ホーム アニメ・漫画 【結論】かぐや姫役は朝倉あき!捨丸・翁など主要キャストも紹介

【結論】かぐや姫役は朝倉あき!捨丸・翁など主要キャストも紹介

長谷 莉子 長谷 莉子 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
目次

『かぐや姫の物語』の主人公・かぐや姫を演じたのは、俳優の朝倉あきです。高畑勲監督は数百人規模のオーディションを実施し、その中から朝倉をヒロインに抜てきしました。

映画.comのインタビュー記事によると、高畑監督が注目したのは、朝倉の声が持つ意志の強さや、受け身ではない表現力でした。従来の気品あるお姫様というイメージだけではなく、喜怒哀楽を素直に表現する一人の少女としてのかぐや姫を描くうえで、重要なキャスティングだったのです。

かぐや姫を取り巻く主要人物と声優


朝倉あき:かぐや姫

物語の主人公。竹から生まれ、山里で自然と触れ合いながら成長する少女。都での暮らしを経験し、自分らしい生き方を求めて葛藤する。


高良健吾:捨丸

かぐや姫の幼なじみ。幼少期から姫と関わり、山里で過ごした日々を象徴する人物。


地井武男:翁

竹の中からかぐや姫を見つけ、育ての親となる男性。姫の将来を願う一方、都での生活を選択する。


宮本信子:媼・語り

かぐや姫を愛情深く育てる母親。物語の語りも担当している。

特に注目したいのは、朝倉あきと高良健吾が、いずれも本作でプレスコ収録に取り組んだことです。完成映像に声を合わせる一般的なアフレコとは異なり、登場人物の動きや表情が完成する前に演技を組み立てる必要がありました。

【完全版】かぐや姫の物語の声優一覧・役名・人物相関

ジブリかぐや姫声優

『かぐや姫の物語』には、映画やテレビドラマで活躍する俳優だけでなく、落語家やミュージシャンなど、幅広いジャンルの出演者が参加しています。

スタジオジブリの公式作品紹介とディズニー公式の作品情報を照合すると、主要な声の出演者と役名は次のとおりです。三宅裕司については、地井武男が演じた翁の一部を補った特別出演という点が重要です。

登場人物・役名 声の出演 役柄・関係性 かぐや姫朝倉あき主人公 捨丸高良健吾かぐや姫の幼なじみ 翁地井武男かぐや姫の育ての父 翁の一部三宅裕司追加収録の一部を担当・特別出演 媼・語り宮本信子かぐや姫の育ての母・語り手 相模高畑淳子かぐや姫の教育係 女童田畑智子かぐや姫の世話係 斎部秋田立川志の輔かぐや姫の名付けに関わる人物 石作皇子上川隆也かぐや姫の求婚者 阿部右大臣伊集院光かぐや姫の求婚者 大伴大納言宇崎竜童かぐや姫の求婚者 御門中村七之助かぐや姫に心を寄せる帝 車持皇子橋爪功かぐや姫の求婚者 北の方朝丘雪路石作皇子の正妻・友情出演 炭焼きの老人仲代達矢山里に暮らす老人

出典:スタジオジブリ公式作品情報、ディズニー公式作品紹介、映画.comの出演者情報。

キャストの組み合わせが生み出す作品の魅力

本作のキャスティングで興味深いのは、声優専門の出演者だけに限定せず、俳優、落語家、歌手など、異なる表現分野の人物を幅広く起用していることです。

例えば、立川志の輔は落語家として培った言葉の表現力を持ち、伊集院光はタレントとして独特の語り口を持っています。宇崎竜童は音楽活動でも知られる人物です。

こうした多彩な出演者によって、山里で暮らす人々、宮廷の貴族、求婚に訪れる男性たちなど、それぞれの社会的立場や人物像に違いが生まれています。

【真相解明】地井武男の翁役を三宅裕司が一部代役した理由

『かぐや姫の物語』の声優情報で、特に検索されることが多いのが、翁役の地井武男と三宅裕司の関係です。

最初に整理しておきたいのは、三宅裕司が地井武男の後任として翁役を全面的に引き継いだわけではないということです。地井は生前に大部分の声を収録しており、三宅が担当したのは制作終盤に必要となった追加収録の一部でした。

