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いのちのことば社とは何の団体?新改訳2017から会計問題、献金再開まで2026年最新解説

穂積 美咲 穂積 美咲 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

いのちのことば社は、聖書やキリスト教関連書籍の出版、販売、新聞・雑誌の発行、映像・音楽などを通じてキリスト教の福音を伝える、日本の超教派伝道団体です。『聖書 新改訳2017』の出版や、キリスト教専門の公式通販サイト「WINGS」、新聞『クリスチャン新聞』、雑誌『百万人の福音』などを手がけており、キリスト教出版界で幅広い活動を続けています。

一方、2025年末には元職員による数千万円規模の不適切な会計処理が公表され、2026年には岩本信一社長の退任、峯島平康氏への社長交代、再発防止策の公表、献金のお願いの再開という大きな動きがありました。2026年11月現在の公式情報とキリスト教専門メディアの報道をもとに、団体の正体から出版事業、会計問題の経緯、信頼回復に向けた取り組みまで整理します。

【基本情報】いのちのことば社は何の団体?出版社としての正体と活動内容

いのちのことば社

いのちのことば社を理解するうえで最初に押さえたいのは、一般的な商業出版社とは異なる組織目的を持っていることです。

同団体は、書籍を販売する出版社としての機能を持ちながら、教会やキリスト教関係団体と協力して福音を伝える「文書伝道」を中心に活動しています。

1950年に宣教師によって創立された歴史

いのちのことば社は、1950年10月14日に東京・中野で創立されました。

その前身は、宣教師ケネス・マクビーティ夫妻らによる文書伝道活動です。1949年10月に夫妻が来日し、当初はTEAM(The Evangelical Alliance Mission)の日本における文書伝道部門として活動を始めました。

創立当初から、聖書やキリスト教関連書籍を出版するだけでなく、リヤカー付き自転車による図書販売など、書籍を人々に届けるための活動にも取り組んでいました。

現在の出版、通販、新聞、宣教活動につながる基本的な方向性は、この創立期から受け継がれています。

宗教法人としての正式な位置づけ

いのちのことば社の団体概要を見ると、組織の法的な位置づけにも特徴があります。

宗教法人としての名称は「いのちのことば宣教団」です。2018年1月に法人名称を変更しており、「いのちのことば社」は出版・宣教活動を担う名称として広く使用されています。

公式のミッションステートメントでは、キリストのからだである教会の一員として諸教会に仕える「超教派伝道団体」であることを掲げています。

超教派とは、特定の教派だけに限定せず、複数の教派や教会と協力する立場を意味します。そのため、特定の教会だけの出版部門ではなく、幅広いキリスト教関係者を対象とする活動を行っています。

本部所在地は東京都中野区中野2丁目1番5号です。なお、公式の団体概要では、本社ビルに一般向けの書店はないと案内されています。商品の購入には公式通販や各地のキリスト教書店を利用する形です。

いのちのことば社の主な事業

主な事業は出版だけにとどまりません。公式サイトでは、次のような活動が紹介されています。

  • 聖書・キリスト教書籍の出版
  • キリスト教用品や関連グッズの販売
  • 音楽・映像・メディア事業
  • 『クリスチャン新聞』などの新聞・雑誌発行
  • 福音を伝えるトラクトの配布
  • 福音点字情報センターによる点字出版
  • 教会や個人の信仰生活を支えるセミナー・教育関連事業
  • 移動販売車ゴスペルボックスによる全国巡回販売

つまり、いのちのことば社は「キリスト教の本を売る会社」という説明だけでは全体像を捉えきれません。出版を中心に、教会や個人の信仰生活を支援する複合的な伝道団体です。

【出版事業】新改訳2017・キリスト教書籍・WINGSの特徴を解説

いのちのことば社を代表する事業の一つが出版です。なかでも『聖書 新改訳2017』との関係は、同団体を知るうえで欠かせないポイントです。

『聖書 新改訳2017』はどのように関係している?

