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トライストーン・エンタテイメントとは?所属俳優・小栗旬社長と2026年最新オーディションを徹底解説

真壁 拓也 真壁 拓也 • 更新: • 公開: • 読了約 27 分
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トライストーン・エンタテイメントは、小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二ら、映画やテレビドラマで活躍する俳優を数多く擁する芸能プロダクションだ。1993年5月に映画プロデューサーの山本又一朗が設立し、俳優のマネジメントだけでなく、映画や舞台の制作、次世代の俳優育成にも取り組んできた。

2026年11月現在、代表取締役会長は創業者の山本又一朗、代表取締役社長は俳優の小栗旬。芸能事務所の経営と映画制作の両方に関わってきた独自の事業体制が特徴となっている。新人オーディションは13〜22歳を対象に常時募集され、直営のトライストーン・アクティングラボでは演技経験のない人も受講できる。応募を考える人にとっては、選考方法だけでなく、養成所の費用や所属後の進路も気になるところだ。

【まず知りたい】トライストーン・エンタテイメントはどんな芸能事務所なのか

トライストーンエンタテイメント

トライストーン・エンタテイメントは、東京都世田谷区三軒茶屋に本社を置く芸能プロダクションだ。俳優・女優のマネジメントを中心に、ミュージシャンの育成、映画制作、舞台制作なども手掛けている。

大手芸能事務所の中でも特徴的なのは、映画プロデューサーが創業したという成り立ちだ。一般的な芸能プロダクションがタレントの発掘や出演交渉、スケジュール管理を中心に事業を展開するのに対し、同社は映像作品の制作にも深く関わってきた。

会社概要と基本情報

会社の公式情報によると、社名は株式会社トライストーン・エンタテイメント。創立年月日は1993年5月で、現在の経営体制は代表取締役会長が山本又一朗、代表取締役社長が小栗旬となっている。

会社概要に掲げられているマネジメント方針は、次の言葉に集約される。

「地道ではあるが、本物志向のマネージメント」

これは単に人気のあるタレントを集めるのではなく、俳優やミュージシャンの個性と実力を育て、長期的なキャリアにつなげるという方向性を示している。

会社の基本情報は以下のとおりだ。

  • 会社名:株式会社トライストーン・エンタテイメント
  • 英語表記:Tristone Entertainment Inc.
  • 創立:1993年5月
  • 代表取締役会長:山本又一朗
  • 代表取締役社長:小栗旬
  • 所在地:東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル5階
  • 主な事業:俳優・アーティストのマネジメント、映画制作、舞台制作、育成事業

1993年の設立から現在までの歩み

創業者の山本又一朗は、映画プロデューサーとして長年にわたり映像業界で活動してきた人物だ。映画の企画・制作に携わる中で、作品を生み出すだけでなく、出演する俳優そのものを育てる事業にも可能性を見いだし、1993年にトライストーン・エンタテイメントを立ち上げた。

2016年のForbes JAPANのインタビューでも、山本は自身の映画制作に対する考え方や、俳優を育成してきた背景を語っている。映画プロデューサーとしての経験が、同社のマネジメント方針を形づくったことがうかがえる。

設立当初から現在までの大きな転換点は、次のように整理できる。

  • 1993年5月:山本又一朗がトライストーン・エンタテイメントを設立。
  • 2000年代:『クローズZERO』など映画制作と俳優マネジメントの実績を積み重ねる。
  • 2010年代:『新宿スワン』『ルパン三世』などの映画作品にも関与し、事業領域を広げる。
  • 2023年6月:小栗旬が代表取締役社長に就任。山本又一朗は代表取締役会長となる。
  • 2025年2月:東宝、ソニーミュージック、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの合同俳優オーディションを開催。
  • 2026年11月:小栗旬社長・山本又一朗会長の経営体制で、俳優・アーティストのマネジメントと新人育成を継続。