地井武男は2011年夏にプレスコ収録を実施

地井武男は翁役として、2011年夏に声の収録を行いました。

ところが、映画の完成を待たず、地井は2012年6月に亡くなります。そのため、本編の仕上げ段階で必要になった追加収録に本人が参加できなくなりました。

シネマトゥデイが2013年9月に報じた制作経緯によると、地井は生前、翁という人物について当初は昔話に登場するような温和な老人を想像していたものの、高畑監督との話し合いを通じて、山で竹を切る活動的で現実味のある人物像へと役作りを変えていったそうです。

三宅裕司が代役を引き受けるまでの経緯

映画の完成直前となる2013年夏、せりふの変更や息遣いの調整を目的とした追加のアフレコが必要になりました。

制作スタッフは、地井が過去に出演した映画やテレビ番組の音声を抽出し、組み合わせる方法も検討しました。しかし、必要な演技を再現することは難しく、別の方法を探すことになります。

そこで高畑勲監督が候補として名前を挙げたのが三宅裕司でした。生前の地井と交流があった三宅は、当初こそ地井の遺作に自分の声を重ねることに戸惑いを感じたものの、最終的には依頼を引き受けました。

シネマトゥデイの2013年12月6日の報道によると、三宅が担当したのは、かぐや姫を探す翁のせりふや、姫が月へ帰ってしまった際の泣く場面の息遣いなど、合計6シーンです。

なぜ三宅裕司の名前はエンドロールだけに掲載されたのか?

三宅は、あくまでも一部の代役であるため、自分の名前が前面に出ることで観客が地井の演技から注意をそらされることを心配していました。そのため、当初は名前の公表を望まなかったと報じられています。

一方、スタジオジブリ側は、作品の制作記録として三宅の参加を残すことを希望しました。その結果、エンドロールに「三宅裕司(特別出演)」とクレジットされる形になりました。

公開後、エンドロールに名前があることに気づいた観客から、どの役を担当したのか問い合わせが寄せられ、2013年12月に詳細が公表されたという経緯です。


地井武男と三宅裕司の担当範囲



地井武男
翁役の本来の担当。2011年夏に収録。

主要部分



三宅裕司
完成前の追加収録で翁の一部を担当。

6シーン

両者の役割は交代ではなく、追加収録による補完です。

このエピソードは、単なる声優交代の話ではありません。先に収録した演技を大切にしながら、作品を完成させるために関係者が協力した、制作現場の記録でもあります。

【制作の裏側】プレスコ収録とは?朝倉あき・高良健吾の苦労

『かぐや姫の物語』を理解するうえで欠かせないのが、プレスコという収録方法です。

プレスコとアフレコの違い

プレスコとは、映像を完成させる前に登場人物の声を録音し、その音声を基にアニメーションを制作していく手法です。

一般的なアフレコでは、完成した映像や動きに合わせて声を吹き込みます。それに対してプレスコでは、声の演技そのものがキャラクターの動きや表情を作るための手がかりになります。

比較項目 プレスコ アフレコ 収録順序先に声を収録映像完成後に声を収録 演技の基準脚本や想像力映像や口の動き 制作への影響声を基に作画を進める映像に声を合わせる 難しさ完成映像を想像する必要がある時間や動きに合わせる必要がある

朝倉あきと高良健吾が感じた難しさ

2014年2月に掲載された朝倉あき、高良健吾、宮本信子のインタビューでは、プレスコならではの苦労が語られています。

朝倉と高良は、完成映像を見ずにマイクに向かって演じることに戸惑ったと振り返っています。特に、登場人物同士の距離感や場面の雰囲気を自分の想像で補わなければならないことが難しかったようです。

朝倉は、後から映像に合わせて演じるアフレコを経験したことで、プレスコではより自由に演技できていたことを実感したと話しています。

高畑勲監督がプレスコを採用した意味

本作では、声の演技が単に完成した絵を補うのではなく、キャラクターの生命感を生み出す要素として扱われています。

ORICON NEWSの2013年の報道では、作画スタッフが朝倉の声を聞きながら、かぐや姫のイメージを膨らませて制作を進めたことも紹介されています。

つまり、かぐや姫の表情や動きには、朝倉が声で表現した感情が反映されているのです。声優の演技と作画が別々に存在するのではなく、互いに影響を与えながら一つの人物像を作り上げていく。これが本作のプレスコ収録の大きな特徴です。

