「いしや〜きいも〜」という懐かしい呼び声を聞いて、誰が作った歌なのか気になったことはないだろうか。実は「石焼き芋の歌」には、昔ながらの石焼き芋屋が流す販売用の呼び声と、お笑いコンビ・ヘンダーソンが披露して話題になった楽曲の2つの意味がある。加えて、藤田道具が販売する焼き芋用CDや、2025年に配信されたゆみねこの同名楽曲も存在する。
特に注目したいのが、2015年末から人気に火が付き、2016年に正式な音源としてリリースされたヘンダーソンの「石焼き芋のうた」だ。一方、街中で耳にする伝統的な呼び込みには、特定の作者を断定できない歴史がある。2026年現在の配信状況、歌詞の特徴、作詞・作曲者、移動販売の歴史まで整理し、それぞれの違いを明らかにする。
【まず結論】石焼き芋の歌はヘンダーソンの曲?それとも昔の呼び込み?

「石焼き芋の歌は誰が歌っているのか」という疑問に対する答えは、どの音源を指しているかによって変わる。
ヘンダーソンの楽曲を指しているなら、歌っているのは吉本興業所属のお笑いコンビ・ヘンダーソンの中村フーだ。相方の子安裕樹とともに披露したコントが人気を集め、2016年には「石焼き芋のうた」というタイトルで音源化された。
一方、街中を走る石焼き芋屋のスピーカーから流れてくる「いしや〜きいも〜」という声は、特定の歌手が歌う一つの作品ではない。販売員の呼び声や録音された販売用音源が、時代や地域によって異なる形で受け継がれてきたものだ。
混同しやすい4種類の石焼き芋の歌
検索結果で同じタイトルが表示されても、必ずしも同じ曲とは限らない。代表的なものは次の4種類だ。
- ヘンダーソン版:お笑いネタから生まれたラップ調の楽曲。
- 伝統的な呼び込み:石焼き芋屋が販売時に使う「いしや〜きいも〜」の売り声。
- 藤田道具版:販売員が使用するために制作された複数パターンのBGM・アナウンス音源。
- ゆみねこ版:2025年に独立した作品として配信された同名楽曲。
つまり、「石焼き芋の歌」という言葉だけで検索すると、芸人の楽曲、昔ながらの売り声、業務用BGM、個人アーティストの作品が一緒に表示されることがある。まずはタイトルだけで判断せず、歌手名と配信年を確認することが大切だ。
【ヘンダーソン版を解説】2015年のブレイクから2016年の正式リリースへ
ヘンダーソンの「石焼き芋のうた」が話題になったきっかけは、2015年末に放送された毎日放送のバラエティー番組『オールザッツ漫才2015』だった。
吉本興業の2016年2月6日付ニュース記事によると、同番組への出演をきっかけにネタがインターネットやSNSで急速に広がり、YouTubeの再生回数は約1か月で100万回を突破したという。
このネタの中心にあるのが、石焼き芋の販売員を演じる中村フーの歌声だ。誰もが聞いたことのある焼き芋の呼び込みを出発点に、恋愛を連想させる言葉を重ねていく。その意外性と、中村の伸びやかな歌唱が笑いにつながっている。
歌っているのは中村フー!子安裕樹とのコンビ芸が人気に
ヘンダーソンは、子安裕樹と中村フーによるお笑いコンビ。吉本興業の公式プロフィールでは、2008年8月1日結成とされている。
歌を担当するのは主に中村フー。相方の子安裕樹がツッコミを担当し、歌とコントの掛け合いによってネタを成立させている。
中村は歌を特技としており、吉本興業の2016年2月のニュース記事でも、歌声のうまさが話題になったことが紹介されている。子安は、石焼き芋の販売員という設定を支える役割を担っていた。
正式な楽曲タイトルと2016年のリリース日
正式なシングルタイトルは「石焼き芋のうた」。2016年9月28日にダウンロード配信が開始された。
吉本関連の音楽情報サイト「Laugh&Peace Music」では、同シングルの収録曲として「石焼き芋のうた」が掲載されている。また、株式会社STARBASEが2016年9月29日に発表したプレスリリースでも、iTunes Storeでの配信開始が告知された。
ここで注意したいのが、2016年1月7日という日付だ。これはヘンダーソンの公式YouTubeチャンネルに掲載された動画の公開日として確認できる。シングルのダウンロード配信日である9月28日とは別の日付だ。
したがって、動画公開と音源リリースを混同しないことが重要になる。
ヘンダーソン版の歌詞はどんな内容?
