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エンジニアドガーメンツとは?2026年新体制・定番・価格とサイズ感を徹底解剖

御厨 美冬 御厨 美冬 • 更新: • 公開: • 読了約 28 分
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エンジニアドガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)は、アメリカ・ニューヨークを拠点に、ワークウェアやミリタリー、アウトドア、クラシックなテーラリングを独自の感覚で再構築するファッションブランドだ。1999年に日本人デザイナーの鈴木大器が立ち上げ、ネペンテスとの関係を背景に、アメリカンウェアの伝統と日本的な服作りの感性を融合させてきた。

2025年秋冬からは宮本健太と小田木邦匡がデザインおよびディレクションを担い、ブランドは新しい段階に入った。2026年には春夏の「TWO TONE」や秋冬の「HERITAGE REFRAMED」など、従来のアーカイブを生かしながら新しい解釈を加えたコレクションを展開している。ベッドフォードジャケットをはじめとする定番の魅力、価格帯、サイズ感、評判まで、購入を検討する人が知っておきたい情報を整理する。

【そもそも何者?】エンジニアドガーメンツの歴史と人気の理由

エンジニアドガーメンツ

1999年、ニューヨークで誕生した日本人発のブランド

エンジニアドガーメンツの創業者は、デザイナーの鈴木大器(Daiki Suzuki)だ。

ブランドがスタートしたのは1999年。拠点はアメリカ・ニューヨークである。

創業の背景には、ネペンテスでのバイヤー経験がある。ネペンテスは1988年に清水慶三が創業したセレクトショップで、当時の日本では手に入りにくかった海外のブランドやアメリカ製品を紹介してきた。

鈴木大器はネペンテスの初期からバイヤーとして携わり、アメリカの衣服文化やヴィンテージウェア、さまざまなメーカーの製品に触れてきた。その経験を、自分自身のコレクションづくりに反映させたのがエンジニアドガーメンツだった。

ブランドの公式プロフィールでも、ネペンテスでのバイイング経験と鈴木自身のビジョンが創業の基盤になったと説明されている。

つまり、単に日本人がアメリカ風の服を作ったブランドではない。実際のアメリカの衣服文化を見て、買い付け、着用し、その背景まで理解した人物がニューヨークで生み出したブランドなのである。

「デザイン」ではなく「エンジニアリング」という発想

ブランド名のENGINEERED GARMENTSには、服を単なるデザイン作品としてではなく、構造や機能、ディテールを組み合わせたものとして考える姿勢が表れている。

特徴的なのは、完成された美しさだけを追求しないことだ。

例えば、ワークジャケットのポケットを増やしたり、ミリタリーウェアの構造をテーラードジャケットに取り入れたり、異なる素材を一着の中で組み合わせたりする。

一見すると不均衡に見えるデザインにも、ポケットの配置や縫製、着用時の動きやすさなど、明確な意図がある。

こうした設計思想が、一般的なアメリカンカジュアルとの大きな違いだ。

エンジニアドガーメンツが人気を集める5つの理由

1. アメリカンヴィンテージを現代的に再構築している

ワークウェア、ミリタリー、アウトドアなど、長い歴史を持つ衣服がデザインの出発点になっている。古着の雰囲気を残しながら、現代の街着として成立するバランスが魅力だ。

2. 素材の組み合わせが独特

同じジャケットでも、コットン、ウール、リップストップ、コーデュロイなど、シーズンによって異なる素材が使われる。定番モデルでも生地が変わることで印象が大きく変化する。

3. 細部に独自の工夫がある

補強ステッチ、複数のポケット、チェンジボタン、異素材の切り替えなど、一般的な服では省略されやすい部分にもこだわりが見られる。

4. 流行に左右されにくい定番モデルがある

ベッドフォードジャケットやファティーグパンツなど、ブランドの世界観を象徴するアイテムが継続的に展開されている。

5. アメリカと日本の感性が共存している

アメリカの衣服文化をベースにしながら、日本人デザイナーならではの細かな観察や素材選びが加わっている。この組み合わせが独自の存在感を生んでいる。

【ブランドの転換点】鈴木大器から宮本健太・小田木邦匡へ

エンジニアドガーメンツを理解するうえで、2025年秋冬は重要な転換点だ。

長年ブランドを率いてきた鈴木大器から、宮本健太と小田木邦匡へデザインおよびディレクションの役割が移った。

ネペンテスの公式ブランド紹介では、2025年秋冬コレクションから両氏が担当すると説明されている。Vogueの2025年秋冬メンズコレクション紹介でも、鈴木の退任後に両氏がデザインを引き継いだことが取り上げられた。