『聖書 新改訳2017』は、2017年秋に刊行された日本語訳聖書です。

新改訳聖書は、1960年代の福音主義に立つ諸教会・諸団体の協力を背景に翻訳作業が進められ、1970年に初版が刊行されました。その後、1978年に第2版、2003年に第3版が刊行され、2017年に初めての全面改訂が実施されました。

重要なのは、翻訳・刊行事業の主体は一般社団法人新日本聖書刊行会であり、いのちのことば社は出版社として出版を担っているという点です。

いのちのことば社が独自に聖書を翻訳したというわけではありません。新日本聖書刊行会との契約関係のもとで編集・出版を進めています。

公式の聖書紹介によると、新改訳2017では旧新約聖書のおよそ3万節のうち、約90%に用字用語を含む何らかの改訂が加えられています。

翻訳理念を引き継ぎながら、原典への忠実さや現代の日本語としての読みやすさなどを考慮して全面改訂されたものです。

2025年には新改訳聖書の刊行55周年を迎え、いのちのことば社と新日本聖書刊行会は、著作権をめぐる歴史認識を共有するための公式文書も公表しました。

2026年も続くキリスト教書籍の出版

いのちのことば社の出版部門では、聖書本体だけでなく、聖書研究、神学、信仰生活、祈り、宣教、牧会、教育、児童書、文学など幅広いジャンルを扱っています。

キリスト教の専門家や牧師向けの学術的な書籍から、初めて聖書に触れる人のための入門書まで、対象読者は多岐にわたります。

2025年から2026年にかけても、新改訳2017の大型版やスリム版、児童向けの新約聖書など、異なる読者層や利用場面に合わせた商品が展開されています。

例えば、公式商品情報には次のような新改訳2017のラインナップがあります。

  • 大型引照なし・注付:9,130円(税込)
  • 大型スタンダード:9,130円(税込)
  • 中型スタンダード:5,940円(税込)
  • 小型スタンダード:3,850円(税込)
  • スリム版:2,860円(税込)
  • 新約聖書の児童版:880円(税込)

※上記は公式商品情報に掲載された各商品の価格であり、在庫や販売条件は購入時に確認する必要があります。

公式通販サイトWINGSとは?

いのちのことば社の公式通販サイトが「WINGS(ウイングス)」です。

聖書、キリスト教書籍、教会用品、CD、DVD、グッズ、雑誌などを取り扱う専門通販サイトで、教会関係者だけでなく一般の購入者も利用できます。

商品カテゴリーには、次のようなものがあります。

  • 新改訳聖書や各種日本語訳・外国語聖書
  • 聖書入門書・キリスト教関連書籍
  • 信仰生活・祈り・ディボーション関連書籍
  • 教会学校向け教材・児童書
  • 讃美歌・聖歌・ゴスペル関連CD
  • 聖書カバー・カレンダー・文房具
  • 教会用品・伝道用トラクト
  • 雑誌・新聞の定期購読

2026年11月時点でも、公式通販では新刊情報や人気商品ランキング、季節ごとの特集などが更新されています。

なお、WINGSは独立した別会社ではなく、いのちのことば社が運営する公式通販部門です。運営団体や代表者についても、公式の会社案内に明記されています。

クリスチャン新聞と百万人の福音も発行

出版事業を理解するうえでは、定期刊行物の存在も重要です。

『クリスチャン新聞』は1967年に創刊されたキリスト教関連の新聞で、教会や宣教、牧会に関する情報を伝えてきました。国立国会図書館の書誌情報にも、出版者としていのちのことば社が記録されています。

一方、『百万人の福音』は1951年に『生命の糧』として創刊され、1954年に現在の名称へ変更された歴史あるキリスト教雑誌です。

聖書の教えに基づく生き方、信仰体験、人生の悩み、インタビューなどを扱い、クリスチャンだけでなくキリスト教に関心を持つ人にも向けた内容を掲載しています。

2026年には『百万人の福音』9・10月号、『クリスチャン新聞 福音版』2026年9月号、『いのちのことば』9月号などの刊行・公開情報が公式サイトに掲載されています。

こうした新聞や雑誌は、書籍販売とは異なる継続的な情報発信の役割を担っています。一方、紙媒体を取り巻く出版不況や印刷・物流費の上昇は、今後の事業運営にとって無視できない課題です。