歌詞の特徴は、石焼き芋の呼び込みを恋愛ソングのように展開させているところにある。
最初はおなじみの焼き芋のフレーズから始まり、やがて出会いや恋心、相手を思う気持ちを連想させる表現へと変化していく。焼き芋を温めるという日常的な行為と、恋愛によって心が温まるというイメージを重ねた構成だ。
株式会社STARBASEの配信告知では、移動販売車で流れる曲にロマンチックな歌詞を乗せたラップ調の楽曲として紹介されている。
単なる販売用の呼び込みを、そのまま再現したものではない。誰もが知っている音のイメージを利用し、恋愛表現とラップの要素を組み合わせたことが、このネタの面白さにつながっている。
なお、歌詞全文の転載ではなく、歌詞検索サービスなどで公開されている正式な歌詞情報を参照するのがよい。
ヘンダーソンの作詞・作曲者は誰?
作詞・作曲のクレジットについては、掲載媒体によって情報に違いがある。
歌詞検索サービスのUtaTenでは、作詞・作曲ともにヘンダーソンと掲載されている。一方、カラオケサービスJOYSOUNDの「石焼き芋のうた《レコおと》」の楽曲情報では、作詞がヘンダーソン、作曲がMarchinと中村スウィートと記載されている。
吉本関連の公式音楽ページでは、配信日やアーティスト、曲名は確認できるものの、作曲者の詳細なクレジットまでは掲載されていない。
そのため、作詞者についてはヘンダーソン名義の情報が確認できる一方、作曲者については各サービスの登録情報に差がある。ヘンダーソンの2人だけが作曲したと断定するより、公開されている楽曲情報を区別して見るのが正確だ。
【作者不明の謎】昔ながらの「いしや〜きいも〜」は誰が作った?
ヘンダーソン版とは別に、多くの人が気になっているのが、昔ながらの「いしや〜きいも〜」という呼び声の作者だ。
実は、こちらはヘンダーソンのように一つの作品として制作・発表された曲とは性質が異なる。長い時間をかけて販売員が歌い継ぎ、録音音源へと変化してきた呼び込み文化である。
2021年5月28日公開のデイリーポータルZの記事「石焼きいもの歌は誰が歌い始めたのか」では、JASRACへの問い合わせや国立国会図書館での資料調査、藤田道具への取材などを通じて、その起源を調べている。
最初に歌い始めた人物は特定されていない
同記事の調査では、昔ながらの石焼き芋の歌を最初に歌い始めた人物は判明しなかった。
興味深いのは、1960年代後半になると「いしや〜きいも〜」の録音テープが流通し始めたという点だ。それ以前は、地域ごとに異なる歌い方やメロディーが存在していたとされる。
録音されたテープが広まることで、地域ごとの違いが少しずつ整理され、現在多くの人が思い浮かべる呼び声のイメージが形成されていったと考えられている。
つまり、作者不明というのは、単に資料が見つからない一曲という話ではない。そもそも複数の販売員や地域によって変化してきた音であり、最初の歌い手や作曲者を一人に絞ることが難しいのだ。
藤田道具の藤田さんは作詞家の一人
この謎を考えるうえで重要なのが、浅草・かっぱ橋道具街にある藤田道具の存在だ。
デイリーポータルZの取材記事では、同店の店主・藤田さんが、焼き芋販売用CDの作詞家の一人として紹介されている。一方、取材時には作曲者本人への面会は実現せず、収録された声優の名前も明らかにならなかった。
この事実から分かるのは、昔ながらの呼び声の作者が不明であっても、後年に制作された販売用音源には個別の制作者が存在するということだ。
伝統的な呼び声の起源と、現代の販売用CDの制作クレジットは、分けて考える必要がある。
【石焼き芋屋の歴史】リヤカーから始まった呼び声の文化
石焼き芋の歌の由来を知るには、石焼き芋屋そのものの歴史を振り返る必要がある。
農畜産業振興機構の「野菜情報」2022年10月号に掲載された、いも類振興会理事長・矢野哲男氏による解説では、焼き芋の歴史と移動販売の発展が整理されている。
焼き芋自体は石焼き芋の移動販売よりも古く、1719年(享保4年)の朝鮮通信使の記録には、京都郊外の道端で焼き芋を販売する情景が記されているという。
1950〜1951年ごろ、三野輪万蔵が石焼き芋の引き売りを考案
現在につながる石焼き芋の移動販売が広まったのは、戦後のことだ。
農畜産業振興機構の解説によると、東京都墨田区向島の三野輪万蔵が石焼き芋を考案し、リヤカーを使った引き売りを始めた。時期はサツマイモの統制が解除された1950年ごろから1951年ごろに位置づけられる。
三野輪は、鉄製の箱に小石を入れて芋を焼く装置をリヤカーに載せ、町中を移動しながら販売する方法を広めた人物として知られる。