設立から30年以上を経た現在も、映画制作の経験を持つ経営陣と、現役俳優として活動する社長が共存している点は、同社を理解するうえで欠かせない。

【経営体制と映画制作】山本又一朗会長と小栗旬社長の関係

トライストーン・エンタテイメントを語るうえで重要なのが、創業者の山本又一朗と、現在の代表取締役社長である小栗旬の関係だ。

山本又一朗はどんな人物?映画プロデューサーとしての実績

山本又一朗は、映画業界で長年活動してきたプロデューサーだ。『太陽を盗んだ男』『ベルサイユのばら』などの作品に携わり、2000年代以降は『クローズZERO』シリーズなどの話題作を手掛けてきた。

同社の公式オーディションページでも、映画『クローズZERO』シリーズ、『ルパン三世』、『新宿スワン』などを制作したプロダクションであることが紹介されている。

映画制作の経験があることは、芸能事務所としても大きな特徴だ。俳優の育成を単独で考えるのではなく、映画や舞台の企画・制作という実際の作品づくりと結び付けられるからだ。

小栗旬が社長に就任したのはいつ?

小栗旬が代表取締役社長に就任したのは2023年6月。同月8日の株主総会で正式に承認され、創業者の山本又一朗は代表取締役会長に就任した。

小栗は15歳の頃からトライストーンに所属してきた俳優であり、長年にわたって事務所の中心的存在として活動している。

2023年6月の就任時、小栗は俳優業への意欲を持ち続けながら、会社を代表する立場から所属者やファンに貢献したいという趣旨のコメントを発表した。

この人事は、単なる社長交代ではない。所属俳優として長く事務所と歩んできた人物が経営を担うことになった点で、現場の経験を経営に反映する体制への移行という意味合いも持っている。

山本会長と小栗社長の役割分担

2026年11月現在の公式会社概要では、山本又一朗が代表取締役会長、小栗旬が代表取締役社長と明記されている。

山本は映画プロデューサーとしての経験と創業者としての立場を持ち、小栗は俳優としてのキャリアと会社経営を両立する立場にある。

ただし、個々の経営判断や社内の担当業務について、詳細な役割分担が公開されているわけではない。肩書だけから両者の具体的な業務範囲を断定することはできない。

注目すべきなのは、創業者が築いた映画制作と育成の基盤を、現役俳優でもある小栗が引き継いでいるという構造だ。俳優を送り出す側と、実際に演じる側の双方の視点を持つ経営体制は、同社の今後を考えるうえで重要な要素となる。

【2026年最新】トライストーンの所属俳優・タレントと代表作品

トライストーン・エンタテイメントには、主演級の実力派俳優から若手俳優、ミュージシャンまで、幅広いジャンルの人材が所属している。

2026年11月3日時点の公式アーティスト一覧を確認すると、俳優部門には小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎をはじめ、間宮祥太朗、赤楚衛二、木村文乃、原菜乃華、木戸大聖、伊藤健太郎などが掲載されている。

主な所属俳優の顔ぶれ

代表的な所属俳優と、その芸能活動における特徴を整理する。

  • 小栗旬:映画・ドラマ・舞台で活躍する俳優。代表作には『花より男子』『クローズZERO』『鎌倉殿の13人』などがある。2023年から同社の代表取締役社長も務める。
  • 田中圭:ドラマや映画を中心に幅広い役柄を演じてきた俳優。『おっさんずラブ』などで知られる。
  • 綾野剛:映画・ドラマの両方で存在感を発揮する俳優。『コウノドリ』『MIU404』などの出演作が知られる。
  • 坂口健太郎:モデル活動を経て俳優として活躍。映画『余命10年』やドラマ『おかえりモネ』などに出演。
  • 間宮祥太朗:映画・ドラマ・舞台など幅広い作品に出演する俳優。
  • 赤楚衛二:ドラマ『チェリまほ』などで注目を集め、映画やテレビドラマで活動。
  • 木村文乃:映画・ドラマで多彩な役柄を演じる俳優。
  • 原菜乃華:映画やドラマ、声の出演などでも活躍する若手俳優。
  • 木戸大聖:テレビドラマや映画などで活動する俳優。
  • 伊藤健太郎:映画・ドラマを中心に活動する俳優。