【関係性・時系列】いのちのことば社の主要人物・出版物・会計問題を整理

いのちのことば社をめぐる情報は、宗教法人としての組織、聖書翻訳団体、出版・通販事業、経営陣、会計問題という複数の要素が関係しています。

それぞれの関係を整理すると、何がどの組織の役割で、2026年に何が変わったのかが分かりやすくなります。

人物・組織・事業 時期・役割 関係・確認できる事実
いのちのことば社 1950年創立 聖書・キリスト教書籍の出版を中心とする文書伝道団体
いのちのことば宣教団 2018年に法人名称変更 いのちのことば社の活動を担う宗教法人
新日本聖書刊行会 2009年設立 新改訳2017の翻訳・刊行事業の主体
新改訳2017 2017年秋刊行 新日本聖書刊行会が翻訳刊行事業を担い、いのちのことば社が出版
WINGS 公式通販事業 聖書・書籍・教会用品・グッズなどを販売
元職員A 2016年4月~2024年1月 営業部責任者。退職後の調査で数千万円規模の不適切会計処理が判明
岩本信一氏 2026年3月31日退任 会計問題を受けた再発防止策の進展後に社長を退任
峯島平康氏 2026年4月1日就任 岩本氏の後任として新社長に就任
いのちのことば社役員会 2026年3月31日 不適切会計処理の経緯と再発防止策を公表
献金のお願い 2026年4月20日再開 自粛していた献金の呼びかけを再開

特に注意したいのは、新日本聖書刊行会といのちのことば社の役割の違いです。聖書の翻訳・刊行事業と、実際の出版・販売事業は、それぞれ異なる主体が担っています。

また、元職員による不適切会計処理と、組織全体の出版活動を同一視することも適切ではありません。問題が起きた業務範囲や組織的な管理上の課題を分けて理解する必要があります。

【会計問題の真相】元職員による不適切会計処理はなぜ発覚した?

いのちのことば社をめぐる2025年末から2026年にかけての最大のニュースが、元職員による多額の不適切な会計処理です。

この問題については、同団体が2025年12月23日付で「報告とお詫び」を発表し、2026年1月6日には公式サイトで資料と質問への回答を公開しました。

問題の中心は営業部門の現金管理だった

2026年3月31日付の役員会による公式報告書によると、問題に関係した元職員Aは、2016年4月から2024年1月まで営業部の責任者を務めていました。

担当業務には、営業スタッフが外商活動で受け取った現金売上や献金の確認・保管、社内システムへの売上登録、経理課への入金などが含まれていました。

加えて、営業部の各販売部門における在庫管理や棚卸しの報告も担当していました。

つまり、一人の責任者が現金の取り扱いから売上登録、経理への入金、在庫管理に関わる広い範囲の業務を担っていたことになります。

2024年1月の退職申し出が発覚のきっかけに

問題が明らかになった直接のきっかけは、2024年1月の元職員Aからの退職申し出でした。

退職を受理した後、新たな担当者が営業部の責任を引き継ぎました。その際、営業スタッフの日報に記載された売上報告額と、社内システムに登録された売上額に食い違いがあることが判明しました。

この発見を受けて過去の売上記録を調べ直したところ、売上登録や入金が適切に行われていない会計処理が多数存在していたことが分かりました。

公式報告書では、確認可能な7年間で数千万円規模の不適切な会計処理があったと説明されています。

ただし、数千万円という数字は確定した最終損害額ではありません。調査対象期間や確認可能な記録に基づく規模であり、公式資料でも全容解明は途上とされています。

献金も問題の対象になったのか?

この点は、支援者や教会関係者にとって特に気になる部分です。

公式報告書によると、元職員に手渡された献金のうち、入金が確認できないものが1件ありました。

一方、同社への献金の大部分を占める銀行振込分と、移動販売車ゴスペルボックスの巡回時に受け取った献金については、総務部が管理し、適正に処理されていたと説明されています。

したがって、すべての献金が不適切に処理されていたという理解は正確ではありません。

元職員への対応と法的措置

いのちのことば社は、調査で明らかになった不明な会計処理について元職員に説明を求めました。しかし、明確な回答が得られず、その後は代理人を通じた対応となり、直接連絡を取ることが難しくなったと説明しています。

その後、同社は元職員を懲戒解雇処分としました。また、弁護士立ち会いによる説明の機会も設けましたが、十分な説明を得られなかったとしています。

2026年3月31日付の公式報告書では、全容解明のため、司法などの公的機関を通じた対応に踏み出すことを決定したと説明しています。刑事・民事両面の法的措置についても準備段階にあるとしています。

