保存する方法があります。
ぶどう
ぶどうは乾燥に弱いため、冷蔵保存が基本です。
房のまま保存する場合は、乾燥を防ぐように包みます。粒を外して保存する場合は、軸を少し残してハサミで切り、果実を傷つけないようにしましょう。
桃
桃は購入時の熟度を確認し、硬い場合は常温で追熟させます。
食べ頃になったら短期間だけ冷蔵庫で冷やし、できるだけ早く食べるのがおすすめです。
キウイ
硬いキウイは常温で追熟させます。食べ頃になったら冷蔵庫へ移し、熟しすぎないうちに食べましょう。
保存で注意したいエチレンガス
果物の保存で見落としやすいのがエチレンです。
エチレンは植物ホルモンの一種で、果実の成熟や老化に関係します。
りんごはエチレンの発生量が多く、キウイや柿など、エチレンの影響を受けやすい果物と一緒に保存すると熟成が早まる場合があります。
ただし、追熟を促したい硬いキウイなどでは、りんごと一緒に袋へ入れる方法が役立つこともあります。
保存する目的が「鮮度を保つこと」なのか「追熟させること」なのかによって、保存方法を使い分けるのがポイントです。
農研機構の貯蔵条件データは、果物ごとに適した温度や湿度、貯蔵限界の目安を確認する際にも役立ちます。ただし、品種や栽培時期、家庭での保存環境によって実際の日持ちは変わります。
【旬の果物に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:一年で最も果物の種類が豊富な季節はいつですか?
A1:一般的には夏から秋にかけてです。夏は桃、さくらんぼ、メロン、スイカ、ぶどうなどが出回り、秋にはりんご、柿、梨、ぶどうなどが充実します。ただし、冬から春にはいちごや柑橘類も豊富です。
Q2:11月に旬を迎える果物は何ですか?
A2:11月は、ふじりんご、富有柿、早生みかん、キウイフルーツなどがおすすめです。また、ハウス栽培のいちごも出荷が始まります。産地ごとの初出荷情報を確認すると、より新鮮な果物を選びやすくなります。
Q3:りんごの旬は何月ですか?
A3:青森県などの主産地では、早生種は8月下旬〜9月、中生種は10月、晩生種のふじは11月ごろに収穫されます。収穫後に貯蔵されるため、冬から春にかけても店頭で購入できます。
Q4:みかんの旬はいつからいつまでですか?
A4:温州みかんは一般的に秋から冬が中心です。和歌山県では極早生が9月中旬〜10月下旬、早生が11月上旬〜下旬、普通温州が12月上旬〜翌年3月上旬に出荷されます。ハウスみかんは春から秋にも出荷されます。
Q5:柿の旬は何月ですか?
A5:柿は9月ごろから出荷が始まり、11月〜12月に富有柿などの甘柿が旬を迎えます。品種によっては翌年2月まで冷蔵保存した柿が流通します。
Q6:いちごは春と冬のどちらが旬ですか?
A6:栽培方法によって異なります。露地栽培は春から初夏が中心ですが、ハウス栽培では冬から翌春まで出荷されます。冬にスーパーでいちごが多く販売されているのは、施設栽培による出荷が大きな理由です。
Q7:果物の旬は毎年変わりますか?
A7:変わります。気温、日照、降雨、台風などの天候に加え、地域や品種、栽培方法によって収穫時期が前後します。購入時には、その年の産地の生育情報やJAの出荷案内を確認するのがおすすめです。
Q8:果物を長持ちさせる一番の方法は何ですか?
A8:すべての果物に共通する保存方法はありません。りんごやぶどう、いちごなどは冷蔵保存が基本ですが、硬いキウイや桃は追熟が必要な場合があります。果物ごとの適温や乾燥対策、エチレンへの注意が大切です。
まとめ:2026年も旬の果物は産地・品種・食べ頃で選ぶ
旬の果物は、季節ごとに違ったおいしさを楽しめる日本の食文化の一つです。
春はいちごやびわ、夏はさくらんぼや桃、秋はぶどうや柿、冬はみかんやりんごなど、年間を通して多彩な果物が楽しめます。
2026年11月現在は、青森県のふじりんご、鳥取県や奈良県の富有柿、和歌山県の早生みかん、国内産キウイなどが注目の時期です。
果物を選ぶときは、単純に店頭価格や見た目だけで判断するのではなく、次の3点を意識するとよいでしょう。
1. 産地と品種を確認する: 同じ果物でも、地域や品種によって旬が違う。
2. 果実の熟度を確認する: 重さ、果皮の張り、色づき、香りなどから食べ頃を見極める。
3. 適切に保存する: 温度、湿度、エチレンへの配慮によって鮮度を保つ。
特に覚えておきたいのは、旬の果物カレンダーは絶対的な日付表ではないということです。天候や産地の状況によって出荷時期は毎年変化します。
農林水産省の統計や各産地の最新情報を参考にしながら、その時期に最もおいしい果物を選ぶことが、季節の味覚を楽しむ近道です。