このほか、前原滉、福山翔大、葉山奨之、浅香航大、矢崎広、東野絢香、小西桜子、吉谷彩子、大西礼芳、金澤美穂など、多数の俳優が公式一覧に掲載されている。

俳優だけではない。ミュージシャンの所属も特徴

トライストーンは俳優専門の事務所というわけではない。公式サイトではミュージシャンのカテゴリーも設けられている。

2026年の掲載者には、ピアニストの清塚信也、KEIKO、レイニ、丸山純奈、宮川春菜、Yura、川合結人などがいる。

加えて、公式一覧にはPARTNERSHIPという別カテゴリーがあり、miwa、杉本哲太、木幡竜らが掲載されている。

この分類は見落としやすいポイントだ。所属俳優の一覧とパートナーシップの一覧は同じ区分ではないため、所属形態を調べる際には公式サイトのカテゴリーを確認する必要がある。

映画制作の実績と俳優のキャリアを結ぶ関係

トライストーンの特徴をより深く理解するには、所属俳優と映画制作の関係を押さえておきたい。

人物・作品・組織 主な関係・実績 トライストーンとの接点
山本又一朗 映画プロデューサー 1993年に会社を設立。現在は代表取締役会長
小栗旬 俳優・経営者 所属俳優として活動し、2023年に代表取締役社長へ就任
田中圭 映画・テレビドラマで活躍 公式所属俳優
綾野剛 映画・テレビドラマで活躍 公式所属俳優
坂口健太郎 映画・テレビドラマで活躍 公式所属俳優
『クローズZERO』 2007年公開。監督は三池崇史 山本又一朗がプロデューサーを担当
『新宿スワン』 2015年公開。監督は園子温 映画制作実績の一つ
『ルパン三世』 2014年公開。監督は北村龍平 映画制作実績の一つ
トライストーン・アクティングラボ 俳優養成・演技研究 レッスン生への作品出演プロモーションと育成を実施

特に『クローズZERO』は、山本又一朗のプロデューサーとしての実績を示す代表的な作品だ。日本映画データベースの作品情報でも、山本がプロデューサーとして記載されている。

『新宿スワン』や『ルパン三世』も、同社が公式に制作実績として紹介している作品である。

これらの作品群から見えてくるのは、トライストーンが俳優を売り出すだけの組織ではなく、映画というコンテンツを生み出す側にも関わってきたということだ。

もっとも、所属俳優がこれらすべての作品に出演しているわけではない。映画の制作実績と所属者の出演歴は、分けて理解する必要がある。

【2026年最新】トライストーンのオーディション応募資格と審査の流れ

トライストーン・エンタテイメントでは、次世代を担う新人の発掘を目的に、公式サイトでオーディションを常時受け付けている。

2026年11月現在、公式募集要項に掲載されている対象年齢は13〜22歳。俳優・女優・歌手を目指す人が応募できる。

応募資格と募集内容

  • 年齢:13〜22歳
  • 性別:不問
  • 国籍:不問
  • 居住条件:日本国内在住
  • 募集ジャンル:俳優・女優・歌手
  • 応募期間:常時募集
  • 応募方法:公式ウェブサイトからエントリー

性別や国籍を問わず応募できる一方、日本国内に住んでいることが条件となる。

また、募集対象は13〜22歳に限定されている。23歳以上で俳優を目指す場合は、別の育成ルートであるトライストーン・アクティングラボの募集要項も検討したい。

審査の流れは3段階

公式サイトに掲載されている審査は、動画審査、2回の面接という3段階で構成されている。

第1次審査:動画審査

応募内容をもとに動画による審査が行われる。合格者には2週間以内に連絡がある。写真については、加工写真や集合写真を避け、自然な印象のものを提出するよう案内されている。