【作品解説】高畑勲監督が描いた『竹取物語』と声優陣の役割

『かぐや姫の物語』は、古典文学『竹取物語』を原作としたスタジオジブリの長編アニメーションです。

原案・脚本・監督を担当したのは高畑勲。脚本には坂口理子も参加し、音楽は久石譲、主題歌は二階堂和美が担当しています。

スタジオジブリの公式作品情報によれば、公開日は2013年11月23日、上映時間は約137分です。配給は東宝でした。

原作の『竹取物語』と映画の違い

『竹取物語』は、日本最古の物語文学の一つとして知られています。竹の中から見つかった少女が美しく成長し、数々の求婚者を退け、最後には月へ帰っていくという筋書きです。

高畑監督の映画では、この古典的な筋書きに加えて、かぐや姫自身の感情や生き方に深く焦点が当てられています。

例えば、山里での暮らしは、姫が自然の中で自由に成長する時間として描かれます。一方、都での生活は、身分や礼儀作法、周囲から期待される女性像に縛られる時間として表現されています。

この対比によって、観客は単に月へ帰る姫の物語を見るのではなく、自分の意思で生きることを望む一人の人間の葛藤を感じ取ることができます。

主要キャストが演じる人物の対照性

かぐや姫の人生を理解するうえで、声の出演者が担当する人物の関係性も重要です。

- 朝倉あき・かぐや姫: 自分の感情に正直に生きようとする主人公。
- 高良健吾・捨丸: 山里での自由な時間や幼少期の記憶と結び付く人物。
- 地井武男・翁: 姫の幸せを願いながらも、社会的な成功や身分を重視する父親。
- 宮本信子・媼: 姫の気持ちに寄り添う母親。
- 高畑淳子・相模: 都での生活に必要な教養や作法を教える教育係。

とりわけ翁と媼の考え方の違いは、物語を読み解くうえで欠かせません。翁は娘の将来を思って都での暮らしを選びますが、媼は姫の気持ちを大切にしようとします。

地井武男と宮本信子の演技が、それぞれ異なる親の愛情を表現している点にも注目したいところです。

【2026年最新】かぐや姫の物語の声優情報は変わった?現在の記録を確認

2026年11月時点で、『かぐや姫の物語』の出演情報を確認する際には、2013年公開時のキャストと、その後明らかになった制作上の補足情報を区別することがポイントです。

スタジオジブリの公式作品ページには、朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子らの出演者が現在も掲載されています。また、2026年1月9日付の映画.comの記事でも、主要キャストと三宅裕司による翁の一部代役が紹介されています。

2026年時点で押さえておきたい3つの事実

1.朝倉あきがかぐや姫役であることに変更はない

かぐや姫役は朝倉あきです。三宅裕司のような追加収録による一部代役の話とは異なり、主人公のキャストに関する交代情報はありません。

2.地井武男の翁役は作品に残されている

地井は2012年に亡くなりましたが、生前に録音した音声が本編に使用されています。三宅裕司はその一部を補った出演者であり、翁役の全編を引き継いだわけではありません。

3.三宅裕司の名前は特別出演として記録されている

エンドロールには三宅裕司(特別出演)と記載されています。これは単なる友情出演ではなく、翁の追加収録に参加したことを示すクレジットです。

ネットで混同されやすい情報と実際の内容

よくある疑問・誤解 実際の情報
三宅裕司が翁役に交代した? 地井武男が本来の担当で、三宅は6シーンを補完
地井武男は収録前に亡くなった? 2011年夏に収録済みで、2012年6月に死去
朝倉あきは完成映像を見て演技した? 主にプレスコで収録し、後からアフレコも経験
2026年に新しい声優が発表された? 2026年の作品紹介でも公開時の出演者が掲載されている
三宅裕司はエンドロールに名前がない? 特別出演として記載されている