元職員の実名や具体的な最終処分、確定した損害額については、2026年11月2日時点で確認できる公表資料からは確定情報を得られません。

【2026年の経営刷新】峯島平康社長への交代と再発防止策の全容

会計問題を受けて、いのちのことば社は組織の管理体制と経営責任についても見直しを進めました。

2026年4月1日に発表された社長交代は、その象徴的な出来事です。

岩本信一社長が3月31日付で退任

いのちのことば社は、2026年3月31日付で岩本信一氏が社長を退任し、翌4月1日付で専務だった峯島平康氏が新社長に就任したと発表しました。

この交代は、元職員による不適切会計処理への対応と再発防止策について、一定の道筋が見えたことを受けて実施されたものです。

2026年4月1日付のキリスト新聞とクリスチャントゥデイの報道でも、社長交代と再発防止策の公表が伝えられています。

また、理事会側は、新体制が軌道に乗ることを見極めたうえで、理事長の交代についても検討する意向を示しました。

再発防止策の具体的な内容

今回の不祥事について、いのちのことば社の役員会は、単に個人の問題として処理するのではなく、組織の管理体制にも課題があったと認めています。

公式報告書で挙げられた主な問題点は次の4つです。

  • 一人の責任者に長期間、広範囲の金銭関連業務を集中させていた。
  • 責任者の金銭管理業務を随時チェックする仕組みが不足していた。
  • 販売・在庫管理システムの運用ルールが統一されていなかった。
  • 責任者の選任や育成に関する厳格な基準が不足していた。

これらの課題を踏まえ、次のような再発防止策が進められています。

① 営業部の監督を複数役員体制に変更

2024年1月の問題発覚後、営業部の責任体制を変更し、複数の役員が監督する仕組みを導入しました。

同年7月1日からは、営業部全体の責任者、外商部門の責任者、店舗責任者をそれぞれ役員が担う体制としています。

② 現金売上・献金の管理手順を厳格化

現金売上や献金については、複数の職員を経由する処理方法に変更しました。

営業担当者の日報と持ち帰った売上明細の合計額を上長が確認するなど、報告額と実際の金額を照合する仕組みを設けています。

また、最終的に社長まで報告が届き、確認できる体制を整えたと説明しています。

③ 販売・在庫管理システムのルールを整備

販売や在庫管理に関する社内統一ルールを整え、担当者によって処理方法が異なる状況を改善する方針です。

継続的な研修を実施し、日々の業務の中でルールが守られるようにする取り組みも盛り込まれています。

④ 社内監査チームと外部専門家の活用

2026年4月以降の追加策として、社内監査チームを設置し、各部門の業務監査を実施する方針が示されました。

加えて、社外の専門職や有識者の協力を得て今回の問題を検証することや、役員・責任者の選任と責務に関する規定を整備することも予定されています。

今回の問題の本質は、現金の管理から売上登録、入金、在庫管理まで、広範囲の業務が一人の責任者に集中していた点にあります。

そのため、再発防止の実効性を判断するには、新しいルールを発表したかどうかだけでは不十分です。複数人による照合が実際に行われているか、内部監査が継続しているか、問題を発見した際に経営陣へ報告される仕組みが機能しているかが重要になります。

【2026年最新】献金再開はいつ?信頼回復に向けた現在の状況

会計問題の発覚後、いのちのことば社は献金のお願いを自粛していました。

しかし、2026年4月には再発防止策の実施を受け、献金のお願いを再開しています。

献金のお願いは2026年4月20日に再開

公式の宣教広報サイト「種まき」に掲載された「お祈りと献金のお願い」では、元職員による会計上の不祥事を受け、1月から献金のお願いを自粛していたことが説明されています。

その後、3月31日に発表した再発防止策に基づく活動を実施したことを受け、2026年4月20日から献金のお願いを再開しました。

これは、会計問題に関する対応が一つの段階に進んだことを示す動きです。

ただし、献金のお願いの再開と、不適切会計処理の全容解明や法的手続きの完了は別の問題です。4月1日の報道でも実態解明は途上とされており、献金再開をもって問題全体が解決したと受け取ることはできません。

献金の使途と支援対象

公式の献金案内では、いのちのことば社本体の活動だけでなく、複数の関連事業への支援を募っています。

  • いのちのことば社の文書伝道活動
  • EHC日本のトラクト配布活動
  • 福音点字情報センターの点字書物頒布
  • ゴスペルボックスの移動販売活動
  • 『クリスチャン新聞』の発行継続
  • 『百万人の福音』などの出版活動