第2次審査:面接

一次審査を通過した応募者は面接に進む。対面またはオンラインで実施される。対面の場合、会場までの交通費は応募者の自己負担となる。

最終審査:面接

最終段階では対面面接が行われる。こちらも会場までの交通費は自己負担だ。

所属決定・レッスン開始

審査を通過すると所属が決まり、レッスンが始まる。公式募集要項では、有料レッスンと無料レッスンの両方があると案内されている。

応募時に注意したいポイント

公式募集要項には、写真や動画について具体的な注意点が示されている。

  • 加工した写真は避ける。
  • 集合写真ではなく本人が分かる写真を用意する。
  • メイクはノーメイクまたはナチュラルメイクを基本とする。
  • 服装は身体のバランスやラインが分かりやすいものにする。
  • 合格者のみに連絡があり、合否の問い合わせは控える。

ここから読み取れるのは、過度な演出よりも、本人の自然な雰囲気や素材を伝えることを重視した応募方法だということだ。

応募前には、公式サイトの最新募集要項を確認し、指定された形式に沿って提出することが大切になる。

2025年には8216人が参加した合同オーディションも開催

トライストーンの新人発掘に関する実績として、2025年2月1日に開催された合同オーディション「TREASURE HUNTING」も注目される。

この企画はトライストーン・エンタテイメント、東宝、ソニーミュージック、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの4社が共同で実施したものだ。

主催者発表によると、応募者は8216人。その中から選ばれたファイナリスト12人が最終審査に進み、雑賀天成がグランプリを獲得した。

グランプリ受賞者にはトライストーンとの専属契約や賞金100万円、東宝製作作品への出演などが贈られた。

この実績は、同社が自社の新人募集だけでなく、映画会社や音楽会社と連携した人材発掘にも参加していることを示している。ただし、この8216人という応募者数は合同企画の数字であり、通常のトライストーン単独オーディションの応募者数や合格率ではない。

【養成所の実態】トライストーン・アクティングラボのレッスン内容と費用

トライストーンの育成事業を理解するうえで欠かせないのが、直営の俳優養成・演技研究機関であるトライストーン・アクティングラボ(TSAL)だ。

一般的な俳優養成所と異なる特徴は、演技を学ぶだけでなく、映画やテレビドラマ、舞台、CMなどへのプロモーションも行っている点にある。

トライストーン・アクティングラボとは?

TSALはトライストーン・エンタテイメントが直営する俳優養成・演技研究所だ。

公式サイトによると、前原滉、東野絢香、牧野羽咲らはTSALを経てトライストーン・エンタテイメントへの所属につながり、活動の場を広げている。

つまり、養成所で演技を学びながら、実際の芸能活動につながる可能性も持つ育成機関という位置付けだ。

どんなレッスンが受けられる?

公式のレッスン案内では、年間48回、月4回、1回4時間の授業が基本とされている。

主なカリキュラムは次の4分野だ。

1. 基礎訓練

肉体訓練、呼吸法、発声、早口言葉、身体表現などを学ぶ。演技の土台となる身体と声の使い方を身に付ける内容だ。

2. 演技実践

自己分析や役作り、映像演技などを通じて、自分の個性をどのように表現するかを学ぶ。撮影を行い、表情や目の動きなども確認する。

3. 演技応用

脚本の読み込み、台本の真意の理解、即興演技などに取り組む。相手役や演出家とのコミュニケーションも意識した実践的な内容だ。

4. 映像制作・撮影

実際に撮影を行い、映画制作者や監督、演出家などから映像表現を学ぶ。撮影技法、照明、音声、編集など、作品が完成するまでの工程についても理解を深める。

単に台詞を覚えて演じるだけではなく、映像作品がどのように制作され、俳優が現場で何を求められるのかまで学ぶカリキュラムとなっている。

養成所の費用はいくら?2026年の公式料金

入所を検討する際に最も重要なのが費用だ。

2026年11月3日時点で公式募集要項に掲載されている料金は、入学金22万円、月謝2万7500円。12か月分の授業料を合わせると、年間の合計は55万円(税込)となる。

公式掲載の料金内訳

  • 入学金:220,000円
  • 月謝:27,500円
  • 年間授業料:330,000円
  • 合計:550,000円(税込)

支払いについては、提携会社のローンを利用した月ごとの分割払いにも対応している。公式サイトにはオリコのスクールプランを利用した支払い例も掲載されているが、分割手数料などによって実際の支払総額は変わる。