こうした情報を整理すると、「声優交代」という検索語だけでは実際の制作事情を正確に理解できないことが分かります。より正確には、地井武男の生前収録を中心に、三宅裕司が追加収録を補ったという説明が適切です。

【プロの結論】かぐや姫の物語は声優の演技と制作手法に注目すると深く楽しめる

『かぐや姫の物語』の声優陣を振り返ると、単に知名度の高い俳優を集めた作品ではないことが見えてきます。

朝倉あきの自然な声の表現、高良健吾の捨丸役、地井武男が残した翁の演技、宮本信子の媼としての温かさ。それぞれが作品の人物像を支えています。

加えて、三宅裕司による追加収録の経緯を知ると、映画の完成までにどれほど細かな調整が行われたかも理解できます。

作品を見直すときのおすすめポイント

- かぐや姫の表情と声を比較する: 朝倉あきの声が、喜びや怒り、悲しみなどの感情をどう表現しているかに注目する。
- 捨丸との場面を見直す: 高良健吾が演じる捨丸との関係から、姫が望んだ自由な暮らしを考える。
- 翁と媼の違いを意識する: 地井武男と宮本信子の演技を通じて、親の愛情の異なる形を読み取る。
- エンドロールを確認する: 三宅裕司の特別出演クレジットに注目し、制作の背景を振り返る。

声優情報を調べる際には、役名と出演者を確認するだけでなく、収録方式や追加収録の事情まで把握すると、作品への理解が一段と深まります。

【FAQ】ジブリ『かぐや姫の物語』の声優に関するよくある質問

Q1:ジブリ映画『かぐや姫の物語』でかぐや姫を演じた声優は誰ですか?

A1:朝倉あきです。高畑勲監督が実施したオーディションで選ばれ、主人公のかぐや姫を演じました。

Q2:捨丸役の声優は誰ですか?

A2:俳優の高良健吾です。かぐや姫の幼なじみで、山里で過ごした少女時代と深く関係する人物を担当しています。

Q3:翁役は地井武男と三宅裕司のどちらですか?

A3:本来の翁役は地井武男です。三宅裕司は地井の死去後に行われた追加収録で、翁の一部に当たる6シーンを担当しました。

Q4:地井武男は亡くなる前に収録していたのですか?

A4:はい。2011年夏にプレスコ収録を行っています。2012年6月に亡くなりましたが、生前の音声が本編に使用されました。

Q5:宮本信子は何役を演じていますか?

A5:かぐや姫の育ての母である媼と、物語の語りを担当しています。

Q6:高畑淳子、田畑智子、立川志の輔はそれぞれ何役ですか?

A6:高畑淳子は相模、田畑智子は女童、立川志の輔は斎部秋田を担当しています。

Q7:『かぐや姫の物語』はいつ公開されましたか?

A7:2013年11月23日です。高畑勲監督によるスタジオジブリの長編アニメーションで、上映時間は約137分です。

Q8:2026年現在、声優の変更や新キャストの発表はありますか?

A8:2026年の作品情報でも、公開時のキャストが基本情報として紹介されています。特に注目すべき補足情報は、地井武男と三宅裕司による翁役の収録経緯です。

まとめ:『かぐや姫の物語』の声優は朝倉あき、翁役の代役は三宅裕司

スタジオジブリの『かぐや姫の物語』では、朝倉あきが主人公のかぐや姫を演じ、高良健吾が捨丸、地井武男が翁、宮本信子が媼・語りを担当しました。

そして、作品の制作背景で特に印象的なのが、地井武男の死去後に三宅裕司が翁の一部を追加収録した出来事です。地井の生前の演技を残しながら、三宅が6シーンを補完することで、映画は完成へと進みました。

2026年現在も、公式作品情報に掲載されるキャストの基本構成は変わっていません。声優の名前だけでなく、プレスコという独特の制作手法や、出演者同士の関係、追加収録の背景まで知ることで、高畑勲監督が描いたかぐや姫の物語をより深く味わえるはずです。

同じカテゴリの記事

長谷 莉子
コンテンツディレクター 長谷 莉子
プロフィールを見る →

芸能ニュース担当として3年以上の取材経験。geinou領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

おすすめの関連記事