アニメ『サザエさん』に登場する人気キャラクター、波野イクラ。おなじみの「ハーイ」「チャーン」「バブー」という愛らしい声を長年担当してきたのは、声優の桂玲子さんです。しかし、2025年6月1日放送分から担当声優が平井祥恵さんに交代しました。さらに2026年3月4日には、桂玲子さんが同年2月22日に89歳で亡くなっていたことが所属事務所から発表されました。
現在のイクラちゃんの声優は平井祥恵さんです。桂玲子さんが約54年間にわたって築いてきたキャラクターの印象を、平井さんがどのように受け継いでいるのか。2人のプロフィール、歴代キャスト、交代の経緯、代表的な出演作品、そして3つの短い言葉に込められた演技の特徴まで、2026年11月現在の情報を整理します。
【2026年最新】イクラちゃんの声優は平井祥恵!2025年6月に交代

2026年現在、『サザエさん』の波野イクラを演じているのは、声優の平井祥恵(ひらい・さちえ)さんです。
交代が行われたのは2025年6月1日放送分から。アニメ『サザエさん』の公式ブログが同日、イクラ、カオリ、リカの3役について、新しい担当声優を発表しました。
それまでイクラ役を担当していたのは、ベテラン声優の桂玲子さんです。1971年から2025年5月まで約54年間、イクラちゃんの声を届けてきました。
今回の交代は、単に出演者が変わったというだけではありません。半世紀以上にわたって視聴者に親しまれてきた声が変わるという、長寿アニメならではの大きな節目でした。
2026年現在の担当声優は平井祥恵さん
平井祥恵さんは、声優事務所・賢プロダクションに所属する声優です。
同事務所の公式プロフィールにも、『サザエさん』の出演作品として「イクラちゃん」「星宮くん」などが掲載されています。
また、平井さんはイクラ役を引き継ぐ以前から同作品に出演していました。報道では、イカコやリカちゃんのママなど、複数の役を担当していたことも紹介されています。
そのため、作品の世界観や登場人物の関係性を理解したうえで、イクラ役を受け継いだ声優といえます。
波野イクラはどんなキャラクター?
波野イクラは、波野ノリスケとタイコの息子です。磯野波平の甥にあたるノリスケの長男で、磯野家とは親戚関係にあります。
フジテレビの公式キャラクター紹介では、イクラの年齢は1歳半くらいとされています。好奇心旺盛で、元気いっぱいのわんぱくな性格です。
タラちゃんとも仲がよく、作品の中では幼い子どもならではの行動や表情が物語にかわいらしいアクセントを加えています。
言葉を自由に話す年齢ではないため、限られた発声で感情や意思を表現することが、イクラ役の大きな特徴になっています。
【声優交代の経緯】桂玲子から平井祥恵へ!歴代キャストを時系列で整理
イクラちゃんの声優交代は、2025年6月1日に公式ブログで発表されました。
発表されたのはイクラ役だけではありません。桂玲子さんが兼任していたカオリ役とリカ役も同時に交代しています。
2025年6月1日の公式発表内容
アニメ『サザエさん』公式ブログは、2025年6月1日付で「イクラ」「カオリ」「リカ」の担当声優が同日の放送分から変更になると告知しました。
「長きに渡りご担当頂きました『桂玲子さん』有り難うございました。」
これは公式ブログに掲載された、桂玲子さんへの感謝の言葉です。長年にわたって3役を演じてきた桂さんの功績を、制作側が正式に伝えた発表でした。
イクラ・カオリ・リカの新旧キャスト比較
| キャラクター | 交代前の声優 | 2025年6月以降の声優 |
|---|---|---|
| 波野イクラ | 桂玲子 | 平井祥恵 |
| カオリちゃん | 桂玲子 | 小白川愛菜 |
| リカちゃん | 桂玲子 | 北原沙弥香 |
この表から分かるように、今回の変更では3人のキャラクターすべてに新しい担当声優が起用されています。
とくに注目したいのは、イクラ役と同時に、桂さんが長年演じていたカオリとリカも交代した点です。1人の声優が複数の役を担当していたため、キャラクターごとに新しい演者へ引き継ぐ必要がありました。
イクラちゃんの歴代声優は何人?