ブランドの歴史と主要な転換点

時期 出来事 ブランドにとっての意味
1988年 ネペンテス創業 アメリカの衣服文化を日本に紹介する基盤が生まれる
1999年 エンジニアドガーメンツ創業 鈴木大器がニューヨークで独自の服作りを開始
2004年 イタリアのPITTI UOMOに出展 海外のファッション関係者から注目を集める契機に
2008年 GQ・CFDAの新人メンズウェアデザイナー賞を受賞 アメリカのメンズファッション界で評価を確立
2025年秋冬 宮本健太・小田木邦匡がデザインとディレクションを担当 新しいクリエイティブ体制へ移行
2026年春 ENGINEERED GARMENTS TOKYOを刷新 ブランドの世界観を発信する新たな拠点に
2026年春夏 TWO TONEを発表 スカミュージックを背景にしたモノクローム表現
2026年秋冬 HERITAGE REFRAMEDを発表 アメリカンアウトドアとワーク・ミリタリーの再解釈

2008年の受賞は、ブランドの歴史を語るうえで外せない出来事だ。アメリカのファッション業界で評価されたことは、日本発の感性を持つニューヨークのブランドとしての立場を強めた。

宮本健太と小田木邦匡は何を変えるのか

2026年4月9日、エンジニアドガーメンツの公式サイトには、宮本健太と小田木邦匡へのインタビューが掲載された。

その内容から見えてくるのは、単純な世代交代ではなく、役割を分担した共同制作体制だ。

宮本はコレクション全体の方向性やテーマ、素材選定を主導する。一方、小田木はシルエット、パターン、ディテールなど、服そのものの構造を中心に担当する。

ただし、完全に分業しているわけではない。サンプルや参考資料を確認しながら、対話を重ねて一着ずつ調整していくという。

特に興味深いのは、1シーズンで約70〜90種類の生地を扱うという制作規模だ。

これだけ多くの素材を選び、柄や色、シルエットを組み合わせるため、コレクション全体の統一感を生み出す作業は簡単ではない。

小田木は鈴木が築いたアーカイブやブランド哲学を尊重しながら、現代的な視点で再解釈していく考えを示している。

この発言から読み取れるのは、過去を否定して新しいブランドに変えるのではなく、エンジニアドガーメンツらしさを維持しながら進化させる姿勢だ。

2026年春には、東京・神宮前のENGINEERED GARMENTS TOKYOも新たな空間としてオープンした。ニューヨークのギャラリーを思わせるインダストリアルな内装を採用し、服だけでなくアートや写真も紹介する拠点として構想されている。

【2026年最新】春夏・秋冬コレクションで何が変わった?

2026年のコレクションには、新体制の方向性が具体的に表れている。

2026年春夏「TWO TONE」はスカミュージックがテーマ

2026年春夏のテーマは「TWO TONE」。

その背景には、イギリスのスカバンド、The Specialsをはじめとするスカミュージックへのオマージュがある。

コレクション全体では黒と白を中心に据え、チェック柄のコットンリップストップや、足跡をモチーフにしたプリントなどを採用した。

注目したいのは、単にモノトーンに統一しただけではない点だ。

生地の表情や厚み、織り方によって黒と白の見え方を変え、色数を抑えながらコーディネートに奥行きを与えている。

アイテムには、次のようなモデルが登場した。

- Bedford Jacket
- Claigton Jacket
- AN Jacket
- Referee Jacket
- Fowl Vest
- Painter Pant
- Fatigue Pant
- WP 3/4 Pant