また、実技審査や演技経験などによって入学金の一部が割引される場合もある。

受講料のほかに必要となる交通費や活動に伴う費用については、入所前に個別に確認しておきたい。

2026年の募集状況と次回募集の確認方法

2026年8月27日付の公式告知では、10月スタートの秋期レッスン生について最終募集が案内された。

追加オーディション日は9月11日で、応募書類の必着期限は9月7日だった。したがって、2026年11月3日時点では、この秋期募集はすでに終了している。

次回の募集時期については、公式の新しい告知を確認する必要がある。過去の春期・秋期募集の日程だけを根拠に、次回の応募期限を決めつけないようにしたい。

なお、TSALの募集対象は中学生から20代まで。通常の芸能事務所オーディションの13〜22歳という条件とは異なるため、年齢によって応募先を判断することもできる。

【所属後の仕組みと評判】トライストーンに入るメリット・注意点

オーディションに合格した後、どのようなマネジメントを受けられるのか。これは応募を検討する人にとって、選考方法と同じくらい重要な問題だ。

所属後のマネジメントはどのように行われる?

芸能事務所のマネジメントには、出演機会の開拓、作品へのキャスティングに向けたプロモーション、スケジュール管理、プロフィールや出演情報の管理など、さまざまな業務がある。

トライストーンの公式サイトでは、所属アーティストごとのプロフィールや出演情報、映画・ドラマなどの活動実績が紹介されている。また、TSALではレッスン中から映画、テレビドラマ、舞台、CMなどへのプロモーションを行うと説明されている。

このことから、同社の育成・マネジメントでは、演技力を磨く段階と実際の作品に参加する機会を結び付ける仕組みが用意されていることが分かる。

ただし、養成所に入れば必ず所属できるわけではなく、所属後に必ず映画やドラマへ出演できるという保証もない。TSALの修了と芸能事務所への正式所属は区別して考える必要がある。

また、所属契約の詳細、報酬配分、担当マネージャーの配置、個人ごとの出演交渉の方法などは、公式サイトでは具体的に公開されていない。こうした条件は、契約や所属に関する説明の段階で確認すべき事項だ。

トライストーン・エンタテイメントの評判をどう判断する?

オーディションの評判を調べる場合、所属俳優の知名度だけで事務所を評価するのは十分ではない。

トライストーンの場合、判断材料として特に注目したいのは次の4点だ。

① 映画制作の実績がある

『クローズZERO』『新宿スワン』『ルパン三世』など、映画制作の実績が公式情報や映画データベースで確認できる。映像作品の制作に関わってきた会社であることは、俳優を育成する環境を考える際の材料になる。

② 俳優育成の仕組みがある

直営のTSALでは、基礎から映像演技まで段階的に学べる。演技未経験者も入所審査の対象となっているため、経験の有無だけで門前払いされる仕組みではない。

③ 公式オーディションの条件が明確

年齢、募集ジャンル、審査段階、交通費負担などが公式ページに記載されている。応募前に必要な情報を確認できる点は、判断材料として評価できる。

④ 養成所には相応の費用が必要

年間55万円という費用は、応募者や家庭にとって軽い負担ではない。費用だけでなく、レッスン内容や通学環境、将来の進路を合わせて検討する必要がある。

なお、インターネット上の口コミや個人の体験談だけから、事務所全体の評判や合格後の待遇を一律に判断することは難しい。公式サイトに掲載された受講生の声も、独立した第三者による総合評価とは性質が異なる。

向いている人・応募前に慎重に考えたい人

トライストーンの育成方針や募集内容を踏まえると、次のような人は応募を検討する価値がある。

  • 映画やテレビドラマを中心に俳優として活動したい人
  • 演技を基礎から継続的に学びたい人
  • 映像作品の制作現場にも関心がある人
  • 自分の個性を磨き、長期的に芸能活動を続けたい人
  • オーディションやレッスンに主体的に取り組める人

一方、次のような条件に当てはまる場合は、慎重な検討が必要だ。

  • 短期間でのデビューや出演を確約してほしい人
  • 養成所の費用を無理なく負担できる見通しがない人
  • 定期的なレッスンや面接に参加する時間を確保できない人
  • 所属契約や報酬条件を確認せずに入所・契約を決めてしまう人