従来の焼き芋専門店は、客が店に買いに来るのを待つ形が中心だった。それに対して、石焼き芋の引き売りは、客がいる場所へ販売員が出向く仕組みだった。住宅街や人通りの多い場所で販売できるため、冬の商売として定着していった。
呼び込みは鈴から蒸気音、そして歌声へ
初期の石焼き芋屋が、現在のような録音音源を流していたわけではない。
国立国会図書館のレファレンス協同データベースに登録された仙台市民図書館の調査事例では、『焼きいも事典』の記述をもとに、引き売りの合図が変化した経緯が紹介されている。
最初は振鈴を鳴らしていたものの、東京ではゴミ収集車と間違われる問題があったため、蒸気による連続音へ変更された。その後、音がうるさいという苦情もあり、販売員が「いーしやーきいも」と声を出す方法が広まったとされる。
さらにハンドマイクによる呼び込みや、録音テープによる販売へと変化していった。1960年代後半にはカセットテープが出回り、販売員が毎回自分で歌わなくても、同じ音を流せるようになった。
地域によって売り声が違う理由
石焼き芋の呼び込みは、全国で完全に統一されていたわけではない。
仙台市民図書館の調査事例によると、仙台では蒸気音の「ピー」を合図にする販売方法が特徴的で、関東では「石焼き芋」という声を流す方式が一般的だったとする新聞記事が紹介されている。
関西や中国地方では、蒸気音と声を併用する地域もあったという。
こうした違いは、石焼き芋の呼び声が全国共通の一曲として作られたのではなく、販売方法や地域の生活習慣に合わせて発展してきたことを示している。
【曲の違いを比較】藤田道具のCD・ゆみねこの2025年版とは?
石焼き芋の歌には、ヘンダーソン版以外にも、実際の販売現場で使われる音源や、独立したアーティストによる作品が存在する。
特に藤田道具のCDと、2025年に配信されたゆみねこの楽曲は、同じ「石焼き芋の歌」という言葉で検索されやすい作品だ。しかし、制作目的や音楽的な方向性は異なる。
代表的な4種類の音源を比較
| 種類 | 歌手・制作者 | 特徴 | 時期・配信情報 |
|---|---|---|---|
| 伝統的な呼び声 | 石焼き芋の販売員など | 「いしや〜きいも〜」という販売の呼び込み。地域差がある | 1950年代以降に普及。1960年代後半には録音テープも流通 |
| ヘンダーソン版 | ヘンダーソン、中村フーが主に歌唱 | 恋愛を連想させる歌詞とラップ調の展開を組み合わせたお笑い発の楽曲 | 2016年9月28日ダウンロード配信開始。2017年7月4日から聴き放題配信開始 |
| 藤田道具版 | 藤田道具、プロの声優など | 男性・女性・子ども・エコーなど13種類の販売用音源 | CDとして販売。公式商品ページ掲載価格2,000円(税込) |
| ゆみねこ版 | ゆみねこ | 全国の石焼き芋屋の音源を聴いたことをきっかけに制作した独立作品 | 2025年4月3日配信開始 |
藤田道具の石焼き芋の歌CDは13バージョン
藤田道具が販売している商品は、一般的な歌手のシングルCDとは異なり、焼き芋販売の現場で使うための業務用BGMだ。
公式商品ページによると、スタジオでプロの声優を起用して収録したオリジナルCDで、全13バージョンを収録している。
主なバリエーションは次のとおり。
- 男性バージョン
- 男性エコーバージョン
- 女性バージョン
- 女性エコーバージョン
- 男女混合バージョン
- 男女混合エコーバージョン
- 子どもバージョン
- 子どもエコーバージョン
- 男女子ども混合バージョン
- 女性の焼き芋バージョン
公式ページでは価格2,000円(税込)と案内されている。音源は1分30秒から2分程度で、販売現場に合わせてリピート再生する使い方も想定されている。
また、同商品は藤田道具が著作権を所有すると説明されており、無断での転売は禁止されている。
このCDは、昔ながらの呼び込みを現代の販売環境に合わせて商品化した例だ。ヘンダーソンのようなエンターテインメント作品とは、そもそもの目的が違う。
ゆみねこの石焼き芋の歌は2025年4月3日に配信
もう一つ注目したいのが、北海道で活動するアーティスト・ゆみねこの「石焼き芋の歌」だ。
TuneCore Japanの音楽情報メディア「THE MAGAZINE」は、2025年4月3日に同楽曲の配信開始を紹介している。
同記事によれば、ゆみねこは全国の石焼き芋屋の音源を聴いたことをきっかけに、自分でも石焼き芋の歌を作りたくなったという。
