「juicy juicy juicy」というフレーズをTikTokやYouTube Shortsで耳にして、元ネタの曲名やアーティストが気になった人も多いのではないだろうか。実は、この音源の正体は、ロシアのラッパーとして紹介されているLIL SIPとLIL SHEEPによる楽曲「Puicy Juicy」。2022年にTikTokで拡散し、「Busu Busu Busu Dance」「Dabadabadaba」などの呼び名でも知られるようになった楽曲だ。
加えて、同じ2022年にはSnow Manの「JUICY」も話題となり、Doja Catにも2019年発表の「Juicy」が存在する。曲名や発音が似ているため、検索結果やショート動画で混同されやすい。2026年現在、元ネタ、2022年9月9日の配信情報、歌詞の意味、ダンスの振り付け、同名曲との違いを時系列で整理すると、探している音源を正しく特定できる。
【元ネタを特定】juicy juicy juicyの正体はLIL SIP&LIL SHEEPの「Puicy Juicy」

「juicy juicy juicy」の元ネタとして知られているのは、LIL SIPとLIL SHEEPによるヒップホップ楽曲「Puicy Juicy」だ。
Apple Musicの公式カタログにも、両アーティストの共作シングルとして登録されている。作品の正式な表記は「Puicy Juicy」であり、「Juicy Juicy Juicy」や「Busu Busu Busu」はTikTok上で広まった呼び方にあたる。
この曲が特徴的なのは、何度も繰り返される印象的なフレーズだ。
「puicy puicy puicy」「dabadabadaba」「juicy juicy juicy」という独特の音の並びが、短い動画のBGMとして強い印象を残した。
Know Your Memeの2022年の記録でも、この楽曲はLIL SIPとLIL SHEEPによる作品として紹介されている。同資料では「Busu Busu Busu」「Dabadabadaba」「Pussy Pussy Pussy」なども関連する呼称として挙げられている。
つまり、検索時に表記が異なっていても、同じ楽曲を指しているケースが多い。
LIL SIPとLIL SHEEPとは?
LIL SIPとLIL SHEEPは、「Puicy Juicy」のアーティストとしてクレジットされている2組の名義だ。
Apple Musicでは両者の共同作品として掲載され、ジャンルはHip-Hop/Rapに分類されている。
一方、日本語圏では楽曲の知名度に対してアーティスト名が十分に知られていないため、曲名よりもサビの聞こえ方やダンス名で検索される傾向がある。
ここが、元ネタを探す際に混乱が生まれる理由の一つだ。
正式な曲名は「Puicy Juicy」
重要なのは、正式なタイトルのスペルが「Puicy Juicy」である点。
一般的な英単語の「Juicy」と完全に同じ表記ではない。
そのため、検索エンジンで「Juicy」だけを入力すると、Doja CatやSnow Manなどの別作品が検索結果に混ざることがある。
「Puicy Juicy LIL SIP LIL SHEEP」とアーティスト名まで入力すれば、目的の楽曲を見つけやすくなる。
【配信日と拡散の歴史】2021年の予告から2022年のTikTokブームへ
「Puicy Juicy」の面白さは、正式な配信とSNSでの拡散の順番にある。
楽曲がTikTokで広く知られるようになったのは、正式な配信日よりも前だった。
Know Your Memeの記録によると、最初期の音源は2021年11月12日にLIL SIPのYouTube投稿で確認されている。その後、2022年3月にTikTokで拡散が始まり、同年を通じてダンス動画が広がった。
「Puicy Juicy」の重要な出来事
| 時期 | 出来事 | 内容 |
|---|---|---|
| 2021年11月12日 | 初期の音源公開 | LIL SIPのYouTube投稿で楽曲の一部が登場 |
| 2022年3月8日 | TikTokで拡散 | @aypiksが3Dキャラクターのダンス動画を投稿 |
| 2022年4月24日 | ダンス動画が拡大 | @homm9kによる動画が大きな再生数を記録 |
| 2022年6月6日 | 海外インフルエンサーも参加 | Bella Poarchがダンス動画を投稿 |
| 2022年9月8日 | 配信開始の記録 | Know Your Memeではフル音源の配信日をこの日と記載 |
| 2022年9月9日 | 公式カタログ掲載日 | Apple Musicではシングルの配信日をこの日と掲載 |
ここで注意したいのが、配信日の1日差だ。