特に注意したいのは、芸能事務所のオーディションと養成所への入所を混同しないことだ。前者は所属を目指す選考であり、後者は費用を支払って演技を学ぶ教育機関への入所である。両者は目的も費用も異なる。

【よくある質問】トライストーン・エンタテイメントに関するFAQ

Q1:トライストーン・エンタテイメントの社長は誰ですか?
A1:2026年11月現在、代表取締役社長は俳優の小栗旬です。創業者の山本又一朗は代表取締役会長を務めています。小栗は2023年6月に社長へ就任しました。

Q2:トライストーンには誰が所属していますか?
A2:小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二、木村文乃、原菜乃華、木戸大聖などが公式アーティスト一覧に掲載されています。清塚信也などのミュージシャンも所属しています。

Q3:トライストーンのオーディションは何歳から応募できますか?
A3:公式オーディションの対象年齢は13〜22歳です。性別・国籍は不問ですが、日本国内在住であることが条件です。

Q4:オーディションの審査は何回ありますか?
A4:動画による一次審査、二次面接、最終面接の3段階です。二次面接は対面またはオンライン、最終面接は対面で実施されます。

Q5:トライストーン・アクティングラボの費用はいくらですか?
A5:公式掲載料金は入学金22万円、月謝2万7500円で、12か月分を合わせた年間合計は55万円(税込)です。条件によって入学金の一部割引が適用される場合があります。

Q6:養成所に入ればトライストーンに所属できますか?
A6:養成所への入所や修了が、そのまま芸能事務所への正式所属を意味するわけではありません。公式サイトではTSAL出身者が所属に至った実績を紹介していますが、全受講生の所属が保証されているわけではありません。

Q7:トライストーンのオーディションは現在も応募できますか?
A7:芸能事務所の公式オーディションは常時募集で、締め切りは設定されていません。一方、TSALの2026年秋期最終募集は9月7日必着で終了しています。両者の募集状況は別々に確認してください。

Q8:トライストーンは映画制作も行っていますか?
A8:はい。『クローズZERO』シリーズ、『新宿スワン』、『ルパン三世』などの映画制作実績があります。映画プロデューサーの山本又一朗が設立したことも、同社の大きな特徴です。

まとめ:トライストーンの強みは映画制作と俳優育成を結ぶ独自の体制

トライストーン・エンタテイメントは、1993年5月に山本又一朗が設立した芸能プロダクションであり、2026年11月現在は小栗旬が代表取締役社長、山本又一朗が代表取締役会長を務めている。

小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎をはじめとする俳優陣に加え、ミュージシャンも所属しており、映画や舞台の制作実績も持つ。単なるタレントマネジメントにとどまらず、作品づくりと人材育成を事業の両輪としてきたことが、同社の特徴だ。

新人を目指す人にとっては、13〜22歳を対象とする常時募集の公式オーディションと、直営のトライストーン・アクティングラボという2つの入口がある。ただし、養成所は年間55万円(税込)の費用が必要であり、入所が正式所属やデビューを保証するわけではない。

【プロの結論】

トライストーンを評価する際に見るべきなのは、有名俳優が何人所属しているかだけではない。映画制作の実績、演技を学ぶ環境、実際の作品へのプロモーション、所属後のキャリア形成という複数の要素を総合的に判断することが大切だ。

応募を考えている人は、まず公式オーディションの年齢条件と審査方法を確認し、養成所を検討する場合は年間費用とレッスン内容を比較したい。所属契約の条件についても、正式な説明を受けてから判断することが重要となる。

映画制作の現場を知る創業者と、俳優として事務所を率いる社長。この2つの視点を持つトライストーン・エンタテイメントが、次世代の俳優をどのように育て、国内外の映像作品へ送り出していくのか。今後の新人発掘と所属者の活動は、引き続き注目すべきポイントだ。

主な事実確認資料

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真壁 拓也

アニメ・漫画担当として6年以上の取材経験。anime領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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