特にベッドフォードジャケットとチェック柄のパンツを組み合わせたスタイリングは、クラシックなテーラリングとブランド独自の遊び心が共存する好例だ。

2026年秋冬「HERITAGE REFRAMED」はアウトドアの再構築

2026年秋冬コレクションのテーマは「HERITAGE REFRAMED」。

公式発表によると、ウールリッチが築いてきたアウトドアの伝統と、鈴木大器が長年追求してきたアメリカンウェアの解釈を背景にしている。

クラシックなウール素材と現代的な素材を組み合わせ、アメリカンアウトドア、ミリタリー、ワークウェアの要素を新しいパターンで再構築する内容だ。

注目アイテムには以下がある。

- Highland Parka
- Cruiser Jacket
- M65 Field Jacket
- Shop Coat
- Bedford Jacket
- Type 5 Jean Jacket
- Painter Pant
- Officer Pant
- Support Vest

2026年7月17日にネペンテス各店舗とオンラインストアで発売が始まった。

春夏がスカミュージックを背景にした色と柄の実験だったのに対し、秋冬は伝統的なアウトドアウェアの機能性や素材に焦点を当てている。

両シーズンを比較すると、宮本・小田木体制が特定のデザインに固執せず、テーマに応じて服の表情を変えていることが分かる。

【買うならこれ】エンジニアドガーメンツの定番アイテム5選

ブランドを初めて購入するなら、まず定番モデルを知っておきたい。

1. Bedford Jacket(ベッドフォードジャケット)

ブランドを象徴する代表的なジャケット。

テーラードジャケットとワークジャケットの中間に位置するデザインで、ピークドラペルと複数のパッチポケットが特徴だ。

一見するとクラシックなジャケットだが、肩やポケット周辺の補強ステッチ、チェンジボタンなど、ワークウェア由来のディテールが随所に見られる。

ネペンテスアメリカの公式商品説明でも、ドレスジャケットとチョアコートの中間的な存在として紹介されている。

おすすめの着こなし
- 白シャツとチノパンでクラシックにまとめる
- デニムとスニーカーでカジュアルダウンする
- ファティーグパンツと合わせてミリタリー要素を強める
- 秋冬はニットやベストを重ねる

最初の一着として選ぶなら、ネイビーやオリーブ、ブラックなど、合わせやすい色から検討したい。

2. Fatigue Pant(ファティーグパンツ)

ミリタリーウェアをルーツに持つ定番パンツ。

フロントの大きなポケットや実用的なシルエットが特徴で、シャツからジャケットまで幅広いアイテムと合わせられる。

一般的なミリタリーパンツよりも素材やパターンに変化を加えたモデルが多く、シーズンによって違った表情を楽しめる。

3. Painter Pant(ペインターパンツ)

アメリカの作業着を背景に持つパンツ。

ワークウェアらしい実用的なディテールを残しながら、素材やシルエットでファッション性を高めている。

2026年春夏の公式インタビューでは、宮本がオリジナルのチェック柄リップストップを使用したペインターパンツに特別な愛着を持っていることも紹介された。

本人がニューヨークで日常的に着用するアイテムとして挙げている点も興味深い。

4. Field Vest(フィールドベスト)

レイヤードスタイルを楽しむならフィールドベストも有力候補だ。

ミリタリーやアウトドアの機能的な要素を取り入れたデザインで、シャツやカットソーの上に重ねるだけでスタイリングに立体感が生まれる。

ジャケットの上から着用するなど、一般的なベストとは異なる組み合わせも楽しめる。

5. Loiter Jacket(ロイタージャケット)

ベッドフォードジャケットよりもリラックスした雰囲気を求める人におすすめしたいモデル。

素材によって印象が変わり、コーデュロイなどを使用したタイプは秋冬のスタイリングにもよくなじむ。

2026年のネペンテス公式オンラインストアでは、コットンコーデュロイ素材のモデルが展開されている。

【価格はいくら?】エンジニアドガーメンツの価格帯と評判

エンジニアドガーメンツは、一般的な量販ブランドと比べると高価格帯に位置する。

ただし、すべての製品が同じ価格帯というわけではない。使用する生地、仕様、シーズン、アイテムの種類によって価格は変わる。

2026年の価格帯の目安

2026年11月時点で確認できるネペンテス公式オンラインストアの商品価格を参考にすると、以下のような水準になっている。

アイテム 価格例(税込) 特徴
Work Shirt 40,700円 素材や柄にこだわったシャツ
Bedford Jacket 42,900円 コットンリップストップ素材
Painter Pant 42,900円 ワークウェア由来の定番パンツ
Field Vest 46,200円 レイヤード向けのベスト
Type 5 Jean Jacket 50,600円 デニムジャケット
Loiter Jacket 64,900円 コーデュロイ素材のジャケット
Aviator Jacket 75,900円 フライトジャケット由来
Highland Parka 100,100円 素材と仕様にこだわったアウター
Cowichan Sweater 126,500円 ウールニット