Apple Musicの作品情報は2022年9月9日を示している一方、Know Your Memeの記録では9月8日となっている。配信地域や記録上の日付の違いが考えられるが、両者の情報は区別して理解したい。
日本で配信日を調べる際には、Apple Musicのカタログに記載された2022年9月9日が確認しやすい基準になる。
TikTokでの再生数も大きな話題に
Know Your Memeがまとめた2022年当時の記録には、拡散規模を示す数字も残されている。
- 2022年3月8日の@aypiksの動画は、約7か月で1,750万回以上再生。
- 2022年4月24日の@homm9kのダンス動画は、約6か月で4,700万回以上再生。
- 2022年6月6日のBella Poarchの動画は、約4か月で3,300万回以上再生。
- 関連する複数の音源を合わせ、約7か月で160万本以上の動画が投稿されたと記録されている。
これらは2022年当時の集計であり、2026年現在の累計数ではない。それでも、単なる一時的な音源の話題にとどまらず、世界規模のダンスミームに発展したことが分かる。
【TikTokでバズった理由】Busu Busu Busu Danceの振り付けを解説
「Puicy Juicy」が世界中のTikTokユーザーに広まった理由は、音源と振り付けの相性にある。
特に印象的なのが、言葉の繰り返しに合わせて手の動きを変えるシンプルなダンスだ。
Know Your Memeの記録では、2022年の代表的なダンス動画について、次のような動きが紹介されている。
1.「Puicy Puicy Puicy」に合わせて手を動かす
最初の特徴は、「puicy」という音が繰り返されるタイミングに合わせて、両手を握るような動きをすること。
音の反復と手の動きが一致するため、初めて見る人でもリズムをつかみやすい。
2.「Dabadabadaba」でシャカサイン
続いて登場する「dabadabadaba」の部分では、親指と小指を立てるシャカサインを使う動きが特徴的だ。
前半の動作と後半の動作が明確に分かれているため、短い動画でも振り付けの流れを理解しやすい。
3.「Juicy Juicy Juicy」でリズムを楽しむ
サビの後半では、特徴的な音の反復に合わせて動きを続ける。
細かいステップや高度な技術よりも、音に合わせたジェスチャーと表情で楽しめることが、このダンスの魅力だ。
なお、これらはTikTok上で広まった代表的な振り付けの特徴であり、アーティストが公式に発表した固定の振り付けとして確認されているものではない。
なぜ言葉が分からなくてもバズったのか?
この現象には、ショート動画ならではの特徴が表れている。
第一に、音の反復性。
「puicy」「juicy」「dabadabadaba」というフレーズは、一度聴くと耳に残りやすい。複雑な歌詞を理解しなくても、音の繰り返しだけでリズムを楽しめる。
第二に、振り付けの再現性。
両手を使ったジェスチャーが中心なので、ダンス経験のない人でも参加しやすい。難しいステップを覚える必要がないことは、動画投稿のハードルを下げる。
第三に、映像の自由度。
この音源は人間のダンスだけでなく、3Dキャラクターやアニメーションにも使用された。初期の拡散動画にも3Dキャラクターのダンスが登場している。
こうした音源と映像の組み合わせが、国や言語を越えて動画を模倣する流れを生み出した。
【歌詞の意味を検証】Puicy JuicyとDabadabadabaは何を表している?
「Puicy Juicy」の歌詞については、英語のように聞こえる部分と、独特の音の並びが混在しているため、意味を知りたいという検索も多い。
特に気になるのが次の3つだ。
- Puicy Puicy Puicy
- Dabadabadaba
- Juicy Juicy Juicy
「Juicy」は英語でどんな意味?
英語の「juicy」は、基本的には果汁が多い、みずみずしい、汁気のあるといった意味を持つ形容詞だ。
文脈によっては、魅力的な、刺激的な、興味深いといった比喩的な使われ方もある。
ただし、今回の楽曲では「juicy」という言葉だけを切り取って、歌詞全体の意味を決めることはできない。
「Puicy」は「Pussy」と同じなのか?
ここは特に誤解が生じやすい部分だ。
「Puicy Juicy」の正式タイトルは、Apple Musicの登録上も「Puicy Juicy」となっている。
一方、TikTok文化の中では「Pussy Pussy Pussy」という聞き取り方や呼称も広まった。
ただし、正式タイトルの「Puicy」をそのまま「Pussy」と翻訳するのは正確ではない。スペルが異なり、タイトルと聞き取り上の表現を区別する必要がある。
「Dabadabadaba」は日本語に翻訳できる?