ジャンルはJ-Pop/フォーク。ヘンダーソンのように芸人のコントから生まれた楽曲ではなく、石焼き芋の呼び声そのものから着想を得た個人アーティストの作品である。
Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、YouTube Music、Amazon Music Unlimitedなどで配信されていると案内されている。
同じタイトルでも、2016年のヘンダーソン版と2025年のゆみねこ版は別の楽曲だ。検索時にはアーティスト名を一緒に入力すると目的の音源を見つけやすい。
【2026年最新】石焼き芋の歌は現在も配信されている?聴く方法を解説
2026年現在、石焼き芋の歌は過去の懐かしい音源だけではない。ヘンダーソン版、ゆみねこ版ともに、音楽配信に関する公式・配信事業者の情報を確認できる。
ヘンダーソン版はApple Musicなどの配信情報が掲載
吉本関連の音楽情報サイト「Laugh&Peace Music」では、ヘンダーソンの「石焼き芋のうた」が現在も作品情報として掲載されている。
同ページによると、2016年9月28日にダウンロード配信が始まり、2017年7月4日には聴き放題サービスでの配信も開始された。
掲載されているサービスには、Apple Music、Amazon Prime Music、AWA、KKBOX、TOWER RECORDS MUSIC、dヒッツ、LINE MUSICなどがある。
Apple Musicにも同名シングルが登録されている。JOYSOUNDでは「石焼き芋のうた《レコおと》」としてカラオケ配信情報も確認できる。
ただし、音楽配信サービスは国・地域や契約、カタログ更新によって利用できる楽曲が変わる場合がある。実際に聴く際は、各サービスで最新の配信状態を確認したい。
検索するときは正式タイトルを使う
目的の音源を探すなら、次のように検索すると区別しやすい。
- ヘンダーソン版:「ヘンダーソン 石焼き芋のうた」
- 昔ながらの呼び声:「石焼き芋 呼び込み 音源」
- 藤田道具版:「藤田道具 焼き芋販売用BGM」
- ゆみねこ版:「ゆみねこ 石焼き芋の歌 2025」
特にヘンダーソン版は、正式なシングルタイトルが「石焼き芋のうた」となっている。「石焼き芋の歌」だけで検索するよりも、アーティスト名を加えたほうが検索結果の混同を避けられる。
用途によって選ぶべき音源は違う
純粋に音楽として楽しみたいなら、ヘンダーソン版やゆみねこ版が候補になる。
実際に石焼き芋を販売する人であれば、男性・女性・子どもなど複数の声を選べる藤田道具のCDが用途に合っている。
昔の街の雰囲気を楽しみたいなら、録音された呼び込みや地域独自の売り声を聴き比べるのも面白い。
重要なのは、どの音源が本物かという単純な優劣ではない。それぞれが異なる目的で生まれた音であることを理解すると、石焼き芋の歌の魅力がより分かりやすくなる。
【よくある誤解を検証】石焼き芋の歌について知っておきたいこと
同じ名前で複数の音源が流通しているため、石焼き芋の歌にはいくつかの誤解が生まれやすい。
ヘンダーソンが昔からある石焼き芋の歌を作ったわけではない
ヘンダーソンの楽曲は、昔ながらの石焼き芋の呼び込みを題材にした独立したエンターテインメント作品だ。伝統的な売り声の起源を作った人物ではない。
既存の呼び込みをベースに新しい歌詞と音楽表現を加えた点が特徴である。
石焼き芋の歌は一つのメロディーに統一されていない
昔ながらの呼び声は、地域や時代によって歌い方や合図が違っていた。録音テープの普及によって似た形式が広がったものの、全国のすべての販売員が同一の音源を使っていたわけではない。
作者不明と著作権者不明は同じではない
伝統的な呼び声の最初の作者が分からないことと、後年に制作されたCDの著作権者が分からないことは別問題だ。
藤田道具のCDには同店が著作権を所有すると明記されている。ゆみねこの作品やヘンダーソンのシングルにも、それぞれ個別の作品としての配信情報が存在する。
したがって、すべての石焼き芋の歌が作者不明という説明は正確ではない。
【石焼き芋の歌に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:石焼き芋の歌を歌っているのは誰ですか?
A1:ヘンダーソン版なら、主に歌っているのは中村フーです。昔ながらの呼び込みの場合は、販売員本人や録音された音源の歌い手によって異なります。
Q2:ヘンダーソンの石焼き芋の歌はいつ発売されましたか?