※掲載価格は確認できた商品の一例。モデルやシーズンによって変動する。

ベッドフォードジャケットについても、2026年の販売例ではコットンリップストップ素材が42,900円、2026年秋冬のウール素材の販売予定モデルが62,700円となっている。

同じモデル名でも、生地や仕様が違えば価格が大きく変わることが分かる。

エンジニアドガーメンツの評判は良い?メリットとデメリット

ブランドの評価を考える際には、単純に高評価・低評価で分けるよりも、どのような価値を重視する人に支持されるのかを見る必要がある。

評価されやすいポイント

- 他ブランドにはない独特の素材使い
- ワーク・ミリタリー由来の実用的なディテール
- 長く着られるクラシックなモデル
- 一着でコーディネートの主役になる存在感
- 定番モデルでもシーズンごとに違う表情を楽しめる

購入前に注意したいポイント

- 一般的なカジュアルブランドより価格が高い
- 個性的な柄や素材はコーディネートを選ぶ
- モデルごとにサイズやシルエットが異なる
- 素材によっては自宅での洗濯が難しい
- ディテールが多く、シンプルな服装を好む人には主張が強く感じられる

特に注意したいのは、価格に対する期待値だ。

エンジニアドガーメンツは、単純に耐久性だけを競うブランドではない。素材、パターン、服の歴史的背景、着こなしの自由度まで含めて楽しむブランドだ。

そのため、無地でシンプルな服を安く購入したい人には、必ずしも最適とはいえない。

反対に、古着やヴィンテージのディテールが好きで、服の細部に価値を感じる人にとっては、価格に見合う魅力を感じやすい。

メイドインUSAは本当?生産国について知っておきたいこと

エンジニアドガーメンツを語る際に頻繁に登場するのが「Made in USA」という特徴だ。

ニューヨークを拠点にスタートしたブランドであり、アメリカ製の衣服づくりは重要な背景の一つになっている。

実際に、ネペンテスアメリカのベッドフォードジャケットの商品情報にはMade in USAと記載されている。

ただし、ブランドの全商品が必ずアメリカ製という意味ではない。

購入時にはブランド名だけで判断せず、個別の商品ページや品質表示に記載された原産国を確認したい。

アメリカ製という表記だけで価値を判断するのではなく、生地や縫製、パターン、実際の着用感まで確認することが大切だ。

【サイズ選びで失敗しない】エンジニアドガーメンツのサイズ感

エンジニアドガーメンツの購入で迷いやすいのがサイズ選びだ。

アメリカンウェアを背景に持つブランドのため、日本の一般的なブランドと同じ感覚でサイズを選ぶと、想定より大きく感じることがある。

ただし、全モデルが大きめというわけではない。ジャケット、パンツ、シャツで設計が異なり、シーズンや素材によっても着用感は変わる。

ベッドフォードジャケットの実寸を確認する

ネペンテスアメリカで掲載されているベッドフォードジャケットの寸法例は以下の通り。

サイズ 着丈 身幅 肩幅 袖丈
XS 70cm 58cm 45cm 60cm
S 71cm 60cm 47cm 61cm
M 74cm 62cm 48cm 63cm

※特定商品の実寸例。素材やシーズン、モデルによって異なる。

この数値を見ると、XSでも身幅58cmあり、一般的な日本ブランドの細身ジャケットとは異なるゆとりがあることが分かる。

そのため、ジャストサイズを好む人は、普段のサイズをそのまま選ぶのではなく、実寸を比較することが重要だ。

サイズ選びで見るべき3つのポイント

1. 身幅を最優先に確認する

エンジニアドガーメンツは、ゆとりを持たせたシルエットのモデルが多い。胸囲だけでなく、実際の身幅を確認しておきたい。

2. 袖丈と着丈のバランスを見る

身幅が合っていても、袖が長すぎたり着丈が長すぎたりすると、全体の印象が変わる。

特にジャケットは、肩の落ち方や袖のたまり方まで確認すると失敗しにくい。

3. 中に着る服を想定する

ベッドフォードジャケットのように重ね着を楽しめるモデルでは、シャツだけで着る場合と、厚手のニットを着る場合で適切なサイズが変わる。

試着時には、実際に合わせる予定のインナーを着用するのがおすすめだ。

大きめに着るべき?ジャストサイズにするべき?