「Dabadabadaba」は、楽曲のリズムを特徴づける音の並びとして認識されている。
一般的な英単語のように、そのまま日本語の文章へ置き換えられる表現ではない。
歌詞の細部についても、信頼できる公式の日本語訳や作者による詳細な解説は確認できない。
そのため、楽曲の意味を理解するうえでは、単語を無理に直訳するよりも、反復される音やリズムを楽しむタイプの楽曲として捉えるのが自然だ。
「Puicy Juicy」の魅力は、歌詞の物語性だけではなく、言葉の響きそのものにある。
この特徴が、歌詞の意味を知らない海外の視聴者にも広がった理由の一つだ。
【同名曲との違い】Snow ManのJUICY・Doja CatのJuicyを比較
「juicy」という単語を含む有名曲は、「Puicy Juicy」だけではない。
特に混同されやすいのが、Snow Manの「JUICY」とDoja Catの「Juicy」だ。
3作品はタイトルや音の響きに共通点があるものの、アーティストも制作背景も異なる。
Snow Man「JUICY」は岩本照が振り付けを担当
Snow Manの「JUICY」は、2022年9月21日発売の2ndアルバム「Snow Labo. S2」に収録されたリード曲。
2022年8月4日には、Snow Manの公式YouTubeチャンネルでミュージックビデオが公開された。
この曲の大きな特徴は、メンバーの岩本照が振り付けを担当したこと。
サビの「バランすのダンス」は、体幹を使ったバランス感覚が求められるパフォーマンスとして紹介された。
また、TikTok公式ニュースルームは2022年8月19日からSnow Manの「JUICY」を使用した「#JUICY」チャレンジを開催すると発表している。
楽曲を使用した脚のダンスだけでなく、料理やASMRの投稿も募集する企画だった。
つまり、Snow Manの「JUICY」にもTikTokとの明確な接点がある。しかし、これはLIL SIPとLIL SHEEPの「Puicy Juicy」とは別の企画・別の楽曲だ。
Doja Cat「Juicy」は2019年の作品
もう一つの同名曲が、アメリカのラッパー兼シンガー、Doja Catの「Juicy」だ。
この楽曲は2019年3月に発表されたアルバム「Amala」のデラックス版に収録されている。
さらに2019年8月15日には、ラッパーのTygaを迎えた新バージョンがシングルとしてリリースされた。
Sony Music Canadaの公式プレスリリースでも、このリミックスとミュージックビデオの公開が発表されている。
Doja Catの「Juicy」は、フルーティーな映像表現と、自身の身体的な魅力や自信を表現した歌詞が特徴的な作品だ。
「Puicy Juicy」とは音楽的な方向性も異なる。
3曲の違いを一覧で確認
| 比較項目 | Puicy Juicy | Snow Man JUICY | Doja Cat Juicy |
|---|---|---|---|
| アーティスト | LIL SIP・LIL SHEEP | Snow Man | Doja Cat |
| 発表年 | 2022年 | 2022年 | 2019年 |
| 曲名表記 | Puicy Juicy | JUICY | Juicy |
| 特徴 | 音の反復とTikTokダンス | ハウス系トラックとR&B的メロディ | ヒップホップ・R&B |
| 振り付け | TikTokでダンスが拡散 | 岩本照が担当 | ミュージックビデオでのパフォーマンス |
| 関連する話題 | Busu Busu Busu Dance | バランすのダンス | Tygaとのリミックス |
この比較から分かるように、タイトルに「Juicy」が含まれていても、3作品はそれぞれ独立した音楽作品だ。
特にSnow Manの「JUICY」は同じ2022年に発表されているため、検索時に混ざりやすい。
【JUICY音源の見分け方】TikTokで本物のPuicy Juicyを探す方法
TikTokで「juicy juicy juicy」と検索すると、同じフレーズを含む複数の音源が見つかる場合がある。
そこで、目的の音源を間違えないための確認ポイントを紹介する。
1.アーティスト名を確認する
最も確実な判断材料は、音源ページに表示されるアーティスト名だ。
探している音源であれば、次の情報が目印になる。
正しい音源の確認情報Puicy Juicy
LIL SIP & LIL SHEEP
ジャンル
Hip-Hop/Rap
配信日
2022年9月9日
レーベル表記
Студия СОЮЗ
Apple Musicの作品情報に基づく
2.曲名のスペルを確認する
「Juicy」ではなく「Puicy Juicy」と表示されているかを確認しよう。
Snow ManやDoja Catの楽曲は、アーティスト名まで確認すれば区別できる。
3.サビの音を聞き比べる
続いて、実際の音源を確認する。
探しているのは、次のようなフレーズが繰り返される音源だ。
- Puicy Puicy Puicy
- Dabadabadaba
- Juicy Juicy Juicy
Snow Manの「JUICY」は別のメロディとダンス構成を持つ。Doja Catの「Juicy」も英語のラップとボーカルを中心とした作品なので、聴き比べれば違いを把握しやすい。
4.「Original Sound」表記だけで判断しない
TikTokでは、投稿者が動画に音源を直接付けたり、既存音源を編集して投稿したりすることがある。