公表されている担当履歴を整理すると、イクラ役の声優は次の2人です。
- 初代:桂玲子さん(1971年~2025年5月)
- 2代目:平井祥恵さん(2025年6月1日~現在)
つまり、イクラちゃんは長年にわたり桂玲子さんが担当し、2025年の交代によって平井祥恵さんが2代目となりました。
なお、アニメ『サザエさん』自体は1969年10月5日に放送を開始しています。番組の放送開始年と、桂さんのイクラ役の担当開始年は同じではありません。イクラ役の担当期間を考える際には、この違いを押さえておく必要があります。
【初代・桂玲子のプロフィール】54年間イクラちゃんを演じた声優の経歴と代表作
イクラちゃんの初代声優として知られる桂玲子さんは、日本のアニメ黎明期から活躍してきたベテラン声優です。
『サザエさん』のイクラ役だけでなく、複数の人気アニメで印象的なキャラクターを演じてきました。
桂玲子の基本プロフィール
- 名前:桂玲子(かつら・れいこ)
- 本名:金内玲子
- 出身地:福岡県
- 所属:東京俳優生活協同組合(俳協)
- 誕生日:2月8日
- 逝去:2026年2月22日
- 享年:89歳
- 代表的な役:波野イクラ、さよちゃん、オモッチャマなど
桂さんは1958年に九州朝日放送の放送劇団に入団し、その後、文学座の研究所で演技を学びました。1964年から東京俳優生活協同組合に所属し、声優としてのキャリアを積み重ねています。
声優という仕事が現在ほど広く認知されていなかった時代から、テレビアニメや吹き替えなどで活躍してきた人物です。
イクラちゃんの担当期間は約54年間
桂玲子さんがイクラ役を担当した期間は、報道によると1971年から2025年5月までです。
約54年間という長い年月にわたり、同じキャラクターの声を担当してきました。
2025年5月放送分が桂さんによる最後のイクラ役となり、翌6月から平井祥恵さんに引き継がれています。
長寿アニメでは声優交代そのものは珍しくありません。しかし、半世紀以上にわたって同じ声優が担当してきたキャラクターの場合、声の印象が作品の記憶と深く結び付いています。
イクラちゃんの声を聞いただけで、過去の放送や家族と一緒に見た日曜日の夕方を思い出す人がいるのも、長年の積み重ねがあってこそです。
『一休さん』のさよちゃんなど代表作も多数
桂玲子さんの代表作として、イクラちゃんと並んで知られているのが、アニメ『一休さん』のさよちゃんです。
ほかにも、次のような役を担当しています。
- 『サザエさん』:波野イクラ、かおりちゃん、リカちゃん
- 『一休さん』:さよちゃん
- 『ヤッターマン』:オモッチャマ
- 『フランダースの犬』:アロア(2代目)
- 『新オバケのQ太郎』:O次郎(2代目)
こうした出演歴を見ると、桂さんが幼い子どもから愛らしいマスコットキャラクターまで、幅広い役柄を演じてきたことが分かります。
とくに『サザエさん』では、イクラだけでなく、年齢や性格の異なるカオリやリカも演じ分けていました。複数のキャラクターに異なる個性を与える表現力も、長年にわたって評価されてきた理由の一つです。
【2代目・平井祥恵のプロフィール】経歴・出演作品・イクラ役の評判
桂玲子さんからバトンを受け取った平井祥恵さんは、賢プロダクションに所属する声優です。
後任に起用されたことで注目度が高まりましたが、もともと『サザエさん』をはじめ、テレビアニメや海外作品の吹き替えなどで活動してきた実績があります。
平井祥恵の基本プロフィール
- 名前:平井祥恵
- 読み方:ひらい・さちえ
- 誕生日:4月19日
- 出身地:奈良県
- 所属事務所:賢プロダクション
- 特技:関西弁
- 趣味:写真撮影、人間観察、ゲームなど
賢プロダクションの公式プロフィールによると、平井さんは専門学校で演技を学んだ後、同事務所の付属養成所であるスクールデュオに入所。その後、賢プロダクションに所属しました。
なお、生年や年齢は所属事務所の公式プロフィールには掲載されていません。誕生日と出身地は公表されていますが、公開されていない年齢を推測して紹介するのは適切ではありません。
平井祥恵の主な出演作品
平井さんはアニメだけでなく、海外ドラマや海外アニメの吹き替えでも活動しています。
代表的な出演作品には、次のようなものがあります。
- 『サザエさん』:イクラちゃん、星宮くん、その他複数の役
- 『響け!ユーフォニアム』:姫神琴子
- 『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ:久々利武弥
- 『HAWAII FIVE-0』:ノエラニ
- 『ブルーイ』:クロエ
- 『しゅつどう!パジャマスク』:アマヤ/アウレット
このように、平井さんは子ども向け作品から幅広い年齢層を対象とした作品まで、さまざまなジャンルで経験を重ねています。
平井祥恵のイクラちゃん役の評判は?