これは好みと着用目的によって異なる。

- ジャストサイズ派: シャツや薄手のカットソーとの組み合わせを中心に考える人
- リラックス派: ワークウェアらしい無骨な雰囲気を強調したい人
- レイヤード派: ニットやベストを重ねて着用したい人

エンジニアドガーメンツらしい雰囲気を出したいからといって、無理に大きなサイズを選ぶ必要はない。

本来のパターンが持つバランスを生かすことが、きれいに着こなす近道だ。

【他ブランドと何が違う?】NEEDLES・orSlowとの比較

エンジニアドガーメンツを検討する際、同じネペンテス系列のNEEDLESや、ヴィンテージウェアを背景に持つorSlowと比較する人も多い。

いずれもアメリカンカルチャーや古着の要素を取り入れているが、服づくりの方向性には違いがある。

エンジニアドガーメンツとNEEDLES

NEEDLESは1995年に清水慶三が設立したブランドだ。

ヴィンテージの再構築を行うREBUILD by NEEDLESや、独特の色使いで知られるトラックシリーズなど、デザイナー自身の個性を強く打ち出している。

一方、エンジニアドガーメンツはワークウェアやミリタリーウェア、クラシックテーラリングの構造を組み合わせることに重点を置く。

簡単にいえば、NEEDLESはスタイリングの個性や大胆なファッション表現、エンジニアドガーメンツは衣服の構造や素材、機能的なディテールに魅力がある。

エンジニアドガーメンツとorSlow

orSlowは2005年に仲津一郎がスタートした日本のブランド。

ヴィンテージのワークウェアやミリタリーウェアを研究し、長く着られるベーシックな服として再構築することを重視している。

orSlowは歴史的な衣服のディテールを丁寧に再現し、日常生活に取り入れやすい服を提案する傾向が強い。

対してエンジニアドガーメンツは、複数の時代やジャンルの要素を組み合わせ、あえて不均衡なデザインを生み出すこともある。

どのブランドを選ぶべきか

- エンジニアドガーメンツ: 素材の組み合わせや独特のパターン、ワーク・ミリタリーの再解釈を楽しみたい人
- NEEDLES: 個性的なスタイリングや色柄、リメイクの表現を楽しみたい人
- orSlow: ヴィンテージの雰囲気を残したベーシックな服を長く着たい人

優劣ではなく、服に求めるものの違いで選ぶとよい。

【プロの結論】エンジニアドガーメンツが向いている人・向いていない人

エンジニアドガーメンツの価値は、ブランドロゴや流行だけでは判断できない。

本質的な魅力は、歴史ある衣服の構造を理解したうえで、それを現代のファッションとして再構築していることにある。

特に2025年秋冬以降は、宮本健太と小田木邦匡という新しいクリエイティブチームが、その考え方を引き継いでいる。

2026年のコレクションを見ても、過去のアーカイブをそのまま繰り返すのではなく、スカミュージックやアウトドアの伝統など、シーズンごとに異なるテーマを設定している。

おすすめできる人

- アメリカンヴィンテージや古着が好き
- ミリタリーやワークウェアのディテールに魅力を感じる
- 素材や縫製、パターンまで服を見て楽しみたい
- 一着を長く着ながら自分なりのスタイルを作りたい
- 一般的なブランドとは違うジャケットやパンツを探している

あまりおすすめできない人

- 流行のシルエットを安価に楽しみたい
- シンプルで装飾の少ない服だけを求めている
- サイズ選びに時間をかけたくない
- 個性的な素材や柄を使ったコーディネートが苦手
- 価格に対して分かりやすいブランドロゴやステータス性を重視する

初めて買うならベッドフォードジャケットが有力

最初の一着としては、ベッドフォードジャケットが有力だ。

理由は、ブランドの特徴であるテーラリングとワークウェアの融合が分かりやすく表現されているからだ。

着こなしの幅も広く、シャツやデニム、ファティーグパンツなど、手持ちの服にも合わせやすい。

一方、パンツから試したい人はファティーグパンツやペインターパンツもおすすめできる。

高額なアウターをいきなり購入するより、自分の普段のスタイルに取り入れやすいアイテムから始めるのも賢い選択だ。

【エンジニアドガーメンツに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:エンジニアドガーメンツはどこの国のブランドですか?