特に新聞・雑誌事業については、出版不況や印刷費、物流費の上昇などが課題として挙げられています。

2026年の公式案内では、『クリスチャン新聞』の印刷委託先変更に伴う費用増加や、『百万人の福音』を取り巻く紙媒体の厳しい事業環境についても説明されています。

信頼回復を判断するための3つのポイント

献金の再開後、読者や支援者が今後の組織運営を評価する際には、次の3点が重要です。

1. 会計管理の透明性

現金の受け取りから売上登録、入金までの処理が複数人によって確認され、記録が適切に保存されているかが重要です。

2. 監査体制の継続性

社内監査チームが設置されただけでなく、各部門の業務監査が定期的に実施され、問題点が経営陣に共有されているかが問われます。

3. 問題解明と説明責任

不適切会計処理の全容、損害額、法的措置の進展、再発防止策の実施状況について、今後どのような情報が公開されるかも大切です。

2026年6月号の宣教広報誌「種まき」では、峯島平康新社長が、今回の会計不祥事によって教会や支援者からの信頼を損ない、職員にも深い影響を与えたことを認め、信頼回復を最重要課題として取り組む姿勢を示しています。

経営陣の交代や献金再開は組織改革の節目ですが、最終的な評価は、その後の運営実績と継続的な説明によって決まります。

【よくある質問】いのちのことば社に関する疑問(FAQ)

Q1:いのちのことば社は何の会社ですか?
A1:聖書やキリスト教書籍の出版、新聞・雑誌の発行、教会用品の販売、宣教関連活動などを行う超教派伝道団体です。宗教法人としての名称は「いのちのことば宣教団」で、1950年に創立されました。

Q2:いのちのことば社の会計問題で献金はすべて不適切に処理されたのですか?
A2:いいえ。公式報告書では、元職員に手渡された献金のうち入金が確認できないものは1件と説明されています。献金の大部分を占める銀行振込分やゴスペルボックスの巡回時に受け取った献金については、適正に処理されていたとしています。

Q3:いのちのことば社の社長は現在誰ですか?
A3:2026年4月1日付で峯島平康氏が新社長に就任しました。それまで社長を務めていた岩本信一氏は3月31日付で退任しています。

Q4:いのちのことば社への献金は再開していますか?
A4:はい。公式発表によると、2026年4月20日から献金のお願いが再開されています。再開は再発防止策に基づく活動の実施を受けたものであり、会計問題の全容解明や法的手続きの完了を意味するものではありません。

Q5:WINGSでは何を購入できますか?
A5:聖書、キリスト教書籍、信仰関連雑誌、教会用品、聖書カバー、文房具、CD・DVD、伝道用トラクトなどを購入できます。いのちのことば社が運営する公式通販サイトです。

まとめ:いのちのことば社の現在と今後の信頼回復を見極めるポイント

いのちのことば社は、1950年に創立された日本の代表的なキリスト教系文書伝道団体の一つです。『聖書 新改訳2017』の出版、キリスト教書籍の刊行、公式通販WINGS、新聞『クリスチャン新聞』、雑誌『百万人の福音』など、幅広い事業を展開しています。

一方、2024年1月に発覚した元職員による不適切会計処理は、確認可能な7年間で数千万円規模に及ぶ重大な問題でした。背景には、一人の責任者に金銭関連業務が集中していたことや、管理・監査体制の不備がありました。

2026年には岩本信一氏が退任し、峯島平康氏が新社長に就任。複数役員による監督、現金管理の厳格化、社内監査チームの設置など、組織的な再発防止策が進められています。さらに4月20日には献金のお願いも再開されました。

今後の最大の焦点は、献金再開や経営陣の交代だけでなく、会計管理の透明性と監査体制が継続的に機能するかどうかです。

出版・宣教活動の継続と、組織としての説明責任。この2つを両立できるかが、いのちのことば社が失った信頼を取り戻すための重要な課題となっています。

主な参照資料: いのちのことば社公式サイト・団体概要・2026年3月31日付再発防止策報告書・献金案内、WINGS公式通販、キリスト新聞、クリスチャントゥデイ、国立国会図書館の書誌情報。

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穂積 美咲

映画・ドラマ担当として5年以上の取材経験。cinema領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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