A2:正式なシングル「石焼き芋のうた」は2016年9月28日にダウンロード配信が開始されました。公式YouTube動画の公開日は2016年1月7日です。
Q3:石焼き芋の歌の作詞・作曲者は誰ですか?
A3:ヘンダーソン版は、歌詞情報では作詞者がヘンダーソンとされています。JOYSOUNDの楽曲情報では作曲者としてMarchinと中村スウィートが掲載されています。伝統的な呼び声については、最初の作者は特定されていません。
Q4:昔ながらの「いしや〜きいも〜」は誰が作ったのですか?
A4:最初に歌い始めた人物や原曲の作曲者は分かっていません。1950〜1960年代の移動販売とともに広まった、複数の売り声が背景にあります。
Q5:石焼き芋の歌のCDは藤田道具で購入できますか?
A5:藤田道具の公式商品ページでは、13バージョンを収録した焼き芋販売用BGMが掲載されています。表示価格は2,000円(税込)です。購入時には在庫や販売条件を確認してください。
Q6:ゆみねこの石焼き芋の歌はいつ配信されましたか?
A6:2025年4月3日です。TuneCore JapanのTHE MAGAZINEによると、Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、YouTube Music、Amazon Music Unlimitedなどで配信されています。
Q7:2026年現在、ヘンダーソン版はサブスクで聴けますか?
A7:吉本関連の音楽情報サイトにはApple Musicなどの聴き放題サービスでの配信情報が掲載されています。利用する地域やサービスによって提供状況が異なる場合があるため、各サービスの最新カタログを確認してください。
Q8:石焼き芋の移動販売はいつ始まったのですか?
A8:現在につながる石焼き芋のリヤカーによる引き売りは、戦後の1950〜1951年ごろ、東京都墨田区向島の三野輪万蔵によって始められたとされています。
まとめ:石焼き芋の歌は一つではない!歴史と音源の違いを知ろう
「石焼き芋の歌」という言葉には、ヘンダーソンの楽曲、昔ながらの販売用の呼び声、藤田道具の業務用CD、ゆみねこの2025年の作品など、複数の意味がある。
ヘンダーソン版は2015年末の『オールザッツ漫才2015』をきっかけに人気を集め、2016年9月28日に「石焼き芋のうた」として正式配信された。中村フーの歌声と、子安裕樹とのコントの掛け合いが印象的な作品だ。
一方、街中に響く「いしや〜きいも〜」という呼び声は、1950年代のリヤカーによる移動販売から広がり、鈴や蒸気音、ハンドマイク、録音テープへと形を変えてきた。最初の歌い手が分からないのは、複数の人々によって歌い継がれてきた文化的な背景があるためだ。
加えて、藤田道具の13種類の販売用CDや、2025年に登場したゆみねこの作品も、石焼き芋の歌が現在まで新しい形で作られ続けていることを示している。
【プロの結論】
石焼き芋の歌を理解するうえで最も大切なのは、「伝統的な呼び声」と「個別に制作された楽曲」を区別することだ。
伝統的な呼び声には一人の作者を決められない歴史があり、ヘンダーソンやゆみねこの作品には、それぞれのアーティストによる創作がある。藤田道具のCDは、さらに実際の販売現場という明確な用途を持つ。
かつては街を歩く販売員の声が焼き芋の到来を知らせていた。現在はスーパーや専門店でも焼き芋を買えるようになり、販売方法そのものが変化している。それでも、あの独特の呼び声が人々の記憶に残り、芸人のネタや新しい音楽作品へと姿を変えている。
2016年のヘンダーソン版から2025年のゆみねこ版まで、同じ焼き芋の音を出発点に異なる作品が生まれている。2026年も「石焼き芋の歌」は、懐かしい冬の風物詩であると同時に、新しい音楽表現の題材であり続けている。
主な参照資料・事実確認
- 吉本関連音楽サイト「Laugh&Peace Music」:2016年の配信日、2017年のサブスク配信情報。
- 吉本興業の2016年ニュース、株式会社STARBASEのプレスリリース:ネタの流行と正式音源化の経緯。
- 農畜産業振興機構「最近の焼きいもの動向」:焼き芋の歴史と三野輪万蔵による移動販売の普及。
- デイリーポータルZ「石焼きいもの歌は誰が歌い始めたのか」:伝統的な呼び声の作者調査、藤田道具への取材。
- 国立国会図書館レファレンス協同データベース:地域別の売り声と変遷。
- 藤田道具公式商品ページ、TuneCore Japan「THE MAGAZINE」:販売用CDの仕様とゆみねこの2025年配信情報。
- JOYSOUND:ヘンダーソン版の作詞・作曲クレジット。