A1:1999年にアメリカ・ニューヨークで誕生したブランドです。創業者は日本人デザイナーの鈴木大器で、ネペンテスでのバイヤー経験を背景にブランドを立ち上げました。

Q2:エンジニアドガーメンツは高級ブランドですか?

A2:高価格帯のファッションブランドに位置します。2026年の公式オンラインストアの掲載例では、シャツが約4万円、ジャケットが約4万〜6万円台、アウターが10万円前後の商品もあります。

Q3:エンジニアドガーメンツはサイズが大きめですか?

A3:ゆとりのあるシルエットのモデルが多いものの、商品ごとに異なります。ベッドフォードジャケットなどは身幅が広めの設計もあるため、購入前に着丈・身幅・肩幅・袖丈を確認してください。

Q4:ベッドフォードジャケットは何が人気なのですか?

A4:テーラードジャケットとワークジャケットを融合した独特のデザインが人気の理由です。ピークドラペル、パッチポケット、補強ステッチなど、ブランドらしいディテールが詰まっています。

Q5:2025年秋冬からデザイナーは変わったのですか?

A5:はい。2025年秋冬コレクションから宮本健太と小田木邦匡がデザインおよびディレクションを担当しています。鈴木大器が築いたブランドの哲学やアーカイブを引き継ぎながら、新しい解釈を加えています。

Q6:エンジニアドガーメンツはすべてアメリカ製ですか?

A6:すべての商品がアメリカ製とは限りません。ベッドフォードジャケットなどMade in USAの製品もありますが、購入時には個別の商品ページや品質表示で生産国を確認してください。

Q7:2026年に注目すべきコレクションは何ですか?

A7:2026年春夏の「TWO TONE」と秋冬の「HERITAGE REFRAMED」です。前者はスカミュージックを背景に黒と白の表現を追求し、後者はウールリッチのアウトドアの伝統やアメリカンワーク・ミリタリーを再解釈しています。

まとめ:エンジニアドガーメンツは2026年から新しい魅力を楽しめるブランドへ

エンジニアドガーメンツは、1999年に鈴木大器がニューヨークで創業して以来、アメリカンヴィンテージやワークウェア、ミリタリーの要素を独自の視点で再構築してきたブランドだ。

ベッドフォードジャケットをはじめとする定番アイテムには、ブランドの歴史と服づくりの思想が凝縮されている。

2025年秋冬からは宮本健太と小田木邦匡による新体制へ移行し、2026年には「TWO TONE」「HERITAGE REFRAMED」といった新しいテーマを通じて、ブランドの可能性を広げている。

購入を検討するなら、次の3点を意識したい。

1. デザイン: ワーク・ミリタリー・テーラリングの融合が自分の好みに合うか。
2. 価格: 素材や仕様、長く着用できるかという視点から納得できるか。
3. サイズ: モデルごとの実寸を確認し、自分の着こなしに合ったシルエットを選べるか。

特に重要なのは、過去の人気モデルだけでブランドを判断しないことだ。

鈴木大器が築いた独自の服づくりを受け継ぎながら、新しいクリエイティブチームがどのような解釈を加えていくのか。2026年は、その変化を実際のアイテムを通じて楽しめるタイミングでもある。

流行を追うためではなく、自分のスタイルを長く育てるための服を探している人にとって、エンジニアドガーメンツは今も注目する価値のあるブランドだ。

主な事実確認資料: エンジニアドガーメンツ公式ブランド紹介・2026年コレクション発表・宮本健太/小田木邦匡インタビュー、ネペンテス公式ブランド紹介・オンラインストア、Vogueの2025年秋冬コレクション資料、NEEDLESおよびorSlow公式ブランド資料。

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御厨 美冬

スポーツ担当として7年以上の取材経験。sports領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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