声優交代後、視聴者が気になるのは、やはり桂玲子さん時代との違いでしょう。
50年以上にわたって親しまれてきた声には、視聴者それぞれの記憶や愛着があります。そのため、交代後の声を聞いて違いを感じること自体は自然な反応です。
一方、平井さんには『サザエさん』での既存の出演経験があり、作品の演技スタイルを理解したうえでイクラ役を引き継いでいます。
評価する際には、以前の声を完全に再現しているかどうかだけで判断しないことも大切です。イクラというキャラクターの元気さや幼さ、場面に応じた反応を自然に表現できているかが、後任としての重要な評価基準になります。
なお、平井さんのイクラ役について、視聴者全体の評価を示す公的なアンケートや統計は確認できません。個人の感想と、客観的な評価データは区別して受け止める必要があります。
【ハーイ・チャーン・バブー】イクラちゃんの3つのセリフに込められた演技
イクラちゃんを象徴するものといえば、「ハーイ」「チャーン」「バブー」の3つの言葉です。
長いセリフを話すことがないイクラですが、この3つの発声によって、視聴者はキャラクターの意思や感情を感じ取ることができます。
フジテレビの公式キャラクター紹介でも、イクラはこの3つの言葉を使い分けて話すキャラクターとして紹介されています。
「ハーイ」は元気な返事のイメージ
「ハーイ」は、イクラちゃんの代表的な発声の一つです。
呼びかけに応じたり、周囲の人に反応したりする場面で印象に残る言葉です。明るく元気な幼児らしさを感じさせる表現として親しまれています。
「チャーン」はイクラちゃんらしさを象徴する声
「チャーン」も、イクラちゃんを思い浮かべるときに欠かせない発声です。
独特の響きとリズムがあり、ほかのキャラクターの声とは異なる個性を生み出しています。
「バブー」は幼児らしさを感じさせる発声
「バブー」は、赤ちゃんらしい響きを持つ言葉です。
イクラちゃんの年齢設定や、まだ流暢に話せない幼児というキャラクター性を象徴しています。
3つの言葉だけでキャラクターを成立させる難しさ
声優の仕事は、単に決められた言葉を発声するだけではありません。
とくにイクラ役の場合、使用する言葉が限られているため、声の高さ、長さ、強弱、テンポ、間の取り方などが重要になります。
同じ「ハーイ」でも、周囲の状況や表情によって受け取られ方は変わります。映像の動きや他の登場人物の反応と組み合わさることで、短い発声が一つの意思表示として伝わります。
桂玲子さんが長年にわたって作り上げてきたイクラちゃんの印象は、こうした細かな表現の積み重ねによって形成されてきました。
平井祥恵さんにとっても、限られた言葉の中でキャラクターの個性を表現することは、重要な演技上の課題といえます。
【2026年3月の訃報】桂玲子さんは89歳で逝去、公式発表と報道の内容
2026年3月4日、イクラちゃんの初代声優として知られる桂玲子さんの訃報が発表されました。
所属していた東京俳優生活協同組合(俳協)が公式サイトで公表した内容によると、桂さんは2026年2月22日午前9時33分、誤嚥性肺炎による呼吸不全のため亡くなりました。享年89歳でした。
桂玲子さんの訃報が公表されたのは2026年3月4日
所属事務所の発表では、通夜と葬儀は親族の意向により近親者のみで執り行われたとされています。
また、長年にわたって応援してきたファンや関係者に向けて感謝の言葉が掲載されました。
ここで押さえておきたいのは、イクラ役の交代と桂さんの逝去は別の時期に起きた出来事だという点です。
桂さんは2025年5月までイクラ役を担当し、同年6月に平井さんへ交代しています。その約9か月後に、桂さんの訃報が公表されました。
最後のイクラ役は2025年5月放送分
スポーツニッポンの報道によると、桂さんの最後の仕事は2025年5月放送の『サザエさん』でした。
翌6月から平井祥恵さんがイクラ役を引き継いでいます。
この時系列からも、2025年6月の交代は、2026年の訃報を受けて実施されたものではないことが分かります。
交代の具体的な理由について、公式ブログは詳細を説明していません。高齢だったことを理由として断定することはできませんが、結果として桂さんの長い担当期間は2025年5月に一区切りを迎えました。
2026年3月8日には『サザエさん』でも追悼
桂さんの訃報を受け、2026年3月8日放送の『サザエさん』では、番組内で追悼のメッセージが表示されました。
番組では、波野イクラだけでなく、カオリやリカも担当していた桂さんの演技を振り返り、長年の功績に感謝を伝えています。
一つのキャラクターを50年以上にわたって演じ続けた声優の歩みは、作品そのものの歴史とも重なっています。
【よくある誤解を検証】イクラちゃんの声優交代と桂玲子に関する疑問
声優交代や訃報をめぐっては、交代時期と発表時期が混同されることがあります。ここでは、特に間違えやすいポイントを整理します。
声優交代は桂玲子さんの訃報が原因だった?