そのため「Original Sound」と表示されていても、それが必ずしも楽曲の正式な配信元を意味するわけではない。
速度変更や編集が施された音源も存在し得るため、正式なアーティスト名と原曲のサビを照合することが大切だ。
迷った場合は、Apple Musicなどの音楽配信サービスで「Puicy Juicy / LIL SIP & LIL SHEEP」と検索する方法が確実だ。
【プロの結論】Puicy Juicyが残したTikTok音源文化の特徴
「juicy juicy juicy」の元ネタを調べると、単に曲名を特定するだけでは見えてこないSNS文化の特徴が分かる。
「Puicy Juicy」は、楽曲の正式配信よりも先にSNS上で音源が注目され、そこからダンス動画やキャラクター動画を通じて認知が広がった作品だ。
特に重要なのは、楽曲そのものの人気と、TikTok上での音源の人気は必ずしも同じではないという点だ。
通常の音楽作品は、アーティスト名、アルバム、ミュージックビデオなどを通じて知られる。一方、ショート動画では、数秒間の印象的なフレーズや動きが先に認知されることがある。
今回のケースでは「Puicy Juicy」という正式タイトルより、「Busu Busu Busu Dance」や「Dabadabadaba」という呼び方のほうが記憶に残ったユーザーもいた。
また、Snow Manの「JUICY」も同時期にTikTok上で公式チャレンジを展開していたことから、同じ言葉を使った別作品がそれぞれ異なる経路で拡散する現象も見られた。
音源を探す際には、次の判断基準を覚えておくとよい。
- 曲名を知りたい人: Puicy Juicyという正式表記を確認する。
- ダンスを探したい人: Busu Busu Busu Dance、Dabadabadabaでも検索する。
- 歌詞を知りたい人: JuicyとPuicyの表記を区別し、音だけで意味を決めつけない。
- Snow Manの楽曲を探している人: 岩本照が振り付けを担当した「JUICY」を確認する。
- 海外ヒップホップを探している人: Doja Catの2019年の「Juicy」と区別する。
2026年に過去のTikTok音源を調べる場合も、この違いを理解しておけば、目的の楽曲にたどり着きやすくなる。
【juicy juicy juicyの元ネタ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:juicy juicy juicyの元ネタは何という曲ですか?
A1:LIL SIPとLIL SHEEPによる「Puicy Juicy」です。2022年にTikTokでダンス動画の音源として人気を集め、「Busu Busu Busu Dance」という呼び名でも知られています。
Q2:Puicy Juicyの配信日はいつですか?
A2:Apple Musicの作品情報では2022年9月9日です。なお、Know Your Memeの記録では9月8日とされており、資料によって1日の違いがあります。
Q3:Puicy Juicyの歌詞にはどんな意味がありますか?
A3:「puicy」「juicy」「dabadabadaba」などの音の反復が特徴です。英単語としてのjuicyには「みずみずしい」などの意味がありますが、楽曲全体を単純に直訳できるものではありません。
Q4:Busu Busu Busu DanceとPuicy Juicyは別の曲ですか?
A4:基本的には同じ楽曲に関連する呼び名です。「Busu Busu Busu Dance」はTikTokで広まったダンスミームの名称として使われています。
Q5:Snow ManのJUICYと同じ曲ですか?
A5:別の曲です。Snow Manの「JUICY」は2022年9月21日発売のアルバム「Snow Labo. S2」のリード曲で、振り付けは岩本照が担当しています。
Q6:Doja CatのJuicyとも関係がありますか?
A6:別作品です。Doja Catの「Juicy」は2019年に発表され、Tygaとのリミックスもリリースされています。LIL SIPとLIL SHEEPの「Puicy Juicy」とは別の楽曲です。
Q7:TikTokで本物のPuicy Juicyを見分ける方法は?
A7:音源名が「Puicy Juicy」、アーティスト名が「LIL SIP」「LIL SHEEP」となっているか確認してください。似た名前の音源や編集版との混同を避けやすくなります。
まとめ:juicy juicy juicyの正体はPuicy Juicy!同名曲との混同に注意
「juicy juicy juicy」の元ネタは、LIL SIPとLIL SHEEPによる2022年の楽曲「Puicy Juicy」だ。
2021年の初期公開を経て、2022年3月からTikTokで人気が拡大。手のジェスチャーを中心とした「Busu Busu Busu Dance」や「Dabadabadaba」の音源として、世界中のユーザーに広まった。
一方、同じ時期にSnow Manの「JUICY」もTikTokで公式チャレンジを展開し、Doja Catにも2019年発表の「Juicy」があるため、検索時には混同しないよう注意したい。
最後に覚えておきたいのは、正式な曲名は「Puicy Juicy」、アーティストはLIL SIPとLIL SHEEPということ。
この2つを押さえておけば、TikTokで耳にした懐かしい音源の正体を正しく見分けられる。