いいえ。交代は2025年6月1日放送分から実施され、桂さんの逝去は2026年2月22日です。
時系列が明確に異なるため、訃報を受けて交代したという説明は正しくありません。
イクラちゃんの声優は何度も交代している?
公表されている担当履歴では、初代の桂玲子さんから2代目の平井祥恵さんへの交代が確認できます。
長年桂さんが担当していたため、歴代声優が何人もいるように考える必要はありません。
桂玲子さんはイクラちゃんだけを担当していた?
いいえ。『サザエさん』ではカオリとリカも担当していました。また、『一休さん』のさよちゃんや『ヤッターマン』のオモッチャマなど、他作品にも代表的な出演歴があります。
平井祥恵さんの年齢や結婚歴は公表されている?
所属事務所の公式プロフィールには、誕生日や出身地、趣味、特技、出演作品などが掲載されていますが、生年や年齢は掲載されていません。
結婚歴や家族構成についても、公式プロフィールに記載された情報はありません。声優としての活動実績と、非公開の私生活に関する情報は分けて考える必要があります。
【イクラちゃんの声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、イクラちゃんの声優は誰ですか?
A1:2026年現在は平井祥恵さんです。2025年6月1日放送分から、桂玲子さんに代わって波野イクラ役を担当しています。
Q2:初代イクラちゃんの声優・桂玲子さんはいつ亡くなりましたか?
A2:2026年2月22日午前9時33分に、誤嚥性肺炎による呼吸不全のため亡くなりました。享年89歳です。所属事務所が3月4日に発表しました。
Q3:桂玲子さんは何年間イクラちゃんを担当しましたか?
A3:報道によると、1971年から2025年5月までの約54年間です。半世紀以上にわたって同じキャラクターを演じ続けました。
Q4:イクラちゃんの声優が交代したのは何年何月ですか?
A4:2025年6月1日放送分からです。アニメ『サザエさん』公式ブログが同日、平井祥恵さんへの交代を発表しました。
Q5:平井祥恵さんの代表的な出演作品は何ですか?
A5:『サザエさん』『響け!ユーフォニアム』『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズなどです。海外ドラマや海外アニメの吹き替えでも活動しています。
Q6:イクラちゃんの「ハーイ」「チャーン」「バブー」は誰が考えたのですか?
A6:公式キャラクター紹介では、この3つの言葉を使い分けるキャラクターとして説明されています。特定の発案者や制作経緯については、公式に確認できる詳しい説明はありません。
Q7:桂玲子さんは『一休さん』にも出演していましたか?
A7:はい。『一休さん』では、さよちゃん役を担当していました。ほかにも『ヤッターマン』のオモッチャマ役など、数多くのアニメ作品に出演しています。
まとめ:イクラちゃんの声優交代は54年間の歴史を受け継ぐ新たな節目
2026年現在、アニメ『サザエさん』のイクラちゃんを担当しているのは、2代目声優の平井祥恵さんです。
初代の桂玲子さんは1971年から2025年5月まで約54年間にわたってイクラ役を担当し、「ハーイ」「チャーン」「バブー」という特徴的な声で多くの視聴者に親しまれてきました。
2025年6月1日から平井祥恵さんへ交代し、その後2026年2月22日に桂さんが89歳で逝去。3月4日に所属事務所から訃報が発表され、3月8日には番組でも追悼のメッセージが伝えられました。
今回の出来事を振り返るうえで大切なのは、桂さんが築いた歴史と、平井さんが担う現在の役割を、それぞれ正しく理解することです。
声優交代は、過去の演技を消し去るものではありません。長く愛されてきたキャラクターの個性を守りながら、新しい演者がその先の物語を紡いでいくための節目です。
桂玲子さんが残した54年間の足跡と、平井祥恵さんが受け継いだイクラちゃんの声。これからも『サザエさん』を見続ける際には、両者がつないできたキャラクターの歴史にも注目したいところです。
主な根拠資料: アニメ『サザエさん』公式ブログ、東京俳優生活協同組合の訃報、賢プロダクション公式プロフィール、フジテレビ公式キャラクター紹介、スポーツニッポン、ORICON NEWS。